12話
短いですが更新しました。眠気やら疲れやらで意識朦朧としながら書いている部分があるので書き直す部分もあると思いますが楽しんでもらえればなと思います。それにしても短い……
「それはどういうことだ?」
真央の言ったことが理解できずに鉄が真央にたずねる。鉄の言いたいことを理解したのか真央はあの時の事を聞く。
「あの日、私たちが姿を変えたという事を校長先生から聞いていませんか?」
一時的な前世の姿と言うこともあって真央は自身の姿については触れずにたずねる。
「ああ。直接見たわけではないが、ドラゴンと悪魔を見たと言っていたな」
鉄はあの事件の後多くの被害者や関わっていた互助会の仲間、直接見た校長の証言していた事を思いだす。直接は見ていないという事に何故か真央は安堵すると話しはじめる。
「はい。それが私たちです。その時にですね。馬皇のバカが一発放ったのがあの施設を全壊にしたんですが……」
「だれがバカだ‼ おい‼」
「あんな人の集まった所であんなもんぶっ放した奴をバカっていう以外に呼び方があるの?」
「それはどうだけどよ……」
「なら、そこは甘んじて受け止めなさい」
「……へぇへぇ。わかったよ」
馬皇は真央の物言いが気に入らないのか噛みつく。しかし、真央が言い返すと反論できないのか渋々うなずいた。それ以上の追及はないと真央は判断すると鉄に話を続ける。
「つまり、その時の一撃に異界が生み出される程のエネルギーだったと?」
「はい」
確信を持っているのか真央は鉄の言葉に大きく頭を縦に振った。それを見た鉄は聞いた。
「それなら中がどうなっているかも予想がつくか?」
「それは見て見ないと分かりません」
「そうか」
鉄も予想していた通りの答えなのか真央の分からないという発言に少しだけ落胆する表情を見せた。
「でも、恐らく私か馬皇の記憶に関する場所になります」
「それなら中に入って確認すれば絞れこめるんだな?」
「そうですね。ただ、中がどうなっているかは分からないですけど中がダンジョンみたいになってて魔物が生まれているという可能性もあるので行く前にはそれなりの準備が有った方が良いのは確かです」
真央は鉄にそう忠告する。仮に真央の言う通りだとしたら非常に注意しないといけないことであるのは鉄も理解した。
「そうか。それならいろいろと準備をして行った方が良さそうだな。私が準備するから先に行っててもらえないか?鍵については後で閉めておく。 大葉大学前に集合という事でいいな?」
「「「「はい」」」」
鉄はそう言って立ち上がると室内から使えそうなものを探し出す。一通り見つけると今度は別の部屋にある突入用の装備を探しに出て行った。
「さて、私たちも行きましょうか?」
鉄を見送った後に真央が声をかける。
「そうだな。行くならはや前に言った方が良いだろうな」
「あの?」
馬皇は真央に視線を向けて答える。すると、由愛がたずねてきた。
「どうした? 由愛?」
「私たちも何か用意した方が良いですか? 鉄先生がいろいろと……」
鉄があわただしく準備していたのを見て不安そうに由愛は言う。そんな様子の由愛に馬皇は軽い感じで答えた。
「なんだ。そんな事か」
「そんな軽い反応してるけど本当に大丈夫なんだよな?」
不安が伝播しているのか洋介が馬皇たちに聞く。
「問題ない。ある程度の食料や水はこいつが用意してあるし」
そう言って真央の方を見る。
「確かに私も持っているけども別に私だけでなくてこいつも出来るわ」
「おう。任せろ」
真央に対して馬皇は答える。
「そんなこともできるのかよ。異能って便利だな」
洋介はそう言って感心すると真央は言った。
「これは異能じゃないわよ」
「……まじかよ。じゃあ何なんだよ?」
洋介は驚いた表情を見せると真央にたずねる。真央は自信満々にこう答える。
「これはね。魔法よ」
「は? ゲームとかのか?」
洋介は興味あるのか真央に聞いた。真央も質問されてテンションが上がっているのか上機嫌に答える。
「そんな認識でいいわ。基本的に魔力があってそれなりのコツさえつかめれば誰でもできるものよ」
「俺が教えてくれって言ったら教えてくれるか?」
「それは無理ね。あなた魔力なんてないもの」
「それはねぇだろ……」
真央がきっぱりと洋介に魔力なんか存在しないと言って洋介は肩を落とす。
「洋介。残念だったな」
「おう。ありがとうよ」
馬皇は洋介に対して肩を叩いて慰めるがそれが止めとなっているのか洋介はがっくりとしたままである。
「あぁ‼ 面倒くさいわね‼ とにかく‼ 速く行くわよ‼」
真央がそう言うと馬皇たちはうなずき馬皇が洋介を担ぎ上げて目的の場所へと向かうのでだった。
次でやっと異空間探索の話になる予定です。異空間の中はやっぱり一筋縄じゃいかない訳で……
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