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第17話 「グループワーク 4」

私は、森に向かって走り出した。すると、ユリアンちゃんが走ってきた。


「セイラ様!!私もお供します」


「ユリアン…」


ここまで来たのであれば、もうどうにもできない。目の前にはハングリーウルフの群れが迫っていた。その数20


「ユリアン!!私の後ろから離れるな!!」」


「はい!!」


ユリアンが後ろに回ったことを確認して、目の前のハングリーウルフを切り裂いていくと、私の後ろから時折、ホーリーアロウが放たれ、次から次へとハングリーアロウを葬っていった。


「しかし、なんだこの数は!!」


最初の20匹を倒したかと思ったから、ホーンラビットやゴブリンまで続々と出てくる。このままではユリアンちゃんの魔力が先に無くなってしまう。


「ユリアン!!魔法での攻撃は控えろ!!」


「えっ!!でも!!」


「このままだと魔力が枯渇してジリ貧になる!!」


「わかりました!!」


しばらく進むと負傷したクラスメイトをかばうように、指導教官と数人の生徒が魔物と戦っていた。


「君は…えっ?…アシュラ令嬢…とユリアン…か」


私たちを見たみんなの反応はかなり微妙…というか、落ち込んでいるってひどい!!!せっかく助けに来たのに...


「セイラ様!!早く!!」


「ユリアン!!負傷者を治癒して、この場から逃げられる程度でいいから」


「はい!!でも、セイラ様は!!」


「私は、ここで魔物を防ぐ」


「わかりました!!」


私は、指導教官の前の魔物を倒し、彼らの前に出た。


「アシュラ令嬢!!加護なしの君が前に出ては危ないよ」


「教官!!まずは目を閉じてください!!」


「は?」


「目くらましをします」


「?」


「クリ"ピーッ"技をかりるぞ!!太⚫️拳」


ピカーーー!!


「うわっ!!目が目が」


「あちゃー、やっちゃたか」


教官も含め、数人のクラスメイトが目眩しが効いてしまっている。そこて、殿下の衛兵がやって来た。


「我々も加勢する!!」


衛兵は、怯んだ魔物をバザバサと狩って行く。一方私は、剣から斬撃を飛ばし、魔物を次から次へと狩って行く。


「あれは!!ヴァルキリーの刃」


ようやく目眩しかが解けた教官は、斬撃を見て驚いてるけど、ゾ⚫️の斬撃をマネしているだけなんだけど、


「流石、殿下の衛兵!!」


教官は何を見ているんだ。おっと、そんなことしている暇はない。一体、魔物はどんだけいるんだ。そう思いながら魔物を狩り続けていると何やら別の個体が目の前にでてきた。


こいつは?


するとユリアンの声がきこえた。


「セイラ様!!治癒は終わりました!!えっ?」


私の前には、ハングリーウルフの二つ上の上位種であるBランクのウォーウルフが雄叫びを挙げていた。教官の顔つきが変わった。


「撤退!!撤退を急げーー!!」


教官の声で、体力が回復したクラスメイト達は一斉に逃げ出した。


「アシュラ令嬢も早く!!ここは俺たちに任せろ。おい!!こら!!」


私は、教官の静止を振り切って前に出た。斬撃を放ち、ウォーウルフの足止めをしつつ、近づいて行った。

ウォーウルフは、お母様の特訓の時に何度か戦ったことがある。なので、楽勝のはずなんだけど、おかしい。何度か斬撃を当てるが、ウォーウルフにダメージが入っていない。何か特殊な魔法で弾かれいる。

すると後ろからユリアンの声がした。


「セイラ様、避けてください!!」


振り返るとすぐそこにホーリーアローが迫っていて、慌てて避けるとウォーウルフに直撃した。


「うそ、あぶな!!」


「ユリアン!!危ないだろ」


「ごめんなさ〜い」


ヘラヘラとあやまってきたユリアン、後で、思いっきり甘えてやる。あっ、また厨二病が出てきたと思っているとユリアンの顔つきが変わった。


「うそ」


前を見るとウォーウルフにダメージが入っていない。衛兵の魔法攻撃も通じていない。こいつビ⚫️ザムか?まだ、拡散ビームを発射していないだけ、


「セイラ様!!危ない」


「うわ!!あぶねー!」


えっ、こいつ、口からブレスを吐いた?まじ、ビグ⚫️ムじゃねえか


ということは、こいつの出番だ。


私は、剣をし納め、ライトニングセーバーを取り出した。


スーハースーハー フォース!!


ブーン!!


「行っけぇえええ!!」


縮地で一気に距離を縮め、ライトニングセーバーを振りかざした。


バリバリバリ


ウォーウルフのバリヤーと魔力がぶつかり、稲光が悲鳴を上げながら切れていく、やがて、ウォーウルフの首をとらえるとその音は、ビームサーベルがモ⚫️ルスーツを切り裂く音に変わっていった。


「えい!!」


ブーン!!


ウォーウルフの首が地面落ちた途端、それまで迫って来ていた魔物が逃げ出したのだった。


おっとこれを忘れていた。


「また、つまらぬものを切ってしまったって、うぷ!!」


私の顔面にユリアンの双丘が襲いかかってきた。


「セイラ様!!」


これはこれで役得♡役得♡


「アシュラ令嬢、これは」


そんな私達の姿をボーゼンと殿下が見ていたかと思うと


「アシュラ令嬢、ユリアン」


「はっ!!はい!!」


「救援ご苦労、しかし、救援に向かうなら救援に向かうと一言、言ってくれ、今回はパーティーを組んでいるのだから、気をつけるように」


「すみませんでした!!」


ここは素直に謝るしかない。


「それとクラスメイトを救ってくれてありがとう」


するとエリザベート様が


「アシュラ令嬢、殿下が仰っているので、今回は目を瞑りますけど、二度目は御座いませんので、そのことをよく肝に命じておくように」


「はい」


この後、私は指導教官にこっ酷く叱られた。


「だいたい、君は、パーティーを勝手に抜け出し」


えっー!!そっち?


「今回のウォーウルフにたまたま、ユリアンのホーリーアローが効いたから良かったものの」


おいっ!!ウォーウルフは、私がやっつけたんだけど


「確かに君のライトも少しは役立ったみたいだ、加護が無いんだから、一歩間違っていたら死んでいたんだぞ!!わかっているな!!アシュラ令嬢、今後、このような無謀なことをしないように!!」


「はーい」


こうして私の頑張りは全てユリアンに持って行かれたけど。ユリアンはクラスメイトから感謝を受けいたんだけど、私へのアウェー状態は変わらないままだった。









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