第22話 「決闘イベント 4」
「え?」
教官の言葉にわが耳を疑った。
「だから、イチビリッチ令息と2名以外に7名が追加で助太刀をすることになった」
「なぜですか?私の承認なしに勝手に決められるのですか?」
「これはすでに決定事項だ。それとも神聖な決闘を侮辱するつもりか?」
こうして、私は11対1で決闘することになったのだった。
そのころプーチンチンたちは、
「今回の決闘でアシュラのやつを思いっきりいたぶってやる」
「生意気すぎるんだよ」
「11対1で負けるはずはない。それにアライドもいる。勝ったも同然!!」
と高笑いしていたとか。
そして、決闘当日
闘技場には、学生達、当時者の両親が見守る中、私は、お母様に与えられた鎧『レンポウの白い悪魔』を身にまとい学園の闘技場に立っている。その姿を見たプーチンチンたちは馬鹿笑いをしている。
「ヒャッハー!!馬鹿じゃないの」
「あんな白い鎧を着てくるとは…」
「謝るなら今のうちだぞ」
「だが、断る」
「ふん、相変わらず生意気なやつめ…その白い鎧を貴様の血で真っ赤に染めてやる」
教官が決闘の口上を述べ、それぞれが名を挙げた。
そして、闘技場に決闘開始の声が響いた。
「はじめ!!」
次の瞬間、私に向かって魔法攻撃と弓矢が同時に向かってきて、直撃して爆炎を上げた。
この爆煙を見たユリアンは思わず目を背けたって、後から聞いた。しかし、渦中の私は、厨二病が再発していた。
この盾、すごい!!
ノーダメージ!!
まるで、メイ⚫️ルになった気持ちだ。反撃に出るか?それとも、ノーダメージだと見せるか。既に心はボウフリの無敵モードになっている私は後者を選んだ。
「やったか?」
爆煙が消え、無傷の私を見たプーチンチン達は、驚いていた。
「バカな」
「ふふーん。そんな攻撃効かないんだな。今度は、こっちの番だよ。ヒュドラ!!あれ?」
やったしまった。そんな攻撃はない。あれはアニメの世界だけだった。
構えていたプーチンチン達は、何も起こらないことをせせら笑いをした。
「脅かしやがって、所詮無能!!何もできないじゃないか」
「うわっ!!」
再び、魔法攻撃が始まった。
「これでも食らえ!!」
この盾は強い!!全くダメージがない。
「くそ!!全く効かないぞ!!」
「どうした?魔法攻撃だけで、充分じやなかったのか?プーチンチン」
「それがあの盾と鎧が硬くて」
「そうか、ジャン、グレック、ちょっと行ってこい」
「おお、任せとけ、加護なしの光属性だ。楽勝、楽勝!!」
「プーチンチン、俺たちに当たるなよ」
「大丈夫。そんなヘマはしないよ」
「行くぜ」
「おう!!」
騎士 アザーズの加護を持つ二人が私の方へ飛びかかってきて、ジャンが私の頭上にグレッグが胴にそれぞれ剣を振り下ろした。
「これでもくらえ!!」
ガキ!!
「あれ?」
二人の剣は、鎧によって防がれ、動きを止めた。
「ふふーーん!!効かないんだな。これでもくらえ」
私が剣を振りかぶりとグレックは冷や汗を流して固まっている。
「まず一人目!!えい!!」
がっきーーーーん!!
「どぉぁああああああ!!」
グレッグは、私が振り抜いた剣によって吹き飛ばされ。
ずどーーーん!!
「ぐふ」
競技場の壁に激突し、意識を失った。その光景を見ていたジャンは、震えて身動きが取れない状態だった。
「今度は君の番だよ!!」
私が剣を構えると股間のあたりを濡らしていた。
「負けをみと…はう!!」
がっきーーーーん!!
「どぉぁああああああ!!」
ジャンもグレッグと同様に吹き飛ばされ、壁に激突し意識を失った。
「ジャン!!グレッグ!!戦闘不能!!」
こうして、私の反撃が始まった。
「く…来るな!!うぁあああ!!!」
いくら攻撃を受けても無傷で、しかも、ゆっくりと歩いてくる私に後ずさりをするモブキャラ5名は、次々と吹き飛ばさされていった。
残るは、アライド、プーチンチン・パーデンネン・ベンツマリの4名になった。
「くそ!!このままでは」
するとプーチンチンが叫んだ。
「3分時間をくれ!!その間、あの白い悪魔の動きを止めてくれ!!俺の最大奥義を出す!!」
「「「わかった」」」
パーデンネンはファイヤーボール・アライドとベンツマリは機動力を生かして、ヒットアンドウェイの攻撃をしてきた。
「動きが遅いから、足止めはこれで十分だ」
そんなこと言っていいのかな?今はボーフリな気分だったんだけど、白い悪魔と言われて、別な中二病が発病し始めていた。しかし、プーチンチンの次の言葉に足を止めた。
「くらえ!!わが最大奥義!!キロチットル ウォーターアロー!!」
へ?今、キロリットルって言ったよね。プーチンチンの前には、あの特訓に比べれば、かなりショボイウォーターアローができていた。あれなら直撃しても十分かも
「しねーーー」
そう思っているとウォーターアローが私に向かって、飛んできた。
バシャーーーーン!!
「ん?」
もう終わり?この盾すごくない?
「うそだろう?俺の最大奥義が…奥義が…」
この時、私の中で、別の中二病が発病した。
「セイラ!!行っきまーす!!」
私は、空を飛んだ!!
ランドセルからジェットが飛び出し、超加速をし、大空を飛んだ。
その時、ユリアンちゃんが
「セイラ様がセイラ様が、空を飛んでいる」と叫んだとか。
しかも、このジェット。水平方向にも有効なようで、超加速した私は、ベンツマリの前に瞬時で移動できた。
「うわ!!」
「一人目」
「ぐぁああ!!」
「く・・来るな!!」
「二人目!!」
ベンツマリとパーデンネンをなぎ倒し、アライドに向かっていった。
「いいだろう!!勝負!!」
彼が構えるより早く、私の剣が彼の胴をとらえた。
ガッキーーン!!
「どぁああああ!!」
そして、最後にプーチンチンを吹き飛ばしたのだった。
「全員戦闘不能!!勝者!!アシュラ令嬢!!」
こうして、退学とユリアンちゃんを守ることができた私、学園では、驚異の対象として、相変わらずアウェイな状況が続いたのだった。
私はボウフリモードの中、ガン○ムのアム○になった気分に酔いしれていたのだった。




