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「後鬼ちゃん、何してるの?」

「後鬼ちゃん、何してるの?」

前鬼様が起きてしまった。

彼女の手を後ろ手に拘束し、ちょうど足を交差させ、結んでいるときであった。

なんとか逃れようと手や足、身体をばたつかせるが意味がない。

逃げられても嫌なので、足は中途半端な拘束ではあるが諦めて身体を抱きしめる。

私の腕に収まる可愛らしい前鬼様。伝わってくる温もり、不安。

怯える肩を撫でたり、敏感な耳に息を吹き込んだり。私の思うがまま。

「うぅー」

唸り声のように私を威嚇してくる。寝起きで、しかも起こされた前鬼様はご機嫌斜めだ。

そんなことお構いなしに私はひたすらその身体を弄ぶ……

「えっ!?」

突如、前鬼様が私の腕の中から転がるように逃れる。咄嗟の出来事に私は面食らう。

中途半端な足の拘束が解け、自由になった足で転がったようだ。そのまま逃げようと身体を起こす。

簡単に逃がすわけにはいかない。彼女の片足に結びついたままの紐を引っ張る。

片足を引っ張られ、体勢を崩した前鬼様はなんとか受け身を取る。しかし片足は結びついたままだ。

私は紐を手繰り寄せる。解こうにも手を使えない前鬼様にそれは叶わない。

「い、いやっ」

引っ張れば引っ張るだけどんどんと近づいてくる。私から逃れようと前鬼様は自由な方の足をばたつかせる。

私はその足を片腕で受け止め、そして握る。唯一の自由を奪われて、今度は拘束された方の足をばたつかせる。

だが所詮は結ばれた足だ。紐を引っ張ればその足もたやすく私の手に収まる。

両方の足首をそれぞれ片手で握る。手が使えない前鬼様はどうする事もできない。

私は自身の足を前鬼様の股にあてがう。何をされるか悟った彼女は怯えるように首を左右に振る。

「や、やめて…」

前鬼様の嫌がる声に興奮してしまった私は、自身の欲望の赴くがまま、やめることができなかった。


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