じゅーいち
気楽に書いた割にかなり評判がいいみたいで凄くうれしいです、ありがとうございます><
期待にそえるかわかりませんが読んでて楽しい作品をかけたらと思います、今後も宜しくお願いしますヽ(´▽`)/
男女二人ずつで仲良く学食でお昼ご飯。中学では俺にとっては処刑の時間でしかなかったけれど、それが今はどうだ。隣に森野、斜め向かい側が青木、そして正面に紅さんがいるのだが、全然苦しくない!なんて幸せなことなんでしょう!ウルウル
「…なんで佐藤は泣きながら飯食ってんだ?」
「気にしちゃダメよ紅さん、あいつはあーいう痛い奴なんだから」
ちょ、青木今なんていった?この感動がおまえにわかるかよ!
「それにしても、私が思っていたよりもずっとかっこいいね紅さん」
「よしてくれよ、なんか照れるじゃんか」
なんか女子組はあって間もないというのにもう意気投合してるみたいだ。
「よかったですね、二人ともすっかり仲良しみたい」
「…だな。」
森野と俺はそんな二人を見ながらのんびりと食事を楽しんでいた。のだが
「…あ!佐藤くんがまた噂の紅さんと食事してる!しかも今度は森野君もいる!」
ぶぇーくちょー!!
俺はいきなり背後に飛び付いてきたアレル元、もとい筑紫さんに反応し今日一番のくしゃみをした。その勢いで森野のおにぎりが下に落ちちまった。森野毎回すまん。
「…これはまさか、修羅場!?」
「ねぇよ!!さっさと離れ…くちゃん!」
さっきまで仲良く話していた女子二人も突然の刺客に呆然としている。森野はおにぎりから目を離さない。…ほんとごめん。
でも今はあやまる余裕すらない。ずっと筑紫さんがくっついて離れないのだ。…やばい、くしゃみを通り越して吐き気がしてきた。背中にかく汗も尋常じゃないし。
しかしアレルギーのことなんて言えやしない。
もちろん前にいってた理由もあるけれども、紅さんの前で言うことはタブーなのだ。(彼女の女性部分を間接的に全否定してしまうのだから)
それを森野の青木もわかっている。だから今二人はどうするべきか戸惑っていた。(ただし森野はおにぎりを見ている)
俺は青木の目をみた。
『…なんとかしてくれ』
『わかった』
目と目で通じあう。頼んだぞ。
「あー、えーと筑紫さん?まぁ佐藤から離れてこっちきなよ、皆で話でもしようよ」
「うーん…やだ」
…え?
すると委員長は俺の体に余計擦り寄ってきてきやがった。お、おっきくて柔らかい感触が…って違う!背中に蕁麻疹ができてきた。意識も朦朧としてる。こりゃ本当に…やばい。
「ちょ、ちょっと!やめなさいよ!!」
無理やり引き剥がそうとする青木。
「そんなにムキになんなくていいじゃな〜い
もしかして、青木さんも佐藤くんのこと…」
「な、なにいってんのよ!私は…」
なんか大声で二人が話している。間で森野と紅さんが戸惑っている姿も見える。
俺のことがどうさたんだ…
あぁ、なんかもうダメだ…
そのあと気絶するように倒れたらしい。あとで聞いた話である。