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はるか傍らの少女  作者: つづら日和
第1章 始まり
3/63

0ー2

 

 どこ行くのかな?

 僕は謎の生き物の後をつけて歩き続けた。


 最初は、一人で歩いている子どもに不審そうな顔をしたり「あの子大丈夫かな?」と周りで話しはじめる人もいたが、今はそんな人すらいない。

 僕は人家のない道へ、生き物を追って躊躇なく進んで行く。その不用心さは今ではよく誘拐されなかったなぁと思う。

 角を曲がり、進んで、また角を曲がる。

 小さな歩幅ではかなり歩いたように感じたけど、実際の距離はどうだったんだろうか?引っ越してから、あそこのデパートの近くには行かなくなったから良くわからない。


 疲れたなぁ…そう思った時にその生き物はやっと止まった。 目的地についたようだった。

 僕はさっと近くの木陰に隠れる。行き着いたその場所はもう街ではない。山だ。

 

 どうしよっかなー。

 僕はどう捕まえようかと観察していた。だけど、幼稚な頭ではなかなかいい考えが思いつかない。

 

「木々の隙間からだと見えにくいなぁ」

 僕は小声でぼそっと呟くと、気づかれずにする気があるのかと言うくらい木陰から頭をつき出した。

 するとさっきまでは木々で隠れて見えなかったものが見えた。

 そこには大きな機体だ。謎の生き物の隣で横たわっている。

 

「かっこいい!!」

 それを見た瞬間、ターゲットのことなどどうでも良くなった。

 僕は謎の生き物の方へと駆け出していく。

 その機体は、男の子の心をグッとつかむようなデザインだった。戦隊者とかで出てくる乗り物のようだ。こんなものを見てしまったら、触りたいっ!乗りたいっ!と思うのが普通だと思う。


 「何!これ!!すっごい!!すっごい!!」

 生き物は急に現れたうえにすごい勢いで質問攻めをする人の子に驚いてしばらくキョトンとしていた。

 予想外のことでショートしているようだ。

「ねぇ!中みたい!」

 なんという遠慮のなさだ。生き物の返答が帰ってこないため、僕はソイツの服の袖を引っ張って催促しようとした。

 僕の手が生き物の服に触れようとした時、ソイツは警戒して僕から距離をあけて後ろへ飛びのいた。

 その手?にはプラスチック製の水鉄砲のようなカラフルな銃が構えられている。

 

「わっ!」

 生き物のとっさの行動に今度は僕がキョトンとする。

  

 そして、ソイツは引き金を躊躇なく引いた…

 

 僕はとっさのことで目をつぶることも身構えることもできずにただ立ち尽くすことだけしかできない。

 とっさのこと過ぎて何が起ころうとしているのかよくわ分からない。

 

 引き金が引かれた銃からは銃声音が響くことは無かった。

 ただまっすぐ、僕の方に白い光線が近づいてきた。

 だんだんと。だんだんと。

 実際は速いだろうが何か危険が迫ると思うと景色がスローモーションに見えるのは本当らしく、すごくゆっくりに見えた。


 光線は僕の目の前へと近づいていき、もう『あたるっ!』と思ったその瞬間、リュックの中で何かが赤く光出した。

 その光は一瞬で僕の体を守るように包み込み、白い光線を溶かすように消し去ると、リュックの中へと戻っていった。

 

 あまりの出来事に僕だけでなくソイツも固まった。

 後々に文を見直すと変な箇所が多々出てくるため、度々直していきます。

 あれ?こんなの書いてたっけ?って思うことがあったらすいません!

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