じゅー
明日から青春18切符旅行いってきますヽ(´▽`)/
「…て話なんだが、そんな噂たってないだろうな?」
現在昼休み、俺は森野と青木の三人で話をしている。話題はもちろん先程の俺のBL説である。
「なによそれ、そんな噂あるわけないじゃない。」
「よかった、なんか凄く安心したよ」
「ただ、筑紫さんの腐女子説は100%確実だけど。」
やっぱりか〜!やっぱあの子そーいうのが好物なのね。お前がそんな落ち込んだ顔をする理由もわかる。俺もショッキングだったもん。
人を見た目で判断するのはいけないことだけどさ、真面目な人が起こすギャップってのは恐ろしい。
「まぁ、私は佐藤が森野に気があるんなら応援するけど」
「ねぇよ!」
やめてくれよ!女子アレルギーあるからといって女の子が嫌いと思ったら大間違いだ!できることら俺だって皆みたいに女子と遊びたいよ。
「…しかし、最近あまりにも女子に女子に絡まれる気がする」
俺がそういってため息をつくと、青木は嘲笑うかのように「フッ」と笑った。
「…なんだよ、そんなに可笑しいかよ」
「うぅん、別に面白くはないんだけどさ…」
そういって彼女は頬杖をついた。
「なんかさ、つまんないなぁ…」
そういって俺の二倍くらい大きなため息をついた。
その時の青木の表情は、俺が見たことがないくらい不機嫌そうな顔をしていた。
なんか、自分が思っていることが叶わないでじれったくしているような、そんな表情だった。
「あ、そういえば、昨日紅さんとの食事どうでしたか?」
と森野が聞いてきた。
「あぁ、普通にありきたりな話をしたよ、体育の星野がガリガリすぎるだとかね」
「へぇ〜、他にはなんか話した?」
青木が急に元気になった。切り替え早いな。
「いや、大したことはないよ、まぁまた今度一緒に昼飯食べようって話したくらいかな?」
すると青木の眉がビクッと動いた。それから体を乗り出して俺に顔を近付けてきた。
「ねぇ!今度は私たちも一緒にご飯さしてよ!
紅さんとは話をしてみたかったし、ねっ!?」
「ぶぅっくしょ!
わ、わかったから顔はなしてくれ!!」
俺はあわてて顔を話した。なんだよ青木の食い付き尋常じゃなかったぞ。
「まぁ、今度紅さんに聞いてみるよ」
「オッケー、絶対よ!」
「はいはい、」
俺と青木が妙なテンションで会話してる中、森野一人何か考え込んでいた。なにやら気になっている様子だ。
「あ、あの、一つ聞きたいことがあるんですけど…」
「ん?どうした森野いってみろ」
「…BLって、何ですか?」
「「………」」
森野、知らないほうがいいことだってあるよ。
俺たちは森野に『ボーズみたいなルックス』だって教えといた。