表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/117

「前鬼様、駄目ですよっ!」

「前鬼様、駄目ですよっ!」

後鬼ちゃんが私に向かって叫ぶ。

お昼ごはんの後、毛布にうずくまる私。

その肌触りに顔がのほほんと緩む。頬で擦ればたまらない。

心地よく、うとうととしているのに……起こされる。

「食べた後すぐ寝たら駄目なんですよ!」

「だって、食べたら眠くなるもん」

「そこにいるから、眠くなるんですよ!」

「だって、気持ちいいんだもん」

屁理屈のような、ごねているような返答。

そんなふうに後鬼ちゃんに答えていたら、また意識が沈んでいく。

私は寝ると、言わんばかりに顔を毛布に埋める。

突如、両脇腹にすっと手が入れられる。

後鬼ちゃんがしびれを切らしたのか私を持ち上げる。

「ぁー」

毛布、毛布、と手を伸ばすが毛布を掴むことが出来ない。

そのまま連れて行かれる。その間ずっと「ぁーぁー」言っていた。

普通に座らされるが、畳に横になる。頬に感じる特徴的な肌触り。

「あー、また寝てる!」

「ぁー」

また起こされる。もう頭が眠ることしか考えていない。

「じゃあ、寝な~い」

後鬼ちゃんに抱き着く。きょとんとする後鬼ちゃん。

「……あぁ、横にならないで、と言う意味ですか…」

ジト目で睨んでくる後鬼ちゃん。だが嬉しそうだ。

なんだかんだ言って、後鬼ちゃんの腕の中は心地よい。

まぁ寝ないと言っても、寝るのだけれど……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ