はじめに
ふたりで静かな別荘に住んでいる前鬼と後鬼。
ふたりの静かでほのぼのとした日常。
前鬼
小さいけどお偉いさんの一人娘だから気が強い……はずなのだがいつも従者の後鬼に可愛がられる。
人が多いお屋敷が嫌になり、屋敷内でいたずらばかりしていたところ親に怒られてしまう。
親から静かな別荘を借りられたのはいいが後鬼とふたりっきりになってしまった。
幼い頃から世話をしていた後鬼が好きな反面、可愛がられたりいじめられたりするのは嫌なお年ごろ。
そんな時期だからこそ、自分から後鬼にどう接するかという問題が最近の悩みの種。
長めの髪はいつもくせ毛に悩まされ、自分ではどうすることもできず、髪型は後鬼の気分次第。
甘いものが好き。
後鬼
前鬼に小さい時から仕え、面倒を見ていたところ、普段気の強い前鬼に唯一ちょっかいを出せる従者。
家事はひとりで全部できるので、前鬼の親から別荘での生活を任せられる。
普段は世話に熱心だが、可愛い前鬼に我慢ができずに時々スイッチが入ってしまいます。
幼い頃から世話をしていたのもあり、前鬼のことは好みや弱点などをよく知っている。
非常に長い髪は普段から手入れされており、前鬼のあこがれである。
ついついちょっかいを出してしまう自分を抑制できないことから、若干自虐的に陥る癖がある。
「全部、可愛い前鬼が誘惑してくるのが悪い」と自分に言い聞かせている。