甘譚の喩愛

「おれは月下愉愛。テロ事件などの訳あって男子校である私立四十九院大学附属高等学校の同好会『SCC』の副部長を務めている。こっちは部長の白鼓奏音。人を簡単に実験体にしようとするマッドサイエンティスト。こっちは会計の泉都河叙。暴力への引き金が軽すぎる身体能力化け物。あちらにいるのは布ノ琴連美さん。近所の女子校の私立綾賀高等学校の部活『D’dd』の部長。芯のある人で、おれたちを何度も助けてくれている、とても頼れる人。あそこにいるのがおれの妹で『D’dd』メンバーの月下愛継々。笑顔が愛らしくて、他人にもとても優しく接する天使。……こんなもんか？」
「主観が混ざりすぎてる」「自分だいぶボロクソに言われてるっすね」「年下なのに私だけさん付けなのよね」「こういう時ぐらいシスコン抑えて欲しいんだけど。わたし恥ずかしいんだからね！？」

「あと謎の本を解読したら宣吐とかいう異能力みたいなのが発現した。その本のせいでよくわからないカルト宗教みたいなのと戦う羽目になってる」
「ざっくりしすぎじゃない？」「死ぬほど雑っすね」「まあ間違ってはいないわよ」「事実ではあるけどさ」

※タイトルは「かんたんのゆめ」と読みます。
※「ボーイズラブ」「ガールズラブ」は人によってはそう感じる程度の要素です。

現代日本のどこにでもいそうだけど、少し個性的な高校生たちが学校を襲撃され、そこから正体不明の敵との戦いに巻き込まれていく話です。

謎の力や、あまり現実的ではない機械などがあります。
粗が目立つところもあるかもしれませんが、初投稿なのでご容赦ください。
更新は気が向いたときに、大体2週間ほどで行います。