この〜木なんの木 襲われる木寸
「そっかぁ〜…優しくしてくれた人に怖い事されてテンパっちゃったんだねぇ…」
「………。」
民家などの建設予定地なのか丸太が積まれたまま放置されている空き地で俺は何故かやけに絡んでくる小娘にお悩み相談をさせられていた
俺が彼女らを撒いたと思って意気揚々と枝太郎…?棒太郎だったか?ともかくそれに任せて行き先を決めて辿り着いたこの村は、そもそも彼女たちの中継地点として最初から決まっていたのだ
というかアントニオたちの会話を盗み聞きした時に言っていたではないか
『よう、暇してるか〜?』
『暇してるかって当たり前だろ?この辺ろくに盗賊すら出ねえただの“行商人向けの中継村”なんだからよぉ』
そうだ、ここは行商人が休憩や補給を行う中継地点となっている村だった
本当の本当に行商人だった彼女たちは俺が農場で魔物退治していた時くらいに到着していたらしい、そしてアントニオと喧嘩別れみたいになってトボトボショボショボ歩いていた魔術師様を見つけて心配になった小娘は声をかけ…
そして案の定グイグイ来る小娘に、傷心の俺は誤魔化すのも面倒になって大人しくベラベラと愚痴りに愚痴って今に至る
それにしても森から見てた時のアントニオ、思い返してみるとなーんか違和感というか…別人みたいに口調が違うんだよなぁ…
「でもそのアントニオって人も悪いところはあるよ、人間言いたくない事の一つや二つあるもんね」
「…だけど良い人だったんだ…そんな良い人に向かって俺は敵意向けてしかも逃げ出したんだよ…」
「それは仕方ないよ、お父さんのスキルだけは触られたくなかったんでしょ?」
「男のくせに情けねぇけど…流石に旅に出て早々家族との絆を断ち切られるのはキツイ…」
ホームシックってほどじゃないがアントニオに親父のスキルを封印されそうになった時、俺は確かに心底嫌だったし心からキレた
自分で言うのも変な話だが俺はそんなキレやすいタイプの人間じゃなかった、それでも俺はあの瞬間アントニオが怯むくらいには怒ってたんだ
そのくらい、俺にとって親父の存在は大きくなっていたんだ…
「素敵なお父さんなんだね…」
「あぁ…他人にとってはただのハイウルフでも俺にとっては大切な“親父”だ」
「ねぇ、気分が落ち込んでるならさ?私にキミのお父さんとの思い出を聞かせてよ」
「え?思い出?……そうだなぁ…」
親父との思い出はいっぱいあるけど、なんとなく真っ先に頭に浮かんだのは俺が臭えと親父に水浴びへ連れてかれた時のことだった
まだ5歳くらいのガキだった俺は当然ターザン並み以下の生活レベルで、常に獣やら独特な匂いを放つ植物でそこそこ臭い森での生活で臭い匂いに慣れてしまっていた
だが親父はそうではなかったようで…ハイウルフと言っても犬の仲間みたいなもんだ、嗅覚が鋭いらしく向こうにとっては人間の俺の臭いの方が耐えられなかったらしい
「ポチ、水浴びに行くぞ」
「水浴び?いつもみたいに葉っぱで体擦って匂い付けるんじゃダメなくらい嗅覚の鋭い魔物を狩るのか?」
「いや、お前が臭くてかなわん、水浴びするか丸焼きにして埋めるか迷うくらいには臭い」
「せめて焼いたなら食ってくれねえかな?!放射性廃棄物みたいな扱いやめてくれよ!!」
こうして俺は川へと連れていかれ、そこで全身を擦り洗いするついでに自身の容姿を確認することにした
冷静になって思い返すと俺はその時まで自身の容姿を知らなかったのだ
石で水面を囲み川の流れに邪魔されないできるだけ静かな水面を作って鏡のように姿を映す、そこに映ったのはそこそこに整った顔をしているがこれと言って特徴はない恐らく明るめの茶髪をした子供だった
「(思ったより地味だな…こういうのってもっとイケメンにしてくれるんじゃねえのかよ…)」
ちょっと神様にクレームを入れたい気分になりつつも親父からのオッケーが出たので川から上がる…正直思っていた何十倍も俺はばっちかった事が流れていく水の色でわかってしまってショックを受けたのを今でも覚えている
帰り道の途中、親父が急に止まった
「おいポチ、この木の実には気をつけろよ」
そう言って見せられたのは真っ黒な木の実、ブルーベリーにも似たその実がなぜ危険なのか親父に聞いてみると
「この木の実はな、触るだけで潰れるくらい柔らかいくせに中から出てくる汁の色が全然落ちないんだ。しかも真っ黒な色で着くと毎日毛が抜けるほど水浴びしても3ヶ月は色が完全には戻らん」
木の枝を器用に咥えて親父がその実をつつく、すると言う通り木の実は簡単につぶれてぷちゅりと黒い汁を垂らした。皮が破れただけで中身が飛び出すのはこの黒い木の実の頑固な染色の性質と合わせて考えるにきっと種子を運ぶ何かしらに役立つのだろう
「なんか臭いとか放っちゃうのか?」
「いや、臭いはないから狩りに支障はないな…なかなかにしつこいだけだ」
「ふぅ〜ん……」
内心これは使えるなと思った、元日本人としてはここまで明るい茶髪ってのにはちょっとだけ抵抗があったからだ。手は汚れてしまうが洗っても全く落ちないって事は無いんだろうし最悪川で落とせばいい
「親父、髪を染めてもいいか?」
「染める?まぁいいが…なんか俺の白い毛とはかけ離れちまうな…」
「まぁまぁ、黒と白で対になるって考え方もできるだろ?」
ちょっと寂しそうにしていたくせにそれもそうか!と笑った親父に、俺はノリの良い狼ってのも面白いなと笑った
ちなみに後日『絶対天命』が発動…木の実は人間にとって有毒、しかも色は茶髪に戻されたってのがオチだ
親父は少量かつ毛についただけだったからセーフだったみたいだが俺は手にも頭皮にもガッツリ付いたからな…
「まぁその時はまだ親父を“親父”だとは思ってなかったからテキトーに軽口を返しただけだったんだけどな」
「そっか、じゃあキミは黒髪が好きなんだね」
「好きというか…執着かもな……あぁあと、今度は対じゃなくなったのか〜って親父がしょぼくれてるのは面白かった」
「あははっハイウルフだと思って聞くと怖いんだか愛嬌があるんだか分からないね」
「まったくだよ」
2人揃って笑った、気づけばさっきまでの落ち込んだ気分は消えていて、グイグイくる小娘も陰キャに優しいギャルみたいに考えたら可愛げを感じ始めてた
気分も良くなった俺は村を出ることにした
え?そこは謝りに行って和解だろって?無茶言うなよあの空気感でサヨナラバイバイした後に仲良しに戻るとか無理無理、魔物の森のポチは相棒の枝太郎連れてポケ◯ンマスター目指すよ
俺はコイツと旅に出る
グイグイ来る小娘にちょっと引き留められたが、決意の固さを力説してやると見送ってくれたのでそのまま道に出た
来た道とは逆の方の道へとある程度歩いてから、俺は再び相棒の枝太郎を地面へと立てた
「いけ!枝太郎、キミが決めた!!」
カラン…と虚しく音を響かせ枝太郎が指し示したのは
「お前まで村に戻ってアントニオと和解せよって言うのかよぉぉぉぉ!!!」
完全に村を指し示していた、そっちにいくと村の近く〜とかじゃなくて完全に村へと真っ直ぐ倒れた。おかしいだろ完全に指すのは
ここまで来ると流石にわかってしまう
運命に頼ってこの村へ、気のいい村民との出会い、そして都合よく起こる一悶着、その後に気のいい村民との別れ、傷心の俺を引き留めるヒロインっぽいキャラの再登場、そしてまたも運命が指し示す村…
神様はほぼ確実に俺の人生に干渉している、流れが上手く出来すぎてるだろこんなの
「俺の人生でなろう小説でも書こうってのか…?神というより愚かな人間をもて遊ぶ邪神って感じだな」
そう呟いて枝太郎を拾うとペキッとへし折る、じゃあな枝太郎…お前に罪は無いけどお前に頼ると邪神の思惑通りになっちまうんだ
自分の道は自分の道で決めろってことだよなと気を取り直し、俺はそのまま道に沿って歩き出した
来た道とも村とも違う方向へと歩いてるんだ、少なくとも次の町なり村には着くだろう
「…そう思っていた時期が俺にもありましたとさ」
目の前には落ちた橋とおよそ人類には渡れそうにないとんでもないパワーを見せつけてくる水流が激しい広めの川だった
「どうしたもんかなぁ…これじゃなろう小説っていうよりイベントをクリアしないと進めないRPGだな」
流石にこの悲観的な性格をした流しそうめん視点で見る水流って感じの川を渡るのは人類には無理………あっ
数分後、川の反対側に俺は立っていた
「俺人間辞めてたわーッ!ジョ◯ョォーッ!!」
簡単だった、空中に『肉体操作(魔)』で固定したラジコンナイフを足場に空中を渡ってしまえばよかったのだ
壊すなりどかせばいいだけの木箱に阻まれて進めない勇者…
明らかに人が通れる隙間を進めない勇者…
その手に持つ剣で切ればいいだけの普通の植物の壁に阻まれる勇者…
人類は色んなゲームにおいてそこいけるだろ!って思いながら勇者をUターンさせてきた、だがここは現実…!
「道がないなら押し通ればいいじゃない!!」
意気揚々と川の向こう側にあった道を俺は歩み出した
現実というクソゲーは現実であるが故に攻略法があったのだ、気分が良過ぎて歌でも歌いたい気分だぜ
数時間しか居なかったがイベント盛りだくさんだった村へと今までクソお世話になりましたとでも言ってやろうかと振り返ったその時、俺は自身の選択をことごとく後悔した
調子に乗って村へと振り返った事も、アントニオと喧嘩した事も、森での生活で上がった視力を使って村をしっかりと見た事も…
村の異変に気づいた事も
「クソがっ!まだ出て10分も経ってねえぞ!?」
村から上がる黒煙、気づくまでは分からなかったが小さくだが音が通りやすい女性や子供があげる高い悲鳴の声も僅かに聞こえてくる
少しでも早く戻るための手段を考える、今渡ったのと同じようにラジコンナイフを足場にしてもいいがそれでは間に合わない命があるかもしれない、出来れば徒歩じゃなくて何か乗り物みたいな……!
そこでふと目に入ったのは、大きく立派に育った一本の木だった
「上手くいってくれよ!」
木へと駆け寄りラジコンナイフを出す、こんな立派な木をこんなチンケな安いボロナイフで切り倒そうなんてもちろん考えちゃいない
だから俺はナイフを木へと突き立てると同時に自身の腕の肉を削ぎ落とした
ナイフがへし折れるのも気にせず木へ深い窪みを作ると、そのまま削ぎ落とした肉片を木へと捩じ込む
どんどんと木の繊維やらを通じて染み込んでいく俺の血、肉片を突っ込んだのは少しでも多くの血を木に吸わせるためだ
「枯れてない木は普通の生き物とは違うけど立派な生物としての活動がある、『肉体操作(魔)』がゴブリンキングを飲み込んだ時みたいに木を誤認してくれれば…ッ!!」
『肉体操作(魔)』を常時操作しながら木に染み込んでいく血を見守る、その時だった
ギシリ…と木が唸った、次いでメキメキガサガサと音を発しながら木と俺の肉体が混ざり合っていく感覚に俺は自分の予測は当たっていたと確信を得た
「来た…!『肉体操作(魔)』っ!!」
俺の声に応えて木が姿を変える葉が落ち枝が消えて先端にはスプーンのように受け皿が出来る、そのままぐにゃりと巨大な木のスプーンは地面へと倒れてそこへ俺は乗った
そして俺はふぅ…と息を整えて脳内でキチンと木をどうしたいのかをイメージする
『肉体操作(魔)』が俺のイメージする通りにキャラクターの形や動きをデザインする物だったなら、きっとこのやり方は成功するはずだ
やりたい事はただシンプル、単純明快な構造をした投石器だ
ぐにゃりと曲がって地面に倒れたままの木を脳内でこねくりまわす…元のデザインは普通の木、今はただ木が一つのモーションとして地面に倒れてるだけだと“再設定”する
「戻れっ!!」
覚悟を決めて木と融合した俺の腕を引きちぎった
『肉体操作(魔)』によって地面に倒れるモーションを取っていた木はスキルの制御下を離れる…つまりぐんにゃり曲がって地面にぐったりと倒れるなんていう異常な挙動はしない『ただの木』に戻った
ビュッ!と風を切る音と共に俺は空中へと投擲される、なんとか空中で姿勢を整えると村の状況がよく見えた
村を囲っていた柵は破壊されそこから何十人もの人間がなだれ込むように侵入している、どうやらそれぞれが武器を持ち何人かは手から炎を放っているように見える…あれがこの世界の魔法か、ちょっとワクワクしちまうな
俺は冷静に自分が“着弾”する場所を見定める、余りの派手さに一瞬隙が作れるようなインパクトのある場所……よし、侵入者と村民との間だな
狙いをつけたらプールへ飛び込むような姿勢を取る。空気抵抗の減ったおかげかスピードが増して…ドパァン!という変な音とともに俺は無事狙った場所に血飛沫と土煙を巻き上げて着弾した
「な、なんだ!?空から何か落ちてきたぞ!!」
「なんだこれ…ち、血だ!生き物が降ってきたってのか!?」
「一体なにが……いや、何かわからんが盗賊が怯んだ!みんなの避難を急げ!!」
口々にその場の誰かが声を上げる、それぞれ内容は異なるがただ一つ共通しているのは謎の飛来物体に困惑している事だ
土煙の向こうでぼんやりとした光が瞬く、直後そこかゆらりと何かが立ち上がった
「な、なんだ…?生きてるのか…?!」
「あの勢いだぞ!?血も出てたんだ生きてるわけねえだろ!」
「じゃああの影はなんだよ!きっと魔物が空から降ってきたんだ!!」
タイミング良く風が吹き土煙の一部が晴れて中心に立つ人物がチラリと覗く、そこに立っていた人物に村を守っていた1人…アントニオは見覚えがあった
「お、お前……!」
チラリと見えたのは確かにあの子供…明るい茶髪にボロボロの服とマント、人懐っこそうな顔だが異常なスキルのせいで自身の死を軽視してしまっている子供、ポチだった
アントニオの言葉に反応したのか、土煙の向こうにいるシルエットは気さくに友達へと挨拶するようにひらひらと手を振った
直後土煙を突き破って9本のナイフが飛び出した
ヒュンヒュンと風を切り裂く音を立てて鳥のように自由自在に空を飛び回ったそれは、狙いを定めた獲物へと急降下した
「なんだこのナイぶぐッ」
「やめろ!こっちに来グベァッ?!」
あちこちから断末魔が上がって盗賊が首から血を吹き倒れ伏す、突然の出来事に対応が遅れて盗賊たちはパニックになって逃げ回るがナイフは次々と命を刈り取り無造作に肉の塊を地面へと転がす
呆然と見ていたアントニオはハッと我に返ると声を張り上げた
「“何が起きたかわからないが”好機だっ!盗賊どもを押し返せーッ!!」
その声に同じく村民たちも我へと返り動き出す、土煙を避けて盗賊たちへと雄叫びを上げながら襲い掛かり、同時にナイフは器用に村民たちの邪魔にならないように動き回り盗賊を共に仕留めていた
晴れていく土煙へとアントニオは駆け寄り、その中心にいるはずのポチの手を掴もうとした
「……どこに行ったんだ、ポチ…?」
しかしそこには誰も居らず、ただ地面に染み込んだ血溜まりだけが残されていた
「呼ばれたから思わず手ぇ振っちゃったけどなんで俺だってわかったんだよアントニオ…?!」
土煙とラジコンナイフによって引き起こされたパニックに乗じて、ポチは盗賊の集団に紛れつつ適当な民家の影に隠れている
巻き上がった土煙の一部が晴れてアントニオに姿を見られたと気づいていないポチは、門番アントニオという男の洞察力の高さに恐れ慄いていた
「まぁとりあえず村はもう大丈夫そうだし、もうちょいナイフで数減らしたら今度こそトンズラぶっこくか…!」
ぶはぁー!っと大きく息を吐き出してポチは民家の壁を背に崩れ落ちるように座り込む
『絶対天命』は己の死に反応して巻き戻す能力、十分過ぎるほどにチートな能力…だが生き返るのは自分だけでRe:ゼロからリスタートするような時を巻き戻す“死に戻り”タイプじゃない
つまり死んだ命は取り戻せない…ここで出会った人物も、これから出会う人物も全員死ねばサヨナラのたった一つしかこの世界に存在しない尊い命なわけだ
前世の俺が最終的に何歳だったか、記憶がボヤけてもうわからないがきっとこういう一仕事終えた後にはタバコとか吸って一息付いていたのかもしれない…少なくとも今はそんな気分だ
「よしっ!んじゃ行くかな」
「どこに行くんだ?」
「そうだなぁ、枝太郎にはもう頼れないし…あぁそうだ、聞きたいんだけど橋が落ちてる川の向こうってどんな場所に繋がってるんだアント、ニ…オ………」
「ようポチ、地図を見せてやるからうちに来いよ」
脱兎、素早くアントニオから逃げるため駆け出したポチ
脱帽、門番アントニオは逃げ出したポチの腕を驚異的な反応速度で掴み取りその小柄な身体をヒョイと肩に担いだ
「なぁアントニオ…?侵入者たちの鎮圧とか事後処理とかはしなくていいのか…?」
「もう大丈夫さ、空から降ってきた謎の人物のおかげで盗賊たちの戦意はかなり削がれていたし一瞬で方がついたよ」
「そ、そいつはよかった〜…きっと空からの贈り物だなぁ〜…!」
「ならきっと天使か隕石だったかもしれないな?ポチは一体どっちだとどう思う?」
「その並びなら隕石寄りかも〜…ははは〜」
くるりとアントニオが反転して俺の視界に鎮圧された侵入者…もとい盗賊が見える
とりあえず村に大した被害はなかったようで安心だが、少なくとも俺は今から死ぬより恐ろしい目に遭わされるかもしれないのがアントニオから発される怒気から分かる
「はっはっは、なんで逃げたのかとか、なんで空から降ってきたのかとか、宿屋で別れた後なにがあったのか…俺の家でそれはそれはもうじっっっ……くりと!話そうな、ポチ。」
「…い、いやーん優しくしてぇ〜ん…?」
あまりの気まずさとパニックでふざけた返事をしてしまった俺
服の上からとは思えないほど小気味いいバチィン!という音を立て俺のケツがしばかれたのは言うまでもない




