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旋風  作者: 若葉 美咲
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戦い

突きつけられた現実。

待つのは、暗闇だけ。

惜しいところで手をすり抜けてあざ笑う。

耳を塞いでもすり抜けてくる真実に惑わされるばかり。いい加減やめたい。

「大丈夫です! 殺さなくても止める方法はきっとあるはずなのです。まだ、時間があるのです」

紫雪が言った言葉が入ってきた。

どんだけ、能天気なんだよ。

そう思ったかたわらで、すごく安心した。救われた。

希望を捨ててはいけない。止まっている暇はない。

「良く言った! さすがだぞ、紫雪」

便乗して、咲が騒ぐ。俺も参加したい。

「お前は封印をとくからこっち」

渡辺さんに誘拐された。

ガラスでできた巨大な筒の中に入れられる。

青い液体が筒を満たす。もちろん、呼吸はできる。

そのまま、トロトロと眠りに落ちていく。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あのなぁ、雷。

信じてくれないかもしれないけどな、俺、仲間ができたんだ。

変な奴らで、騒がしいんだ。

ーどんな人達なの?

そうだなぁ…。

まずは雨宮 夕華。

こいつはすっごい強がりで、弱いと思って無かった。無敵の隊長だと思ってた。

でも、本当は誰よりも繊細で怖がりで緊張しやすい。根性だけで隠してた。びっくりした。

次に副隊長の岡本 壱。

真面目で堅物なのが表向きのイメージ。

裏では全てが楽しく感じてしまう、という悩みを持ってた。人が死のうと何だろうと笑いになってしまう人だ。ずっと辛かったと思う。周りの心が分からなくて。

だけどな、少しかわってきたんだ。人の死を想像して泣けるくらいには。

俺が唯一の理解者だとか言って頼って来てくれるのはそんなに悪い気分じゃなかったなぁ。なぁんて思ってる。

ーそれで? 他の人は?

風霧 咲。魔法は攻撃系ですばしっこくてなんつーか、ツンデレ?、みたいな?

可愛さのかけらもない感じの子で、顔を合わせてもあんまり話さなかったなぁ。でもまぁ、話してると悪い気分じゃない。竹を割ったような性格で話しやすいし。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

空?

戦艦?

何が起きたのか分からない。

ダメだ。暗闇に飲まれてく。

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