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日常VR生活!  作者: 秋白眼
闘技交流会!
63/219

イベント開始。

最近小説を考えてばかりで、読まなくなってきてるっ!

でー、でんでっでんでででん・・・


ーーまうっ!


てーてーてーててててっててー


「エンデが夜猫にしんかした!」


「少しおっきくなったかしら」


「可愛いですっ」


誰かツッコんでっ!


「それでも、まだ猫さんのままで良かったです。このまま進化したら虎さんとかにならない・・・ですよね?」


「流石に・・・ない、よ。うん」


ツッコミも無かったよ、うん。

夜猫のエンデはさほど変わらない見た目。ベルの言う通り少し大きくなったかな? 程度の変わり具合っ!

わたしと一緒だね。身長大きくなっただけだもんね


「有りそうだけどな」


そりゃ猫科だけどさ。ヒョウ属やんな。

ネコ属の猫が虎に進化・・・ファンタジーならおかしくはないか。でも、まうー・・・、から、がおー! ってなったら、嫌だな〜。あ、でも背中に乗れるかも・・・有りだなっ!

地味に楽しみ。わたしも召喚術師が良かったな〜。


「次の進化に期待、ね」


「そだねー」


そこから四人で軽く雑談を交わしていれば、直ぐにワールドアナウンスが入る。


『異界人の皆様にご案内申し上げます。イベント一時間前、今回のイベント内容をお知らせ致します。今回のコンセプトは《強者殺し(ジャイアントキリング)》です。今からこの強者に当たる方々にメールをお送りします。尚、選ぶ基準としましてはイベント終了後、当ゲームのホームページにて掲載予定です。五分後、強者以外としての参加者にメールで今回のイベント内容の詳細をお送りします』


「強者殺し・・・ね〜?」


「中々ハードな内容だな。強者は絶対に一陣から選ばれるだろうな。二つ名持ちは大体確定じゃないか?」


「ふーちゃんも入ってるかも知れないわね。それどころか、アリッサちゃん、ノノちゃん、ガンテツの三人も参加してるかもね?」


「ガンテツはなんだっけ、【城壁】?」


「それは職業じゃない? 【攻城兵器】よ」


【攻城兵器】? かなり物騒な二つ名だよね・・・?

明らかタンクなのに、攻撃的な二つ名って。変なスキルでも持ってるのかな?

ユニークスキルなんてもんがあるんだし、あってもおかしくないかー。


「フォートレス・・・砦な。でもガンテツが二つ名持ちだとはな。こりゃ、めんどくさい相手じゃないか?」


「うん、厄介だね。“守る”事に関してはかなり強いからね。わたしもベルも何度ガンテツを恨んだか・・・。味方としてはかなり心強いんだけどね」


まだ確定してる訳じゃないから早合点かもしれないけどね・・・。


「その流れからするとアリッサ、ノノにも二つ名があるの?」


「あまり出てこないみたいだけど、たまに見るわね。因みに、あーちゃんも載ってたわよ? 確か・・・」


「お転婆姫、でしょ? この前一陣の人に聞いたよ〜。酷いよねー。何処がお転婆なのか。いかにも箱入り娘って感じー「なわけないだろ」だよねー」


明らかにお転婆・・・とまでは行かなくても、色々と目立ってるのは否定しない。この前囲まれた時に噴水前で歌ってた事聞かれたし! あれは、正直気付かなかったよ。言われてから、聴かれてたっ!? ってなっちゃったし。

自分が意図してやってる事は恥ずかしくないんだけど、完全に意識してない状態のを見られると恥ずかしい。

顔、赤くしてなかったよね。大丈夫だよね?


「ん、メール来たな。えっと・・・・・・」


リョウが反応するのと同時にわたしの方にもメールが届く。内容は・・・


『運営から通達! 本日1500(ヒトゴーマルマル)よりイベント【闘技交流会:二陣の力を見せつけろっ!】が始まりますっ! 尚、イベント中は時間の流れを一週間に引き延ばします! 今の内にトイレなどなど、済ませるものは済ませておきましょう!

今回の舞台は特設フィールド【セプテットカーニバル】を用意させていただきました。七つの属性を司るフィールドにて七人の強者が徘徊する中、逆転の一手を決めて、見事打ち倒しましょうっ!

ルールは二つ! 強者を倒す! それまでの間サバイバルをする! これだけですっ! あと一時間、準備はいいですかっ! おっと。忘れてました! 強者役の皆さんを下記にてご紹介致します! ちゃんと対策を練るべきですよ? レベル差は著しく戦況に影響を与えます。情報は力なりっ!


【攻城兵器 ガンテツ】

【天然水巫女 クルリ】

【紅蓮の竜姫士 フレン】

【疾きこと風の如く ファング】

【戦姫 セリア】

【奇術師 ロキロキ】

【勇者 シュウ】


以上七人の強者です。クラン【揺り籠】から三人。クラン【双翼騎士団】から三人。クラン【防人】から一人参加してくれましたっ! 各強者には一人ずつサポーターとして約二分前にメールをお送りしましたっ!

計十四人もイベント側として参加して貰えてありがたい限りですっ!

この場を借りて、お礼申し上げます! ありがとうございますっ! って、このメール強者役の皆さんには届かないんでしたっ!? てへぺろ☆

それでは皆さん、イベントを楽しんでくださいねっ!』


おぉ・・・詳しい内容かどうかは兎も角、楽しめそう。というか、やっぱりフレンが入ってるんだね。そして、噂をすれば影がさす・・・っと。ガンテツだよ、やばいやばい。出来れば相手にしたくないなぁ。

クルリちゃんも強者なんだな。水精霊だし、水属性フィールドって事かな。

そして、要注意人物。勇者のシュウくん。【ゆうしゃ】じゃなかったんだね。

終始テンション高い文だったけど、楽しみかも。


・・・あれ? 七属性って、もしかして無属性も入ってるの? うんと・・・上から地水火風かな? んで、名前のイメージからして光、闇の順番。ということはシュウ君が無属性ということに・・・? ふむ。よく分かんない。


「おぉ、フレンちゃん入ってるな」

「ガンテツも入ってるわよ。中々大変そうね」

「あ、あの。このファングさんは聞いたことありますっ! 目にも留まらぬ速度で翻弄するとか・・・」


三者三様。リョウは単純に、わたしの反応が気になっただけ。ベルはため息を吐き、面倒くさそうね。と呟く。

ハルは、ふんすっと興奮した感じで話し始める。


「あ〜、うん。そうなんだ?」


「そうなんですっ。軽戦士系で、狼族ですね。風属性の装備を持っていて、それによるAGIの補正込みで凄く厄介らしいです。ただ、ユニーク装備らしく強化も出来ないので、防御力はそう高くないという噂がありますね」


「ユニークねぇ。やっぱり鍛冶師プレイヤーでも手が出せない感じなの?」


「みたいです。それを補って余りある能力らしいですけど、諸刃の剣と言った所でしょうか」


ふーん・・・ユニーク装備かぁ。アインもそうだけど、なんか元があるのかな? アインは無さそうだけどね。

強いていえば、ロマンが詰まりまくってる武器っ! って感じ。


他の人も気になるけど・・・まぁ大丈夫でしょ。ささっと、用事を済ませとかなきゃ。




『イベント開始まで五分を切りました。参加予定の方は王都内に。参加をしない方は速やかに王都から出てください。尚、転送完了後再び王都内へ入る事が出来ますので、非参加者の方はご安心ください』


「いよいよ、だね」


「あぁ。フィールドはかなり広いみたいだからな、一週間もあるんだし、少し大変かもな」


「そう、ですね。でも、アスカちゃん達がいるなら安心です!」


「ふふっ、そうね。それに強者とはいえ、他の一陣を含めたら相当苦しい戦いなんじゃないかしら?」


確かに。いくら強いからって、同レベル帯の一陣が複数人来たら辛いだろうに・・・もしかすると強者側にも運営から切り札が用意されてるのかも?



『これよりカウントダウンを始めます。30...29...28...27...26......』


カウントダウンが始まった。

中々親切だね。うぅ、ドキドキするなぁ。初イベント、楽しんでいこうっ!


『10...9...8...7...6...あ、すいません言い忘れたことがありました。今回パーティを組んでいたとしても・・・用意した開始地点にランダムで転送されます。ご注意ください。それでは、行ってらっしゃいませ』


最後の最後、物凄い爆弾を投下して転送が始まる。

この場、わたしも含めて王都内にいる全てのプレイヤーが口を揃えてこう言った。


「ちょ、ちょっとまてえええええ!?!?」


制止の声が届くわけもなく。無慈悲にも転送される。

視界に映る光景が変わり、広がるのは鬱蒼と生い茂る森。どこからとも無くきぃきぃ猿のような声が響く中、一人でその場で立ち尽くすわたし。

わなわなと体を震わし、思わず叫ぶ。


「ふっざけんなああああああああ!?!?」


心からの叫びが響き、数匹の鳥がバサバサと飛び立っていく。・・・どうすればいいんですかね。ねぇ?


パーティ?・・・知らない子ですね。

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