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068 読書開始 『法律とアイテム』

はい、毎度の説明回です。

ぱぱっと簡単に目を通していただければ。

 ざっと頭から『あなたも安心! 法律のほん』の内容に目を通してみました。

 私の予想通り、現実で犯罪行為となってしまうような行動は、このVRゲームの世界でも処罰の対象になるみたいですね。

 イラスト付きで判りやすく書いてあるといっても、大分文章量が多い内容でしたので、パラパラと全ページを眺めた後、目次を眺めて何か珍しい内容の物はないか確認していたのですが。

 VRゲーム内とは言え、昔やったロールプレイングゲームみたいに、街中に建っている民家に問答無用で突入するとか、勝手に建物内の荷物を漁る! とかは当然の如く駄目みたいですね。現実準拠。

 

 読んでいて、特徴的だなーと思った法律の一つに、街中での乱闘行為は厳禁! でも正式に手順を踏んだ『祝福の冒険者同士の決闘による戦闘行為』に限って、迷惑の掛からない場所を選び行うのであれば法律上は問題ない! という物でした。


 これは……訓練みたいな物でしょうかね? プレイヤー同士で戦うって事ですよねコレ。

 ドロップアイテムとかあるのでしょうか……ドロップって言うより落し物になりそうだし無いか。


 現実世界なら街中で決闘とかやったら、物凄い大事になりそうですけれど……

 ゲーム内であれば痛みとかも殆ど無いし、スポーツ感覚で出来るのかな。

 私はちょっと遠慮したいですね。


 後は、街中での高威力攻撃魔法全般の行使禁止! とか、街中で大量のアイテムを不法に投棄する事を禁止する、とかですね。普通のRPGゲームだとやりかねない行動です。


 あと、警備兵に職務質問された場合は速やかに従う事、等も記載されていました。

 おまわりさんに声を掛けられた的な? 警備兵ってガルドスさん見たいな方々の事かな。


 あと、この本を見てちょっと安心した事が一つ。


 今までコッソリと公園でポーション生産作業をしていましたが、法律的には問題ない行動なのかどうか……その辺り未だに不安が残っていたのです。

 ですが、この本によると特に禁止されている行動では無いようでした! いやー一安心ですよ。


 ですが、匂いや煙などが出るような生産行為は慎むように、と記載はされています。

 近隣の住民からの苦情に基づいて、罰金又は短期間拘留などが発生する場合もあるので注意、とも。


 私の行ってきた生産行動的には、今の所は煙も出ておりませんし……確か匂いも問題無かった筈。

 苦情が来る様ならば即刻生産中止しなさい! っていう事ですよね。しっかりと把握致しました。


 あとは、祝福の冒険者がフィールドで魔素迷宮を発見した時には、最寄の町に対しての報告義務が発生するので注意されたし、という一文を確認。

 ふむふむ……見つけたら場所を知らせないと怒られる所の話ではなく、発覚時に犯罪行為と取られる事もあるという事でしょうか。

 プレイヤーが魔素迷宮を発見した場合は、神殿の女神様パワーを発しているご本尊? に兆しがあるらしいのでバレるとの事。


 見つけても知らせない人とか居るんでしょうか? 謎だ。


 他にも、関係者以外の立ち入りを禁止している区域内での、ログアウト行為を禁止するという事が書かれているページも発見。

 これはゲームのシステム的には何ら警告が出てこないらしいので、十分に気をつけてください、と赤い大きな文字で書かれています。


 何かの間違いや、故意に禁止区域でのログアウトを行うと『建造物に対する不法侵入』と同等の措置が取られるとか?


 次回ログインしたときに、その場所に出てしまうからなのでしょうか? 難しい所ですね。


 そもそも、私には関係者専用の場所にお邪魔する機会がないとは思うのですが。

 数ページに渡って重要っぽい感じで説明されているので、内容はしっかり覚えておきましょうか。

 無駄知識にならない事を祈りつつ。


 後は色々と迷惑行為を町の中でしないように、といったページがありまして。


 高い所に登ったり水に潜ったり、装備を全部外して歩き回ったり(!?)しないように等、書かれております。うん、この辺りも大体現実と遜色ない感じです。

 ペラペラと大体目を通す感じで読んで来ましたが、これ以上は何か疑問に思ったことが出来たときにでも、また調べに来るとしましょうか。


 さて、次に手に取りました4冊目は『スキルのしくみ あれこれ』という本。


 ある程度は【ガイド】さんに説明を受けておりますが、確認の意味合いを籠めてこの本をチョイスしてまいりました。相変わらず表紙にはラビの絵が描かれております。


 剣やフラスコ等様々なアイテムに囲まれた状態のラビが、アゴに手を当てて首を傾げて考え込んでいる、という感じの絵ですね。

 早速中身を拝見いたしましょうか。


 書かれていた内容は、大体【ガイド】さんに説明された事柄と同じ感じでした。

 読み進めて気になった内容の一つ目としては【習得P】を消費しなくても、適切な人物から手ほどきを受けて訓練を行う事により、スキルを取得する事が一応可能である、という物。


 【習得P】でスキルを得るのはシステム的な物とすると、訓練でスキルを得るのはより現実に近い感覚での行為、という事でしょうか。


 説明文に【一応】可能と書いてあるのが気になる所ではありますが。

 やっぱり才能みたいなものが有るのでしょうか。


 気になった内容二つ目は、特定のスキルを所持した状態でのみ手に入るスキルが存在する、と云う点。

 これはスキルを成長させる事では手に入らず、特定の行動や特定人物に知識を授かる事で可能になる、という感じらしいです。

 スキルを取得したら育てる事に専念しすぎないで、色々試してみてね! という事が言いたいのでしょうか。頻繁に装備しているスキルを入れ替えたりしている人だと、こういった特殊なスキルに気が付くのは難しそうです。


 まぁ私は未だ【習得P】もスキルの欄も余らせているのですけど。

 だってスキル沢山ありすぎて、どれが良いとか決まらないんですよ!

 多い選択肢に嬉しいやら困るやら。


 あとは、取得したスキルのレベルを上げていくと【習得P】が入手できるらしいです!

 やっとポイントの入手方法が判明しました!


 スキル取得の流れとしては……

 スキルを取る→レベル上げる!→ポイント戻ってくる→新しいスキルゲット! という感じでしょうか?


 何か必要なスキルが出てくるまでポイントを温存するか、一先ず気に入ったスキルを大量に取得して、そこからレベル上げする事でポイントを戻していくか。どちらの方法で進めていくか、ちょっと悩ましい所です。

 でも、今の所はスキル関連で困っていたりはしないのですよね。

 とりあえず現在持っているスキルのレベルがある程度まで成長したら、次を考えて見ましょうか

 ……問題の先送りとも言う。


 次が持ってきた本のラスト5冊目『しっておきたい 【アイテム】の色々』という本。

 題名からして生産を頑張っている私にぴったりな感じがします。


 毎度お馴染みラビの絵が書いてあります。もう見慣れたものですね。


 大きいリュックの様なものを背負ったラビが汗をかきながら歩いていて、リュックのスキマからアイテムがポロポロと漏れ出ている、といった感じの絵です。

 アイテムボックスが無い住民さんだと、きっと大量に物を持つ時は、こんな感じになるんでしょうね。


 表紙を開いて中身を確認して見ますと。アイテム詳細を確認した時に見える、様々な項目の説明が記載されておりました。これは色々ためになりそうな本だぞ!


 まず『アイテム名』の説明からはいっています。ココから説明が必要なのか。


 まぁ内容はそのまんまで、アイテムに設定された名称および命名者によって決定された識別名、と説明されています。

 この『アイテム名』というのは神話のお話でも出ていた『流転の女神』様の体に蓄積されている、様々な知識から決定され導き出される固有の名称? という物らしいです? 何だか難しいですね。


 世界の何処にでも居るし、どこにも居ない、身近で遠い存在。

 というのが『流転の女神』様の立ち位置? らしいです。非常に哲学的な存在ですね。


 『スキル』という呼び水に反応して『知識』を授けてくれるとか? 簡単なような難しいような。うーむ。


 次に『等級』についての記載ですが、コレにはある程度のランク付けがされている以外、そのアイテムが出来る過程によって様々な『等級』が存在するらしく、一言では言い表せないとか何とか。

 取り合えず目安にはなるけれども、あまり気にしすぎても仕方のない部分らしいです。


 一例として幾つかのグレードが記載されていますが、主に使い物にならない様なものに付される物が『等級外』(オフグレード)『粗悪』(クルード)の2種類との事。


 私が作ったアイテムの中には見当たらなかったので、一先ず安心です。

 不良品売りつけるとか出来ませんので!

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