222 今日も 今日とて 学校へ
第二期プレイヤー参入の日。
ゲイルさんの身体が心配です。
色々と世界に存在する様々な事象その他諸々、私が行う明日の活動に当ってそれと無く影響のありそうな物事を、脳内に広がるフィールド上で至極適当に並べ立て分類しながら、眠れー眠れーと念じつつ両目を瞑って唸っていたら。
小難しい感じでのたまっておりますが、要するに適当な事考えてただけです。
そんな感じでモソモソと布団世界で行動していますと。
何時の間にか、カーテンの隙間から明るい光が差し込む時間帯になっておりまして。
そう、つまり私の意識が存在するこの時間軸は、問答無用で金曜日の朝になっていました。
有り体に言うと、両目をまばたきしたら朝だった気分です。何故だ。
ああ、大分お早いお越しですね太陽さん。うう寝た気がしない。
私の意識がちゃんと何時の間にか、そりゃもう普通にフッっと気を失う感じで、眠りの世界へと両足からダイブしていたという事実に気が付いたのは、ユックリと意識を覚醒させつつ上半身を起こし、枕元に置いてあるアラーム機能搭載の目覚まし時計を右手で掴んで、ぐいっと持ち上げて顔の正面に持ってきたタイミングでしたが。
ご丁寧にもアラームの発動する5分前という、この奇跡的状況。
普段ならば、この時計から発生するアラーム音が私の耳に飛び込んで来た事により、意識が覚醒して起床する事が殆どであると言っても過言ではない、良くある17歳女子の嬉し恥かし私の早朝ライフな筈だったのですが。
考え事のし過ぎが原因なのか、なんともフンワリとした眠りだったような気がします。
微妙に意識があったような無かったような。
VRゲームについて考えすぎて、現実とゲーム世界の境目が曖昧になった可能性が。
これがVR使用に関する副作用なのか。いや違うか。
まさか、今も夢の中に居たりする可能性が! ……と正直言って無駄な事を考えつつ、諦めて腕を上げてゴシゴシ両目を擦ったのですが、やはりその可能性は否定されたといっても過言ではない状況でありますね。
むしろこのファッキン寒い自分の部屋が、私の意識と精神を刺激して意識がドンドン覚醒する方向へと進む訳で。お布団あったかい。
つまり、布団から出ようとすると私に加えられる、寒さと言う刺激が憎い。
10月も半ばですので、多少寒い事には目を瞑りたいと常日頃思う訳ですけれども、正直言って程よく手加減して欲しいとも思う二律背反の精神状況。
つまり、誰も悪くないので文句を言う相手が居ない。辛うじて冬将軍位かな。
自分の想像によって、何となく立派な馬に乗った年配の男性を脳内に思い浮かべつつ、流石にこの風貌を持った立派そうな人物に、正面きって文句を言うのは難易度高いかな……等と、正直意味もない事を考えつつ。
諦めと悲壮な決意をもってして、居心地の良い掛け布団と敷布団の間から身体を引っこ抜き、しっかりと自室の床に足を踏み出した私。ああ世界は私に冷たい。
まずは防寒対策として、上に一枚上着を羽織ってから活動を開始します。
まぁ寒いなら今からでも暖房つけたら? と言われそうですが。
あれなんですよ、今からエアコン暖房のスイッチをオンにしても、結局は非常ーに微妙な温まり具合で部屋を退出する事になるので。如何ともし難いこの状況。
ああそうだ、スイッチ一つで動く温風機とか良さそう。欲しい。
机の足元に設置したら両足が快適そうだなーと、まだ見ぬ温風機君の就業場所を脳内でポジショニングしつつ、冷たい水で顔を洗い意識を覚醒させる為に、ゆるーいため息を吐きつつ洗面所へと向かう私なのでありました。よろよろとね。
通りすがりに視線を向けたリビング方面から、何やらテレビから発生しているであろう声や音が聞こえてくるので、お父さんは起床していてお仕事にお出掛けする前、だという事がほぼ判明。
今朝は一緒にご飯食べれるかな?
まぁあれだ、ご飯は置いておいて顔を洗って意識を覚醒させるのだ。
私に待ち受ける水の冷たさを想像して首を竦め、右手を伸ばしてリビングの扉を少し開放して、隙間からソファーに座って背中をこちらに向けたお父さんに、お早うーと挨拶を投げかけておきます。
視界に入ったお父さんの右手に持ったカップから、何やらフワリと湯気が。
ちらりと見えた液体は黒っぽかったので、恐らく珈琲かな。
私には飲めない劇物です。
優雅な雰囲気満載で珈琲を口に含み、テレビとネット端末へ交互に視線を向けていたお父さんが、私の声に反応して顔を上げ振り向き、端末の電源を落として傍らに置いてあった新聞を手に、笑顔でお早うと返事を返してくれました。
早朝なのに既にビシっとキマっている格好のお父さんへ、ひょいっと手の平を見せるような感じで右手を上げて返答した私は、冷たい空気を感じつつ洗面所へと再度移動を開始。
洗面台から流れ出す冷水を前に一瞬躊躇った私は、気合で冷酷なまでに容赦なく吹き出す冷たい水と格闘、しっかり顔面クレンジングを済ませます。あーうー。
やっぱり寒い時は、お湯で顔を洗った方が良さそうな気もします。
何だか、顔が、ヒンヤリデンジャラス。
いや、見た目がデンジャラスな訳じゃないですよ。
自己分析では十人並みです。
タオルで顔を拭った私は、殆ど両目を閉じているという表現がぴったり当て嵌まる状態で移動しながら、ぷるぷる顔を振って顔を顰めます。
着替えるために自室へ戻った私は、寝間着を脱いだ際に襲い掛かってきた冷気に対して唸り声を上げつつ、素早く制服をこの身に装着します。あぁぁー、身につける服さえも私を冷却しようとその鋭い牙を容赦なく向けてくる。冷てぇ!
着替えで更に冷えてしまい、エンジンのかかりきらない身体を引きずりながら、うへぇーぃ……と17歳女子が発声するモノでは無さそうな唸り声を上げ、エネルギー補給の朝食を頂く為に物音がするキッチン方面へと足を向けます。朝食を食べて復活せねば。
そんな思いで進みキッチンへの扉を開けた先、視界に入ったテーブルに並ぶのは……美しく華麗な朝食の数々。その存在感が眩しい。素晴らしいです。
いやぁー流石はお父さん、素早く朝食の準備を済ませて私の到着を待っていてくれた模様です。
普段の私なら朝食時は面倒くさがって、結局は適当に何か胃袋に叩き込むだけで学校へ出掛けてしまいますからね。パンとか野菜ジュースとか。
ああ……何という食生活の杜撰さ。ソレも若さ故よ。
昨日の晩御飯と同じ様に、お父さんと向かい合わせでテーブルに付いた私は、暖かい朝食に舌鼓を打つのでありました。あー美味しいです。
さて出発しますかね、というタイミングで既に学校へ持っていくお弁当まで完成しているという、この素晴らしき生活状況。
布で包まれたお弁当を笑顔で私に差し出しているという、毎度ながら有能すぎるお父さんのその勇姿を眺めて思う事は。
あぁ絶対真似できそうに無いなぁ、専業主婦とか私にはどだい無理な話なんだなぁ……と。
大袈裟な感じですが、多大に諦めの気持ちを抱きます。
あれですよね、エスメラルドさんと話が合いそうだよねお父さん。いろんな意味で。
そんな事を思いつつ各種準備を終了させた私は、お父さんと一緒に家を出るのでありました。
お父さんの今日の出勤タイミング、ちょっとだけ遅めですね。
全く持って、色々と安定しない勤め先ですよ。大丈夫なのか。
もちろん『安定しない』の部分は、出張が多すぎるのも含まれますよ。
まぁその辺りについて、事情を殆ど知らない私が幾ら脳みそを絞って考慮しても、改善される可能性はありませんので。頑張ってお仕事してね! と応援するに留めます。
さて、それでは金曜日の学校生活をエンジョイするために行動を開始しましょう。
途中でお父さんと別れ、普段通り登校中は特に事件も無く。
ああ、退屈な日常とも言われそうですが、平和が一番ですね。
どうも何となく眠気がある、と言うよりはフワフワとした様な浮ついた何とも表現しがたい気持ちで教室に到着した私は、私の後ろの席で今日もビシっと決まった雰囲気を醸し出すナカヤさんへ、お早うゴザイマスとご挨拶を投げかけまして。
恐らく土日連休前の浮ついた気分状態なのであろう私の耳に、学校生活開始のチャイム音が飛び込んできます。
きっとフワッフワな気持ちなのは、帰宅後のVRゲームプレイについてアレコレと期待を膨らませて、年甲斐も無くドッキドキワクワクしているのも影響しているのでしょうか。遠足前の小学生の様な心持ちで。
いやその、年甲斐という表現を行使しましたが、実は私ってまだ高校二年生ですけれどもね?
気持ちを切り替える為に軽く頭を左右に振った私は、鞄の中から収納物を取り出し、一時間目の授業に必要な物を確認するのでありました。
ああはい、そうですね、今日の学校生活も何時も通り特筆するべき事も無く。
物凄く普通に平和に安全に、何事も無く進んで行きましたとも。
そろそろテストがあるので予習復習はちゃんとしましょう、みたいな事は先生から言われましたけれど。
その辺りは、抜かりなく実行いたしますので大丈夫です。
むしろゲーム遊戯を禁止されたくないので、お勉強その他の学業方面事業は中の中から中の上、辺りを確保したい所存です。程よい感じで。
勉学をそんな欲望を満たすための手段に使うなんて! と苦言を呈されても納得せざるを得ない心的状況を、独り言に紛れさせるように小声で呟きつつ。
何時も通り、例の男子クラスメート達の楽しげな会話を、エア読書をしつつ盗み聞きすることに余念の無い私。
彼らは帰宅後に即ゲームログインの準備を始めて、夕方6時ジャストにゲームを開始するつもりである、と言う事が会話内容から聞き取れました。
なんともやる気満々ですね。
しかもゲーム内世界についての内容も会話に含まれていたりして、本気で何処からその情報を得ているの!? 私にも是非教えてください! とその両肩を掴んで問い質したい気持ちになったのは内緒です。
現実でそんなこと出来る訳が無い。
ゲーム世界内でも尻込みする位だと言うのに。意気消沈。
会話内容を聞くに、私がログアウト場所に良く使っている噴水の辺りで合流しようぜ! と示し合わせているようでした。
良かった、昨晩ログアウトするために噴水の辺りへと移動しよう! と何となく思いついた際にそのままの気分で実行に移らなくて! 鉢合わせしていた可能性が高かった!
でも、あの噴水周りは付近で活動している人も多いですし、露店も大量に出店してますから、待ち合わせには向かない場所だと思うんですよね。
そりゃ目印としては、あのインパクト絶大な胃酸魚くんは目立ちますけれども。
あれですね、無事に合流できると良いですね。
私がどうこう言う場面ではないでしょう。
学校の休み時間、ゲームについて会話している時に唐突に同じクラスの女子からそんな助言が飛んできたら、正直驚くだけで済んだら良い方ですし。
確実に怪しくて珍妙なモノを見る、複数の視線に晒されてしまいますでしょうし。
危うきに近寄らずの精神で。危ういのは私だけと言われそうではあります。笑止。
しかも彼らは、公式ページのアレコレを熟読してしまう程には期待を膨らませている様子。
勿論、噂の冒険系イベントにも参加する気満々のご様子でして。
ううう、あれだ、私もイベントへ参加する際には慎重に行動しないと駄目だ。
心をすり減らして、気をつけなければならない事が増えた。求む平穏。
イベント自体は楽しむつもりですが、正直な所ですね?
知識を総動員しつつ生き残りをかけた熱いサバイバル戦とか。
イベントの開催地で目立つような格好良い冒険を繰り広げて、有名プレイヤーとしてゲーム世界に広く名を馳せたりする事とか。
そういう凄腕プレイヤーっぽい事に関しては、殆どと言うか全くといって興味が無いのです。
ソコはご理解いただけると助かります。
むしろ多数の中に居る一人として、楽しく活動出来るのが一番。モブい立ち位置で。
それならば、最初から何処かのパーティに臨時のメンバーとして潜り込むのが良さそうでは? という流れも、昨日の夜にお布団の中で考え込んでいた際に思い付いたりもしたのです。今更ですけどね?
そこまでは良いとしてですよ?
なんと言うかその考えを実行に移すとして、お気楽簡単にお声を掛けられる対象が居ないのですよ。
昨日布団を頭まで被りつつ、少ない可能性を考慮して搾り出した構想としては、まずはイ=ヤッハーさん達にお声を掛けて、イベント参加その他について色々と確認してみる! というのが一つ目。
もしかしたら、運よくご一緒させてもらえる可能性もあります。
でも確か、クランとやらの集まり関係でお仲間が沢山いらっしゃる、というお話を聞いた記憶がありますので、期待しすぎるのも駄目だとは思っております。パーティ人数の制限がありますからね。
あと私の脳内に残っているパーティ! といいますと。
例の魔素迷宮でご一緒させていただいた、華やかパーティの面々。
こちらはお願いする手段が無いので速攻で却下に。
次にですね、延々とパーティという事について思い悩んでいた際、ふと思い出した事がひとつ。
そう、私のゲーム内お友達リスト初登録、あの特徴的なくーるくる金髪ロングヘアをお持ちの、個人的ラティアちゃん親衛隊隊長を任命したい人物ナンバーワンである、あのキサラさんについてです。
何かあったらご連絡をー! みたいな事を言って下さっていたのですが、9割方社交辞令的なモノであろうと想像できますし、思い出した際も『いやいや無理でしょ無理無理!』という感じで即諦めムードに移行していたのですが。
こうしてイベントが徐々に近づいてくる昨今、例え細い藁でも溺れているなら縋っておいた方が無難なのではと。
むしろ手を伸ばせる場所ならば、基本は無理無茶無謀だとしても一応掴んで引っ張っておいて、その強度を確認して命を大事に作戦を実行しておいた方が良いのでは!? と今更ながらに思い至った私な訳でありまして。えっ長いから省略しろ?
『やる事やってから嘆きなさい』って事ですハイ。
そんな事も含め、今日帰宅してゲームにログインしたら即座に行動を開始せねば、と強い決意を持って鼻息も荒く頷く私。勿論独り言&一人行動で。怪しい。
その拍子に手に持った本を思わず握り締めてしまい、焦って両手を緩めた私の視界の端っこに、楽しそうにゲームについて会話している男子クラスメートが映ります。
丁度『速攻で訓練所いって即冒険な!』等と仰っておりますね。
あぁーそっか、第二期プレイヤーさん達は、リーナさんの言っていた訓練所をゲーム開始初日から活用できるのですね。
むしろ、訓練所の事を何故に知っていらっしゃるのか。
実は周知の事実だったりするのかな。
情報通の人達は一味違いますね本当に。コレが横の繋がりという物か。
きっと、チュートリアルの場所に鎮座なさっている【ガイド】さんの冒険に関する教えと併せれば、彼らの様なVRゲームに慣れている方なら、あっというまに熟練冒険者プレイヤーになってしまいそうです。
まぁ正直な所、そもそもVRMMOゲームを未経験だった私と、あからさまにその筋での玄人っぷりを披露している彼らではゲームプレイに対する素養が全く違う、という事は判ってはいますけれど。
なんとも、こういう所で顕著に差が出るものですね。
そう考えるとやっぱり、ゲームプレイヤーとして私がする活動としては。
例えば、貧乏でもノンビリ道具やポーションを生産したり。
コーメェとかモフい生き物を、モフってモッフモフしたり。
生ける天使であるラティアちゃんとキャッキャウフフ! したり。
そういう自堕落……いや、スローライフな生活を営んでいた方が良いね! イヤ本当に!
という事が改めて実感出来る訳で。
千差万別のプレイとは良く言った物ですね運営様。
ええ凄く楽しんでおりますとも。私のプレイスタイルでも大丈夫ですよね?
その後、他には特に面白そうな情報を仕入れることも無く。
というか、お昼休みの男子クラスメート達は、顔を付き合わせて各自の携帯端末を弄って、何やらゲームに関しての情報を集めていただけでしたので。
午後の授業も終了し、他の女子クラスメートと会話中のナカヤさんへ帰りの挨拶を済ませた私は、焦らず騒がず、でも急いで一直線に自宅へと帰ります。
夕方6時になる前にゲームへとログインしていた方が、第二期プレイヤーさん達が出現する前に動けますし色々と活動しやすいだろう、という独自の考えの下に行動した訳です。
帰宅した私は制服のままキッチンへと移動、乾いた空気のせいか喉が渇いていたので軽く飲み物を胃袋へ流し込み、ささっと自室へ戻って部屋着へと着替えます。
安全の為に机の上へ移動させておいたHMDを手に取ると、何時も通りゲームにログインするための準備を開始します。
うむ、今日は気温が低めだから、ほんのり暖かい程度の温度設定でエアコン暖房をオンにしておきましょう。
えーっとHMDの配線を確認して装着して、と……あとは大丈夫かな?
おっと、そうだ書置きを残しておかないと。
一旦HMDを外して、リビングにお父さん宛でメモを残しておく事にします。
今朝一緒に家を出た時に『今日はあまり遅くはならないと思うから』と言っていましたし。
ああ、テストとか色々あると言われたばかりなのに帰宅即ゲームとは、学生有るまじき罪深い行為ですが。どうかお許しくださいませ。その、今度やります今度。本当ですよ?
HMDを装着しなおした私は、はやる心を抑える為にぎゅっと口元を結び。
ベッドに横になりお腹を冷やさないように掛け布団の状態を整え。
スゥーハァーと、数回深呼吸しまして。
ぃよし! ログイン後、まずはゲイルさんの激励と依頼の進行確認からだ!
うむ、一番最初の行動についての確認よーし!
フン! と鼻息も荒くゲームを起動した私は、すっかり慣れ親しんだ白い空間での入力を終え、見覚えのある路地裏の通路へと帰還するのでありました。
足元に数秒遅れて見覚えのあるフンワリフォルムのコーメェも出現します。
よし! じゃあ行こう! 色々忘れないうちに行動行動!
まずは昨晩完全に欠乏してしまったコーメェモッフリ成分を補給する為、両手でしっかりとコーメェを持ち上げてモフモフとその毛を楽しんだ後、忘れずにフードを深く被りなおしてから、ゲイルさんのお店へと移動を開始します。
早朝だけど、こんな時間にお店へお伺いして大丈夫かな。
……ゲーム世界だと、注文から一日丸々経過してるから、ある程度作業は進んでるとは思うのだけれど。
まぁ駄目そうだったら、他の事から進めれば良いかな?
日課の素材集めとポーション作りしても良いし!
※ 追記 ※
見かけた誤字脱字等修正。あと文章をちょちょいと弄りました。
※ 2020.03.08追記 ※
ご報告いただいた誤変換等を修正。




