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死ねないポチのおさんぽ日記  作者: 大爆裂エアーコンディショナー
3章 神の理において、君は万物を繋ぐ哀れな博愛主義者となる
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作戦名『ユトウ夜戦』

視点はポチへ、時も遡り言いがかりの指名手配書はガン無視して5日後に御意見番及び海神教信組織との決戦が決定した日の夜へと飛ぶ



簡易的なものだがとギルド内にある怪我人用の治療に使う部屋をそれぞれ貸してもらえる事になった。俺は1人部屋、先輩とリンカ先輩は2人で少し広めの部屋を借りて久しぶりの風呂で汚れを落とすと清潔になった喜びと同時にドッと疲れが押し寄せてきてさっさと就寝の挨拶を済ませて部屋に入った


「っあぁ〜…!疲れたぁ…」


ここに至るまでの疲労だろう、驚くほどあっさりと意識は飛んでぐっすりと就寝…そして朝日が昇ると同時に誰からともなくギルド一階に備え付けられたテーブル席に集まった

どうやら他の2人も俺と大差のない夜を過ごしたようでスッキリとした顔をしている、俺は2人の分のコーヒーを受付で受け取って早速言いたかった事をぶちまけた


「…いやぶっちゃけ落ち着いたら俺ら何でここまで巻き込まれてんのって思えてきたわ」

「言うな後輩クン、ここまで乗り掛かったなら下船できないのが世の常だろうさ」

「あたし正直足かけた覚えもないんだけどなぁ…でもまぁ、2人が乗るって言うなら降りる道理もないけどさ?」

「じゃあ乗っかっとくかぁ、どうせ何かやらなきゃって事もねえし」

「消極的な積極性だね、随分と前向きになったようで何より」


頭空っぽとでも言いたそうだなとジトッと睨めばエヴェリーナ先輩は肩をすくめてコーヒーのカップで顔を隠してしまう、仕方ないのでリンカ先輩を睨めばニッコリと笑顔でなぁに?と言われて毒気を抜かれてしまった


「方針はとりあえずこの事件の解決には協力、報酬はちゃっかりもらってとんずらでOKっすか?」

「とんずらって…あたしら別に逃げるように去る必要ないじゃん、のんびりしよーよ」

「そうもいかないさリンカ、キミは単位が危険域ギリギリだよ?」

「えぇぇ?!ウソウソ!こういうのってだいたい恩赦的なのがあって卒業出来ますよって奴じゃないの?!」

「いやキミはそもそも単位を取れてないんだよ、端的に言えばキミは成績がカスだ」

「カス?!ひどくない!?」


うわなんか既視感あるな今の…あぁ俺の魔力か。

こうしてやいのやいのと騒いでいると改めて余裕が無かった事を自覚する…人間、自分の異常というのは正しく把握出来ていないものだ

躁鬱気味だったなんて今の今まで自覚は無かったがよくよく考えてみれば『苦痛無効』は精神的な苦痛には意味がないのだから死にまくっていれば普通なら人は病む

“死なない”というチートに酔って無自覚に病んでいく…それがある意味このスキルへと神があてがったデメリットなのかもしれない


「——というわけなのだが、後輩クンは……話を聞いてなかったようだね」

「ん?あぁすんません、ボケっとしちゃって…」

「いいよいいよ、文字通り()()上がりなんだからボーッとするくらいあるよ!」

「とはいえ何度も話すのは疲れるし次は聞いてくれたまえ?」

「いやぁ…へへへ」

「はぁ…まぁ笑って誤魔化す余裕が出来たのも良しとしてやろうじゃないか。とにかく町に出て買い物を済ませたいんだ、信用できる店のリストと顔を隠すためにギルド職員用の外套を借りてきた」


そこまで急いで何を買うのか?と疑問には思ったがあの先輩だしわざわざ意味の無い買い物にこだわったりはしないだろうし何かあるんだろう…

先輩がテーブルの上にフード付きの外套を並べる、西洋風の盾の上で交差する2本の剣を模ったあまりにもテンプレに“それっぽい”マークは冒険者ギルドのマークだ

そしてそんな外套の内ポケットから先輩は一枚の小さな紙を取り出して「これが店のリストだよ」と言ってヒラヒラ揺らす


「……あぁなるほど」


視線をメモから先輩の顔へと移せば向こうもそうなるのを理解していたように目が合う、そして先輩の視線はチラリと奥の廊下へと移り視線の先に何があるのかと追ってみればそこは昨日話し合いが行われたエチゴヤのいる部屋だった


「OK了解っス、んじゃ早めに行って済ませますか」

「そう言ってくれると助かるよ、後輩クンには悪いが()()()()()()を頼んでもいいかな?」

「えぇもちろん、そういうのは男の役目ですから」


そしてフードで顔を隠して3人でギルドを出る…フードを目深に被った集団に一瞬町の人たちは訝しげな視線を送ってくるが外套に刺繍されたギルドのマークを見てスッと疑いの視線と関心を引っ込める

何度か道を曲がり、おそらく予定通りの人気(ひとけ)が無い路地へと入って行き止まりへと辿り着く…

すると案の定背後にいた気配たちは待ってましたと言わんばかりにゾロゾロと姿を現し道を塞いだ、合わせて6人の男女の集団、その中から青い髪をした女がナイフをギラつかせながら前に出てきて下衆な笑みを浮かべる


「お前達に恨みはないけど上からの命令なんでね…大人しくアタイらに捕まってくれるなら手荒な真似はしないでおいてやるよ」

「ふむ、思ったより単純そうな輩だったようだね。じゃあこんな小芝居は不必要だったかな?」


そう言って先輩は店の書かれたリスト…と偽って俺に見せたただの白紙のメモをヒラヒラと揺らして不敵に微笑んだ

何も書かれていない紙を見て女の顔が一瞬疑問に染まり、次に自分が騙された挙句小馬鹿にされていると理解して怒り出す…その女の表情から状況を理解したようでワンテンポ遅れ他の奴らも怒りの形相を浮かべた


「じゃあ護衛係クン、あとはやっちゃってくれたまえよ」

「たまえよ〜」

「はいはいお任せを…」


リンカ先輩も戦うのかと思ったが全然そんな事なかったようだ。

仕方なく俺一人が前に立ちアイテムバッグから木剣を引き抜く、流石に命まで取るのは事がややこしくなる

俺が1人武器を抜いたのを見てターゲットを定めたようで6人全員が俺に刃を向けてきた


「死なない程度に力加減はするからさ、死なないように腹に力入れといてくれよな」

「舐めるなガキィ!!」



「…っと、ほい一丁あがりっと!」


そこから5分も経たず全員をのした俺は道の端へと6人を放り投げ山積みにして手の土埃をパンパンと払う、“荷物”持ちを頼まれたがこれを引きずってギルドに戻るのは面倒だし流石に悪目立ちが過ぎるだろう…という事で


「見てんだろそこの角にいる人ら〜!ギルドの職員だよな〜!」

「……どうやら最初からバレていたみたいだね、『気配察知』のスキルは『隠密』で対処していたんだが」


『気配察知』をすり抜けるスキルなんてあるのか…いやそりゃあるか、定番だわ

俺が彼らに気づいたのはスキルじゃなく何となく冒険者ギルドの建物と似た匂いをした集団が今ぶっ倒した集団の後ろからついてきてるのがわかっていたからだ

これも『肉体操作(魔)』の影響なのか今朝からやけに嗅覚が鋭いままなのだ、嗅ぎ分けるまでは難しいが同じ匂いがついてくるくらいはわかった


「それっぽい事言ったらたまたま当たっただけっスよ、外れたら赤っ恥だったんで居てくれて良かったー?なんつって」

「ではそういう事にしておこう…コイツらは引き取っても構わないかな?」


そう聞かれて先輩の方を振り返って判断を仰ぐ、そもそもこの集団も先輩の指示通りにしていたら釣れた集団だ…多分先輩はエチゴヤから何かを任されてる


「連行してもらって構わないよ、キミ達の上司に貢ぎ物だよと伝えておいてくれたまえ」

「貢ぎ物、か…まぁいいだろう、お言葉に甘えて彼らは引き取らせてもらおう」


さらっとぶっ込んでいくな先輩…宗教団体とバチってるタイミングでわざわざ『貢ぎ物』とか明らかに嫌味だ

嫌味をスルーした職員の皆さんは襲いかかってきた輩たちを引きずっていく…それを見送り、ひとつ息を吐きだして説明を求むと先輩の方を見れば彼女は肩をすくめて「何でも聞いてくれ」とだけ言った


「まず一つ目、エチゴヤになんか言われました?」

「逆だね、ボクから彼女にキミの実力を示したいと進言した。作戦行動においてもキミの有用性を示すのは必要だし何よりスキルを使うまでもなくキミが強いという事を示しておけば良い宣伝と牽制になるからね」

「…じゃあ次、どこまで計画通りだったんです?」

「全て想定通りの予定外、と言った所かな。精神的問題を解決したキミがあの人数差をものともしないのは想定通り、ただ5分とせず圧倒するのは予定外だったね。職員らに声をかけるタイミングを先取りされたのも予定外…まぁ要するに全部骨しか用意してなくてアドリブだよ」

「おかげさまで随分と身体が軽いっスわ、とりあえず聞きたいのは今の二つだったんでもう大丈夫っス」

「そうかい?それじゃあ改めてリストに書かれた信頼できる店とやらへ行こうか」


そう言って先輩は紙をヒラヒラと揺らす


「うん?でもエヴェリーナ、それって白紙なんじゃ…?」


そう尋ねるリンカ先輩の言葉をスッと指で遮ると先輩は路地から出ていく、それに俺が続くとリンカ先輩も解消されない疑問に少し不満そうにしながらも「待ってよー!」と駆け足でついてきた

エチゴヤから渡された“信用できる店”のリストは白紙、つまりそれは“信用できる店など無い”という警告だ


「店には俺が先に入りますよ、エスコートの作法とか知りませんけど」

「あぁそれで頼むよ、ボクの買い物は目で確かめれば問題はないからね」


警戒しながらもそれを悟らせないように自然体に努める買い物が始まった、先輩の魔道具に使う材料なのであろう金属部品や工具、何に使うのかは分からないが大きなボトルやスリンガーとそれ用の小さなコルク玉を買った

どの店も最初はフードを被った怪しい集団(俺たち)にギロリと疑いの目を向けてきたがコートについた冒険者ギルドのマークを見ると少し複雑そうな表情ながらもキチンと接客してくれて、別に変に疑っていたわけじゃないがエチゴヤとオッチャンが積み上げてきた信頼の大きさというのを改めて感じた


「…ここが最後の店だ」

「ゲッ…ここは……」


見覚えのある酒場…そこは俺が『肉体操作(魔)』で変装をして情報収集したあの酒場だった

ドアを押し開け中へ入れば時間帯が昼間であるおかげか随分と人は少ない、あの日と同じバーのマスターはカウンターの向こうで棚に置かれた酒瓶たちの埃をパタパタと羽箒で払っているところだった


「……らっしゃい、どこの坊ちゃん嬢ちゃんだ?ガキの来る所じゃあねえぞ、ここは」

「何ちょっとしたお使いさ、()()()()()()()()()?」

「……フン、お前らみたいなガキがねぇ…そこの棚の下が隠し扉だ。地下とはいえあまり大声を出すんじゃあねえぞ」

「あぁ心得ているよ、こちらは迷惑をかける分のお詫びだ」


カランと先輩が空のグラスに放り込んだのは三角形の銀貨…恐らく日本円換算で50万程度の価値である王銀貨だった

だがマスターはチラリと王銀貨の入ったグラスを見ると無言でグラスの中にあった銀貨を先輩へと投げ返す


「受け取れるか、そんな物…」

「そうかい、じゃあ飲み物を貰うとするよ」

「……ぼってやる、2000ツーカだ」


ゴトリと置かれたのは恐らくノンアルコールなジュースの瓶、支払いを済ませた先輩は重いから持てと言わんばかりに俺に瓶を渡して隠し扉を探し始めた

握らされた瓶はズシリと重く、それ以上にマスターの表情は沈んでいた…だから俺は思わず口を開いてしまった


「任せろなんて偉そうに言えねえけど、ちゃんと守るからさ…命懸けで」

「……さっさと行け、酒も飲めねえガキは金にならん」

「なんだよ、じゃあ今からでも親のお使いって嘘ついて酒買うか?」


ジョークを飛ばすがフンと鼻で笑われマスターはまた棚の埃を払いはじめてしまった、そしてそれとほぼ同時に先輩が隠し扉を見つけたようでカコンと小気味良い音がした

行くよと促され2人が小さなその扉を潜っていく…俺も続こうと縁に手をかけた時、後ろから声をかけられる


「ロンドロの馬鹿がマダム・ダイナマイトホエールに文無しに酒を奢った話をしちまったんだ、馬鹿と一緒にマダムの酌係やりに戻ってこい…いいな」

「っ!……わかった、ロンドロさんに奢られた分も返さねえとだからな」

「奢ったのはアイツじゃあなくて俺だこの馬鹿……行ってこい、ガキ向けの奴なら買わせてやる」

「おうっ!」


一度もこちらの顔を見なかったマスターはまた小さくフンと鼻で笑い、俺はそれに促されるようにして扉をくぐり暗闇へと入る…少し奥に見える先輩たちを頼りに暗闇を進んでいけば、奥の方でぼんやりとしたランタンの明かりが揺れるのが見えた

それを頼りに進んでいくと俺たちは上の酒場とほぼ同じくらいの広さがある地下酒場へと辿り着く…


「遅かったデスね、次はもっと早く到着しておいて欲しいものデス」

「すまないね、少々道が混んでいた」


地下酒場にはエチゴヤを筆頭にオッチャンや、あの日俺と戦ってる途中でフィレントにどつかれて戦闘不能になった奴、ウェサウスってとこがやばいって報告に来た職員だとか…恐らく信用に足るギルドのメンバーなのであろう人物たちが何人か集まっていた


「ふんっ、レディを待たせた罪を“貢ぎ物”で済ませようとしたそうデスね?」

「レディの買い物は総じて長いものだろう?貢ぎ物は気に入ってくれたかなマダム」

「やめとけエチゴヤ、エヴェリーナ先輩に口で勝つには100先輩が悪い状況かつ120くらいの恩が必要だ」

「次回から手数料100もつけてあげるよ後輩クン」

「見ろエチゴヤ、これが“口は災いの元”だ」

「…えっコントしてるんデス?」


空気も和んだところでエチゴヤがコホンと咳払いをする、本題に入る雰囲気を感じて全員が口を閉じた

エチゴヤがパチンと指を鳴らすと地下酒場中央のテーブルが光って机の模様の一部が光ってユトウ全体の地図が浮かび上がった


「単刀直入に本題を、海神教信への攻撃は今夜決行とするデス

作戦参加者はこの場にいる者全員、作戦は闇夜に乗じての奇襲。最終的には教祖を含めた教団の重要人物を捕縛し、教団の解体…それと現在行方をくらませているセイレーン種の確保デス」


フィレントの立場はかなり厄介だ

海神教信からは丁重に扱われるだろうが彼らの中では所詮『海神の“使い”』、海神様本人ではない以上は信奉の弱い奴から順に彼女を見捨てるなりのネガティブなリアクションを取る可能性がある

次にギルドからすればだが…正直わからない、エチゴヤは確保とは言っているがそれが保護の意図なのか捕獲の意図なのかは不明だ…

そして最もあやふやなのは自分たちだ。フィレントは謎が多すぎて手放しにリンカ先輩の恩人と置くには怪しさが勝ち、問答無用で敵とするには動機が無さすぎる


「…また中枢の事情を知らないであろう無害なご老体の方々は余程の抵抗がない限りは穏便な保護を目的として一時的に捕縛するデスので傷つける事を緊急時以外は禁ずるデス。

…ここまでで質問は」

「フィレントはどうするつもりなんだ」


ならばいっそ聞く、エチゴヤの持つ印象の中では恐らく1番フィレントに近くてこの質問をするのは俺だ。他2人の先輩方ではこれを聞く事の裏を考えられて変に疑念を与えるだろう


「確保、と言ったはずデスが」

「その確保の意図を知りたい。危険人物として捕縛するのか、海神教信から保護するのか…それとも海神の使いとして捕獲するのか」

「愚問デスね…確保の意図は危険人物であるセイレーン種に沙汰を言い渡すためにも一時保護の名目で捕縛し、海神の使いを捕獲する事で海神教信の士気を削ぐためデス」

「なるほど?俺が聞いた全部が目的ってわけか」

「納得したデスか?」


チラリと先輩の方へと振り返る、俺たち三人の中で1番フィレントに恩があるのはエヴェリーナ先輩だ。雰囲気で仲良くなった俺やよくわからないうちに恩人になったリンカ先輩とは違ってエヴェリーナ先輩は明確にリンカ先輩を救う手助けをした存在…先輩の性格からして恩という借りを残すのは嫌がるはずだ

俺のアイコンタクトに対して先輩は小さく頷いた、これ以上そこに突っかかる必要は無さそうだ


「じゃあこれで最後、なんで俺らを作戦に参加させるんだ?1番ポッと出で信用もクソも無いだろ」

「信用してないからこそすぐにどうこうできる位置ではしゃいでいてもらうのデスよ」

「オッチャン相手にほぼ互角だった俺を相手に親みたいに保護者するってか?」

「ヤンチャなガキは抱えないデスよ?私様(わたくしさま)達は監視員デス。ヤンチャな子供が暴れておいたをすれば…本当の保護者が責任を問われるのでは?」


そう言ってエチゴヤはわざとらしくニヤリと笑いながら先輩達を見る、なるほど協力関係でありながらも三人ともが他2人の人質…数の有利ってのは恐ろしいな

別にこちらは暴れるつもりは無いが、少なくもエチゴヤの意図から外れた動きを制限されたという事だろう


「長い夜になるんデス、監視員様の手を煩わせずイイコで遊んでください?」

「そいつはどーも、でもイイコも悪い事するつもりないのにピーチクパーチクヒステリックされるとグレるかもなぁ?」

「グレたガキを叱るのは保護者デスよ?監視員としてはグレたガキがお外で悪さをしでかさない限りは寛容にしてやってもいいんデスがねぇ?」

「煽り合いコントはやめたまえ後輩クン、個人的な好き嫌いで噛みつくんじゃありません。」


ついヒートアップしてしまったのを自覚して大人しく引き下がる、なんと言えばいいのか分からないが打って打ち返されるとついラリーに入ってしまう


「あーぁ、保護者に怒られたデスねぇ?」

「お前もだぞエチゴヤ、あんましニーチャンを挑発するんじゃあねえ」


お互い保護者に怒られた。

エチゴヤは一瞬ムスッとした不服な顔をしたが一つ大きく息を吐いてまたギルドマスターとしての顔に戻った


「では作戦名『ユトウ夜戦』を5分後に開始するです。5分以内に各自装備のチェックを済ませるように。」

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