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最終章 花


この一年…。


本当にいろんなことがありました。


健に出会い、


恋をし、


楽しい時も


苦しい時も


悲しい時も


いつも隣には、あなたが居ました。


あなたが私の初恋でした。


中学生で恋をしました。


第一印象は無愛想。


恋をするなんて思っていなかった。


むしろ、嫌いだった。


なのに、いつの間にか好きになっていた自分がいた。


気づいたら、いつも隣にいた。


隣にいるのが当たり前になっていた。


傍に居なかったら、とっても悲しいくて、


一緒に居ると、とっても幸せな気持ちになる。


これが、「好き」って気持ち何だと思った。


健が居ればと思う時がある、健にものすごく会いたい時がある、


その気持ちをごまかして、笑って頑張ってる…


けどね、本当は辛いよ。


とっても、辛いよ。


でも、きっと利佳子が泣いていたら、健…心配すると思う。


だから、前向く事にしたの。


いつまでも、後ろ向いていても何も、始まらないって、そう思った。


いろんな事あったけど、あなたと出会った事に後悔はしていない。


今でも、私はあなたに恋をしている。



―桐山家之墓。


今日は、健に会いに来た。


周りにはたくさんの花、買って来た…


お花と、もう一度、一緒に行こうと約束した、


湘南まで切符をお供えした。


ずっと、ずっと、会いに来なくてゴメンね。


来る勇気なくてゴメンね。


健が居ない生活になれるのが怖かった。


でもね、ちゃんと受け止めるから、


来年も再来年も、これから先、何があっても必ず来るから。


その帰り、一つだけ一生懸命咲いている花を見つけた。


周りには、何もないのに、ぽつんと、一つだけ…。


りかこみたたいだね。


一人ぼっちになっても頑張って、一生懸命生きようね。


これから先、どんな事があっても…。





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