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227 素材 ホクホク テンプレ 遭遇

ある意味で定番の奴らが! ついに登場!

そして狐娘の背後には……そう、奴らがいるのだ!(誇張表現

 無事目的を果たした私は、緩む頬を気にせずニヤニヤとしながらアイテムボックスに沢山詰まっている薬草を眺めます。ふぅはははは! 最高、最高の眺めじゃぁないか!


 順当に頑張った事に対する何の問題も無い成果だとしても、こうやってズラリと同じアイテム名が並ぶこの様は中々壮観な光景ですね! 

 ……まぁコレをお薬に加工する作業が、丸々残っている状況なんですけれどね?


 そして大量に並ぶ【薬草】や【魔力の花】の下には例の虫魔物の素材が多数。

 例の羽根や甲殻といった物から、微妙に貴重品っぽい感じで入手量の少ない【フォレストホッパーの硬甲殻】とかいうアイテムもありました。


 名前どおりに硬い部分なのかな。

 鎧とかに使うのでしょう多分。


 取り出していないので見た目は判りませんし、詳細も詳しく出ませんでした。

 詳しく見たくは無いですので助かります。


 入手したバッタ素材を組み上げたら、原寸大バッタ人形が完成するんじゃないのかな……なんて想像をして一人でゲンナリしつつ、指先を動かしてずらりと並ぶアイテム一覧を確認し終わった私。


 もう何度目かになるであろう、聞き覚えのあるガサガサと茂みを揺らす音が耳に飛び込んできます。


 そこから姿を現した、恐らく既に2桁に突入しそうな遭遇率であるバッタの襲来に対して、コーメェと共に堅実な動きで対応するのでありました。


 こっちくんな!

 対応と言っておりますが、私は殆どと言うか一歩も動いておりませんけどね。


 コーメェが相手の攻撃時の動きに合わせて、丁度良いタイミングで体当たりして吹き飛ばしてくれるので、安心して一歩も動かずにバッタに対して魔法を乱射する事が可能でして。私は砲台、砲台なのだ。砲台フワモなのだ。


 ちょっとそこ、怠け者な主人といわないで欲しい。

 肉体的には問題なくとも、やっぱり精神的には無茶はしたくないのですよ。


 もう何度も何度も何度も、ヤツが草むらを揺らしてその風貌をデデーン! と見せ付けつつ出てくるもんですから、撃退戦闘行為そのものには慣れましたけど、そりゃもうええ。

 基本的に、遠くからへっぴり腰で魔法飛ばすだけですから当然ですが。


 でもね、見た目の方には全く慣れないのです。

 あのサイズのバッタが、ギチギチって言いながらこっちの顔目掛けて飛び掛ってくる様は、何をどうやっても、何度見たとしても、怪しげなクリーチャーのアレです! 純度100%で!


 ね? 17歳女子としては、慣れては駄目な対象だと思いますよね?

 その手の映画とかゲームが好きな子ならば、全然問題無いのかもしれないけど。


 私が映画を見るなら、大体判りやすいアクション物とかですし。


 あーそうだ、今度何か適当に話題のアクション映画作品でも見てみようかなー、なんてゲームと全く関係のない事を考えながら、疲弊した心を落ち着かせる為に近くにあった岩に腰を下ろし、そんな状況でもコーメェに危険が及ぶのは嫌なので一応周囲を警戒しておりますと。


 もう何本目か判らないほどにお馴染みになりつつある、あのモゲた足を私の元に運んできてくれるコーメェ……うん、えっと、ありがとうね。


 あれだね、魔物からアイテムを入手しているというその事実だけは嬉しいんだけどね、お金になると思うし多分何かに使える可能性が高いし。


 でもね、やっぱり何回見てもね、その足の見た目は強烈だよ。


 岩の上に座った状態で前屈した私は、足元で私を見上げているコーメェの口に保持されている、ピクピクしているあの足にプルプルする右手を伸ばし、顔を顰めつつ2本の指で摘んでアイテムボックスに収納します。


 ふぅ……保管するだけで一大事ですよ本当。

 何事なんですか本当に。誰に対する憤りだか既に謎ですよ。


 それに、一応大事に取っておいていますけれども。

 正直このアイテム、何に使うのかが全く想像できないんですよ。


 ……食べ物じゃ、ないよね……食べ物じゃないよね!?


 思わず二度念を押してしまうほどにはご勘弁願いたい想像。

 そんな呟きと共に勝手に私の脳が連想として想像、私が笑顔であの緑色の見た目な物体にムシャリ……と齧りついている様を思い浮かべた瞬間、無意識のうちに私ごと脳内モザイク処理を施してしまいます。


 いやだーぁ! みたくなーい!


 でもあの形、食べるなら、こうアレです。


 鳥のモモ肉みたいに掴んで、ですよね?


 ……うわぁ! いやだぁ食べたくない!


 コレを食べたら凄く強く慣れるよキミぃ! って笑顔で謎の偉い人に肩をポンポンと叩かれつつ一本差し出されても絶対イヤだぁ!


 そうだ、きっと違うものに使う素材だと信じます!

 お願いしますよ神様!


 誰も居ない森の中に流れている川のほとりで、両手で頭を抱えて俯き加減で、嫌な想像を吹き飛ばそうとブンブンと首を振りつつ唸っておりますと、先程倒したバッタの物であろう、小ぶりな魔石を咥えて私の元まで持ってきてくれていたコーメェが、うな垂れて激しい動きをしていた私の顔を見上げて不思議そうに首を傾げてます。


 あああ、私の愛するファンシー毛玉が視界に入った事によって、虫天国によって荒れた心はひとまず沈静状態に復帰する事に成功しました。丸くて白くて可愛い。


 うう、キミは癒しだよ……ああ柔らかいね。


 ワイルドな動きで例のブツ(虫の足)にかぶりつくという、脳内空間にいる強靭な精神を持った仮初めの自分を脳内から追い出す事に成功した私は、岩から腰を上げて地面に座り込みコーメェの背中を両手で優しくも激しくダイナミックに撫でて魔石をしっかりと受け取り、周囲の地面を見回して他に忘れ物が無いか確認します。


 そう、本来の目的である採取が終了したと言う事は、あとは町に戻るだけなので。


 身に付けていた物は全て問題なし、暖房具もスイッチはオフにしてあるのを確認済みです。

 武器も腰にもどしてあるし大丈夫かな?


 此処にくるときに掴みっぱなしだった尾羽も、ちゃーんと忘れずにアイテムボックスに収納してありますし。よし、問題無さそう!


 再度両目を凝らして川の周囲を見回してから、確かめるように一度頷きます。


 コーメェのお腹の部分と足を軽くポンポンと手で払って綺麗にしてから、取り合えず頭の上に乗せてシステムメニューを開きます。

 えーっと確か、この設定したウェイポイントのメニューの所に……あったあった!


 私の想像通りの場所で点滅して、押されるのを待っている【帰還する】のボタン!

 それでは! 初めてのウェイポイント機能による町への帰還を実行してみましょう!


 大きく息を吸い込んで、ふん! と気合を入れた私は人差指ををボタンに伸ばして……そっとそこに触れます。


 出てきたのは『帰還まで暫くお待ち下さい あと30秒』という追加のメニュー板……おお、ちゃんとカウントが進んでくれていますね。これはお外でログアウトする場合と一緒の感じなのかな。


 あれだね、戦闘中にこの機能を悪用して一瞬で逃亡する! なんて事が出来ないような機能設計思想になっているんでしょう。どんな状況でも一瞬で安全な場所にワープ出来る機能とか、そりゃもう凄すぎますからね。


 私の貧弱な想像力とVRゲーム知識しかない脳ミソでは、一瞬で戻れる機能の画期的な活用方法なんて全然思いつきませんが、その道のプロともなると悪用方法を多数発見できそうですし。


 まぁ私みたいなのが使う分には、こうやって待ち時間があっても全然問題無しです。

 むしろ、心の準備が出来るので逆に安心するというか。


 そんな事を考えながら腕組みして周囲を見回しておりますと、待ち時間が経過したようで足元からサーっと景色が流れていき……数秒後には見覚えのある路地にコーメェと一緒に立っている私。


 ……おおお! 本当になんの問題も無く戻ってこれたぞ! 凄いなぁ!


 身体に何か異常は無いか、軽く確認しましたが問題無さそうです。

 よし、それじゃ早速ポーション作業の方を開始する為に、何時もの場所へと向かう事にしましょうかね!


 頭の上に乗っけていたコーメェを両手を使って持ち上げて降ろし、抱きかかえて移動を開始する事にしたのですが……ちょ、ちょっと町の中がと言うよりは中央通りの人通りが凄い事になっている気が!


 全く持って私の予想通りだったというか、第二期募集の新規プレイヤーさんがアチコチに出没している事が原因なのでしょう。あれです、私がこのVRゲームを開始してこの世界に来た、その初日の光景を再度目にしている様な、そんな気持です。


 中央通りの両脇に立ち並ぶ建造物に興味津々な方々が、周囲を見回しつつ数人で移動している様がいたる所で見受けられます。豪華な装備を身につけている人が混ざっている事から、恐らく第一期プレイヤーさんと第二期プレイヤーさんの混成パーティか何かかな。


 お知り合いが第二期プレイヤーで合流したとか、そんな感じでしょうか。

 私には合流出来る相手なんていませんけどね!

 一人で地味にノンビリするんだ。


 チラリと視線を向けた安寧の女神様の神殿前では、似た様な感じの格好をした男女数人が、アレイアさんや他の方々に話しかけて何か質問している光景が。あー新規のプレイヤーさんが大量に流入してきて、早速お仕事忙しそうだなぁ……頑張ってくださいませ。


 念の為フードを深く被りなおした私は、腕の中で私を見上げているコーメェと軽く顔を見合わせて頷きあった後、すり足をする感じでシャカシャカ素早く移動を開始し、中央通りに足を踏み入れて周囲の人の流れに身を任せる感じで、毎度お馴染みな噴水の方角へと移動することにします。


 ワイワイと道端で会話している、他のプレイヤーさんの楽しそうな声を耳にしつつ……何とか到着した噴水前はというと、そりゃもう何だか人が多すぎて非常に大変な事になっております。


 こ、これはゲームサービス開始初日よりも多いのでは無かろうか。


 やっぱり第二期プレイヤーさんの待ち合わせとかで目印に使われているのかな。

 インパクトあるからね胃酸魚君。


 おっとそうだ、この場所で例の彼ら(クラスメート)も待ち合わせすると言っていましたし、迅速に移動を開始してこの場から離れなければなりません。小さい可能性もしっかりと一つ一つ潰していかねば。迂闊な私だからこそです。


 腕の中で周囲を見回しているコーメェを抱え直し、通りすがりですしイ=ヤッハーさん達が居るようならご挨拶だけでもして行こうかな? と思案しつつ足を踏み出そうとした時。


 予期せぬタイミングで、唐突にポンポンと左肩を叩かれました。


 ふぇ!? な、何でしょうか!?

 驚いて硬直しながらも、何とか後ろを振り向く感じで首を動かしますと。


 ……何やら男の人が数人立っておりまして。

 えーっと……多分見覚えの無い人だと思います。


 何だろう、何かぶつかったとかご迷惑お掛けしたのかな。


 気をつけて移動していたんだけどなぁ申し訳無い……なんて事を思いつつ取り合えず謝罪せねば! と身体を後ろに向けて顔を上げようとしたタイミングで、私の頭上から男性が声をかけてきました。


「ねぇキミ! 一人みたいだし、良かったらサ、コレから一緒にフィールドで話しながら定点狩りとかどう?」

「俺達今日始めたばっかりなんだけどさ! キミもそうじゃないかなと思ってさ、ほら、俺達前情報とか調べてっから色々知ってるし!」

「そうそう、出た装備とかも欲しいのあったらプレゼントするしさ! どうどう?」


 ……うん? えーっと?


 ……あれ、何だか予想と違うぞ?


 いきなりの出来事で思わず硬直、その間にも何やら色々な言葉が私に投げかけられているのを、何だか遠くから自分の事を眺めているような、そんな気持でボンヤリと聞きます。


 そうしてボケーっとした状態で10秒程経過した辺りで、一番最初にかけられた言葉に対して思考が追いついてきまして……えええええ!? 私と冒険ですか!? レッツパーティプレイですか!?


 全く知らない方から、パーティプレイに関して唐突に声を掛けられるとは思いませんでしたよ!? しかもこんな街中で、さらに周囲には大量に将来有望そうな凄腕っぽいプレイヤーさんが渦巻いているこの噴水前でですよ!?


 何やらフード越しに狐耳やら尻尾やらを触られている感じですが、私が狐人だから声をかけてきたという感じなのでしょうかね? ど、如何したら良いのやら!?

 これから頑張って、ポーションを作成しないと懐具合がヤバイのですけども!


 そもそもゲームプレイに使用出来る時間が限られているので、今お誘いを受けても少々困ってしまうのですが……ああどう答えたら良いものやら!

 そんな私の気も知らずに、笑顔で楽しそうに私に対して勧誘を続けていらっしゃる男の人達。


 こ、困った、どうしよう!

 そうだログアウトしちゃえば、いやいや唐突に逃げるとか失礼すぎる!


 んあー! 『街中で知らない人に声をかけられてパーティどう? って勧誘される事件』とか、私には敷居が高すぎる状況なんですけどぉ! 頭に血がのぼるぅ!


「ねぇねぇ、良いっしょ? ほら、別にオレらって紳士だし怖くないし?」

「そそ! 外でウサギでも倒しながらお喋りでもしようよ!」

「えっとその、あの、コレからやる事があって」

「えー? 俺達手伝っちゃうよー? マジでさぁー!」

「マジマジ! 俺ら色々やっててVRゲー慣れてっからさ!」


 頭上から投げかけられる声が、何処か遠くから聞こえてくるような錯覚を覚えながら、実を縮こませて事態の収拾にヒィヒィ言いつつ、脳内で悶絶踊りで脳内予定先生にすがり付きながら四苦八苦しておりますと。


 噴水前で立ち止まって、大きい声で引っ切り無しに私に声をかけている彼らに対して、それに付随する形で私に対して、周囲から興味深げな多数の視線が突き刺さります。


 ああああああこれはマズイ!


 先程お出掛けする前に、目立たないように気を付けよう! と決意したにもかかわらず、すでに意味も無く目立ってしまっているこの状況。

 激しく動悸息切れな、この落ち着かない気持を少しでも抑えるために、抱えていたコーメェをモミモミしつつ、何か打開策の取っ掛かりでも無いものかと、オロオロ意味も無く周囲を見回したそのタイミングで。


 またもや誰かが、私の肩をポンポンと叩く感触。


 ええええ!? これ以上何か事件が発生したら私の脳がオーバーフローを起こして、もれなく青い画面になってファンから煙を吹きますよ!?


 それでも。それでも振り向かずにはいられない訳で。

 恐る恐る振り向き見上げた私の視界には、見覚えのあるお三方。


 そして何時の間にか……私に激しく話しかけ続けていた男性の方達の声が聞こえなくなっておりまして。


 どうしたのかと振り向くと、立ったまま暫く硬直していた彼らは、後ずさる感じで数歩移動するとハハハシツレイシマシター! と何やら力無く笑って私の背後に声をかけた後、足早に何処かへ向かって移動していってしまいました。


 あああ……ゴメンナサイ、上手く対応できなかったよぉ……お断りするにしたって、もう少し的確な状況説明をして双方納得した状態で辞退するべきだったよね。うう、駄目だなぁ私。


 不甲斐無い自分のゲームスキルに絶望しつつガックリ肩を落とした私は、遠ざかっていく彼らの背中を見送って……先程私の肩を叩いたお三方へと身体の向きを変えて、ペコリと頭を下げます。


 皆さんいつ拝見しても判り易い髪形で、遠くからでもすぐに誰だか判ります!


「こ、こんにちわ! 近くを通ったのでご挨拶に伺おうかと思ってたんです!」

「いよぉ! フワモちゃん、変なのに絡まれて大変だったなぁ!」


 私の正面で、そういって笑顔で右手を上げたのはザコーダさん。

 腕組みをしてニヤリと笑いつつ、周囲を見回しながらザコーダさんの左右に控えているのは、イ=ヤッハーさんとモヒカーンさんです。


 私がこんな所で無様にオロオロしているのを発見して、わざわざ見に来てくれたのかな。

 うう、本当にありがとうございます!


「あいつ等逃げ足速いな……まったく、俺らが気が付いたときには、奴らもう耳やら尻尾やら触ってやがって……もう少し早く気が付いてりゃ良かったんだがスマンなぁ」

「へ? いや、別にその辺は大丈夫ですけど……むしろどうやってお断りしようか思いつかなくて大変でした!」


 コミュ力の低さがあからさまに露呈する事件でしたよ……こんな事では、楽しく可笑しくパーティでプレイするなど夢のまた夢でしょうね……望みだけは捨てずにいたい。お願いしますシューティングスターよ。


 ゲンナリとした気持でため息をつき、脳内予定先生の邸宅をのぞむ夜空に、キラリ燦然と輝く流れ星に願いを籠めて祈っておりますと。


 私の横に寄ってきたイ=ヤッハーさん、何やら腕を組んだまま苦笑いしつつ首を左右に振っております。


 ううう、呆れられてしまいましたかね。

 これから、これからですよ私も! 伸びしろは膨大にあるはず!


「あれだなぁ……相変わらずだなぁフワモちゃんはよ!」

「は、はあ、どうもありがとうございます?」

「第二期プレイヤー、募集要項ゆるくて結構マナー悪いのが混じってるから、ちゃーんと気をつけないと駄目だぜ?」

「よ、よく判りませんが判りました!」

「どっちだよ!? まぁ何かあったら力になるからよ!」


 イ=ヤッハーさんの横でモヒカーンさんも頷いておられます。


 この流れでイベントについてのお話、しちゃう!? しちゃいます!?


 もしかしたらご一緒にパーティとかいけるかも! なんて思いながら噴水前から何時もの露店横ポジションへと皆さんと一緒に移動している最中。


 イ=ヤッハーさんからこんな言葉を投げかけられまして。


「面倒かもしれないけどさ、これからはちゃーんと強めの設定で、ハラスメント調整項目弄っておいた方が良いぜ?」

「……へ? なんですかそれ?」

「……なるほど、そこからかぁ!」


 何時もの場所に腰を下ろしたお三方、何やら顔を見合わせて苦笑いしておられます。

 そんな何だか気になる反応に、思わず首を傾げる私。


 ……あれ、これ私ってば何か、やらかしてる可能性が高いですか?

 あっお前は何時も何かやらかしているだろ! とは言わない約束ですよ!?

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