脱出?
初めての投稿で読みにくい所も多々あると思います。申し訳ございません。ぜひ読んでいただけると幸いです。
少女は子供のそばにいきパンと水を渡す。子供は渡されたものを躊躇なく貪り食らう。全てを食べ、飲みきった後子供は身を起こしこちらを見る。
「君は誰?」
少女は何か喋ろうとするが喉から音がでないことに気がつく。少女が何も答えないことに気がつき子供が声をかける。
「喋れないの?」
少女が頷く。子供は少し悩んでこう続ける。
「助けてくれてありがとう。君に聞きたいことが沢山あるけど、急いでここから出なきゃ。ここにいたらまたあいつが来るかもしれない。」
そう言って子供は立ち上がろうとするがよろけてしまう。少女は子供に手をかそうとする。が、子供は
「大丈夫。僕一人でも立てるよ。」
という。そして1人で部屋から出ていく。少女も続けて後ろを着いて行く。
「僕の名前はジールって言うんだ。君の名前は、、、って喋れないよね。えーと、じゃあ」
と言ってこちらをむく。ジールは少女を一瞥してすぐ前を向きなおる。
「君は髪も服も白だから白って呼ぶね。」
少女はそれを聞き、自分の本当の名前がなんだったのか思い出せないことに気がついた。名前だけではなく見た目、声、好きなものから嫌いなものまで、自分を形づくる全てのことが思い出せなかった。私は一体誰なのだろう。そう思っていると階段に着く。
「ここの扉鍵が壊されてるみたい。元からこうだった?」
少女は頷く。
「あいつが鍵を壊したのか?それとも違う誰かが、、、」
ジールがそう呟いている様子を見て、少女はジールの口に手を当てる。ジールは少し動揺するが少女の真剣な顔を見てすぐに口を閉じる。いつ黒い何かが襲ってくるか分からない。なるべく静かに動きたい。少女は言葉を発せないことにむず痒さを感じた。階段をのぼり黒い何かが居ないことを確認して、少女達は出口を探すためゆっくり廊下を進む。途中でキッチンを見つけたジールが水を飲もうとするが、少女が止める。少女は先程黒い何かが壊した方を指し顔を振る。ジールは不満げな表情から一気に顔を青ざめこちらを向く。なにか喋ろうとする前に少女は口の前に人差し指をだす。ジールは頭を縦に振り、少女と一緒に部屋を出る。しばらく歩いていると大きな空間に出た。そこには上に続く階段と両開きの大きな扉があった。今までとは違う大きくてキラキラした扉だ。ここが出口だとひと目でわかるくらいに。少女とジールは目を輝かせる。大きな扉は開ける時に音がなりそうだ。でも外に出てしまえばいくらでも逃げれる。ジールと少女は扉の取っ手をそれぞれつかみ開けようとするが、扉はまるで取っ手の着いた壁のように少しも動かせない。ならばと近くの窓から出ようとする。が、窓も扉と同じくピクリとも動かない。ガラスの窓を叩いてみてもまるで宝石のように固くとても割って開けられるようではない。ジールは狂ったように窓を叩く。
「どうして?!なんで開けられないの!」
少女はハッとする。まずい音を立てすぎた。急いでジールを連れてその場を離れようとする。だが気づいた時には既に遅かった。足音がこちらに近づいてくる。それも今までに聞いた速さ以上に。
読んでくださりありがとうございます。読みにくかったり面白くなかったらすみません。少しでも読んでくださった方が喜んでいただけると嬉しいです。ゆっくり書いていくつもりです。次の話はゆっくりお待ちください。




