男主人公の「一人称」が難しすぎる件について
小説を書く時、少なからずキャラの「一人称」について、悩んだことがあるのではないでしょうか。
なんせ、「一人称」はキャラクターのイメージを大きく左右します。
あくまでも一個人の感覚ですが、例を上げてみます。
俺→男の場合………キツめなイメージ。男らしく、屈強な場合が多そう。
女の場合………露出多そう(笑)。肌黒多そう(笑)。口調が男っぽい。
僕→男の場合………少し内気な印象。または女垂らしの男か(笑)。女に弱そう。幼い雰囲気も感じる。
女の場合………中性的なイメージ。”ボク”だと自然に女を連想する。
私→男の場合………正直違和感が。硬い場所で使うくらい?
女の場合………万能。どんな女でも使える。
基本、こんな感じでしょうか。
あたし、あーし、うち………ギャル
あたい ………口うるさいおばさん(笑)ヤンおばさん?
わたくし ………お嬢様
まろ、わっち ………狐、絶対セリフで「やんす」使う(笑)
ちん、よ ………王様、天皇
わい ………ひろゆき
わらわ ………ロリ魔王(笑)
偏見なので共感できなくてもお気になさらず。
とにかく、一人称ってかなり具体的なイメージがあると思います。(特になろう染まりの人)
さて、本題に入るでやんす。
男主人公の一人称を決めるのが、難しすぎます。(自分だけ?)
女主人公は、迷うことが殆どないんです。
最終的に、「私」に逃げたらなんとかなりますからね。
「私」はめちゃくちゃ万能な気がします。(自分が男だから?)
ですが男の場合、万能な一人称が無い気がします。
個人的に、「俺」は少し尖ったような一人称に思えるのです。
逆に「僕」は、幼さ(弱さ)が滲み出すぎる気がします。
かと言って「私」にするとやはり第一印象は女になりますし……。
強い反面、弱さも持つ男主人公を作ろうとしたとき、「俺」にするべきか、「僕」にするべきか。
ひじょーーーに、悩みます。
「俺が守ってやるよ」
「僕が守ってやるよ」
これだと、俺の方がなんだか心強い感じがします。
「俺だって、どうすればいいか分からないよ」
「僕だって、どうすればいいか分からないよ」
これだと、僕の方がしっくりきます。
あまり共感できないかも知れませんが、「僕」「俺」問題は、自分の中でかなり深刻です。
こんなこだわりあるの、自分だけだったりして(笑)
永遠の課題です。解決方法があるなら知りたい……。
余談ですが、「俺」を会話以外のところ(一人称小説とか)で使うことに、もの凄い拒否感を感じてしまいます。
なろう小説の呪いです。
「俺」が大量生産された(中には一文に三回とかw)小説が結構あって、違和感を感じるようになって……
結果、過剰反応するようになりました……。