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転生した元魔王様の非日常的な学生生活  作者: haimret
第二章 異世界からの来訪者
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説明? します。

なかなか、どうするのか思いつかなくなってきた……

「それで、どういうことなんです?」


 由愛はズイッと身を乗り出して馬皇を問い詰める。その後、由愛の混乱具合とサライラの過剰なスキンシップによっていたたまれなくなり店を出て帰り道の公園にやって来ていた。今日は偶然にも周りに人がいない。


「だから、前言っただろ。俺と真央は前世が魔王って」

「それは設定じゃなかったんですか?」


 何故か由愛に設定扱いされる。2人はまさか痛い人扱いされているという事実を初めて知って驚愕する。


「設定じゃねえよ‼」

「設定じゃないわ‼」

「てっきり2人して厨二病かと……」


 てっきり思春期ならではの病気化されていたようだった。それも邪気眼系。このときだけは馬皇も真央も声が揃う。


「違うからな‼」

「違うわよ‼」


 実際に証拠か何か見せないと信じてくれそうになかった。馬皇たちは実査に証拠を見せるために馬皇は手を変化させる。同じタイミングで魔法陣を創りだした真央は飼い犬であるコアを呼び出した。


「ついでよ」


 そう言って小さな氷の玉と火の玉を掌に1つずつ作り出して宙に浮かせる。


「証拠だ」


 由愛は馬皇や真央の変化を見て驚く。由愛が驚いているとコアが甘えた声で由愛にすり寄って鳴く。その姿にすっかりくぎ付けとなりコアを由愛は抱き抱えた。


「コアっていうのよ。他にも呼び出せるけど一番負担が少ない子を呼んでみたわ。それにしても懐いてるわね」


 真央は由愛に召喚した下僕を説明する。そして飼い主である真央以上に懐いている様子のコアに少しだけ複雑そうな顔をする。


「ワン」


 コアはプルプルと震えながら召喚した飼い主を無視して由愛の方へと向く。そして、頬をペロリと一回舐めると由愛に構ってとつぶらな瞳で見つめる。ちなみに、真央から見てもご機嫌なのが分かるくらいに尻尾がちぎれんばかりに振られている。


「わ~。カワイイ。真央さんのおうちで飼われているんですか?」


「ええ。全く何で私じゃなくて由愛にめちゃくちゃ懐いてるのよ。召喚主には基本的に従順なるはずなのに」


 何故か魔法で呼び出しても懐かずに他の人の所へ行ってしまうコアに真央は疑問を言った。由愛は不可思議な出来事に首をかしげてトリックか何かあるんじゃないかと疑っていた。


 しかし、馬皇の手を何度確認しても作り物な感じではなかったし第一に自由に動かせて温かさを感じていた。真央の召喚については場所を少し変えて他の生き物を特にこの世界に存在しないようなものを呼び出しすと由愛はさらに驚かされる。


「それにしてもどうなってるんですか? 夢でも見てるのかな」


 いまだに夢見心地な由愛に馬皇は言った。


「現実だ」


 由愛は馬皇からサライラの方を向いて聞いた。


「なら、サライラさんも」

「ええ、出来るわ」


 そう言って、何かを呟くと掌に水球を浮かべた。何もないところから炎を作りだして、浮かせている。現実では起こりえないことだった。


「ふええ」


 由愛は驚いて変な声になった。それを無視して真央は言った。


「それで、どうするの?」

「とりあえず、こっちで連れて帰ってみるがどうなるかは分からん」

「まあ、そうよね」


 いきなり前世の娘が来たからと言って何かできるようなことはない。なるようにしかならない。


「一応、前世とはいえ娘だからな。手は尽くすさ」


 馬皇はサライラを肩に寄せて笑顔で言った。サライラは父親に抱かれているため蕩けた表情をして馬皇を堪能している。真央たちは何故かはわからないが不機嫌になっていた。そして各々が帰りの支度を始める。


「なら私たちも帰りましょうか。行きましょう由愛。馬皇もじゃあね」

「そうですね。それでは馬皇さん。また明日」


 少しだけイライラした感情が乗せられた声だった。馬皇は気づいていないのかいつもの様子で言った。


「ああ。また明日」


 2人と別れるとまだ、馬皇を堪能しているサライラに話しかける。


「さて行くとするか。サライラ」

「むぅ」


 蕩けた表情から変わって不機嫌な顔に変わったサライラ。


「どうした?」

「なんだか、お父様とあの方々とのやり取りが羨ましいです。私もお父様に食べさせたいです。ちなみに私を食べるというのもやぶさかではありませんわ」

「やるなよ‼ あの時はなし崩しだったがお前がやるのはダメだからな‼ ってか。その言い回しどこで覚えてきた‼」

「そんな~」


 サライラはくやしさのあまり崩れ落ちる。馬皇は今日の事を思い出してサライラに顔を見られないように公園の出口の方へさっさと歩き出す。


「そのままでいるなら置いていくぞ」

「待ってください。お父様」


 サライラは慌てて起き上がると馬皇を追った。こうして馬皇たちも家の方へ向かったのだった。

次回は真央の方にも……

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