特別本部別働隊
「特別本部別働隊に今日づけで配属されました、奏夜です。以後よろしくお願いします。」
丁寧にあいさつをしておく。
そのほうが、他人感を生み出せるからだ。
向こうは部隊ということがあって、仲間のつもりだろう。だけど、俺から見れば他人だし、必要以上に関わりたくない。こっちから距離を作るのが大事だろう。
「奏夜、貴殿の名字は何なのだ? 」
あれは確か隊長の雨宮 夕華。事前に渡された資料は全て頭に叩きこんでおいたから分かる。
「私には名字はありません」
その事実しか言わない。
これ以上は同情されるから言いたくない。
案外あっさりと夕華はその件から話しをそらした。もしかしたら名字が無い訳を知っていたのかも知れない。別にそんなこと俺だってどうでもいいが。
この特別本部別働隊は俺を含め、7人で構成されている。
リーダーの夕華。案外細いが確かにまとめ役にはもってこいの人物だ。
それから副リーダーの岡本 壱。壱については資料が少なかった。だが、別に普通の人にみえる。少なくても今のところは。
そして俺が攻撃係の1人目。
そして俺と一緒に攻撃を務めるのが風霧 咲。どうやら咲は俺のことが気に食わないらしい。目があった途端睨んできた。まあ、しょうがない。
そして守りの役の1人目が、雲井 月光。男だが、何処かふわふわしている。
守りの2人目。兎尾崎 愛ずっと黙っているから分かりにくいやつだ。
さっきからハイテンションの守り役3人目の赤崎 紫雪。こいつ、よく噛まないでしゃべれているな。何でずっとしゃべっているんだ。
中々キャラが濃いやつらの集団だ。面倒だけどしょうがないな。
仲良くはしない。仲間ごっこ何てうんざりなんだから。
別に俺は遊びにきたんじゃない。戦いに来たんだ。




