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転生した元魔王様の非日常的な学生生活  作者: haimret
第一章 魔王たちは出会う
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エピローグ 馬皇

エピローグは3つに分けます。

今回は馬皇編

 あの事件の後、無事逃げ切れることができた馬皇たちは鉄先生に送られて帰宅した。深夜2時である。 帰宅したときに父は無言であった。いつものように母はニコニコと出迎えた。


「おかえり。遅かったわね。晩御飯あるけどどうする? 今日の晩はお赤飯かしら」

「ただいま。もう遅いからいらない」


 いつもなら寝ている時間帯である。心配して起きてくれていたのだろう。不謹慎だが馬皇はうれしかった。だが、同時に照れくさかった。


「晩はいいや。もう遅いし。もう寝るよ。おやすみ」

「そう? なら、おやすみなさい」


 馬皇は眠そうに言ってさっさと部屋に戻った。疲れのせいなのか体が重い。ベッド前まで来ると倒れこんだ。俺は夢の世界へ旅立っていった。



 朝。


「ふぁああ」


 意識が戻って来ると馬皇は目を開けた。昨日はあんなことがあったのにいつもの起床する時間で起きれたことに馬皇は苦笑する。馬皇はいつものように部屋を出て自分の席に座る。


 母は朝食を待ってくれていたのか手を付けずに普段から見ているテレビのニュースを見ていた。ちょうど昨日から今日にかけての出来事が流れていた。


『こちら現場の大葉大学の薬物実験場の跡地です。みごとに施設の跡形すらありません。クレータが残っているのみです。いったい昨日の内に何が起こったのでしょうか。実験中の爆発事故との報告があるようですが……。しかし、近隣の住民や夜近くにいた人の目撃証言によりますと、「何か大きな物が飛んで行った」や「銃声を聞いた」などの声が聞かれました。また、クレーターの上では行方不明だった人たちの一部が見つかったとのことで謎は深まるばかりです。そして、全員が「ドラゴンを見た」、「悪魔を見た」などと供述しており混乱して集団で幻覚を見たと考えられます。中継の中村さんどう思われますか……』


 朝のニュースでは結局、薬物実験の爆発事故ということになっていた。実際はこの証言が正しいと分かるのは実際に目撃した人物か当事者ぐらいの物だろうが。ちなみに俺の友人たちである田中洋介、佐藤幸太郎、角松小太郎と中学の生徒たちは無事であった。捕まって日が浅かったのが幸いだったのが幸いだった。


 こうしてニュースで見て馬皇はやらかしたなって思ってしまう。原因が自分たちにあることはまず誰も思いつかないから問題ない。俺は、味噌汁を持ち上げる。


「ねえ。馬皇ちゃん」

「なに? 母さん。ちゃん付けは止めてって何回も言ってるだろ」

「昨日のあのクレーター作ったでしょ?」

「っ‼ げほっ‼ げほっ‼」


 唐突な母さんの断定により飲んだ味噌汁が気管に入りこんだ。苦しい。


「もう。そんな味噌汁がっついちゃって」


 ティッシュを渡して吹きだした味噌汁をふき取る。


「味噌汁は関係ねえし。てか、ナンノコト?」


 母さんは片言なのに気づいてるのか肩をすくめて溜息を吐く。


「はぁ。昔から嘘が下手ね。朝帰りデビューもしちゃったみたいだし。女の子と一緒だったんでしょ。夕方に見かけちゃったもの。昔のお父さんと私を見てるみたいだったわよ。慌てる所とかそっくりね。血筋なのかしら」


 つついてくる馬皇母。若干うっとおしい。年齢4○歳なのにと思っていると馬皇は睨みつけられる。


「あら、何か言ったかしら?」

「いえ。何でもありませぬ。母上」

「そう。ならいいけど」


 年齢については禁句だった事を思い出して馬皇は気を引き締める。


「今もカッコいいけど、昔はお父さんと一緒によくヤンチャしたわ。だから、何かに巻き込まれたり、何か起こしたりするのは血筋なのよねぇ。魔王倒したり、異世界に帰るお父さんに無理矢理ついて行ったり」


 いきなりのことで呆然としてしまった。爆弾発言だった。思わず聞き返してしまった。


「え?」

「何かに巻き込まれたり、何か起こしたりするのは血筋なのよねぇ。」

「おしい。もうちょい後」


 母さんは可愛らしく頭をかしげる。


「魔王倒したり、異世界に帰るお父さんについて行ったり?」

「ちなみに異世界の名前は?」

「リーングランデっていう世界よ。私の故郷でもあるの。お父さんすごかったわよ。魔王の召喚する魔物の軍勢をちぎっては投げ、ちぎっては投げで……」


 母さんは両手を使って片手ずつで交互に物を投げるポーズをする。そして、のろけ話に夢中なのか1人でずっとしゃべるのに馬皇は呆然とする。頭を抱えた馬皇。ふと、時計を見るとそろそろ家を出ないといけないの時間になっていた。馬皇は慌てて出る準備をする。


「やべ‼ 行ってきます‼」


 準備を終えると馬皇はそのまま玄関に向かう。馬皇母も出ようとしている馬皇に気が付きのろけ話を中断していつものように見送る。


「あら。もう時間? 行ってらっしゃい」


 玄関の扉を開けた。


「今日もあいつと戦うにはいい日だ」


  そう呟く馬皇。それ以上に今日聞いたことをあいつに話してみるのもいいかもしれない。そう思いながら馬皇はいつもの道を歩きはじめた。

次は真央編

最後に合流


……出来ると良いな

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