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「前鬼様~」

「前鬼様~」

「後鬼ちゃん?」

後鬼ちゃんが甘ったるい声を出しながら寄り添ってくる。

畳の上に座っている私の下半身にまとわりつくように甘えてくる。

「もうっ!」

腰に手を回されくすぐられそうになったので止める。

そのまま後鬼ちゃんの上半身を転がして膝枕の体勢に持ち込む。

どちらかと言えば膝枕はされることが多いので、いざやるとなると楽しい。

大人っぽい中にまだ子供らしさを感じ取られる寝顔。

淡い桃色のほっぺと、弱々しい吐息。

そして透き通るような綺麗な髪。

膝枕の時にされるように髪を梳いてみる。溶けるような髪に手が心地よい。

ついでに可愛がるように頭を撫でてみる。

後鬼ちゃんは少し顔をしかめたが、気持ちよさそうにしている。

歩い程度撫でていると、ふと思いつく。

いつものお返しにとほっぺを指でつんつんする。

もうすでに眠っている後鬼ちゃんの反応は私の望むようなものではなかった。


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