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010 チュートリアル進行中 『とっても おとく』

またすこし短め。

まったり更新優先です。マイペースですみません。


ブックマークが4000を突破しておりました。

豆腐メンタルなので、いやはや申し訳なさ炸裂しております。


※ ご感想で上がりました支援魔法についての疑問の内容が含まれております。

「あ、それなら支援魔法を使える人を一杯呼んで、ローテーションで器用さを強化する魔法を私につかってもらう、という手段はどうなんでしょう?」


 そもそも、そんなに知り合いが居ないでしょう。という突っ込みは激しく却下させていただきます。


『ポーションや回復魔法などに設定されている待機時間と同様に、支援魔法が一度使用された後、掛けられた対象に「もう一度効果を付加できる状態」になるまで待機時間が存在するのです』

「えーと、つまり簡単に説明すると、どういった感じに?」

『基本的にすべての支援魔法は、持続時間中は『同系統魔法での上書き』は不可になっております』

「またもや、のぞみがたたれたー!?」

『そこでフワモ様に朗報でございます。生産の方に有用なステータス増加効果を付与するための手段が、ちゃーんとございます』

「神は居た!」


 良かった、魔法はダメだけど違う手段がちゃんとあるんだ!

 物凄い人数が必要とか、物凄いお金が大量に掛かるとか『実現可能』の文字に足が生えて笑いながら走り去っていくような条件じゃなければ良いんだけど。サヨウナラ『実現可能』?


『では、その方法は支援魔法説明の後に』

「ぬわぁああ!? やり手のTV番組の司会者さんだぁ!」


 正解はCMの後! この後彼らの身に一体何が!? みたいなヒキを貰ってしまった!

 主に私の心に直撃だぁ!


『では、支援魔法を行使するために必要なスキルをご説明いたしましょう。一つはプレイヤーや魔物に対して使用する【支援魔法 強化・弱体化】があり、もう一つは装備や物品に対して使用する【支援魔法 付与・劣化】がございます。用途によって片方か、または両方を取得するスタイルになるでしょう』

「部屋の置物とか町の外にある石みたいな無機物や、植物や動物なんていうのも支援魔法の対象になるんでしょうか?」


 蔦に強化をかけて千切れなくしてロープみたいに敵をぐるぐる巻きにするとか、地面や岩壁に魔法を使って軟らかくしてから破壊して道にする、みたいな。

 こういうのはファンタジー漫画とかの定番ですよね! 一番ボール君は仕方ないとしても他の物品ならば、いけるのでは?


『植物、動物に対しての支援魔法は行使可能です。動物ならば馬車を牽いている馬などに使用すると効果的でしょう。物品や設置物にたいしての支援魔法は、先ほど一番ボール君の説明に出ましたように魔法に対する抵抗強度が設定されておりまして、その強度数値を突破できる魔力ステータスをもったプレイヤーが魔法を行使することで物品等をターゲットにすることが可能になります』

「一番ボール君は魔法に対しての防御がカッチカチだったということですよね?」

『はい、【伝説級】(レジェンダリ)の抵抗強度は極大攻撃魔法を直撃させたとしても「大丈夫、跳ね返した」というくらいの数値になっております』


 あんな丸い見た目なのに(ボールだから当然ですが)ずいぶんと頑丈になってまぁ。

 空中に設置して椅子の代わりとかにできるか、後で試してみようかな。お尻の具合を確認です。


 話によるとカッチカチみたいだし、物理的にも硬いのかちゃんと確認しないとね。


「あれ、そうすると例えば味方の剣を強くする魔法! みたいなのも強度数値? を突破しないといけないんでしょうか?」

『なにも手段を用いずに行なうとそうなります』

「とすると、ちゃんと裏口があるということですね?」

『はい、ばっちりございます。ポーションなどを使用したり投げつける際に使う、音声入力ターゲッティングを活用する方法ですね。「--さん、武器強化いきます!」等の掛け声をかけてから魔法行使を行い、対象を装備しているプレイヤーが抵抗の意思を持たなければ100%成功いたします』

「はー、色々と掛け声が便利になってるんですねー」

『裏話ですが、やっぱり技名や声掛けはバケモノとの戦闘の醍醐味だろう、という【黄昏の大神】(プログラム主任)様の趣味だそうです』

「本気でむちゃくちゃ裏話じゃないですか!?」


 でも強大な敵と戦うアニメとか、宇宙からの侵略に少数で立ち向かうゲームとか、掛け声とか無かったら、と想像してみると物凄い静かで味気ないね。

【黄昏の大神】(プログラム主任)様の意見にも納得しました。

 っていうかゲーム内に存在するんですか……普通に神様設定なんですか。


 もしもゲーム内で出会うことがあったら、確実に中の人がいますね! うん!


『では、【黄昏の大神】(プログラム主任)様のお話は置いておいて、魔法三種の最後、回復魔法についてですね』

「置いておかれた!? よ、よろしくお願いします!」


 三種類目の回復魔法についての説明を伺います。

 とはいっても直訳で名前のまんま、回復する魔法なのは確かでしょう。


 普通のゲームの魔法の中にも大体一つはありますよね。だれか回復専門の方とかがいたりして。


 強くなると復活の魔法を使えたりする、なんていうのは判るんですが、敵を即死させる魔法も高確率で何故かもっているんですよね、そういうキャラクター。生と死を司る! みたいなお約束なんだろうか。


『回復魔法は単純にライフを回復する魔法や、スキル使用や戦闘行動で消費したスタミナを回復する魔法、他には各種の身体状態の異常を正常化する魔法がございます』

「この魔法はその名の通りで、単純明快で判りやすいですね」


 こういう便利そうな魔法は取得しておいたほうが良さそう!


 後に他の人と一緒に冒険するときもそうだけど、色々動いて疲れたときにスタミナを回復できるのもいいね。十秒チャージみたいな感じで、魔法チャージ!2時間キープできそう。


 まだやれる! とか言いながら左手を身体に当てたりして自分を回復するんです。

 勇者です。すごいフラグを感じる台詞。


『回復魔法は支援魔法とは違い【回復魔法】一つを取得することで、すべての回復アクティブスキルを習得することが可能です』

「なんと、とってもお得ですね!」


 一個で大丈夫だからとってもお得! だから取ってもお得!

 ……すみませんちょっと調子に乗りました。

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