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第一話 入社式


「新入社員諸君、我がアルファリード社への入社まずはおめでとう。これからアルファリード社の一員として様々な業務にあたっていただく上で、何よりも安全第一を心掛けていただきたい。身体が何よりの資本であり身体の健康無くして良質な仕事はあり得ません。皆さん、けして無理をなさらない様に。」


 アルファリード社社長バラマからの激励の言葉だ。


「また、現在我が社はベルモット社、カムロブリッド社に次ぎ第三位のシェア数に甘んじている。シェア数一位を獲得できる日が来るよう、諸君らの活躍に期待している。」


この世界には魔物が数多に存在している。魔物は時に街を襲い侵略行動を行う。そんな魔物からの侵略行動を抑えるためにいくつかの防衛会社が設立された。アルファリード社もその内の一つである。


アルファリード社は、ベルモット社、カムロブリッド社より10年程遅く設立された事もあり現在三位のシェア数に甘んじている。だが、アルファリード社は世界最高速術式起動兵器GⅠの導入や、環境に配慮した兵器の開発などが世界的に評価されており、現在最も勢いのある防衛会社として注目されている。俺自身もそこで入社する事を決めたし、面接でもその部分を入社理由に挙げた事で明白に雰囲気が良くなった。


 社長からの激励の言葉が終わり、正式にアルファリード社の一員になった。だが、周りの同期はほとんどがまだ学生気分の奴ばかりだ。今年の新入社員は二百人程おり、やはり大手だけあって中々の数である。しかし、すでに競争社会が始まっていることに気付いていない奴がほとんどで、俺はそれをチャンスと思っていた。

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