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06 朝
朝、心地良い目覚め。
討伐でがっつり身体を動かした翌日。
ちょっとだけ疲労感は残ってるけど、
自分の身体が確実に強くなっている事を実感出来るのが、
今は何よりも嬉しい。
大の字のまま、思い切り身体をのばすと、
……
えーと、腕に伝わるこの感触は、アレですね。
この世の全ての男性を虜にしてやまないふたつのアレ。
ちょいと失礼して、手のひらにて優しく確認を。
はて、誰だろう。
リリシアは、もう少し大きくて張りがある。
マユリは、もっと大きくてもにゅっと柔らかい。
ハルミスタは、量感がケタ違い。
って、もしかして、ユイ!
ガバっと飛び起きて、グワっと目を向けると、
誰?
俺のベッドにハダカで横たわる、若いというより幼い娘さん、
マジで誰だ!
俺と目があった女の子が、にこりと微笑んで言った言葉、
「おはようございます、ご主人さま、です」
マ ジ か !