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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ヒロイン泣きそう

BLゲームの攻略対象の元恋人でしたが何か?2

作者: 林檎売り

BLゲームの攻略対象の元恋人したが何か?の続きです。なんかまだまだ続きを書きたいような..。


また凄く初心者なので稚拙な文章や後味悪い表現が有るかもしれません

何卒ご理解をお願い致します( ´;゜;∀;゜;)

私の事を覚えて貰っているかな?

名前は田中香織、特徴はプライドが高い事だ、実は最近流行の寝とられという大変貴重な体験をした可憐な腹黒野郎の滝山正人たという男に


話を簡潔に説明するとBLゲームの世界に転生した私は攻略対象花園レイと付き合っていたが突如現れた転入生滝山正人に奪われてしまう、奪われるのは良いのだ、いや良くない、別れを切り出した所が問題なのだ学校のど真ん中で声高々に元恋人の花園レイはBL宣言した、凄い勇者だ

私はその勇気に感銘を受けて太平洋並みの度量で別れを受け入れ学校寮の自室に戻り枕に顔を沈め獣のように金切り声吠え続けた




普通はここで物語は終わるのだがそうはいかなかった

そこに絶世の美少年、寝とり犯の滝山正人がやって来て化けの皮がズルリと剥げ捕食者がニコニコと笑って喋りだした



話を聞くと好きな女の子は虐めたくなるとか、花園レイを勘違いさせて別れさせてたとか、誤解をといて田中さんと仲良くWinWinしようと思ってるんだとか、



要約すれば頭の脳ミソを地球の裏側に置き忘れた変態イカれ野郎だった、誰かこいつの脳ミソの代わりにスーパーの味噌を頭に詰めてあげて欲しいそうすれば少しはマシな思考回路が出来るだろうから


そんなこんなで滝山正人はビビっている私の唇に噛み付くようにキスをした、制服のネクタイを緩めながら、私をベッドに追いやったそこで身の毛もよだつ一言




「田中さんの匂いってそそるね」

「..............は?」






ーーやべぇ変態(たきやま)が進化した


口から離れない滝山(へんたい)に髪の毛を引っ張ったり拳で殴ったり野郎の口を思い切り噛んだり悲鳴をあげようとしたりガン泣きで背水の陣の如く激しく応戦


そんな私を見てニタリと笑う滝山

それを見て全身鳥肌冷や汗....エトセトラ


そうこうしてると物音で自室の扉の前に人が集まったらしく「大丈夫か?」とか「田中さん早まらないで!」とか「誰か先生呼んで!鍵開けて貰って!」と騒ぎ出していた、え?鍵掛けてねぇぞ?滝山(へんたい)か!!



そこで滝山は身体をおこし扉の方をこれまで見たこと無いほど無表情で見た、助かる!


そう思ったが私の下らないプライドが頭を悩ました、恋人に振られた上に訳も解らん野郎に迫れました、なんて知られたくないしプライドがそれを悔しいが許さない凄く不快だ



「......黙っててあげるから退きなさいよっ」

「慈悲深いんだね田中さんは」

「喋らないで不快だから」

「それは困るな~」

「っ....だから喋るなってっ....」

「どうする?知られたくないんでしょ?」

「......。」




こちらを見つめながらまたニコニコする

私のこのプライドや見張りも見越した上で揺さぶってくるとは、こめかみがピクピクする、人類の為にもこいつをここでボコボコにできたら良いのにな世界はきっと平和になる

そして私の精神衛生上安らぎが勝ち取れる


「別に良いよ言っても」

「....。」

「助けて~って」

「......黙れ」

「あれ?また泣きそう?」



ドロドロと憎しみがこみあげる

ーこいつが居なかったら


滝山を睨み付ける、その姿はボロボロだった言わずもがな思い切り抵抗したからだ、口の端は切れ髪の毛はボサボサ、片腕は爪で傷つけ制服の白いシャツに血がにじみ出し、目の近くには打撲痕、それに変わって私は泣いて顔が酷いが傷一つない

これでは泣いてわめく女を男が一方的に殴られたようにしか見えない、睨みはしたが次第に全身の力が抜ける

滝山はまたニコニコする飽きもせずニコニコニコニコ。



ーああ、また、泣きそう、頭痛い、気持ち悪い、



頭を両手で抱える何も考えられない、滝山は憐れみの顔をして抱きしめてきた、抵抗してもこいつに口実を与えるだけだ、頭を撫でられる、頭痛い、触らないで、気持ち悪い


目が合うと酷く優しげに笑う、自身口の端から血が流れるのも気にせず私の唇を親指でなぞり無抵抗の態度に気を良くさせたのか角度を変えながらキスをする、「うぅ~」と呻くと「フフッ」と鼻先で笑った、




憎しみと怒りがチークダンスを踊ってるよコレ

凄く凄く傷つけてやりたい、私の受けた痛みはまだ痛い

ドロリと今まで知らなかった感情が溢れる




気持ち悪い





「ごめんね、悪いようにはしないよ?」

「......黙れ」




触るな




「いきなり過ぎてビックリしたんだよね、ごめんごめん」

「............黙れ」




お前なんか....居なかったら良かったのに




「それに皆集まってきてるし田中さんと"仲良く"したいのにな」




ー黙れ





その時扉の向こうから先生の声がしたらしくガチャリと扉が開く










それを知らない私は思い切り腕を振り上げて下ろした、それを見た蛇はニタリと笑った













ブックマークや感想、評価ありがとうございます!嬉しいです( T∀T)

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― 新着の感想 ―
[良い点] ヤンデレとBLにハマってて、それらでキーワード検索したらこのお話が出てきて、読みました。とても面白いです。ブクマもつけました。続きも気になるので、書いてくださると嬉しいです✨
[良い点] 面白いです。続きが気になります。 [一言] 香織ちゃん、負けないで。
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