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31 アス村で……キャラクター紹介と設定

 9 暇だと雑談だな……キャラクター設定と紹介から

    続いている光悦と関係のある方たちの紹介話。



 ロブシェリル・フェスティバルの7日目、

人族対魔族のゲームは5日目を迎えた

ミューブル王国からスタンテッド王国の街道を

突き進みカーディオン王国に入国して更に進むと

王都【ガーディートルク】を囲む壁から

石造りの強固な宮殿の屋根が見える

其の宮殿の在る部屋の廊下から

 「殿下! 殿下!!」

   赤髪でショートカットで知的な

 マチルダ・ノウラが第3王子の部屋の

扉を叩きながら第3王子の名を叫んでいるが

 第3王子の部屋の扉が開く気配がしなかったので

  「フッ、そちらがそれなら……

 宮殿で働いている者たちがマチルダをチラッと

見ながら廊下を歩いているとジャケットのポケットから

 プラスチック爆薬と着火ライターを出してから

扉にプラスチック爆薬を張り付けてから

   着火ライターのボタンを押して

  プラスチック爆薬から出ている導火線に

 点火をさせて其の場からマチルダが離れた後に

扉が破壊されると

 「お前は!! 鍵は閉めてないだろう!!!」

   第3王子こと明美ラブの

  カレム・ド・シズマが部屋から出て来て

   マチルダに怒ってから

  周りにいる者たちに

  「見なかったことにしろ!!」

    命令すると頷いて其の場から去って行った。

 「どうするんだ!?」

   破壊された扉を見ながら

  カレムが嘆いていると、

 「直せばいいのでは」

   マチルダが軽く言うので、

 「誰が?」

 カレムが居る場所にはカレム就きの者しか

いない中に建築師はいないので宮殿に勤めている

建築師に頼むにしても説明が大変だなぁと

 思いながらマチルダに尋ねると、

  「明美さんに……

 ニコッと笑って明美の名を出すので

  「ゲーム機の試作品のレポートを

    出すにしても、ゲームが終わってからだぞ!」

 恭子の父親の会社が出す次世代ゲーム機の

試作品のモニターをカレムがしているので

 そのレポートを明美に人族対魔族のゲームの

終了後に渡す話になっていることを

 マチルダも知っているだろうを含めて

  カレムが告げると、

  「スマートフォンで……

 ジャケットのポケットが明美たちが使用している

皮袋と同じくアイテムボックスになっているので

 そこからスマートフォンを出して

  マチルダがカレムに言うので、

  「連絡しても……クチナ辺りが……

 カレムは前世の時に下級神の明美が好きになって

明美関係のアイテムを集めていたら下級神の者の

アイテムを買うなと親に言われた後に明美関係の

アイテムを全て親に捨てられた悲しさで

家を飛び出して階級社会に反対の組織に入ったら

直ぐにリーダーとなって専守界(せんしゅかい)

階級社会を崩壊させる為のテロを起こしたが

勝人、つかさの裏での活躍によってテロは失敗に

終わってからカレムの前世の裁判で転生も出来ない

完全消滅の刑を言い渡されて神界でのカレムの前世は

終了となったはずが何故かソラスが創造した世界の

カーディオン王国の第3王子として生を得てから数年後に

ウインライム法皇国で光悦が召喚されたのが心配で

見に来ている明美と再会して今に至っている。

 其の時にスマートフォンを明美から受け取って

いるので朝は早いが明美は起きていると思うので

電話をして扉を直してもらうことを伝えて

セント・ギア【クチナ】が来たら息子自慢と

アニメの話題を休憩もなく言われたら困る

 カレムは電話を掛けることを躊躇するので

 「話すチャンスを……

 私のおかげで明美と話す機会が出来たのに

何を戸惑っているのとニヤッと笑って

 マチルダがカレムに言うので

 「考えていなかっただろ」

   カレムは扉を壊した言い訳で明美の名を

  マチルダが出すんじゃないと言う気持ちで

 スマートフォンをベルトから下げている皮袋から

取り出してから明美の声だけでも聴くかと

 電話をすると

 『なぁにぃ……カレム』

   明美が出てカレムに聞いて来るので

  カレムは其の場で明美の声に感動していると

 耳から離して左手に持っていたスマートフォンを

マチルダがカレムから奪うので

 カレムは余韻にまだ浸っていたいのにと

マチルダを睨むが気にせずに

 マチルダが

   「明美さん、カレム御坊ちゃまが

     ゲームに負けた腹いせで

      扉を破壊しましたので

       直してほしいと……

    明美に電話をした理由を言うので

  カレムは御前が扉を壊したんだろうと

 怒り顔でマチルダに無言で訴えていると

  『スオウを送るわ』

  明美がセント・ギア【スオウ】をカレムたちの

 いる場所に派遣すると言うのでマチルダが小声で

カレムに伝えると、カレムはマチルダから

 スマートフォンを奪い返して

  「来れないのか?」

  明美と会って話したいと言い出すが

 『スケートリンクを作ってるから……

   明美は人族対魔族のゲーム会場に

  スケートリンクを作っている為にカレムに

 会うことが出来ないと言うので

 「スケート? 魔族と氷上レースとかするのか?」

   マル秘資料、クチナから人族対魔族のゲームは

  戦いよりも人族と魔族の交流を深めるのが

 目的なことを知っているカレムは明美から

聞かされた上記の事で人族と魔族で何組か組んで

氷の上でレースなどを開催して楽しむのかなと

 尋ねると、 

  『舞姫がフィギュアスケートに復帰するから

   感を取り戻す為に……

 つかさの妻の1人で人族の舞姫として

種族を超えて人々を魅了させている

 横山ありすがフィギュアスケートの

スケーターとして帰還後に復帰する為に

 ロブシェリル・フェスティバルの7日目の

  催しでソラスの世界に召喚される前の

   感覚を取り戻す為に披露することを

    明美が告げると、

「つかさの……

  剣の腕は勝人よりは劣るが総合力では

 つかさは最強であるので明美が結成している

冒険者パーティー【アポロ】のリーダーを

 務めている。明美がリーダーではないのは

後方支援がメインなのと光悦の方でリーダーとして

 沙良と共に参加している為である。

  光悦の方では冒険者パーティー

 デトリュイール・ラ・ゲリゾンを名乗っている。

恭子がリーダーにならないのは親の仕事の

 付き添いでパーティーなどに参加するのと

リーダーの務めを果たすのが嫌なのと

 勇太と過ごす時間が減るのが

  嫌だからである。

 で、カレムはテロを起こした時に自分たちの

拠点の場所を明美に教えたら明美は来ないで

 つかさ達が拠点に来たがテロの仲間は

冒険者登録を解除された者などが集まっていて

 つかさ達を遥かに凌いでいたので

  つかさ達を簡単に退けて

 明美を呼ぶように言うつもりが

  つかさ達が公表されているレベルよりも

 レベルが高かったので

  つかさ達に鎮圧された時のことを

   思い出しながら舞姫【ありす】が

 今回の人族対魔族のゲーム中に

つかさの妻になっていたんだなぁと

 言う感じで呟くと、

  『そう、キューイルは剣舞を』

 明美は光悦がマル秘資料をカレムに

見せていたのねと思いながら

 ありすの氷上の舞を終えたらキューイルによる

剣を使用した舞が披露されることを告げると

 「復帰は……

   キューイルの剣舞はスルーして

  舞姫【ありす】が帰還後に

 フィギュアスケートをすることに

カレムが難色を示すので

『レベルダウンはするから……10回転までは大丈夫よ。

  アクアが呼んでるから、ゲーム終わったら……

 舞姫【ありす】のレベルは10だが攻撃や

防御系ではないので勇太のようにレベルが低いことを

嘆く者はいないのは職業が舞姫なので

 スキルの方が重要だったためである。

  魅了や演じる等のスキルのレベルが

 1から10まである中で平均で6ある

ありすが帰還した後に圭一たちのように全ての

スキルやレベルが召喚前に戻ることはない中で

 フィギュアスケートに参加すると超人的な

パフォーマンスを披露することになるのは問題なので

召喚前よりも少しレベルが高い程度にすると

 明美が言った後にセント・ギア【アクア】が

スケートリンクが完成したのを見てほしいと

 呼んでいるので電話を終えると告げると

 「あぁ、会うのを楽しみにしてるよ」

   カレムは明美が言ったパフォーマンスは

  問題になるだろうなぁと思いながら

 人族対魔族のゲームの後に会えることを

明美に告げて電話を切った後に

 「何の用だ?」

   マチルダに尋ねると、

 「陛下が御呼びです」

   「お腹痛いんで……

  マチルダはカレムの父で

 カーディオン王国の国王から

  国王の執務室にカレムを連れてくるように

 言われたことをカレムに告げると、

カレムは右手で御腹を触って言い出すので

 「病気でも連れてくるようにと……

   マチルダは溜息をしてから国王は

  カレムの行動など分かっているので

   体が金縛りに遭おうが死に体であろうが

  国王の執務室までカレムを連れて行くことを

 告げると

 「鬼か!? 歩くだけで寿命が減る呪いを

   知っていてもかぁ!!」

  廊下の天井に向けて右腕を上げて

 国王は親として最悪なことを行う者だと

  カレムが嘆くので、

   「初めて聞きました。座っているだけでしょうに」

  此のソラスの世界で歩くたびに寿命が減る

 呪い系が魔族側にあっても人族側にはないし

仮にあってもカレムには此のソラスの世界に

 導いた者の守護がある為に効かないので

  マチルダは此のソラスの世界に来てから

 上記のことを見たことも聞いたこともないので

  国王の執務室に行きましょうと

   告げると、

  「親の顔を見ると寿命が!!」

 「早く死にたいのでしょう! 会えば」

  違うことをカレムが言い出すので

 呆れながら国王の執務室に行くことを

  言うと、

  「国王に……スオウが来るから!!」

 「明美さんの写真を貰えるように……

   明美が扉を直すためにスオウを

  寄越すと言うので国王よりも

 スオウに会う方が大事と言い出す

カレムに困りながら明美の隠し撮りなどの

 写真をスオウから貰いますから

国王がいる執務室に行ってくださいと

 マチルダがカレムに言うと、

   「……スオウから貰えよ!!」

 カレムはマチルダが言ったことに対して

国王に会いたくないが明美の写真などが

 貰えるなら我慢して行くかと

  マチルダに念を押して

 国王が居る執務室に向かった。 

  カレムは自分の部屋がある

 前宮殿から中宮殿を通って後宮殿にある

国王の執務室まで20分以上かかって

 着く間にスマートフォンのゲートアプリを

使いたいと思いながら早歩きをして執務室の前に

 着いたが息を切らしていたので深呼吸をして

  息を整えてから扉を叩くと開くので 

 襟を正して入ると、国王の右腕の宰相が

扉の取っ手を右手で掴みながら会釈をするのを

 無視して

 「父上、朝早くから何事です」

   国王にカレムが尋ねると

 国王が座っているソファーの向かい側に

国王の妻である

 リンシュ・ド・シズマ・ディ・シーラが座っている

ソファーに第2王子、第1王女が国王の妻の横に並んで

座って国王を見ていたがカレムの発言で顔を少し

  カレムの方に向けると

  「昼前だぞ! 何時まで寝ているのだ!

    誰もが職務について働いているのだぞ!!」

 カレムの発言に怒りを込めて国王が

  カレムに注意すると、

 「王子ですから、必要ないので、

   昼まで寝て、少し朝食をとって、庭を眺めて、

    また寝るのです。寝る時間は

     20時間必要です,。体に良いのです」

 カレムは王子としての権限を全うしているだけと

  国王に告げると、

 「カレム、剣の修行や、国の政に関する書類の

   確認など、仕事は山ほどあるだろう。

    書類など運ばれて来るだろう?」

 第2王子がカレムの発言に苦言を言うと、

 「寝るのが仕事です。部屋に来た書類は

   優秀な私の側近のマチルダがしますから、

    私は見る必要もない」

 王子として何事もなく寝ることが

  王子としての務めとカレムが言い切ると、

 「貴方にはもったいないから、

   キャブルトの側近か側室にしようかしら」

 カレムが言い切った行いは優秀なマチルダがカレムの

代わりに王子の務めを行っている為に出来るのでマチルダを

カレムから離せば渋々と王子の務めをカレムが行うだろうと

考えてカレムに国王の妻が告げると、

 「母上、私が雇った者ですから、兄上にと

   言えば、出ていくでしょう」

 マチルダは応募や貴族からの推薦などではなく

カレムが何時の間にか個人で雇っていた人物なので

 国王や国王の妻の命令など聞くくらいなら

  雇い主のカレムから黙って去っていくだろうと

   カレムが告げると、

 「お兄さま、結婚は?」

 第1王女はクスッと笑ってから

カレムが明美以外の女性には興味がないことを

 知っているうえでマチルダと結婚はしないのかと

  聞くと、

   「秘書として、愛はない、マチルダも

     私を夫にする気はない、で、

      父上、話とは、

       私の事ですか?」

 第1王女の笑みを見て輝太と将来結婚する夏美が

前世である第1王女に憑依しているなと思いながら

 マチルダを異性として見ていないことを

  告げてから国王に自分の事で呼ばれたのかと

   カレムが尋ねると、

 「違う! 読んでみろ」

   カレムはミューブル王国の港町

  ロブシェリルにある通信ギルドの支店経由で

 国王に届けられた手紙を国王から受け取って

読んでから

 「ミューブルの新たな召喚者と魔族の

   総司令官との一騎打ちですか。

    人族側が勝つと、それで?」

 つかさの偽名のサンライト・サーバンが

魔族のニコールと一騎打ちで人族対魔族のゲームの

 勝敗を決めることになりサンライトが能力的に

ニコールを上回るのでサンライトが一騎打ちに勝つと

 人族最強のロックティラの名で書かれた手紙を

読み終えてから国王に予定通りに話が

 進んでいるなと思いながらカレムが尋ねると、

 「ミューブルに1か月後に侵攻する話だ!……

   我が国もミューブルに向けて侵攻する……

  国王がカレムにミューブル王国に対して

 人族の大陸の残りの国が連合を組んで侵攻する話を

告げている間にソファーに座れないカレムは絨毯が

 敷いてある床に腰を下ろしていると宰相が此処に

居る者以外には見せられない姿と思いながら

 カレムの為に椅子を用意するタイミングが

無かったことを

 悔いながら国王の話を聞いていると、

 「慣れている感じですね」

   第1王女のアーシーリヴァが

  クスッと笑ってカレムの状態を言うと、

 「背を着けて寝てますから」

   ベットでは無く床をベットにして

  いつも寝ているとアーシーリヴァに

 フッと笑ってカレムが告げると

  「ベットは使わないの?」

 国王の妻がベットを使わないのは

  ダメですと少し怒り気味に言うと、

 「本を読んだり、空を眺めていると

   眠くなるときに直ぐに寝れますから」

    ベットは使わずに床に腰を下ろして

   色々としながら眠くなれば其処で

  直ぐに横になって寝れるからと

 カレムが告げると、

   「今度、剣の修行をしよう! 

     運動も少しはしないと体に支障をきたすと

    第2王子がカレムの少し太り気味の

   鍛えていない体を見ながら告げるので、

 「運動は! 父上、兵も負傷しますので

   私は反対です」

 運動していない体のカレムを明美が嫌う感じは

  しないので第2王子の提案を却下すると

 カレムは言ってから

   国王にミューブル王国に侵攻すれば

  自国の兵も傷つくので侵攻に反対を告げると、  

   「他国も出る! 1万の兵から

     多少は出るだろう。

      ゲームでも死者は出てるが

       保証はしている」

   国王は話している最中にアーシーリヴァが

 カレムの態度について言い出した為に話が

途中になってしまっていたのをカレムが

 戻してくれた意見に対して受け入れられないが

戦争などで亡くなった者の家族には弔慰金を

 出していることを告げると、

 「天の勇者も死んだそうで、

   魔族がミューブルの兵として出てきたら

    勝てますか?」

  手紙には人族対魔族のゲームで勇者隊は壊滅で

 生き残っているのは人族最強のロックティラ率いる

勇者突撃団、後方支援をしている騎士団だけである。

 その状況から魔族が今まで手を抜いてくれたことは

明らかなので29か国がミューブル王国に侵攻した際に

 魔族がミューブル王国側に就いたら

  敗北することをカレムが言うと、第2王子は

 婚約者であったセンシーラが勇者突撃団に

配属になった為に人族対魔族のゲームに参加して

 魔族によって殺されたことに対して

  悲しみの顔をしていると、

 「神ソラスの武器が与えられて一騎打ちに

   持ち込んだそうだ! その武器も使う。

    魔族が参戦しても

   キャブルトを司令官とすることで

    魔族は戦いには参加できない」

 ミューブル王国側に魔族が就かせない為の秘策を

  国王がカレムに告げると、

   「集まらせた理由は?」

  29か国がミューブル王国に

 侵攻する計画が決まっている話を

今さら家族を集めて話す内容ではないので

 家族を集めた理由を

  国王にカレムが尋ねると、

   「うん、次期国王についてだ」

  「キャブルト御兄さまでは?」

 次期国王についての話をする為に執務室に

カレムたちに集まってもらったことを国王が告げると

 アーシーリヴァが次期国王はキャブルトに

決まっているのに何を言うのですかと

 国王に尋ねると、

 「ミューブルに侵攻で亡くなる可能性もある」

   国王はミューブル王国に侵攻すれば

  第1王子が死ぬ可能性もあるので

 その時の為に第2王子、カレムに

次期国王になる心構えをしてほしいと告げると、

 「ロックティラが帰還するか途中で合流すれば

   キャブルト兄上が死ぬ可能性はゼロですよ」

  人族最強のロックティラが第1王子の傍にいれば

 第1王子が死ぬ可能性は無いので国王が心配することは

在り得ないとカレムが告げると、第2王子も頷くと、

 「ロックティラは帰還後は牢に入り、

   裁判で死刑になるだろう」

 カレムの提案は無理と国王が告げるので

  「お父さま、なぜですか?」

 ロックティラがミューブル王国の侵攻に

参加できない理由を詳しく聞こうと

 アーシーリヴァが国王に尋ねると、

  「勇者を死なせたこと、センシーラを

    死なせたこと、リンシュの妹の

     娘のベルールを死なせたことだ!

    ベルールは後方、死ぬと言うことは

   前線に出して意図的に殺したと……

  シーラ家はもとより、貴族たちも

 ロックティラが体を要求したが

  拒んだからと……

   「でも、他の国も壊滅していますから

     後方まで……

 第2王子は婚約者のセンシーラが亡くなったので

絞るように国王が告げたことに反論すると、

 「他国の鍛冶師、回復系などは生き残っている。

   そこから導いた結論だ!」

 「ロックティラが参戦しなければ……

 国王が第2王子に自分の意見の正統性を告げると

アーシーリヴァが人族最強のロックティラを

 ミューブル王国に侵攻する戦いに参戦させないことは

  負ける可能性が高くなると言い出すので

 「その為に、息子たちに次期国王になる

   覚悟を持つように言っている」

  国王は29か国が連合でミューブル王国に

 侵攻する陣形で第1王子は後方に位置するので

戦死することはありえないが万が一のことを

 考えての事を告げると、

 「兄上に、私は失礼します」

   カレムは次期国王は第2王子で

  決めてくださいと第2王子をチラッと見てから

 告げると同時に床から立ち上がり執務室から

出ようとしたら

 「カレム、次期国王は御前だ!」

   第1王子が亡くなれば次期国王は

  カレムと国王が言い出すので

 「どうしてです?」

   振り返って国王に問うと、

 「正室の子だ! 亡くなった側室の

   ダバルトでは貴族共は反旗を翻す」

  第2王子はアーシーリヴァを産んだ後に

 亡くなった側室の子供なので国王が

次期国王に第2王子を任命しても

  貴族たちが認めないと言うので、

 「私は第3ですが……

   第1王子が亡くなった場合は

  そうなるのかとカレムは思いながら

 自分の立ち位置を告げていると、第2王子は

国王から次期国王がカレムと言われてカレムが

 国王になったら此の国は終わりだと

  言う顔をしていると、

   「ダバルト御兄さまでは……

 アーシーリヴァはカレムが次期国王に

成らせない為の秘策は何かありますかと

 国王に尋ねると、

 「ダバルト!」

   国王が第2王子を見ながら

  第2王子の名を言うので

 第2王子は国王に顔を向けると、

  「功績がなければ王にはなれぬ。

    死なぬと思うが

     其の時は王になるための

      行動をすることだ!」

 第2王子に国王になれる可能性の為の

行動をするように国王が告げると

 「分かりました。最悪の……

   「もういいですか!? 帰ります!!」

  第2王子は国王が自分の事を考えていることに

 安堵しながら答えると、カレムは話が終わったなら

執務室から退場すると再度いうと

 「カレム御兄さま、私も……

   アーシーリヴァもカレムと一緒に

  執務室から退場すると言い出すと、

   「私は剣の修行に……

 第2王子も鍛錬所で汗を掻きに行くと

行ってソファーから立ち上がり

 執務室の扉から廊下に出て行くカレムを

  見てから

   「あんな奴に、負けません」

  国王に振り向いて

   カレムが第1王子の次に国王になる権利など

  国民は誰も認めないし、自分も認めないと

 重く告げてから御辞儀をして執務室から出て行った。

そして、宰相も執務室から退室したのを

 見終わってから

  「あなた……キャブルトが死ぬと……

 国王の妻は氷を入れていたが融けてなくなっている

水を飲んだ後にテーブルにコップを置いて

 国王にキャブルトの件を言い出すと、

 「死ぬ、死なない関係なく

   次期国王はカレムと決めている……

 「どうゆうことです?」

   王太子はキャブルトとなっているので

  次期国王は順当にキャブルトになるのを

 破棄してカレムに次期国王にさせたいと

  国王が国王の妻に言うと、国を混乱にさせることを

 言い出すのですかと国王を睨んで

  国王の妻が問うと、

 「カレムに就くマチルダか、

   キャブルトの妻にと思って進めたが

    カレム以外は就かないとな……

 「あなたの命令を……

  国王がカレムを推す理由にマチルダの事を

 国王の妻に言うと、国王の妻は国王の勅命を

無視することは此の国に居られないか、

 死を与えることになることを分かっていて

マチルダが国王に向けて言ったのですかと

  先ほども国王がマチルダのことを言っていたことを

 思い出しながら尋ねると、

   「言った時に、背筋が凍る感じがして

     汗が……ロックティラ以上だった……

 国王は険しい顔でマチルダに上記の事を

告げた時のことを思い出しながら

 国王の妻に言うと、

 「カレムに代わって色々としていますが

   あなたが……それでカレムを?」

 マチルダは部屋から殆ど出てこないカレムに代わって

公務を行っている素晴らしい女性が国王に

 恐怖を与える程の人物だから

  カレムを国王にしたいと国王が言う理由が

   分かりづらいのでカレムを国王にしたい

  理由を詳しく聞きたいと

   国王に尋ねると、

 「剣、魔法もないが、得体の知れないものを

   感じる……カレムは当たり前のように

    傍に置く……怖いと思わないか?」

 カレムがマチルダを他の者たちと同様に

扱っていることに恐怖を感じると

 国王が言うので

 「平民で……

 国王の妻はマチルダを見ていても

国王が言うような感じはしないので

 平民上がりのマチルダを

私の代わりに国王が抱きたいのに

 カレムに妨害されていることで

  カレムに恐怖を感じているのをマチルダに

置き換えているのねと言おうとしたが

 マチルダの雰囲気が最近のアーシーリヴァの雰囲気と

同じように感じるし第2王女のリースリヴァも光悦と

 婚約してからの雰囲気に似ていると

  考え出したのを見て

   「どうした?」

 国王が国王の妻に問いただすと、

 「アーシー、リース、リースは亡くなった天の勇者と

   付き合って……感じが……

 考え出したことを国王に国王の妻が言うと、

 「何を言っている?」

  国王は急に変なことを言い出す

 国王の妻に聞くと、

   「娘たちを見て、どう思いますか?」

  国王の妻は国王に王女たちの様子を

 問うので、

 「変わらないだろう、マチルダのようには

   感じないが……

 王女たちからはマチルダに感じたことを感じないと

国王が答えるので

 「そうですよね」

  私の考えすぎと反省して

 国王の発言に国王の妻が頷いていると、

   「キャブルトが無事に戻ってくればな……

     明日にはコンピーコム王国に向けて

      騎士団が動く。途中で合流する」

 国王は第1王子がミューブル王国から馬車で

カーディオン王国に向けて出発しているが

 1か月後のミューブル王国に侵攻する為に

各国が集合する場所に明日には

 カーディオン王国から騎士団が出発するので

  第1王子は途中で騎士団と合流して

 上記の場所に行くことを

国王の妻に告げると、

 「2か月後ですか?」

   順当にいけば2か月で

 ミューブル王国を占領して

カーディオン王国に第1王子が

 帰還することを国王の妻が言うと、

   「ミューブルは落ちて29等分されて……

 続けるように国王がミューブル王国の

占領後のことを告げると、

 「魔族は?」

   国王の妻は魔族がミューブル王国側に就いて

  第1王子たちが殺される可能性もあるので

 心配そうな顔で国王に聞くと、

   「いくら強かろうが、神の剣がある此方が

     有利。出てこないだろう」

 神ソラスから得られたと言う剣を

ロックティラたちから奪ってミューブル王国との

 戦いで使用するので魔族が強かろうが

  国王の妻の心配することは

   ありえないと言うので

 「そうですか……

   国王の妻はロックティラたちから

  剣を奪うのに国王が既に動いていることを

 感じて無事に第1王子が帰還するのねと

安堵しながら呟くと、

「帰還したら、直ぐに戴冠の儀を行う」

  「でも……

 「だれも不満を言う者はいない」

 国王はミューブル王国への侵攻後に

第1王子を国王に就かせることを

 国王の妻に言うが、先ほどは

カレムを国王にすると言っていたのにと

 戸惑いながら国王の妻が呟くと、国王は

  第1王子が王になることに不満を言う者は

 いないと国王の妻に告げると、

   「カレムは……

 先ほどはカレムと言っていたでしょうにと

不満顔で国王にカレムの名を言うと、

 「部屋にこもりきりの無能だ! 

   我が息子に言いたくはないが……

「そうですね」

  国王はカレムを王にしたいが

 今の時点では貴族たちからの評判が

良くないので第1王子を王にさせると

 国王の妻に告げると、

  国王の妻もカレムの今までの行いでは

 国王の言っている通りなので納得して

  呟くと、

  「この戦いは勝つ!!!」

 国王は語気を強めてミューブル王国侵攻の

戦いに勝利することを国王の妻に叫んでから

 「出陣前の激励会だ! お前も夜に向けて

   用意しろ!!」

 今夜はミューブル王国へ騎士団が出発する為の

激励会が開かれるので国王の妻に激励会への

 準備をするように告げると、

 「分かりました」

   国王の妻は国王が勝つと分かっている

 ミューブル王国の侵攻に唾を飛ばす勢いで

勝利宣言を叫ばなくてもいいのにと思いながら

 国王に激励会に向けて準備しますと

  告げてからドレスのスカートを部分を

 少し両手で積まんで上げてから軽く御辞儀をして

国王から離れて執務室の扉に向かうと

 扉が開くので、開いた扉には宰相が

立っていたので国王の妻は

 聞いていたわねと思いながら

  宰相の横を通って国王の妻付きの

 従女たちと共に自分の衣装部屋に

向かった。


   国王の妻が去った執務室で

 「カレム……全てを知っていると言う

   口ぶりだった……

    カタロム……

 国王の妻と入れ違いに執務室に入って来た

宰相の名を言うと

  「ここに」

 口ひげを生やして髪は後退している白髪交じりの

宰相が王に執務室の中に居ることを告げると、

 「カレムを調べろ! 部屋もな」

 カレムは自分の息子だが今回のように

会うのは第1王子よりも少ないし、食事の時でも

 会話など殆どしないのでカレムの細かい性格や

行動を把握はしていないので宰相にカレムを

 詳しく調べるようにと国王が告げると、

   「殿下の? 部屋は殿下付きのマチルダ以外は……

 宰相はマチルダがカレム就きになってから

今までにいた御付きをカレムが解雇して

 今ではカレムの部屋などにマチルダ以外は

  入れないことを言いだすと、

「俺の権限で!」

  カレムが単独で行っていることを

 宰相から聞かされた国王は驚きながら

  カレムの部屋に入る許可を与えると

   告げると、

  「何うえ……

  能無しと言われるくらい

 平民まで知れ渡っているカレムを

調べる必要はないと思いながら

 宰相が国王に尋ねると、

   「29か国の連合に参加しないためだ!」

 カレムと関係のない話を言い出す国王に

戸惑いながら

 「準備は……

   明日にはミューブル王国へ侵攻する為に

  各国の騎士団と合流する地点に向けて

 出発するのに今さら参加しないと

  言い出す国王に宰相が反論しようとすると、

   「29か国は壊滅する」

 「はぁ? 何を……

   訳の分からないことを国王が言いだすので

  何を言っているの此の人と言う感じで

 宰相が聞き返すと、 

   「勘だ! 勘を確かなことにする為に

     カレムをだ!!」

 国王は勘だと言うので、呆れながら

 「それで、殿下を? 意味が……

   カレムを調べる理由を

    宰相が聞くと、

  「天の勇者が死ぬことを知っていた」

 「手紙を……

   「天の勇者はリースの婚約者で

     リンシュも血を得るために……

      聞いた時は悲しんだがカレムは……

 「殿下はあの性格ですし……

   天の勇者こと光悦の死はカーディオン王国の

  未来に向けての光を閉ざす出来事なのに

 カレムは平然としていたことを国王は言うが、

部屋に閉じこもって死を待つ感じの

 生活をしているカレムが光悦の死を知った時の

反応は羨ましいと感じていた笑みでしたと

 宰相が国王に言うと、

  「動揺するはずだ! 現魔王が死ねば

    ゲームは無くなる。獣族と組む国もあるが

     支配される可能性は高い。

      その為の対策だ!

     王族なら思うはずだ!!」

 魔族、獣族とのゲームも魔王が亡くなれば

終了した後は魔族が人族の大陸に攻め入って

 占領する可能性が高いのを

  光悦の、天の勇者の血を王族に

   取り入れて抵抗するのが

    光悦の死で出来ないことは

   カーディオン王国にとっての

  計り知れない損失なのに

 カレムは分かっていないと

  国王が叫ぶと、

 「ですが、あの殿下ですので……

   カレムの何も思わない態度は

  早く死にたいから出ているので

 国王がカレムに何を言っても

  カレムの態度が変わることがないことを

   告げようとするが

   「だから、調べろと、俺も出ないといけないが

     お前は体調が悪いと言えば出なくてもいい!

      激励会中に!」

  国王は光悦が死んだと報告があった時の

 態度と先ほどの態度で明らかに人族対魔族の

ゲームの結果を知っていたと感じたので

 此れから行われる激励会中にカレムを、

  カレムの部屋を調べろと

   宰相に命令すると、

 「わ、分かりました。出ない場合?」

  カレムを調べても何も出ないで

 更に無能ぶりが発覚するだけと思いながら

国王の命令なら仕方がないと

 承諾した後に次期国王を誰にするかと

  遠回しに尋ねると、

   「次期国王としてカレムを推すように工作を!」

 第1王子ではなくカレムが次期国王に就けるように

貴族たちを洗脳せよと告げる国王に

  「分かりました」

    宰相は此の国も終わりかなと思いながら

   承諾して執務室から出て行くと、

  「法皇が死に、あの皇太子がミューブル戦で

    死ねば、暫くしたら攻め込めるな……

  我が子ながらカレムの素性が明らかになれば

 ミューブル王国に侵攻する為の戦力を

ウインライム法皇国に向けさせて

 ウインライム法皇国の領土を得ることが

  出来るとテーブルに置いていたワイングラスを

手で持ち上げてからワイングラスに残った水を見ながら

 国王は呟いていた。


 カレムは自分の部屋の近くまでアーシーリヴァと

アーシーリヴァの従女たちと来たので

 「反対側だろ?」

   カレムの同じ前宮殿にありカレムの部屋が

 前園から見て右側でアーシーリヴァの部屋は

左側なのでカレムの行く方に来るなと

 アーシーリヴァに言うと、

  「お兄さまの部屋を見たいなと……

 「準備で……

 アーシーリヴァは明美から渡されたゲーム機で

カレムが遊んでいるなら激励会まで時間があるので

 自分も遊びたいと遠回しに言うと、

ドレス選びから化粧をするまでの時間は

 激励会が開始される時間まで掛かるのを

知っているアーシーリヴァがカレムの部屋を

 見たいと言うのは無例があるのを

カレムがアーシーリヴァに言おうとすると、

 「殿下!!」

   前園、前宮殿を見回りしている

  警備隊長がカレムたちに気が付いて

 ミスリルの胸鎧に腰回り用の鎧を着けた

軽装備でカレムたちの方に

 叫んで来るので、

 「何だ?」

   警備隊長にカレムが問うと、

 「マチルダさまは問題がないと言うのですが?」

   困った感じでマチルダの事を

  警備隊長が言うので、

 「問題ないだろう」

   カレムはマチルダの事なら

  問題にすることはないと

 警備隊長に言うと、

 「来てください!!」

   警備隊長はカレムの右前腕部を右手で掴んで

  カレムが行こうとした方に連れて行くので

カレムは不敬罪にあたるぞと警備隊長の行動に

 思いながら自分の部屋の廊下に来ると

  「スオウが来ているのですか? お兄さま」

    アーシーリヴァも一緒に来ていたので

  カレムの部屋の扉を直し終えてマチルダと

 一緒にいるスオウを見て言うので、

カレムは輝太を好きな夏美が前世のアーシーリヴァに

 憑依しているのでセント・ギア【スオウ】の

名前を知っているのは分かるが此処では

 言うなと思いながら

  「隊長! 問題ない、見回りを行え!」

 警備隊長に部下と共に前宮殿、前園を

見回りするように命令するが、

 「カレム殿下! あれは魔族、エルフの国に

   太古から残っているゴーレムですか?」

 アーシーリヴァの従女長がカレムに

スオウの件で尋ねて来るので、

 「問題ない! 衣装部屋に行け!」

   此処で見た物は言うなを含んで

  アーシーリヴァと共に衣裳部屋に

 行くことを侍女長に言うが、

  「問題、大ありです! 陛下に」

 「無いだろう」

   「エステア、私は残りますから

     用意だけは……

 アーシーリヴァの侍女長がカレムに

  顔を近づけて反論するので

 アーシーリヴァが侍女長に

  命令するが、

   「アーシー殿下は、名前を知っているのは!!?」

 侍女長がアーシーリヴァが漏らした

  スオウの名前を知っていることについて

   アーシーリヴァに聞いていると、

 「初めまして、皆さん!」

   スオウがマスクをオープンにして

  口を見せてカレムたちの方に来て

 挨拶をすると、

 「貴方は、ゴーレムで、何処の?」

   スオウに何処の所属かと

  侍女長が尋ねるので、

 マチルダもカレムたちの方に歩いて来て

  「別の世界から来た!

    ミューブル王国の秘密兵器!!

     スオウさんです!!」

  スオウを紹介すると

   「と、言うことよ! 後は、エルシア」

 アーシーリヴァがマチルダの言うことを

肯定するので、

 「秘密兵器とは?」

   警備隊長が戸惑いながら

    スオウについてカレムに尋ねるので、

  カレムは振動などを響かせない魔法などで

   扉が破壊されたのは誤魔化せたのに

  今回はスオウを見せないように人払いの

 魔法などを掛けないから

  今の状態になっているので

   どのように誤魔化すか考えていると、

 「明美さまから、ある程度はバラしても良いと」

   スオウがカレム、アーシーリヴァを見た後に

  明美からの伝言を伝えると、

 「親父や、宰相たちに今の事を

   言うんじゃないぞ!!」

 何時ものやる気のない感じの顔つきからは

想像が出来ないくらいの威圧感を放ちながら

 侍女長たちにカレムが言うので、警備隊長たちは

カレムが何時も見せているのは偽りの姿なのかと

 考えていると、

  「お父さまは、お兄さまの事を……

 アーシーリヴァが執務室のある方角を

  チラッと見てから目を細めて

   言うので、

 「調べられても、何も出ない!!」

   「扉はカレムさんとマチルダさん以外は

     開きませんし、部屋の周りの壁は

      核兵器でも破壊不可能です」

  カレムは自分を王にさせる為の口実を得る為に

 国王の手の者がカレムの部屋などを調べても

  今まで行って来たカレムの姿を変えるまでには

   至らないと言うと、スオウがカレムの部屋の扉を

  直すついでに部屋全体を強固にしたことを

   述べるので、

 「最後に、こいつらに呪いを」

   カレムは警部隊長たちが国王などに

  問い詰められて自分の事を話す可能性は

 ゼロではないのでスオウに警備隊長たちに

呪いの魔法を掛けるように頼むと、

 「そうね、体が崩壊するってのはどうかしら?」

   アーシーリヴァが呪いの効果の種類を言い出すと

  侍女長たちが青ざめている中から

 「な、何も、見てません……

   警備隊長が国王に問い詰められても

  今の状況を言いませんとカレムに向けて

 両手を合わして言い出すが、

 「頭痛がするか、違う事を言うくらいに……

   アーシーリヴァが言ったことには

  しないとカレムが言った後に

   「相変わらず、恐ろしい女だな」

  「そう? ミューブル王国で死ぬまでは

    私たちの事を隠蔽しないと」

  アーシーリヴァに向けて

 アーシーリヴァが死んで転生した

  夏美の行いなどをクチナから

 聞いて感じたことをカレムが言うと、

  アーシーリヴァは輝太と

 ミューブル王国で出会ってからドラゴンを

召喚した為に死ぬ時まではカレムの事、

 今の状況などを国王たちに知られるわけには

  行かないので侍女長たちには

   強力な呪いが必要と言うのを含めて

    言いだすので、

 侍女長たちはアーシーリヴァは御淑やかで

笑顔が素敵な方と思っていたのがドス黒い

 オーラを出す怖い方と考え直しながら

  「殿下、死ぬというのは……

 アーシーリヴァが言った言葉について

アーシーリヴァに侍女長が問うと、

 「そのうち分かるわ」 

   アーシーリヴァは数か月後には

  自分が言った意味が分かると告げると

 侍女長たちが困惑していると、

  「俺は此の格好でも良いが、

    お前は着替えないとな」

  カレムが襟付きのシャツの上にジャケットを着て

 下半身はズボンに皮靴を履いた格好のまま

激励会に出席しても問題はないがアーシーリヴァは

 今の飾り気の少ないドレスのままでは激励会に

出席は王族として恥じなので社交界用のドレスに

 着替えないといけないと言い出すので、

  「お兄さまも!」

  カレムの格好も飾り気が少ないので

 はったりの紋章や勲章を着けるに相応しい

恰好で激励会に出席しないと国王が

 怒るとアーシーリヴァが言うので、

  「男なんて、どんな格好でも良いんだよ!

    女性は男を得るためにな」

  社交界は女性が男性を得るために

 素敵なドレスを着て自分の魅力をあげて

  男性を射止める場か、自分の妻子、

 恋人を自慢したい場とカレムが

アーシーリヴァに言うと、

 「婚約者のテードルさまも夕方には……

   それまでに……

 侍女長がアーシーリヴァに婚約者の

ダラス・ルゥ・テードル・ナァ・シシリーラが

 宮殿に着くまでに着替えを終えないといけないと

  アーシーリヴァの雰囲気が変わっているので

   恐る恐る告げると、

 「俺は庭でも歩くかな」

   カレムはマチルダとスオウを見ながら

  自分は着替えもしないから

 宮殿の前園などを散歩しようかと

  言い出すと、

 「私も行くわ。スオウが要れば着替えなど

   一瞬だから……

 アーシーリヴァはカレムが宮殿の庭などを

  歩くのではなくミューブル王国に行く気ねと

   察して言うと、

 「女の勘は鋭いな……スオウ、

   ゲームの会場に、夕方までだが……

    カレムは今から行こうとしている所が

   アーシーリヴァにバレていることに

  驚きながらスオウに人族対魔族のゲームが

 開催されている場所にゲートを使用して

  行ってもいいかと尋ねると、

 「少し御待ちください……

   スオウは左手首のパネルを開けて

  明美に連絡すると告げてから

 「良いそうです。衣裳部屋などには

   ダミーを配置させます」

 カレムに明美から許可を得たので

カレムたちがゲームの会場に行っている間は

 カレムたちのコピーを此方に配置して

国王などを欺けるとスオウが告げると

  「行くか!!」

 「明美さまに、確認もしたいから……

   カレムはマチルダに後の事は

  任せたと目で合図をしてスオウに

ゲートの魔法を詠唱するように言うと

 アーシーリヴァは明美に相談したいことがあるからと

  カレムに続くと告げると、

 「分かりました。お土産を……

   マチルダはコピーの監視もある為に

  此処に残る見返りをカレムに言うと

 「分かってる……

   スオウがゲートの魔法を詠唱し終えて

  空間に歪が出来てる所にカレムが歩きながら

 マチルダに告げていると

  「行くわよ」

 アーシーリヴァは侍女長、警備隊長たちに

一緒に行くことを命令すると、戸惑っている

 警備隊長たちに

  「勅命ですよ、呪いが発動しますよ」

    スオウがカレムたち王族の命令を

   聞かないと侍女長たちの呪いが

  発動すると言い出すと、侍女長たちは

 慌ててカレムたちが入って行った

  歪に入って行った。

 「呪いは……

   マチルダが呪いの魔法を警備隊長たちに

  掛ける素振りもなかったでしょうと

 スオウに確認をすると

  「ムラサキか、明美さまか、セーイラ様に……

    私は不得意ですから」

 スオウは全ての属性を使用できるが

  呪い系は得意ではないので

   得意な方に任せると告げながら

  アーシーリヴァたちのコピーを

 魔法で作り出していると

  「魂は?」

    コピーをマチルダがコントローラーで

   1人で動かすには人数が多いので

  意思のない精霊に行動などのプログラムを

 組んでからコピーに入れるか、ソラスが部下として

生まれた天使に頼むか、神界の転生エリアにいる

 転生する方に一時的にコピーに入って

もらうのかとスオウにマチルダが聞くと、

 「ソラスさんの天使を使用します」

 上位精霊なら話をすればいいが

ソラスの世界には上位精霊が存在しない代わりに

 水や、木々などに恩恵を与えているだけの

存在としての意志の無い精霊にプログラムを

 組むのはスオウでは時間が掛かるので、

今回はソラスの部下に一時的に頼むと

 マチルダにスオウが話すと、

 「明美さまのようには出来ないの?」

   明美が生み出したスオウなら

  精霊や転生エリアの転生者を

 コピーに入れることなど簡単なのに

  ソラスの天使を使用することに

   疑問を持ったのでマチルダが聞くと、

 「奴隷系は不得意ですし、プログラムを

   精霊の中に組み込むことは

    明美(マスター)のように出来ません」

 スオウは全属性と言っても奴隷系はムラサキに

任している為に殆ど使用したことがないので

 確実に今回の事を行うならソラスの天使を

  召喚した方が早いのと意思の無い精霊を

 召喚しても明美のように簡単に意思を与えたり

上位精霊にしたりすることが出来ないと

 マチルダに告げると、

  「私を此処に導いた明美は……

 マチルダはスオウの話で未来の明美が

消滅したはずのカレムが此の世界に

 転生していることを教えてくれたことを

  思い出しながら改めて明美は

   創造神なのだなと呟きそうになると

 「完成しました」

  スオウがコピーが完成したと告げるので

   「カレム殿下と警備隊長たちは

     私と共に庭の散歩を、アーシー達は

    衣装部屋に! 夕方5時には

     カレム殿下の執務室に!!」

   マチルダは激励会までの予定を

  カレムたちのコピーに告げると

 頷いているので

  「それでは、マスターの所に

    戻ります」

  スオウはアーシーリヴァたちのコピーが

 うまく作動していることに満足しながら

  マチルダに挨拶をして

   此の場から姿を消した。



 ミューブル王国の港町【ロブシェリル】近郊で

行われている人族対魔族のゲームが

 ロブシェリルフェスティバルとして

開催されてから7日目を迎えた場所に

 現れたカレムたちに

 「よう! カレム!!」

   光悦がゆったり目のズボンに

  腰に長袖のシャツを巻いて

 アンダーシャツを着た格好で

   カレムに挨拶をすると、

  一緒に此方に歩いて来た

 斜めカットされたスカートにストラップ付の

サンダル、7分袖の襟付きのシャツの第1、第2

ボタンを外しているリースラヴァが

 軽く会釈すると、

  「いいわね。ラフな格好で!」

 アーシーリヴァはリースラヴァの格好に

  王族らしくないと言っていると、

 警備隊長たちは光悦や知っている者たちが

魔族と一緒にいることに驚く中で

 「お姉さまもすれば……

   王宮にいては出来ない格好でしょうと

  ニヤッと笑ってアーシーリヴァに

 リースラヴァが遣り返していると

  「あ、あの、天の勇者は……

 侍女長は光悦が、死んだと言われている

ローズマリーたちが生きていることを

 光悦に聞こうとすると、

  「嘘だ! 魔王が死ぬまで

    ミューブルで過ごすためにな」

 カレムがカーディオン王国に届いた

人族対魔族のゲームの内容の手紙は偽りと

 言うと、警備隊長たちはカレムの発言と

此処に来る前に見たスオウの力を合わして

 考えると、1か月後に29か国が

ミューブル王国に攻め込で占領した後ではなく

 29か国が敗北した後の話かと

   声を出さずに警備隊長たちが

  青ざめていると

 「昼がまだなら、屋台でも行くか?」

   光悦は立ち話も良いが秋人の妻の1人の

  ティーナに未来の沙良と共に挑んだ

 模擬戦をしたばかりで昼食を取っていないので

カレムたちも昼食がまだなら一緒に食べながら

 カレムたちが聞きたいことに答えると

  告げると、

   「舞姫のステージが30分後には

     始まりますから……

 リースラヴァが舞姫【ありす】の舞が

30分後に始まると告げるのを聞いた

 光悦は食べるだけになるなと思っていると

 「明美は?」

 光悦の周りに明美が見当たらないので

  明美が何処にいるのかと

 カレムが光悦に尋ねると、

  「アフロディーテと最終確認、未来の明美たちは

    秋人にいちゃんと……

 明美がアフロディーテと共にスケートリンクの

最終確認をしていることを言うついでに

 未来の明美についても言ってから

 「軽くなら、直ぐ済むから……

   屋台で軽く食事をすれば

  舞姫の舞が始まる時間には間に合うと

 リースラヴァに向けて言うと

  リースラヴァは頷く間に

   「そうか、食べるか」

   カレムは明美とは食事をしてから

 舞姫の舞を見てからでも話せると考えて

  光悦の提案に賛成して

   観客スタンドの後ろに並んでいる屋台に向けて

  光悦たちと一緒に歩き出しながら

 観客スタンド、観客スタンド前のフィールドに

設置されたスケートリンクについて

 光悦に聞いていた。

  そして、ホッドドッグなどを売っている屋台で

 ホットドック、フランクフルトソーセージ串付きを

カレムたちは注文して

 「ベルールが焼いてるんだな」

   光悦が全員分の御金をセンシーラに渡している時に

  カレムが屋台にいるベルールを見て

 調理するのって聞くので、

 「遠征で軽くなら、今は屋台の担当の者が

   ありすの舞を見る為にいないので……

 ベルールはパンにソーセージを挟みながら

  カレムに答えると、

   「見なくって良いのか」

  舞姫の舞を担当の代わりをしていては

 見えないだろうとセンシーラたちに

  カレムが尋ねると、

   「練習で見てますし、モニターで……

  「30分もあるので、子供たちが

    飽きるだろうと……

 つかさと舞姫のディエットの練習をセンシーラは

朝から明美が用意した亜空間で見ていたし

 屋台が並んでいる前には空中にモニターが魔法で

作られて見ることが出来るので困らないと

 カレムに言うと、ベルールが続けて

子供たちが30分もある舞に飽きると

 屋台の方に来た時の相手もいるだろうと

  つかさ達が言うので屋台を開いていると

   告げると、

 「センシーラさまは、殿下の……

   侍女長が木の薄皮で出来た船の形をした

  容器にフランクフルトソーセージ串付きが

 数本が乗せられたのをセンシーラから受け取りながら

  カレムの兄で第2王子のダバルト・ド・シズマが

 センシーラが亡くなったと聞いて悲しんでいたことを

  言い出そうとすると、

   「過去の事です。今は……つかさの事だけを……

 光悦がドックフードを紙にくるんだのを

センシーラから受け取った時に

 頬を染めて今の自分は

  つかさと出会えたことを嬉しく思っていることを

   センシーラが言うのを聞いて

  「凛としていたけど、可愛くなったわね。

    私も……輝太と此処に来ても帰っても、暫くは

     出来ないのが……

  フランクフルトソーセージ串付きの串の部分を

 右手で持ってからフランクフルトソーセージを

男のアレを舐めるような感じで舌を使いながら

 センシーラは好きな男と行為が出来て良いわねと

嫉妬しながらアーシーリヴァ言うので、侍女長たちは

 アーシーリヴァの婚約者の名前ではない名前を

アーシーリヴァが言うのを聞きながら婚約者と結婚後に

 初めての行為をするはずなのにアーシーリヴァの

舌使いは男を満足させる上手さなので

 警備隊長たちを見るとアーシーリヴァを見ないように

明後日の方向を見ている中で、

「生きているとは言うなよ! 王女らしくしろ!!」

   センシーラ、ベルールたちが亡くなったと

  言うのは嘘だと言うことを国王などに言うなと

 警備隊長たちにカレムが言った後に

アーシーリヴァに向けて周りの人たちが見ているから

 淑女らしくない行動は

  止めてくれと叫んでいると、

   「貴方、もう始まりますわ」

 リースラヴァが舞姫の舞の始める時間が

迫っていると光悦のアレの太さに近いのを

 アーシーリヴァに対抗してセンシーラが焼いている

フランクフルトソーセージ串付きから選ぼうとしながら

 告げるので

 「観客スタンドで……

 光悦はアーシーリヴァに対抗しないでほしいなと

  苦笑いしながら観客スタンドに行こうと

 カレムたちに告げると、

  選んだフランクフルトソーセージ串付きを

 センシーラから受け取ろうとした

リースラヴァから奪い取った

 アーシーリヴァが

   「2本目! 輝太の棒よ!!」

 輝太のアレに更に近いと叫ぶので

 「もう、やるなぁぁあああ!!!」

   周りの人たちが妹たちの

  行動についてヒソヒソと話をしているので

 此れ以上カーディオン王国の評判を地に

落とすような行動はしないでくれと叫ぶ

 カレムの言葉が屋台などが並んでいる

  広場に響いた。


 氷のリンクに立つ舞姫【アリス】と朝になって

起きたら急に舞姫と一緒にフィギュアスケートをと

 アフロディーテに言われて明美が用意した

  亜空間で半年間もフィギュアスケートの

 練習をさせられた

  つかさが立っていた。


 シールス、シアーの素材を多用して

妖精の感じを出したワンピースと靡くと

 小さい光が飛び散ると消えていく長い髪を

  纏めて団子にしているが後れ毛によって

 何時もよりも可愛らしさを増している

舞姫が

 「緊張するよ……皆さんに見られて……

   社交界で舞姫として貴族たちが見ている前で

  立派に舞っているのに今日は久しぶりの

 フィギュアスケートでの舞なので

  つかさに不安を言っていると、

  「練習で、みんなに見られていても

    演技は完璧だった……

 つかさは素人の自分をペアスケーティングで

オリンピックの金メダルを取れるレベルまでに

 アフロディーテが明美の用意した亜空間で

指導したので、今から行う舞姫との舞で

 多少の失敗があっても動揺せずに行える自信がある

  つかさは舞姫が舞を失敗してもフォローするから

   練習の時のように気楽にやろうと告げると、

 「うん……つかさが要るから……

   つかさの言葉で不安もあるけど

  つかさと一緒に舞を踊れるので

 楽しもうと気持ちを変えて

  つかさに告げると目を閉じて

 顔をつかさの顔に近づけようとすると、

  つかさは舞姫より身長があるので

 膝を曲げて口を重ねる光景に

  「平気でやりますねぇ、浩二君は如何思いますか?」

 「俺の良さを見せてやる!!」

   観客スタンドの実況席で明美が

  元舞姫の恋人であった浩二に舞姫と

 つかさがキスをしている光景を聞くと、

つかさよりも自分の方が優れていることを

 舞姫に見せると浩二が息巻いていると、

  「何を見せるの? 旦那様は呑み込みが早いから……

 「半年かあれば俺だって!!」

   実況席で浩二の隣に座っている 

  かずえは浩二が自分をアピールするにも

 つかさは今回の舞もフィギュアスケートも

短期間で舞姫レベルに達したことを言うと、

 浩二はアメリカで入賞請負人と言われるくらい

フィギュアスケート界では有名なコーチである

 ソフィア・マルノチャヴナ・ディーテが

アフロディーテと聞いて驚いたし、アメリカでの

 契約が終わったアフロディーテにロシアが多くの

メダルを獲得する為に契約するほどの人物に

 半年も稽古をつけて貰えれば

つかさのようになれると浩二が言うと、

  かずえの隣に座っているアフロディーテが

 「棒を中心に何回か回ってから直ぐに普通に歩けない

   浩二君じゃ無理ね。それに

    才能ない人には教えても無理よ!」

  フィギュアスケートに浩二が挑んでも

 大会に出場が出来ただけで喜んで終わるくらいの

レベルまでしか上らないからフィギュアスケートは

 趣味で終わらせなさいと

  アフロディーテが告げると、

 「おばあちゃま! 僕は?」

  アフロディーテの分身が此の世界で

 アレタの祖母としていたが

  今はアフロディーテに分身が

 戻っているのでアフロディーテを祖母と言う

  アレタがアフロディーテに

 自分はフィギュアスケートの

才能はあるのと聞いて来るので、

   「アレタは私の孫だから、

     直ぐに舞姫レベルになれるわ」

 「ほんと!!」

   アフロディーテが孫と唯一認めている

  アレタにはフィギュアスケートをする

 才能があるし、人を魅了する力もあるので

オリンピックでメダルを取りたいと努力すれば

 舞姫レベルに直ぐに上がると告げると

  アレタが喜ぶので

   「でも、つかさと遊ぶ時間が…… 

 つかさと遊ぶ時間が皆無になる替わりに

  オリンピックで金メダルを取りに行くかと

   喜んでいるアレタに

    アフロディーテが尋ねると、

 「やぁだぁあ! お兄ちゃんと遊ぶの!!」

 つかさと一緒にいる時間が無くなるのは

嫌なのでフィギュアスケートはしないと

 アレタがアフロディーテに言い出すと、

  「舞姫にがんばってもらって、つかさと

    其の間に遊びましょう」

 「うん!」

 アフロディーテは舞姫がオリンピックを目指して

日々の練習をしていただく間にアレタやナルエたちは

 つかさと共に遊園地や公演などに行きましょうと

  アフロディーテがニコッと笑って

   アレタに告げると、つかさと一緒の時間が

  多い方が良いアレタはアフロディーテの提案に

   喜んで頷いていると、

 「孫には甘いの!!」

 浩二は自分と一緒でアレタに才能が無いのに

孫だからあるようなことを言った後に

 遠回しに才能がないことをアレタに

告げていることに愚痴をこぼすと

 「どうなの?」

   実況席の様子を聞いていた

  つかさがアレタについて舞姫に

 尋ねると、

  「つかさは如何なの?」

  舞姫が其のまま返すので、つかさは亜空間では

 アレタのフィギュアスケートの練習は

見ていないし、ソラスが創造した此の世界では

 スケートリンク自体がないし、スケートの

競技もないので度のように答えようかと

 考えていると、

  「アレタはアフロディーテの孫で

    第4王子のフェイスも孫だけど

     アレタの方がセンスが良いから

    ありすより上に行くわ。

   つかさとペアを組むにしても

  100年後だけど」

 アレタについて言った浩二の意見に

明美が反論した意見に次期魔王候補で

 第4王子のファインダーロペスが

同じ魔王候補のキューイルと比べられるなら

 まだ許容範囲だと考えるが、魔王候補でもない

アレタが同じ祖母であるアフロディーテを

 持つ中で自分より上と言われて

  ブスッとしているのを周りがクスッと

 笑っていることに怒りが目覚めていると、

   「100年後?」

 かずえは明美がアレタと

つかさが一緒にオリンピックに出られるのが

 魔族の寿命を考えても先過ぎるので

  尋ねると、

 「魔族の成人は150歳でしょ……

 魔族は平均寿命が500歳で成人は150歳なので

人族で考えると15歳で成人である。

 人族の大陸では15歳で成人である。

  フィギュアスケートのオリンピックに出場できる

 資格がフィギュアスケートのシーズンが始める

7月1日までに15歳になっていないと翌年の

 オリンピックに出場する資格が得られないことを

  明美の言葉で思い出した

 かずえが

「アレタは何歳なの?」

  アレタに聞くと、

  「50さい!!」

    年齢をアレタが答えると、

 「俺より……

 魔族と人族の種族の違いを無視して

自分より年上の初老のアレタなら

 自分と同時にフィギュアスケートを練習すれば

自分の方が直ぐに上手くなると

 浩二が考えていると、

   「150歳でも直ぐに……

  かずえは魔族の成人年齢150歳になる前から

 フィギュアスケートを遣り出して

150歳でオリンピックにデビューしたら

恐ろしい存在になると考えながら150歳から

アレタがフィギュアスケートを遣り出しても

 直ぐにオリンピックに出れるのかと

  アフロディーテに聞くと、

 「出来るわ。つかさやキューイルのような

   規格外には及ばないけど

    どんな競技に出ても上位には

     簡単につくことが出来るわ」

 アフロディーテはキューイル達のように

レベル100の上限を超えられるまでには

 行かなくても明美たちが住んでいる世界で

運動系なら遣り出した瞬間にトップに君臨すると

 言い出すと、

 「凄いわね」

   かずえはアレタを見ながら

  レベル1もない私たちの世界なら

 アフロディーテの言うようになると

思いながら今いる世界でもアレタが朝稽古で

 つかさと剣を交えているのを見ると

  数年でファインダーロペスたちより

 上に行くのを感じるアレタの才能を

  褒めていると、

   「努力すればもっとね」

 アレタが飽きずに剣の修行を

遣り続けて行けばローズマリーたち

 つかさの嫁たちよりレベルが高くなり

つかさの唯一のパートナーに成れる可能性が

 高いことを明美が言うと、

 「つかさと何かするにも……

   アレタがしたいことを見つけないとね」

 アフロディーテは今は剣の修行を

つかさとしているアレタの将来を

 剣の達人に決めることは

  アレタの年齢を考えると

   早すぎるので、

 つかさと色々なことを一緒に

遣り出した中でアレタが将来なりたい者を

 見つけなさいと告げると、

 「分かった! おばあちゃま!!」

  アレタはアフロディーテに

 つかさと何時も居られる者になるのを

150歳までに見つけると返事をしていると

 観客スタンドの後ろ側に並んでいる屋台の中の

オタク館の準備をしているセント・ギア

 クチナの目が光っていた。

   

 アフロディーテ、アレタの会話が途絶えたので

 『それでは、今回の舞姫と

   つかさによる氷上の舞を披露する為の

    音楽を奏でる哲哉君です!!』

 実況席にいる明美が舞姫と

  つかさの伴奏を担当する明美の眷属の

 大原哲哉(おおはらてつや)を紹介すると

  ピアノ椅子から立ち上がり豪華な装飾が

 施されたジャケットを着た哲哉が右手を上げて

観客スタンドを見ながら手を振ると、

 「我にも、音楽が欲しいぞ!!」

   「差別だ!!」

 「今日は……後から……

 観客スタンドにいる港町【ロブシェリル】の町民から

歓声が上がっている中で

 キューイルが観客スタンドの前に設置されている

テントから飛び出して実況席にいる明美に対して

 舞姫たちの次に剣舞を舞う時に哲哉の伴奏がないので

  不満を言うと、魔王もパイプ椅子から立ち上がり

 テントから出て来て明美が舞姫たち用には

音楽を用意しているのにキューイルの剣舞用の

 音楽が用意していないのは可笑しいと

  言い出すので、ソラスもテントから出て来て

 舞姫の方は今までフィギュアスケートで

舞っていた時の音楽を流そうとしたら、つかさと

舞姫のペアで舞を披露したほうが良いと

 アフロディーテが提案して通ったので

  そのための新たな舞の為の音楽の作曲に

   明美の眷属で竜巳たちが帰還したら

  偽の結婚式の準備から外れて教室で明美の

 結婚式用の作曲、明美を祝う為の作曲をしていた

哲哉をアフロディーテが

 つかさと舞姫の新たな舞の為に作曲させるように

明美に言うと未来の明美が前もそうだったと言うので

明美は強引に哲哉を此の世界に連れて来て

 つかさと妻たちがいた亜空間で上記の音楽を作曲して

  今に至るが、キューイルの剣舞に合わした

 音楽を作曲する時間がないので今後にと

ソラスが言うと、

  「2人用の剣舞で……

 女性になっている竜巳もテントから出て来て

  キューイルと自分が一緒に踊る時の

 音楽を哲哉に作曲して貰おうと

  キューイルに言うと、

  「ダーリンとの新たな剣舞を!!!」

   「振付師を用意して、新年の会で披露だ!!」

 今日は1人で剣舞を披露するキューイルは

竜巳と一緒に剣舞を披露するには2人だけの

 剣舞が必要と目を輝かせて叫ぶと

  魔王も来年の新年の宴で2人の剣舞を

   披露する為に最高の振付師を用意すると

    告げているのを舞姫たちが見ている中で

 「1月まで此処に居るの……

   哲哉は亜空間でのアフロディーテが提案する

  舞に合しての作曲を舞姫たちとは別の家を

 用意されて作業はしていたが沙良大好き男の

つかさをセーイラたちの策略で旦那にした

 舞姫たちのことで起こることに悶々とする日々から

  解放されたのに魔王が音楽家を用意するとは

 言っていないので戸惑っていると

  「ゆっくり作曲すればいいでしょ!!」

 別のテントで勇太が四つん這いになっている

背中に腰かけている恭子が哲哉に来年の1月まで

 キューイルの件以外にも依頼が来ている

曲つくりをしたらと言うので

 「分かったよ!」

   哲哉は恭子がイス代わりにしている

  勇太が明美の友人で恭子の恋人と聞いて

 驚いたし、つかさ達が此の世界に来る前の

情報と違っているので竜巳たちより先に帰還して

 この状態をクラスメイトに言えば

直ぐに恭子が駆けつけて殺されると感じたので

 渋々とキューイル達の件や受けている依頼を

遣り遂げると告げながらピアノ椅子に座ると、

 『つかさと舞姫【ありす】による

   愛の物語……出会い、付き合い、

    そして、結婚の3部作の舞を

     行います!!』

 明美が実況席から此れから行われる

氷上の舞の構成を告げると、セント・ギアの

 アクア、スオウ、インディゴが照明器具を持って

上空に上がると、カメラを持つセント・ギアの

ビター、エロいカットを撮ってやるぜと美里が

氷のリンクの所定の場所でカメラを起動させると

 未来の明美が空を暗くさせる魔法を詠唱すると

  上空に浮かんでいるスオウたちが舞姫だけに

 ライトを当てると同時にピアノの演奏が始まり

30分の舞が披露された。

 舞が終わると観客スタンドから拍手が起こるので

つかさと舞姫は手を振って答えてから、反対側の

観客スタンドからの拍手に向けて

 つかさ、舞姫は振り返り手を振って答えていた。

  『30分後にキューイルの舞を

    行いますので

     宜しくお願い致します』

 明美が今から休憩に入ってから30分後に

  キューイルの舞が開始されることを

   告げると、

 「オリンピックで金メダルを取らないと

   ナルエと……

 魔王が舞姫たちの所に来て

  つかさにナルエとの結婚の条件を告げると

   「お父さん……

 「無双するから、ダメよ」

  ナルエは来世の父親である魔王が変なこと

 言い出したと頭を抱えていると、アフロディーテが

アレタ、アレタの両親と共に魔王の所に来て

つかさがオリンピックに出場したら

 簡単に金メダルを取れるので

オリンピックに出場は出来ないことを告げると

 「舞姫は出るだろう!!」

 帰還後にオピンピックに向けて

  アフロディーテと共に舞姫が動き出すのは

 良いのかと魔王がアフロディーテに

  尋ねると、

 「中学校からで、オリンピックに出る子はいないわ」

 アフロディーテは中学生からフィギュアスケートを

遣り出してオリンピックに出れるほど

 簡単なスポーツではないと告げると、

  「なぜだ!!」

 つかさなら可能だろうと

魔王がアフロディーテに詰め寄ると

 「小さいころからの積み重ねよ! 

   出るにも規定があるから……

 フィギュアスケートにはバッチテストがあるので

そのバッチテストで7級以上を取らないと

 オリンピックに出場できない。舞姫は召喚する前に

7級を得ているが年齢規定の為に出場できない。

 つかさの場合はバッチテストを受けたことがないが

受ければ最高の8級も簡単に取れるが

 魔王の意図が分かっているアフロディーテは

  小さい時から練習仲間と共に1つずつ

バッチテストを1級から7級まで上がるまでに

 フィギュアスケートの審査員などに

  好印象を与えて行くのも大事だと

   魔王に告げると、

「受けて出て、

  ナルエをゲットすればいいだろう!!」

 魔王はバッチテストで7級を取って

   オリンピックに今すぐ出場して

    金メダルを取れと言い出すが、

 「つかさの年齢で、初心者が大会に出て

   トップに成ったら可笑しいでしょう」

 つかさが帰還して直ぐにオリンピックに出れる

資格の大会にアフロディーテの推薦で出すにしても

 舞姫と同じく2018年のオリンピックには

出れないので次のを目指すことになるが

 小さい時から大会などに出ていない

つかさが出てトップになると

 積み重ねて出て来ている方々に失礼だから

  舞姫がエキシビションに参加した時に

   つかさを使用して驚かせようと

  計画しているのは言わずに

 アフロディーテが

  魔王に告げると、

 「……審査員の採点は此の人ならで

   余程の失敗がなければ……

 舞姫がトップになる方々は審査員も

採点が甘くなるから

 つかさが幾らノーミスで舞っても

  トップに成れることはないと

   言い出すと、

 「つかさの身長、日本人離れした体系、

   ルックス、今のトップと争っても

    勝てるように叩きこんだし

   審査員の目を釘付けにするポイントも

  盛り込んでいるから…… 

 「入賞請負人……

 つかさの能力の高さなら

  審査員が高得点を出さなければ

 会場からブーイングが上がるし、審査員を

演技だけで納得させられる秘策もあると

 アフロディーテが言うと、

  舞姫はアフロディーテをコーチとして

 欲しがる国が多いことに納得しながら

日本、韓国もアメリカでの契約が済んだ

 アフロディーテを獲得する為に動いていたと

  クラブのコーチたちが話していたことを

   思い出しながら呟いていると、

   「すみません! リンクを撤去するので……

 セント・ギア【アクア】が氷のリンクを

片付けるので魔王たちに

 此処から去ってくださいと

  告げると、

 「キューイルの舞が済んでから、嫁会議で……

   「出る気ないから……

  「なんとしても……

 魔王がナルエたちにオリンピックに出る為に

つかさを誘導したい会議を開きたいと言うと、

 つかさは今でも忙しい24時間仕事します状態が

48時間とかになるのは勘弁と言うと、

 つかさをオリンピックや他の大会に出させて

ナルエとの時間を減らせていけば

 つかさがナルエと行為する時間もなくなり

つかさ以外の男にナルエが興味が湧いて行き

 つかさと破局になる為には

  会議で熱弁して

   つかさを上記などに行かせるぞと

    魔王は意気込んで観客スタンドの裏に並ぶ

   屋台の方にアレタたちと共に向かった。

  

 30分が立って、観客スタンドの前の

フィールドには剣舞用の大剣を持った

 キューイルが魔族の正装のビキニアーマーを

着て立っていると、

  「もう1本は、ここら辺で?」

 竜巳が舞姫と同じように3部作の

出陣、戦闘、帰還を迎えての中で

 戦闘の剣舞の所で2本の大剣を使用して

舞う時の2本目を受け取る場所を聞くと、

 「うん! ダーリンが渡してほしいのじゃ」

   「分かった、此処で見てるよ」

 キューイルは竜巳の今いる場所で

竜巳から大剣を受け取ると告げると、

 竜巳はニコッと笑って答えると、

  『今から、キューイルによる

    剣舞が行われます。

     魔王さまより一言お願い致します』

  明美が実況席からキューイルの剣舞が

 行われる前に魔王からキューイルに向けて

  何か話してくださいと告げると、

『舞姫より素晴らしい舞を見せるだろう。

  キューイルは次期魔王候補である。

   此処で言おう! 次期魔王は

    キューイルの婿である

     竜巳である!!』

 魔王は明美の横に座りながらキューイルについて

言うついでに次期魔王は竜巳であると告げると、

 港町【ロブシェリル】の町民、人族対魔族の

ゲームの為に遠征で着ていたゴブリン隊の者たちが

 驚きの声を上げる中で、ニコールは納得して頷き、

犬族のアドックス・ギ・シバーケは垂れた頬が

 揺れるくらいの勢いで魔王が居る実況席を見ながら

  竜巳に決めるのは次期魔王候補たちが竜巳を

 結婚相手にしているから此処では問題がないが

魔族の大陸に居る者たちを納得させることが

 出来るのかと思っている間に

  「王様の才は無いけど……

 つかさと違ってリーダータイプではないと

竜巳が呟いていると、

 『竜巳はいるだけで良い! 

   竜巳は帰還しなければならない!

    パーセントが人材を発掘して

     政を任せれば良い!!

    我も皆によって支えられて

   今に至っている』

 魔王は竜巳の事を考えてパーセントに

宰相を探せと告げると、パーセントは

 観客スタンドの座っている席から立ち上がり

  魔王の命令を受けることを

   御辞儀をして答えていると

 『竜巳の王様の才のスキルは

   キューイルと結ばれると

    出てくる隠れスキルだから

     心配はないよ』

 明美の隣に座っている光悦の隣に座っている

未来の明美が竜巳には隠れスキルで

 王の器のスキルがあることを告げると、

  『そうか、先ほどの音楽はつかないが

    キューイルの舞を堪能しよう』

 未来の明美の言葉に安心した魔王は

ファインダーロペス、エルタンスを見ながら

 魔族の大陸に戻ったら竜巳との婚約を

進めるにも簡単ではないが魔族の大陸の

 未来の為に頑張るかと思いながら

  キューイルの舞を今から楽しもうと

   告げると、観客スタンドから

  歓声が上がるので、

 『それでは、キューイルの舞を始めます』

   明美がキューイルに舞を初めてくださいと

    告げると、

 舞姫の時のようにスオウたちが動いた後に

  キューイルの舞が始まった。

 

 キューイルが天に向けて大剣を上げると

大剣が光り輝くと同時にキューイルも淡く

 光り輝いて行くので舞姫の時のように

未来の明美が徐々に魔法で空を暗くして行くと

 剣の動きが光の帯びのように描きだして

出陣の舞が披露されていく……

 竜巳から大剣を受け取り二刀流となって

戦闘の舞が荒々しく披露されて、

 最後の帰還の舞では2本の大剣を捨てて

  竜巳の前にキューイルが舞いながら

   来ると、竜巳はキューイルの意図を読んで

  一緒に社交界で踊る踊りを2人で踊った

 最後に無事に帰還した喜びを表す為に

  唇を合わして終了した。

 舞姫の舞にも劣らない素晴らしい

キューイルの舞に最大な拍手が鳴り響いた。

 

 夜の部になり、何時も通りに

アドラーがバイオトイレの隅で

 未来の明美が秋人を待っているのを

  隠れながら待っていると、

「帰らなくていいのか?」

  アドラーと共に隠れている光悦が

 バイオトイレの手洗い所から出て来た

カレムに尋ねると

 「激励会に出ても仕方がないだろう。

   明美と過ごした方が……

 「私も……輝太さんの姿を見れて……

   カレムはカーディオン王国に帰還しても

  ミューブル王国に侵攻する為の騎士団長たちの

 激励会に出ることより光悦の前で屈んで

アドラーと一緒に未来の明美を見ている明美と

 ロブシェリル・フェスティバルの7日目の終了まで

  居た方が得というと、アーシーリヴァも

 来世の夏美がタイザール帝国にある自分の体に

戻っているので今は淑女としての体裁を

 醸し出しているが明美のスマートフォンで

輝太がタイザール帝国に帰還中の姿を見られたのを

 思い出しながら激励会に出れば婚約者と

  会わなければいけないので此処に居るのと

   告げると、

 「お姉さまの来世が……

   「フッ、他の者は?」

 リースラヴァが光悦の後ろから

  アースリヴァの来世が淫乱女なのが

   驚いたと言うと、光悦は対抗して

  同じことをしていただろうと

 リースラヴァの言葉を聞いて

  苦笑いしてからカレムたちの

 護衛で付いて来ている人族最強の

ロックティラにカレムたちの御付きの者を

 尋ねると、

  「大二たちと一緒に見ている」

  カーディオン王国の勇者である大二と

 勇者隊が一緒にカレムたちの御付きの者たちが

屋台などを見ていると告げると

  「おっ、来たな……

 「私を抱くのね……

   首に縄を縛られた秋人を

  ナンシーリエットが秋人の首から垂れている

 縄の先端を持って引きずって秋人を未来の明美の

前に連れて来たのを見たアドラーが呟くと、

 明美は未来の自分が秋人を抱くのねと

  頬を染めて言っていると、

   「首が締まらないのは防御系か……

     抵抗したんだな」

 カレムは明美が自分が知らない誰かに

抱かれるのは嫌だが知っている者が

 明美と抱かれるのは明美が好きな方なら

  自分は明美の想いを応援すると決めているが

   秋人の状態を見ると兄妹で

    デートなどしたくないし

     行為もしたくないので

    アキナ達と揉めたなと呟いていると

 「お兄さま……

 ナルエたちと同じ丈の短い浴衣を着た

未来の明美は頬を染めて秋人を呼ぶと、

 「兄妹で、デートとか……

 秋人はナンシーリエットから解放されたが

秋人が此の場から逃げないように

 腕を組んで秋人をナンシーリエットが

  睨んでいるので兄妹でデートなど

 法律で禁止されていると言おうとすると、

   「何でも屋の2階で……

 秋人の話を聞かずにデート後のプランを

  言い出す未来の明美に

 「美里たちは……

   明美命の美里、未来の美里の気配が

  アドラーたちが隠れている所にないので

 未来の明美に聞くと、

   「沙良が私たちの邪魔をさせないために

     キューイルの屋敷で監禁してますわ」

 未来の明美が美里たちに邪魔されないように

未来の沙良によって港町【ロブシェリル】が

 見渡せる高台にある魔王の別荘で

  監禁されていると告げると、

 「要らないことを……

 秋人は未来の美里たちなら

  未来の明美とのデートを

   出来なくさせることが可能なのにと

    舌打ちしながら呟くと、

   「お姉さま、後は……

  秋人を無視して未来の明美は

 ナンシーリエットに後は自分で

秋人を魔法などで拘束しますので今日も魔物などが

 ロブシェリル・フェスティバルの会場近くに

現れても対処できるように巡回お願いしますと

 言い終わる前に、ナンシーリエットは秋人が

未来の明美と嫌々だがデートするのと感じて

 手を振って未来の明美たちから離れて行くので

 「兄妹だぞ!!」

   最後の抵抗で兄妹は結婚など

  出来ないと叫ぶと、

   「血は繋がってませんわ。未来では

     お兄さまの……あッ……

 秋人の両親は秋人が未来の明美によって

  神になった時に両親と秋人との繋がりは

   無くなって他人となっているので

  法律を持ち出しても問題ないと未来の明美が

言った後に、未来の秋人は未来の明美を優しく

 抱いてくれると頬を染めて未来の明美が呟くと、

 「無理やりは……そうだ! クチナの劇を見て……

 アキナたちの世界を救うために未来の明美と

結婚するとは言ったが同じ両親から生まれている以上

 行為や結婚は受け入れがたいので

  今日はデートで終わりにしようと

   秋人が言い出すが

   「部屋で……お兄さまに開発された……

未来の明美は未来の秋人と過ごして来た今の自分を

 じっくり何でも屋の2階の部屋で

  見てくださいと言うので

 「光悦だろ……

 未来の秋人も未来の明美と行為をするのを

何時も拒んでいるはずと考えて未来の光悦たちに

 よって得られた体だろうと

  秋人が言うが

   「お兄さまです。歩きましょう」

 未来の明美は秋人の左腕に自分の右腕を

組んで上目使いで秋人を見ながら

 屋台などを見に行きましょうと

  告げるので

 「隠れてないで! 俺の援護を!!!」

   秋人は未来の明美の誘惑に

  負けそうになったのでバイオトイレの

 近くで隠れているアドラーたちを

  呼ぶと、

 「アキナさん達が許可してるんだから

   楽しめばいいでしょうに」

 勇太に首輪をつけて首輪から繋がれている

紐を手に持ちながら恭子が浴衣を着て

 秋人たちに近づいて言うと、

  「バラしたらいいのに……

 未来の明美は勇太と恋仲と

分からないようにする為の工作も大変だから

 圭一たちに恭子と勇太の関係を

  教えたらと微笑んで言うと

  「兄妹だぞ!!」

 未来の明美の言葉を聞いて返そうとする

恭子に秋人が兄妹でデートなどするべきじゃないと

 言うのが普通だろうと抗議すると

  「子孫を残すのが王族なんだから

    兄妹でも子供が出来る可能性が

     高ければ問題ないでしょ!」

 「お兄さまは、私の事が嫌いなんですか?」

   恭子は近親相姦は生まれて来る子供に

  トラブルが普通より多くなるので

   日本では三親等内での結婚は

  認められていないが此処は日本ではないので

 王族としての秋人は兄妹でも子供が出来る

可能性が高ければ結婚や行為はするのが普通と

 恭子が言うと、未来の明美は何時も行為など

する時に未来の秋人と揉める時の最後の手段の

 上目使いで涙を目に貯めて秋人に

  私の事は好きじゃないのですか攻撃を

   行うと、

 「好きだけど……

   「回りましょ!」

 秋人は明美と結婚をする覚悟はあるが

  行為などは抵抗があるので

   今日は行為は避けてデートのみで

    終わらせる意思を高めて

     呟く感じで言うと、

 未来の明美は何でも屋で行為まで

いけると確信したが今は屋台など回って

 楽しみましょうと秋人と腕を組んで

   恭子たちから離れて行った。

 

 そして、アドラーたちも秋人たちの

後を追って行く途中で

 「ほどほどにね」

   「好きなんだから……

 「不幸や……

   明美は恭子に勇太に優しくしなさいと

    言うと、恭子は勇太を好きだから

   虐待などする気がないと明美に告げるが

  勇太は今の格好を見たら誰もが恭子に

 虐待されていると思われるので

  自分は不幸な人と言うと、

   「たこ焼きで口を塞いだる!」

  恭子は勇太に繋がっている紐を引っ張りながら

 たこ焼き屋でタコ焼きを買って

  勇太の口にタコ焼きを詰め込むと

   叫ぶと、

 「不幸や!!」

   勇太は恭子に引っ張なれながら

    周りに響くくらいの声で叫ぶと

  つかさと一緒にいる進次郎が

   「愛のカタチ?」

   勇太と恭子が恋人だと知っている

  ナルエたちに聞くと、

   「知られたくないのと、

     好きな子にはじゃないの?」

 つかさは恭子が岩崎グループの会長の孫なので

恭子の結婚相手が勇太と分かれば勇太や勇太の父親に

 恭子の婚約者になれなかった者たちから

嫌がらせなどされる可能性が高くなるのを来年に

 恭子が起業する会社に勇太の父親の会社を

傘下にした後なら問題はないので

 それまでは好きな子を虐める感じで

  勇太を恭子が扱っていると告げると、

   つかさの言葉にナルエたちは納得していると  

 「性転換の薬を飲めばいいのに……

   ベルローズ王国で鍛冶師をしている父親が

  国との繋がりを更によくしたいと考えて

 勇者たちの行為の相手として提供された

ルーブラ・ブラックスミス・レン・フォーレットが

 豊満な胸が浴衣から溢れる感じなので

  両腕で支えながら進次郎が自分たちと同じ

 丈の短い浴衣姿が様になっているので

  秋人の妻の1人のセーイラから

   性転換の薬を貰っているなら

    女性になった方が良いと告げると

 「俺は男なの!! コスプレしてるだけ!!」

   クチナは此処には今はいないが

  クチナが今日の夜のコスプレと言って

 渡されたから嫌々と着ていると言いながら

  つかさと違和感なく今日も居られるのは

 幸せと思いながら進次郎が反論している間に

  「明後日で終わりか……

    人族対魔族のゲームは明日で

   終わるがロブシェリル・フェスティバルは

  明後日で終わるので其の後を考えないと

 いけないなとナルエたちを見ながら

  つかさが呟いていると

 「大人の玩具を買って!!!」

   「買うなぁ!!!」

 アーシーリヴァがクチナの

オタク館に秋人たちが行くので

 私もグッズを買うと言うと

  カレムはカーディオン王国に

 グッズを持って帰ると色々と面倒が

起こるから買うなと叫んでいるのが

 つかさ達に聞こえて来て

  「皆さんは……

 ナルエたちに大人の玩具は買わないのかと

  聞くと、ナルエが頬を染めて

   「本物があるから……

  言うので、つかさは80人も相手が

 出来ない自分の代わりに大人の玩具で

してほしかったと思いながら

 アレタと一緒にいるアフロディーテに

  相談だなと思いながら

   「オタク館行くか……

  「今日も全て買う!!」

 つかさが次に行く屋台を告げると

アレタが前と一緒でオタク館にある

 商品を全て買うと言い出すので

  「クチナ化するなぁ!!!」

 つかさはアレタがオタクロボットの

クチナのように成るのはダメと

 叫んでいるのを圭一と一緒にいる

浩二が

  「眷属になれば……

  明美の眷属になれば

   つかさのように成れると諦めずに

  つかさ達を遠くから見ていて

   呟いていた。


 そして、ロブシェリル・フェスティバルの

7日目が更けて行った。

   

 

 「7日目が終了!!」

「9日間の開催です」

  「私たちは明日で」

「未来の明美たちは何処に行くの?」

  「ツヴァイの行った世界に」

 「塔やダンジョンの数で国力を見る世界ね」

「明美が塔を直したんだっけ?」

 「光ちゃん、そうよ」

  「ツヴァイと初めて会ったところ」

「ツヴァイこと伊藤剣(いとうつるぎ)さんとは?」

  「先生と生徒って言って、

    セックスさせてくれない!!」

 「まだ、なの?」

「結婚するんだよな……

  「結婚した後にって……

 「ツヴァイらしい」

「秋人にいちゃんと結婚してるから

  重婚になるのか?」

  「世界が別だから問題ないということで……

「異世界の鉱物や技術を得るためなら

  許可するか?」

  「つかさの重婚が分かったから」

 「そっちなの?」

「重婚が良いのか……

 「光ちゃんは神界で!」

  「同じ世界では……

「沙良や、瑠衣や、美里、隆夫とか……

 「愛人でしょ」

  「そう、愛人、隆夫は……

    隆夫の行った世界か

     9月のクラス召喚の世界かで……

 「そうか、あそこは恭子の……

「勇太もそうなるのか?」

  「私が複数いるのに……

「恭子がよく……

  「自分が勇太を満足させられるのを

    分からせるためだって……

 「監視下の元ね」

「勇太、かわいそうに……

  「浮気にはならないから」

 「光ちゃんも、私たち以外でも……

「考えないよ、モテないし」

 「嘘言わない!!」

  「私たちが要るから」

 「そうね、奪おうとする人を探さないと」

  「今のところいないけど……

「俺のダミーは?」

 「王様になって独立してるけど……

  「女を紹介されても拒んでるよ」

「成り行きだもんなぁ」

 「探そうよ!」

  「帰ったら奴隷魔法でも使って」

「君たち、愛がないの?」

  「だってぇ、光ちゃんを私たちから

    奪う方っていると、更にね」

 「愛が燃える」

「はははぁ……それでは

  次回会いましょう」

 「まだ、話がぁぁあああ!!!」

  「年寄り好きになって……














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