118:人物紹介その③
登場人物紹介その三 【株式会社AQUARIaスタッフ】
●チーフ
種族:人間男性
以下略。
自社開発運営を行うAQUARIaでは、開発専門チームと、運営及び準開発チームの二つに別れている。
酷使されているのは後者。この後者のチーフマネージャーを務める人物であり、名前は――無い。
決して作者が面倒だからとかそういう事では、ある。
年齢四十歳。長身でそこそこイケテル中年男性だったりする。イメージとしては舘ひろし。
すげーっイケテル!!
元々大学生の頃に当時AQUARIaが運営していた外国産MMOで、ゲームマスターアルバイトをしていたのが入社のキッカケ。
入社当時は開発部門に配属され、プログラマーとして働いていた。
今回の『Imagination Fantasia Online』でチーフの座に君臨。
ただ癖の強い部下があまりにも多いため、最近は抜け毛に悩まされているらしい。
都内のアパートに一人暮らし。たぶん家賃は十万以下のワンルーム。
●小松
種族:人間女性
以下略
チーフの部下であり、『Imagination Fantasia Online』でのキャラクターデザイン兼グラフィックを担当している。
それ以外にもゲーム内監視(バグ、不具合、プレイヤー全体のゲーム進行状況)も行って(されて)いる。
美人であるが自他共に認める腐女子であり、思った事はズケズケ言うタイプ。その為、社内で彼女を恋愛の対象として見ているスタッフは皆無である。
尚、他の男性スタッフも二次元しか愛せないだのロリだの、まともな奴が少ないという理由もあったりなかったり。
受付ロビーサポートAIスタッフのシンフォニアは、小松がモデルになって作られている。
●坂本
種族:人間男性
以下略
フィールドマップのグラフィクを担当、兼ゲーム内監視スタッフ。
グラフィック担当者は他にも居たが、クロードベータ開始前に急性胃腸炎で入院。
現在は彼一人である。その為、精神的に追い込まれたのか、時折ドット抜け修正地獄という幻覚を見て発狂し覚醒する。
●池田
種族:人間男
以下略
ゲーム内監視兼ゲームマスター専属スタッフ。
疲労困憊の他スタッフを気遣って、仮眠室に運ぶ作業を率先して行っている。
親切心からではない。
自身が仕事をさぼるためだ。仕事をサボってメイド喫茶に通いつめている。
給料の半分ぐらいはメイド喫茶代だ。
尚、女性タイプの受付ロビーサポートAIスタッフがメイド服なのは、彼の発案である。
●守山
種族:人間女性
以下略
担当部門不明。
一見おっとり型の清楚な印象。だがその実、毒舌女である。
主人公がオープンベータ特別技能として与えられた『近魔―命、大事に――』の考案者。
●加藤
種族:人間男性
以下略
担当部門不明。
ゲーム内でプロポーズをして成功したプレイヤーに贈る『愛の伝道師』技能の発案者。
オープンベータ二日間の間にプロポーズする真性リア充なんて居るハズない。
そう思って習得者ゼロになりそうな技能を考えたのだが、まさかのゲット者が現れ発狂する。
リア充爆ぜろ。それが彼の心情であった。
もちろん彼女居ない歴=年齢の三十四歳。御当地アイドルヲタクである。
●松田陣
種族:人間男性
以下略
突然フルネームになった運営中の人第三回目に登場の人物。
ゲーム内の公式イベント企画主催担当のスタッフ。
うっかりミスの多い人物で、イベント開催時にオフにしていなければならないシステムをオフし忘れ、まさかのエリア解放用モンスター出現。
このミスによって、当初予定していたスケジュールより、一週間早くエリアが解放されてしまった。
反省はしていない。
●山木紀架
種族:人間女性
以下略
松田と同じくイベント企画主催担当スタッフ。
この社内では気の強い女性しか生き残れないのか、彼女もまた気が強く彼氏も居ない。