ロボットオタクが異世界転移したら、いらんことしぃのトラブルメーカーにしかなれなかったから、早く元の世界へ帰りたい。
「ロボットオタクが異世界転移したら~」のネタバレ設定集
※ネタバレしかありませんので、本編を最後までお読みになってからご覧下さい。
思い出した設定があったら、ちょこちょこ追加します。
【主人公】
神が適当に選んだ、名もなきモブ。
何の特徴もないモブで、中肉中背の十三歳。
人体実験で、適当に箱庭へ放り込まれた為、特殊な能力は何も与えられていない。
父親がガチのロボットオタクで、主人公もロボットオタクになった。
古いロボットアニメを知っているのも、父の影響。
ヒーローへの憧れが強く、出来れば自分もヒーローになりたいと思っている。
女子に簡単に言い負かされるので、気が強い女子は苦手。
その一方で、ハーレムの夢も抱いている。
しかし結局のところ「モブ」なので、ヒーローになる夢もハーレムの夢も叶わない。
悲しきモブの宿命である。
自分がモブであることに、気付いていない。
年上の綺麗なお姉さんが好みのタイプで、巨乳フェチ。
【フェー】
神が主人公の為に作った、いわゆる「お助けキャラ」
主人公が困った時に、それとなくサポートしてくれる。
時には、主人公を良い感じに振り回す役目も、担っている。
ロボットの暴走により、主人公と引き離されたのは、神も想定外だった。
妖精年齢だと、三歳。
人間年齢だと、十三歳。
普通より、ちょっと可愛いくらいの女の子。
「Fee」は、ドイツ語で「妖精」という意味。
【ミュー】
神が作った箱庭における真の主人公。
妖精年齢で、九歳。
妖精は十歳までしか生きられないので、まもなく寿命を迎える。
ロボットの技術士、兼、操縦者。
「妖精保護計画」の第三陣としてロボットの国へ派遣され、ロボット建造技術と操縦技術を学んだ。
自己犠牲の塊で、妖精を守ることが己の使命だと心から信じている。
神がこだわり抜いて作った、理想のヒロイン。
彼女が死んだ時、本当の意味で箱庭は終わる。
「μ(ミュー)」は、長さの単位「micron」を表す記号、「小さい」を表す「micro」の略号。
【妖精】
神が人間に似せて作った、小さな人型生物。
虫ではないので、背中に羽は生えていない。
平均身長は、百五八センチ。
繁殖力が弱く、寿命も短い絶滅危惧種。
妖精族は、Y染色体(男)が劣性遺伝子の為、男が生まれにくく、圧倒的に女が多い。
その為、男が産まれるとお祭り騒ぎとなり、産まれた直後に結婚の予約が殺到する。
一夫多妻が、当たり前。
巨人の言葉は、理解出来る。
何も知らない妖精達は、ロボットと巨人は同じものだと思っている。
【巨人】
神が人間に似せて作った、大きな人型生物。
平均身長は、十八メートル。
身長以外のスペックは、だいたい人間と同じ。
ロボットを作る技術はないが、改造プログラミングくらいは作れる。
妖精は、可愛い小動物くらいにしか思っていない。
巨人は、妖精が小さくて可愛いのでペットとして飼いたがっている。
妖精の声は超音波なので、巨人の耳には聞こえない。
【ロボット】
妖精の技術者達が、巨人と対話する為に作った人型機械。
巨人の大きさに合わせて作った為、体長十八メートル。
見た目は、量産型の地味なロボット。
電車の車掌のような独特のオッサン声で、ゆっくりと喋る。
有人機と無人機の二種類がある。
有人機は対話用、無人機は護衛用。
有人機は武器を持たず、無人機は武器を携帯している。
無人機は、人工知能が搭載されている。
一部の無人機が巨人によって改造され、妖精を守るはずのロボットが妖精を襲っている。
それにより、妖精を奪う派と妖精を守る派で、無人機同士の戦争が起こっている。
【妖精の国】
巨人から妖精を守る為に、妖精が建国した。
巨大な山が、バリケード代わりになっている。
山にはトンネルが開通していて、妖精は自由に行き来出来る。
妖精の中でも、知恵と力に優れた者達は男女問わず、ロボットの国を建設する為に、妖精の国を離れた。
現在は、無力な女子三十名と、生後数ヶ月の男児ひとりしかいない。
【ロボットの国】
巨人から妖精を守る為に、妖精が建国した。
建国およびロボット建造に、妖精の男達が大勢動員された為、妖精族の少子化が加速した。
動員された妖精達は、病死、事故死、寿命などで死去。
現在、ロボットの国で生き残っている妖精は、ミューだけ。
【巨人の国】
巨人が、巨人の為に建国した。
現在の人間社会と、だいたい同じ文化レベル。
【神】
神は神でも、邪神の方の神様。
箱庭を作って、主人公を放り込んだ張本人。
特定の姿がなく、たまに人間に擬態して人間の世界へ潜り込み、人間の社会に混乱をもたらす。
人間を蔑んでいる(さげすむ=価値の低いものとして、見下している)為、人間が苦難に直面していても助けない。
観測者として、ちっぽけで愚かな人間を眺めて、愉悦に浸るドS。
邪神なのに、人間に対してわりと友好的で、気が向いたら助けてくれる。
主人公を実験動物として見ているうちに、情が移って可哀想になったから、元の世界へ帰してくれた。
【箱庭】
主人公が「異世界」だと、思い込んでいた場所。
宇宙空間にある、無人の惑星に作られた。
神にとって箱庭は、「惑星育成シミュレーションゲーム」のようなもの。
地球とは、大気や磁場や自転周期などが大きく異なる。
実は、人間が適応出来ない環境で、長期滞在すると、免疫力低下、内臓機能低下、筋力低下、骨劣化、精神崩壊など、人体にさまざまな弊害が起こる。
箱庭を作ったのが、人間を「下等生物」と思っている邪神なので、人体への影響は一切配慮されていない。
少しでもお楽しみ頂ければ、幸いです。
不快なお気持ちになられましたら、申し訳ございません。