47
綺麗な星空だった・・・
あれが獅子座、あれは夏の大三角形「べネブ」「アルタイル」「ベガ」だっけ・・・?
とにかく、普通の星空だった。
あれ・・・?
何か落ちてくる・・・?
彗星・・・?
流れ星・・・?
何か文字が書かれている・・・?
こっちに近づいてきたっ・・・!
少年は流星を真正面から受け、そのまま倒れこんだ。
それは、運が悪かった少年の非日常の始まりだった・・・・・
※
<チャットルーム>
・
・
・
現在チャットルームにはだれもいません
『江戸さん』が入室されました
『ネズミの国さん』が入室されました
江戸「こんばんは」
ネズミの国「こん~」
ネズミの国「よう、東。久しぶり、東京中央高校の試験どうだった?」
江戸「合格だよ。ってか、僕の本名ださないでくれないかな?個人情報とかあるし・・・」
ネズミの国「あとでログ消せばいいじゃん・・・」
江戸「そりゃそうだけどさ・・・」
ネズミの国「あ、東。お前に一つお知らせがある・・・」
江戸「?」
ネズミの国「実は俺、東京に引っ越すことになってさ、中学は東京中央高校に入学することになった!」
江戸「うそ!?」
ネズミの国「明日入学式だろ?校門の前でまってから!じゃ!!」
『ネズミの国さん』が退室なされました
江戸「ええぇ!!」
江戸「って、もう10時!?寝なきゃ・・・・」
江戸「ログ消しッと」
ログが消されました
江戸「じゃあ僕は落ちます」
『江戸さんが』退室されました
現在チャットルームにはだれもいません
・
・
・
『湘南の風さん』が入室されました
湘南の風「あーすんません」
湘南の風「盗み聞きするつもりではないのですが・・・」
湘南の風「オレも、東京中央中学に入学します」
湘南の風「校門前でまとうかなwww」
湘南の風「乙~」
『湘南の風さん』が退室されました
現在チャットルームにはだれもいません
※
東京都 東京中央高等学校学校門前
「おそいなぁ・・・」
校門前で一人待っているのは、童顔をした少年だった。
通る人たちは、ブラジャー制服の学生ばかりだ。
「『ネズミの国』さんってどんなひとだろう・・・」
僕がこの高校に入ろうとしたのは、学費が無料だったからだ。
別に、僕自身がケチというわけではなく、孤児院にあまり金銭面迷惑をかけたくなかったからだ。
偏差値も65と比較的頭のいい高校だったことは、合格発表の時に初めて知った。
特にこの高校は学力もそうだが、社会性や人間性の育成にも積極的で地域のボランティアにも行事として行われている。
そして現在、昨日のチャットルームでのチャット友達がこの高校に進学するので、校門前で待っているのがが現状だった。
待ってから、10分もたつが未だに来ない。
やっぱり、ウソだったのか・・・、そう思って学校内に入ろうとしたとき・・・
「よッ!アズマ!」
そこにはツリ目の茶髪姿の学生がいた・・・
「・・・・・・・?」
「疑問形って顔だなっ!」
「えぇっと・・・・」
「まぁ、しかし東京の高校は新しいよな~。制服がブラジャーなんてよ」
「あのっ!」
「ん?」
「木更津千さんですかっ?」
「お、おう・・・そうだけど・・・やっぱりお前東?」
「やっぱりって、さっきの当てずっぽ!?」
「あたりめーじゃん、人の人生アドリブだ・・・!」
意味っがわからなかった。しかし悪い奴でもなさそうだ・・・
「じゃあ、とりあえずこうないさっさと入ろうぜ!」
「あ、あぁ・・・・」
東京中央高等学校 校内
千「クラスは何組かな~・・・おぉっ!?」
東「ん?どうした?」
千「ヤべぇ・・・オレたち同じクラス・・・」
東「マジかっ・・・!?」
千「じゃなかった!」
東「死ね!?」
東は千のわき腹を思いっきり蹴った。
千「いててててっ・・・!!なにすんだよ・・・!」
東「なんとなく・・・」
東は再度クラス表を見た。そしたら・・・・
今度は千のはらの真ん中にアッパーをくらわせた。
千「・・・ッ、なにすんだよ!?」
東「お前はつくづくウソつくなぁ・・・」
千「なんのこ・・・」
東「よく見ろ!オレたち同じクラスじゃないか・・・!」
千「あ、ホントだ。え、何?嬉しいの?」
東「なっ・・・・!」
千「やだな~東は・・・嬉しいなら素直に言えばいいのに~」
それを言った瞬間、東は千の腹にストレートキックをくらわせた・・・
※
東京中央高等学校校内 壱年一組
最悪だ・・・
よりによって、なんで・・・
なんで、オレの席の前が千なんだよーっ・・・・!!
「いや~よかったな~アズマ。オレの前の席で!」
「あぁ、よかったよ・・・お前がオレに対して失礼なことをした場合すぐ殴れるからな・・・」
「は~い、みんな席座れー、座んないと死ぬぞー」
(・・・・!?)
たぶんここのクラス全員が思ったことだ、座んないと死ぬって・・・・どんな冗談だよっ・・!!
「えー、壱年一組の担任になりました、益田石見でーす、出身県は島根県浜田市でーす。じゃあ、一人ずつ名前と卒業校を言ってくださーい。じゃあ、最初一番右側の席からー」
何で、棒読みなんだ?そんなことを思いながらも自己紹介を聞くことにした。
「えーっと北海道札幌中学卒業、岩見沢北見でーす」
そこには、175センチぐらいの男性がいた。一般的な男子の顔をしている。
益田「へー、道産子?」
北見「はい~」
益田「札幌市出身?」
北見「はい~」
益田「そうか・・・・・・そうか・・・・・・」
どんな思い出があったんだよッ・・・!!
益田「つぎー」
「水沢東和です。卒業した中学は盛岡中学校です・・・よろしく・・・・・」
イケメンな美男子がそこにいた、身長は約170。正直岩手県には美男子のイメージはなかった。
益田「岩手県出身だね」
東和「はい・・・」
益田「・・・・・・・・」
東和「・・・・・・・・?」
益田「東和」
東和「なんですか?」
益田「お前はこのクラスでオレの次にイケメンな男子だな・・・」
ええぇーーー!!いやいや、絶対東和の方が上だろッーー!!
先生は中の下じゃないかー!!
東和「そうですね先生もイケメンですよ・・・」
うそつくなぁーーー!!
益田「つぎー」
「はい、信州から来た松本信です。宜しくお願いいたします。卒業校は信州中学です」
見た目カクカクした、しっかり系男子である。
四角い眼鏡が良く似合ってる。
益田「長野県出身だね」
信「先生」
益田「ん?」
信「長野ではなく『信州』『信濃』と呼んでください」
益田「あぁ、分かった。じゃあ、長野県出身っと・・・」
分かってねーじゃん・・・!!
益田「つぎー」
東「おい千!次はい前の番だぞ、早く立て・・・・」
そこには、空席の千の席があった。
(あいつどこに・・・・!?)
益田「なんだ、休みか・・・」
東「い、いや・・・休みでは・・・」
すると、いきなり教室のドアが勢いよく開いた。
千「どーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーもーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
千葉県千葉中学卒業・・・・・!!きさらづせんでーーーーーーーーーーーーーす!!サインが欲しいひとはーーーーーーーーーーーーーーここにならべーーーーーーーーーーーーーー!!」
益田「すわれアホ」
千は、思いっきり頭をげんこつで殴られた。
今のは、千が悪い。笑いをとろうとしたのだろうが、完全に周りが疲弊している。
益田「ヤバぇ、ホームルーム時間無くなる。じゃあ、名前と出身県だけ言ってくれ。はい次ー」
東「はい東京都武蔵野市出身、東武蔵です」
益田「つぎー」
媛「はーい、愛媛県松山市出身松山媛でーす」
益田「つぎー」
秋「秋田県秋田市出身笹森秋です」
益田「つぎー」
和泉「大阪府出身、堺和泉ですー」
益田「つぎー」
京「京都府京都市出身舞鶴京ですー」
益田「つぎー」
三木「香川県出身琴平三木でーす」
つぎつぎと、呼ばれる壱年一組
岩木「下田岩木です・・・青森出身です」
つくば「水戸つくば(みとつくば)です。出身県は茨城県水戸市です」
加賀「小松加賀です。石川県の金沢出身です」
多賀「古川多賀です。宮城出身です」
鶴「新庄鶴です山形出身です」
白河「白河いわき(しらかわいわき)です、福島出身です」
日「黒磯日です。栃木出身です」
赤城「渋川赤城です。群馬県出身です」
三郷「川越三郷です。埼玉県出身です」
大和「相模原大和。神奈川県出身だ」
越「三条越です。新潟県出身です」
砺波「高岡砺波です。富山県出身です」
敦賀「九頭流敦賀です。福井県出身です」
甲斐「大月甲斐です。山梨県出身です」
庄「大垣庄です。岐阜県出身です」
静「富士宮静です。静岡県出身です」
愛「豊橋愛です。愛知県出身です」
鈴鹿「松阪鈴鹿。三重県出身です」
伊吹「八日市伊吹。滋賀県出身です」
舞子「加古川舞子。兵庫県神戸市出身です」
木津「桜井木津。奈良県出身です」
由良「田辺由良。和歌山県出身です」
境「倉吉境。鳥取県出身です」
出雲「東出雲です。島根県出身です」
旭「倉吉旭です。岡山県出身です」
広「福山広です。広島県出身です」
秋吉「岩国秋吉です。山口県出身です」
剣「吉野剣です。徳島県出身です」
室戸「中村室戸です。高知県出身です」
久留米「甘木久留米です。福岡県出身です」
武雄「伊万里武雄です。佐賀県出身です」
時津「松浦時津です。長崎県出身です」
鶴見「中津鶴見です。大分県出身です」
菊池「八代菊池です。熊本県出身です」
日向「都城日向宮崎県出身です」
加世田「宮之城加世田鹿児島県出身です」
名護「慶良間名護です。沖縄県出身です」




