一服 作者: 尚文産商堂 掲載日:2019/07/01 ふわりと紫煙が空気に織り込まれていく。 最近は特に喫煙者には肩身がせまい世の中だ。 だが、俺のように、まだまだ煙草を吸うところを見つけることはできる。 といっても、ここは知り合いの喫茶店の片隅で、喫煙室を作った店主のおかげでコーヒーを飲みながら煙草を吸うことができている。 こんなところは少なくなってきている。 コーヒーだけでは、と思うと、喫煙室から顔を出して、店主に声をかけるとすぐに注文はできる。 ここで一服して、これからも働いていきたい。