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208 同士 の お名前 判明です

調べ物で一話つかう小説があるらしい(自虐

フワモさんの小ささが小ささで小さいからヤバイ(意味不明

 イベント当日に私が行う予定である行動指針が、滞りなく決定して非常に満足な心持ちを感じ取っているこの状況。このまま何も考えずに眠りにつくのも有りなのかも知れません。


 知らない物は知らないので考えなくても良いじゃない? そうじゃない?

 と言う、一言で判りやすい理由による強引な睡眠導入方法。


大変な事は後回しにするのだ。

 あっ脳内予定先生が笑顔でこっちに近寄ってくるぞ!

 後回しと言うワードにご立腹なのだきっと!


 だがそんな事ぁ知らなかった! と先生に対しても胡散臭げにしらを切るため、自身の脳内に潜りこんで来そうな様々な情報に対しての規制行為にひた走るのも、大分吝かでは御座いませんの事よ? 思わず語尾が変になる位には意識散漫。


 有り体に言うと、ご飯を美味しく頂いて休憩しつつHMDを弄っているこの今現在。

 脳の働きが、お腹一杯モードでマッタリ精神になってきただけです。

 まさにに夢見心地。茫然自失、は違うか。


 夜9時半くらいにベッドへとダイブインし、目くるめく夢の世界へ旅立つなんて、高校二年生にしては健康的な睡眠開始時刻だなーそうだなー、なんて他人事のように考えつつ。


 ……半ば無意識に両手を動かして仮想キーコンソールを操作し、VRゲームの公式ページを閉じてネット検索ツールへと接続します。


 あーえーっと? 検索ワードは如何すれば良いかな。


 最近は、書籍の情報を調べるとき位しか検索ツールを使ってないからねぇ……まずゲームのタイトルで検索をかけてみましょうか。


 えーっと何だっけ。

 自分がプレイしているゲームのタイトルすら覚えていない、自分の記憶領域に少々所か八割三分位にガッカリインプレッション。


 本気で思い出せない。


 えーっと確か、良かったらこのゲームをプレイして楽しんで頂戴ね! という判りやすい内容が記載されていた、あのVRゲームへの招待メールにタイトル書いてあったはず。


 受信したメールを開いて、と……あったあった!

 えー面倒だコピーペーストで貼り付けよう、よっしオッケー!


 グリグリと指先を動かして、該当部分のテキストを選択コピーし検索ツールの入力欄へペースト、ついでに何か絞り込みが簡単になる様なキーワードを追加で添加する事にします。


 まず『攻略』の単語とー『情報』ていうのも入れておこう。

 アイテム名も一緒に入れておけば、更に強力に絞り込んでくれるかな?


 最後に『ふわふわブラシ』の単語を追加で入力して、検索開始のボタンに人差し指を接触させます。さあ、あとは検索ツール君のお仕事だから私は待つだけだね。


 グニーっと左から右へと伸びていく、読み込みのゲージとソレに付随する%表示を眺めながら、何となく今更ながら気になる事が一つ脳裏に浮かびます。


 そう、たとえば冒険イベントのアイテム制限とやらは、持っていけるアイテムの数が決められていて必要なアイテムを絞り込んで持ち込まねば駄目です! といった感じのものなのか。


 それとも、凄い強かったりお値段が危険でデンジャラスな程に高いアイテムはアウト! それは持ち込めませんよ! という制限なのか。


 その辺りも、地味ーに詳しく説明されていなかったなーなんて事を……今更ながらに認識いたしました。


 強いアイテムが駄目、っていう事になったら私の装備品殆ど全部アウトじゃないかな。

 どう考えても、今現在の貧弱INGな私の身の丈に合っている装備品だと思える品が一つも無いですし。


 多分オッケーなのって今あっちの世界で着てる服くらいかなぁ?

 一番最初に貰ったやつをずーっと使ってるもんね。


 そしてそろそろ唐突に服の耐久度がアレして、予期せずに服の布が弾け飛んだりして壊れたりするんじゃなかろうか。


 光景を想像すると、物凄いモリモリ筋肉な人が全身に力を籠めて弾け飛ばした! みたいなイメージになるなぁ……多分何かしらの予兆が有るとは思うんだけど……何処かに穴があくとか。多分。


 身につけているだけで耐久度がガンガン減るような仕様じゃないと良いなー、何て事を考えておりましたが……そんな私の眼前に、丁度良いタイミングでズラリと表示された数々の検索結果内容。


 取り合えずは、ソレっぽいリンクの数々を眺めつつ……一番最初のものから確認していく作業へと移ります。


 幾つかのワードで絞り込んだ筈なのに、結構な量の検索結果が表示されていて、いきなり最初から私のなけなしの探究心を鰹節を削るかの如くこそぎ落してきますよ。


 これ全部チェックせねば駄目なのか。困った。

 自分で調べてみるかーと言い出した癖に、既に諦め始めている私。


 まぁ何時も通りかな、うん。あまり自慢できる事ではありませんけどね。


 なんていう感じの事を、ブツブツと独り言に紛らわせつつ呟きながら……無駄に両手をワキワキと動かしつつポチポチと検索結果の確認を進めていきます。


 んー、幾つか確認しても見つからなかったら、流石に仕方が無いので保留と言う名の諦め手段を持って締めくくる事にしましょう。


 今は無理です仕方が無い一先ずこの場は逃げるのです、と先導して結局後で何もしないというアレです。


 良く小説で外見上は良い人っぽい感じの演技をしつつ、実はコイツ黒幕だったのか! という感じの奴がするアレです。


 私はどう見ても黒幕というには黒さが足りないと思いますけれど。

 足りないですよね? 腹黒いというよりは迂闊でウッカリですし。


 それにしても……先ほどからずーっと同じ感じなのですが、検索結果から飛べるリンク先に表示されている文字の多い事多い事。


 お話によると私が探している場所は有名な攻略サイト? とか言うお話でしたので、私が今プレイしているVRゲームの攻略情報が沢山載っている場所! というイメージで持って検索先を順番に確認していたのですが。


 まず大量に出てきたのが……他の場所へと繋がっているリンクの数々が表示されているサイトの山。


 これはー……多分ですが、他のゲーム内容を紹介したり攻略したりしている場所へ繋がる記事を特集したりしてるサイトか何かなのかな。


 あれですね、VRゲーム情報まとめサイト! みたいな所です。


 そういう場所が無駄に沢山あるんですよ。

 そして大量に同じ場所が検索に引っ掛かっていて、そりゃ物凄い選り分けるのに邪魔なんですよ。


 これどうにか出来なかったかな……アドレス指定で検索結果内から特定のサイトをミュート出来なかったっけかな? えーっとどうやるんだっけ。普段使わないから覚えてないや。


 結局……その不必要な検索結果をミュートする方法、とやらを検索する事から始める羽目になり……再度絞り込み作業へと従事するのに10分少々の時間を要する事になりました。


 貴重な睡眠時間が、大量に出現するまとめサイトに食いつぶされていく!


 いやいや、まだまだ健康的に睡眠世界へと冒険に旅立てる時間のはずだ。

 タイムリミットまでの猶予はまだたっぷりな筈。


 唸れHMD、私を未知の情報へと導いてくれ!


 意味が無いとは判っていますが、一応強い期待を籠めて頭部に装着されているHMDへと声援を送っておきます。


 最初に比べると格段に短い経過時間を経て、目の前に表示された検索結果は。


 最初と比べると雲泥の差と言っても過言ではない程度に、表示数が抑えられた物なっておりました。よしよし、コレなら安心して探す事が出来るぞ。


 取り合えずは、一番最初のページに表示されているネットリンクを全部選択して内容を確認してみる事に。


 目の前にずらりと並ぶ半透明の表示メニューを、一つ一つ右手で操作しつつ読んでいきます。


 基本的に大体どのリンク先も、今現在VRMMOを実際プレイしている人のゲーム内行動日記っぽい物ですね。今日はどこにいってどういう敵と戦ったとか、こんなアイテムを入手したとか。


 その日記の新しい部類の場所にエスメラルドさんのお店の事や、売っているアイテムの数々が紹介されていたりしました。エスメラルドさんが特徴的な人物である事も詳しく書いてあります。


 あの女子力満点な乙女ハート所持者のエスメラルドさん相手だと、初対面の人は確実に驚くよね。

 一緒に楽しくお話してるとあっという間に慣れちゃうけど。違和感全然ないし。


 幾つかのサイトを確認していると、雑貨屋さんの情報はここで見た、といった感じの文章と共にリンクが貼り付けられているのを何度か発見しました。


 適当にそこへ移動してみるのですが、大体は相互で繋がっているような状況で、情報発信元へと繋がるリンクではありませんでした。


 これはもう無理っぽいかなー? 何て半ば諦めムードで仮想ディスプレイをポチポチっていた時。


 直接リンクは不味いかも知れないので一応こっちのリンクで、何ていう文章と共に……見たことの無いリンク先が指定されている記事を発見しました。


 おっ……コレだけ確認して駄目だったら寝ようかな。


 無理して確認しなくても、別に命に別状はないしね!


 くっ一体誰が雑貨屋さんとエスメラルドさんを紹介したんだ気になる! と言う、私の生産性の欠片もない好奇心だけで開始した作業な訳ですし。


 んじゃ見てみるかー、なんて軽い気持ちでリンクをクリックしてみますと。

 なにやら掲示板っぽい場所へと飛ばされました。


 あれ、ここは公式の掲示板……じゃないっぽいですね?

 外部にも、あのVRMMOについて書き込まれている掲示板があるんでしょうか。


 非公式掲示板って奴ですね多分。

 アングラっぽくて格好良いというイメージ。

 なんていう安直な思考の私だったり。


 まぁアングラでもアンコウでも良いので内容を見てみましょうか。

 っていうか物凄い量の書き込みだなぁこれ。


 ……公式掲示板じゃない所でコレだけ何を話し合っているのでしょうか。

 何か、例えば裏の如何わしい内容な取引とかに使われていたりしないですよね? 微妙に不安だ。


 ずらーっと並んだ掲示板のスレッド名一覧を確認する為に、グリグリと表示をスクロールさせましたが、途中でなにやら赤い文字で強調表示されているものを一つ発見しました。


 それは『【耳と尻尾】コンポンの獣人について語るスレ08【可愛い】』という物でしたが。


 これは先ほどのリンクからこの場所へと移動したから、こうやって赤い文字で目立つように表示されたとか、そういう奴なのかな。っていうか『コンポン』ってなんだろ?


 まぁ取り合えずは、見るだけなら大した手間でもないでしょうし、色々判らない事は気にせずスレッド名をポチっと人差し指で選択し、中身を開いてみます。


 ……えーっとそれでそのースレッド内容はといいますと。

 ……ええまぁうん、一言で言うと正直何だか良く判らないという感想が一番最初に来るのですが。


 喩えるならば、一部の人に対して他の皆さんが怨嗟の言葉をぶつけまくるという感じの、なんと言ったらいいのか。


 トマトを投げてぶつけ合うお祭りみたいな。

 しかも全員笑顔で? 良く判らなくなってきた。


 あれです、きっと『くそっお前らだけいい思いしやがって!』みたいな感じの内容。

 その言葉を受けたゲームプレイしている人達は『ははっ悔しかったら早く来いよ!』という返しを投げるみたいな?


 ……あれですね、ゲームプレイ出来てる人と、出来ていない人に因る雪合戦の戦場みたいな。でも本気で憎しみあっているというよりは、じゃれあっている様な?


 そんな感じのいかにも非公式な雰囲気満点な場所で。

 楽しそう。思わず私が『モフモフ』と書き込みたくなる位には。


 うんうん、皆さんモフモフが好きだという点では私と一緒です。

 同士、同士です。


 俺は狐がいや猫だろ狼だろ兎が良いんじゃないか、なんていう激しくも見ていて微笑ましい……いや、微笑ましいで良いのか……と少々考え込む程度に欲望にまみれた書き込み群を見つつ。


 ……それでも微妙に『判る……!』と心の中で呟いてしまう程には共感しながら読み進めていますと。


 とある方の書き込みで、なんとエスメラルドさんの雑貨屋さんについての紹介記事が書かれているサイトへの、誘導リンクが張られているのを発見しました。


 誘導リンクが張られた後の書き込みから、エスメラルドさんがオネェな属性の人だという事等が書かれていたりしたので、信頼に足るリンク先……というイメージが強くなってきます。


 ここなのか……この場所が私の追い求めていた場所なのか、そうなのか。


 不安半分期待半分で誘導リンクをクリック、他の場所へとリンクします、というクッションページから先に進んでみます。


 到達したのは……何処かで見た様な見なかったようなそんなサイト。

 あー! さっきまとめサイトっぽいと自分で勝手に判断して、最初から確認するのを止めた所の一つだ!


 改めてズラーっと並んでいる各種記事を確認してみますと、聞いた事も無い様なゲームの題名やその攻略について等の様々な情報リンクや、今まさに私がプレイしているVRMMOについての情報も幾つか記載されているようでした。


 一先ずその辺りは後回しにして、表示を素早く下のほうへとスクロールさせていきます。


 1ページ分も下へとスクロールさせると『コンポンwiki』とやらのリンクが大きいバナー表示で記載されておりまして。


 後は記事検索ツールや各種サイトリンク、その他沢山の表示が入り乱れ……そこから更に下へとスクロールさせると、恐らくこのサイトの管理人さんのゲーム日記? ぽい物が表示されている部分へと到達しました。


 一番上の記事には、イベントの準備で今日は色々と試行錯誤した、パーティメンバーと色々とイベント内容について話し合ったりもして週末が楽しみで仕方が無い、といったとても楽しくプレイしている光景が脳内に浮かぶようなウキウキとした心情が伝わってくるような文章が書かれておりました。


 そしてなんと! その最新記事の最後にゲーム内の景色というか……毎度お馴染みな始まりの町の中央に位置する噴水、それが画像としてその記事に添付されているのを発見しましたよ!?


 これってどうやって保存してるの!?

 な、何か手段が有るのかな?


 噴水は綺麗に写っているのですが、付近にいるプレイヤーさんと思われる人達の顔の部分が、なにやら滲んだ様になっていて良く確認出来ない感じです。


 これは何か編集ソフトで加工して見えないようにしたのかな。

 プライバシー保護って奴ですよね多分。


 そう思いつつ、他にも風景写真の様に始まりの町の道端や、安寧の女神様の神殿の画像が貼り付けてあるのを、凄いなぁーなんて呟きながら眺めます。


 何だろうか、現実世界でこうやってこの風景を見る事に何か感慨深いものを感じます。


 そしてその記事に『公式で実装されたVR内撮影方法を使って、お試しで画像を出力してみました』と書いてありました。


 何ぃ!? メンテナンス後ですか!?

 何時そんなブツが実装されたんですか!


 くそぅ! 気が付かなかったよ!

 システムとかのメニュー欄には撮影ボタンとか無かったですよ!?


 ラティアちゃんと記念撮影とかしたい! と私が息巻いておりますと、記事の途中に『ゲーム内撮影データを画像として出力するのに、課金アイテムが必要なのでご注意!』という文章が。


 ラティアちゃんの可愛い生写真を入手する為には、課金アイテムが必須なのか!

 ええ良いですともかかってらっしゃいな!


 前にも言いましたが、私のお財布は何時如何なる時でも、致命傷を受ける準備は整っておりますよ!

 お小遣いの範疇、食生活に響かない程度ならばマネーパワーを消費する覚悟があります!


 次ログインした際に絶対確認するぞ! と心の中で決意を固めます。


 いや待って、違う違う!

 そうだ写真撮影のことじゃなくて!


 私は雑貨屋さんについて調べていた筈だったのだ!


 検索特急列車がレールから脱線どころか、空中錐もみ3回転を決めて宇宙へと旅立って行く位に脇道に逸れた!


 写真の記事のせいで眠気が大分吹き飛んでしまった私は、目的のものを探すべく記事を更にスクロールさせていきます。幾つかの記事を読み飛ばした末に到達した、数日前の記事。


 そこに……まさしく私の捜し求めていた『ある人物に教えてもらったのだが、始まりの雑貨屋さんで売っている【ふわふわブラシ】というアイテムを使い、獣人の尻尾を整えると強力すぎるフワフワがヤバイ! マジで!』という文章が、大きい色つき文字でドドーンと記載されていました。


 エスメラルドさんの雑貨屋さんがどの辺りにあるのかも、安寧の女神様の神殿を判りやすい目印にして位置関係を説明しつつ、物凄く丁寧に文章で紹介されていたりもしましたし。


 ちゃんと俺本人で購入して使ってみたし、パーティメンバーにも使わせたら超好評で自分達も欲しいといい始めたぞ、という内容が続いております。


 ほほーなるほどぉ……こういう紹介分を大々的に人に見られるような場所で公表していたとは……そりゃプレイヤーのお客様が増えるはずですよコレ。


 でも、何処の何方がこの人にフェイバリットアイテムである【ふわふわブラシ】の購入場所を教えたんでしょうかね?


 微妙に首を傾げつつその記事を読み進め、良いブラシは汚れも一緒に一発で綺麗に落として本気で有能アイテム、みたいな事も書いてありました。


 うむ、あのブラシは素晴らしい物ですからね!


 記事を書いた方にある種のシンパシーを感じつつ……色々と満足感を得た私は、取り合えずこの記事を読み終わったらHMDの電源落として寝ようかな! と思っていた所で、ですね。


 えーその、記事の最後にコメントを書き込む場所がありまして。

 まぁ、いやソコにですね。


 何だか、気になる事が、沢山ー、その書いてありまして? ですね。


 その一部を、抜粋しますとデスネ?


『つか、生産用スペースでセクハラしてたのウルフェンだろ』


『俺も列で見た、ガッツリ女の子の尻尾触ってた』


『セクハラ相手に何故か慰められて、何かアイテムについて教えてもらってたな』


『《ある人物》に生産用スペースでセクハラして逃亡とか笑うわ』


『なんなん? セクハラしても慰めてくれるとか天使なん? マジなんなん?』


『これは 狼ウル公 変態乙』


『パーティメンバーにソレについて絞られてる所見掛けてワロタ』


『あまりウル公の事を苛めないで! 奴のHP0になっちゃう!』


『セクハラ相手って何処の誰よ? パーティメンバー?』


『狐人のチビっ子 超小さかった』


『うん俺も見たけど 超小さかった 小動物感満載』


 と言った感じのコメントが沢山並んでおりまして。うん。


 ある程度書き込みが続いた辺りで、管理人の方……『ウルフェン』さんで良いのかな。その方が『マジ勘弁してくれ! 誠心誠意謝罪したんだ! あの時の俺は何かおかしかったんだ!』という書き込みを残していました。


 ……うん。えーっとね。

 この方って、あれだよね? 多分そうだよね?


 私の尻尾を無意識にモフって仕舞われた、狼っぽい獣人の方ですよね?


 ていうか『小さかった』という書き込みが山盛りで、ちびっ子でスミマセンいやホント! という申し訳なさ100%濃縮果汁で喉に絡みつく濃さなんですけど!


 う、うん、まぁいいや!

 この場所を確認して判った事は、ほぼ確定で雑貨屋さんの事を最初に紹介してくれたのはこの方と言う事と、なんと情報源はまさかの私だったと言う事!


 うん、疑念の方は綺麗サッパリ晴れましたよ!


 あと、今度生産用スペースを利用するときは気をつけないと駄目だね。


 存在するというだけで、無駄に目立ってしまっているという事が事細かに判明してしまいましたよ。

 ワタシ ワルイ キツネジャ ナイヨ!


 そうか……小さいというだけで罪なのか。そうなのか。

 『罪作りな女フワモ』といえば格好良い感じがしますけれど。

 実状は正反対。嘆かわしいかな私よ。


 得た情報と受けたショックのダブル攻撃に晒された私は、取り合えず寝る! という目標に邁進する事によってソレを受け流す事にしました。


 流れ落ちる水をイメージした様な動きで受け流すのだ!


 色々と諦める事に成功した私は、予定通りHMDの電源を落として温かいお布団に包まれ、目を閉じるのでありましたが。


 うん、悲しい事に微妙に目が覚めてしまった。悔しい。


 目を閉じた状態で明日の予定を再度確認していた私……気合で眠りにつくために、脳内でふわもこファームの箱庭を想像しつつ、コーメェが1匹ーコーメェが2匹ーと数え始め。


 ……気が付いたらちゃんと眠りに……落ちていた私なのでありました。

 ……コーメェがもふもふ……もふもふぅ……むにゃむにゃぐー。

2017・08・30 ※ 追記 ※


食い違いのご指摘があった部分を削って修正しました。

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