3 用意周到です……
クチナを追いかけて行った輝太は怒りが収まって
クチナと共に輝太の父が経営しているコンビニエンスストアの
K・Tショップの広大な敷地に建つ玩具倉庫&休憩を兼ねた
プレハブの休憩室で輝太の父【与田時那須】と
面会していた。
「もっとレベル上げないと……
輝太は天使化をしてクチナよりレベルは高くなっているが
クチナの輝太の動きを予想した動きによってクチナを負かすことが
出来なかったことに輝太は更に修業しないといけないなと
考えているがクチナを葬ることは考えていない。
輝太は重度のマザコンであり輝太の母が転生したクチナを
愛しているからである。
で、そのクチナは
「うな重が食いたいです!」
廂から後方に向けて角の様に別れているヘルメットを取って
黄色い髪(空中の魔素を取り入れる装置)をポニーテールにして
輝太の父に要求している。
「本当に夏織なのか?」
「黙秘権! うな重を!!」
輝太の父はクチナが転生した輝太の母【かおり】かと聞くが
クチナは要求が得られなければ何も言わないと言うので
「輝太! どうなの?」
輝太に輝太の父が聞くと、
「母さんだよ! 来月に車の事故で亡くなって……
それを聞いたバイトでサブチーフの真田健心が
「離婚も驚いたけど、本当に?」
眼鏡に掛かる前髪を右手で払いながら言うと、
「それで、ロボットに?」
恋人で一緒にバイトをしている少しふっくら系の
川原紗希が、輝太の母が転生したクチナが
うな重を要求している姿を見ながら尋ねると、
「驚く?」
「チー……輝太君が漫画みたいに……
「今更、驚かないが……来月に?」
輝太が異世界に行って得た力にクチナ共に驚くかと聞くと
サブチーフが漫画などで黒髪から金髪に変化する人間はいるが
現実では有り得ないことに戸惑いながら困惑していると
輝太の父は輝太たちのことより輝太の母について聞いて来るので、
「俺の力でも、どうしようもないのが腹が立つ!!」
離婚の原因になった輝太の事件で輝太の母とは縁を切られたが
それでも輝太が輝太の母を気遣って言う姿にサブチーフの恋人が
目に涙を浮かべていると、
「福田屋でとるけど……
場の雰囲気を無視してクチナが輝太の幼馴染【福田輝美】の
両親が経営している御店で出前を取ると言い出すので、
「うな重は無いと思うが……
「かつ丼に変更で! 5人でいい?」
輝太の母について語っているのに輝太の母が転生したクチナは
食べる事しか関心がないので輝太が少し怒り気味に言うと
クチナは最初に言った物から違う物に変えて
注文すると言うので、
「2人で食事するつもりでしたから……
サブチーフのシフト時間は終わっているが
輝太の父が1人で対応が出来ないと考えて
時間外だが残ってもらっている。
「御一緒させてもらいます」
サブチーフがクチナの提案に乗ると言うので
サブチーフの恋人の川原さんも
クチナの提案に乗ったので、
クチナは左手首のカバーを開いて
「福田屋さんですか? 与田夏織ですが……
福田屋に出前の注文をし出すが、
『よだ? あだちじゃ……
輝太の幼馴染の母が電話に出たがクチナが言った名字に
不信感を感じて言うので、
「今、コンビニに居るから……時奈さん」
クチナが輝太の父の経営している
コンビニエンスストアに居るから
離婚前の名字を使っていると告げると、
『さっき、食べ終えたばかりなのに?』
クチナの手首のモニターから音声が流れているので
クチナがエッとなっている横で輝太たちは
笑いをこらえていた。
「輝太! タッチ!! 此処にタッチ!!!」
クチナはタイミングが悪かったと左腕を輝太に差し出して
「おばさん! こんばんわ」
輝太が応対すると
『輝太君! 今の誰?』
輝太の幼馴染の母がクチナのことを聞くので
「恋人です、ふざけて済みません」
輝太はクチナをチラッと睨んだ後に謝ると
『クラスの子に手を出して! 突然、成長する病気を移して
中学退学でしょ! 娘も貴方のせいで
学校に通ってないのよ!!』
「輝美が通っていないのは会って聞いてますが……
輝太の幼馴染の母が夏美が入院したことで色々な噂が学校で
流れたせいで輝太の幼馴染まで学校を休むことになったことを言うので
輝太は輝太の幼馴染に異世界に夏美と共に召喚されたことを告げたし
夏美との行為はなかったと検査結果が出たことも話した。
輝太の幼馴染は夏美の胸が貧乳から爆乳になったと言う噂も
聞いているので半信半疑ながら信じてくれた。
輝太の成長した姿を見たことも輝太の幼馴染が信じてくれた
理由の1つである。
輝太は成長した姿で学校に行くには問題があると言うことで
ソラスの世界から帰還した後は学校に行っていない。
輝太の幼馴染とは輝太の家が近いのもあり幼稚園からの縁である。
輝太の母の行いで輝太のコスプレ姿も輝太の幼馴染は堪能している。
輝太のコスプレのファンであった輝太の幼馴染に脱オタクを宣言した
輝太に内心では続けてほしかったが輝太の熱意に負けて中学で輝太の
小学校での女装やコスプレなどを知っている生徒に
輝太と輝太の幼馴染と2人で誰にも言わないでくれ
作戦を決行した。
輝太の家に来た男子生徒が対象であった。
コスプレは主に女性キャラの子供時代などを披露していたので
ネットのコミケなどの写真特集でコスプレした輝太が出ても
輝太の母による完璧なコスプレ姿によってバレていなかった。
学校では常に輝太と輝太の幼馴染は行動を共にしていたので
恋人とみられていたが輝太は異性として
輝太の幼馴染を見ていなかった。
その輝太が夏美と共に学校を休むことになり輝太の幼馴染は
輝太の家に行ったが騒動の最中で輝太に面会できなかった。
その輝太の幼馴染にクラスメイトは夏美と輝太について
あることないことを告げて行くうちに輝太の為に
輝太の幼馴染が売春しているのかと発展して
輝太の幼馴染はクラスに居られなくなり
学校を休むことになった。
埼玉県警の窓際課から輝太の幼馴染のことを聞いた
輝太は久しぶりに輝太の幼馴染と再会して
輝太の異世界での生活のこと、夏美を愛していることを
告げて輝太の幼馴染と別れている。
そして、輝太は夏美の両親の嫌がらせに翻弄している間に
輝太の母が輝太の父と離婚などがあり輝太の幼馴染とは
それ以降は会っていなかった。
輝太の幼馴染は輝太と別れた後は引き続き学校に行かずに
家の手伝いをしていたが輝太に振られたことで落ち込んでいた。
『責任を取ってくれると思ったら恋人!!?』
「俺には好きな人がいると伝えましたが……
『泣いていたわよ!』
輝太の幼馴染の母が学校に行かなくなった輝太の幼馴染の
責任を取れと言うので友人であるが恋人にはなれないと
告げたことを輝太の幼馴染の母に言うと
輝太の幼馴染は泣いていたと言われて、
「俺みたいな男より、輝美は可愛いですから、
良い男がすぐ見つかりますよ」
『私に似てるから……
「そうですよ!」
夏美の両親によってコンビニエンスストアにも
嘘の噂が流れていたので客足は衰えていたし
商品に異物が混入と客から言われて前年と比べて
売り上げが相当落ち込んでいたので此のまま赤字が続くと
廃業の可能性が出て来ている状態であった。
輝太としては夏美と共に明美の冒険者パーティー【アポロ】に
所属となることが決まっていたのでコンビニエンスストアが
廃業になっても困ることが無い。
ただ、輝太の幼馴染が輝太との結婚を考えていたことに
驚いたが輝太の幼馴染は可愛い系なので輝太と別れたことが
知られれば直ぐに新たな男が出て来ると思って
輝太の幼馴染の母に言うと、自分に似てと輝太の幼馴染の母が
言うのを聞いて輝太の幼馴染が将来ふっくら系にならないように
思いながら輝太の幼馴染の母にヨイショする感じで答えると、
『良いこと教えてあげる』
「良いこと?」
『コンビニの土地って夏織さんのでしょ!
今の旦那さんが其の土地を売るって言っていたわよ』
「……そうですか」
『あら、驚かないの?』
「母さんの土地ですから……
『これで、コンビニは廃業ね、フフッ……
電話の向こうから輝太の幼馴染が輝太の幼馴染の母に
誰と話しているのかと聞くので
『虐めの原因から』
輝太の幼馴染の母が答えると、
『輝太!』
「1か月ぶりだなぁ」
『なぜ、来てくれないの?』
輝太の幼馴染が輝太の幼馴染の母から電話機の子機を奪って
輝太の名を元気よく言うので輝太は声だけだが久しぶりに
会ったのを告げると輝太の幼馴染の両親が経営している
福田屋に食事に来てくれないことを輝太の幼馴染が言うので、
「距離を置こうと思って、それに振っただろ」
『振られたからって! 諦めたくない!!』
輝太は輝太の幼馴染を振ったのに会うわけにはいかないと
思っていたから福田屋に行かなかったし輝太の両親も
夏美の両親の嫌がらせに翻弄されていたから福田屋に
行く余裕がなかった。
だが、輝太の幼馴染は輝太に言われたから
ハイ分かりましたではなく諦めないと強く言うので、
「コンビニいるだろ、俺は!」
『だって、お小遣いが少ないから……
輝太はネットサーフィンなどをするために
コンビニエンスストアの敷地内にある
プレハブで過ごすことが多いので会いたければ
来れるだろうと言うと、
輝太の幼馴染は毎月の御小遣いが少ないと言うが
本音は会って輝太に告白しても振られるからと思って
来ないんだろうなと思いながら
「そうか、で、注文したいんだけど」
輝太の幼馴染の言葉をスルーする感じで言うと
『注文?』
輝太の幼馴染が聞き返す言葉に、
「何のために電話してんだよ!!」
福田屋に出前を注文するために輝太が電話していることを
輝太の幼馴染に強く言うと、
『そ、そうね、で、注文は?』
輝太の幼馴染も輝太と話せたことで
すっかり忘れていたらしく慌てる感じで輝太に注文を聞くと、
「かつ丼6人前な」
『分かったわ……
「お前が来いよ」
『……うん』
電話は切れて、頭を抱える輝太の父に
「親父、どうした?」
「離婚時に此処の土地は売らないと言っていたのに……
輝太が聞くと、輝太の父が離婚時に輝太の母と
話したことを言うので、
「ノープログレム! フフフッ……
クチナが悪魔の笑みで微笑んで言うが、
「来月にな、亡くなるなら何方にしても……
言いにくそうにサブチーフが言い出すと
「ハハハァ!!!!」
クチナが高笑いするので、
「母さん! どうした?」
「此の土地、私に関する物は全て、全てを
自分を操って輝太に売りました!!」
輝太がクチナに聞くと衝撃の事実を言うので、
「売ったって!!?」
「贈与で?」
輝太の父が驚きながら言うのに続いてサブチーフが
贈与でとクチナに聞くと、
「そう! 私が亡くなる1年前からです」
贈与と聞いてニカッと笑ったクチナが言うと
「そうか! よくやった!!」
「待ってください!! 贈与は亡くなった日から3年さかのぼって
遺産相続に含まれますよ! それに、土地は遺留分減殺請求で
取られますよ!!」
輝太の父はコンビニエンスストアの土地が守られたことに
安心して言うとサブチーフがとんでもないことを言うので
「それじゃ……
「それに俺には金がないぞ!!」
輝太の父は先祖代々の土地が無くなることに落胆する中で、
輝太は貯金が無いのに何処から贈与税を出しているのかと
クチナに叫ぶと、
「フフッ! 輝太名義で株、FX、明美さまの予知で
輝太は億万長者を越えてるのよ!!」
「本当なんですか!!?」
「おい! 紗希!!」
クチナの発言に川原さんが目を輝かせながら輝太を見つめると
サブチーフが困惑しながら輝太に乗り換えるのは止めてくれと
言う感じで怒鳴ると、
「それじゃ……
輝太の父がクチナに此の土地は輝太の名義で行けるのかと
恐る恐る聞くと、
「岩崎不動産で普通に売買したので……
「恭子のところで?」
クチナが売買の手続きをした岩崎グループ系列の
不動産の名前を言うと、輝太が岩崎グループ総裁の孫娘の名を
軽い感じで言うのを聞いた輝太の父たちが驚く中で、
「そう! 登記簿の書類はすべて私が、フフフッ……
「法務局に行かないと……
クチナが書類は自分が持っているので輝太の母も知らないし
再婚相手の弁護士の男も知らないことにサブチーフが確認するには
法務局に行かないと分からない状態に恐れをなしていると
「恐ろしい……自分が亡くなる前の行動が……
輝太の父がクチナの行動に戦慄していると、
「岩崎って、岩崎グループの?」
川原さんが確認するように聞くので
「そうよ! 今までは恭子ちゃんの屋敷に住んでいたけど
此れからは、輝太とお父ちゃんと萌絵と武人と
夏美ちゃんともう……私たちの家で暮らすのよ!」
クチナが岩崎グループの関連会社と肯定を言った後に
輝太が住んでいる家で家族みんなで過ごすと言うので、
「武人の親父は亡くなるんだったな……
「私が引き取ります!
異世界ではロボット戦隊もありますので!!」
輝太が弁護士の男の息子も一緒に過ごすんだなと確認すると
クチナが弁護士の男の息子の夢の戦隊のレッドに育てると
力強く言うのを聞いて
「チーフが行った世界以外にも?」
サブチーフが尋ねると、
「星の数以上の世界があるらしい……
「信長が生きていたとか、明智光秀が徳川を支えたとか
パラレルワールド系や西洋風、男女逆とか
俺たちの価値観がって……
輝太が召喚されて行ったソラスの世界以外にも
多くの世界が存在することを告げて
クチナが具体例として幾つか言うと、
「行って見たいなぁ……
チラッと川原さんの方を見た後にサブチーフが言うと
「俺が言った世界なら行けるし、別の世界のソリュート王国なら
社員旅行で行くのも可能だよな」
輝太がクチナに確認するように言うと、
「移動の許可を得てるから輝太が言った所なら
ゲートアプリで……
明美が神界の時空管理省にソラスの世界、秋人さんの世界を
無許可で行き来できる許可を得ているので明美の眷属たちも
無許可で行ける。
何日も過ごして帰る場合は明美御殿にある時間調整室で
過ごした分の時間を戻して行く時の状態に戻している。
神界の冒険者ギルドの依頼の時にもよく使う。
輝太がソラスの世界で過ごした分を此の時間調整室で
戻すことは無理である。なぜならソラスの世界の召喚の儀の
呪いの為である。この呪いを解除するのは多くの祝福の魔素がいるので
松本君、北条君は帰還後に結婚式を行って元の年齢に戻っている。
輝太のことは明美は知っていたがクチナから聞いていたので
元の年齢に戻していないし輝太も問題視していない。
北条君、松本君がソラスの世界で重要なポジションに付いたので
地球時間に合わして行き来できるようになっているので時間調整室を
使うことは無いだろう。
なので、輝太がコンビニエンスストアで働いている人と
一緒に行くことも輝太と帯同なら可能である。
そして、クチナが肯定を言うと、
「紗希と新婚旅行は!!」
サブチーフが川原さんとの新婚旅行を異世界で行おうと言うと、
「えぇぇ……恋人じゃないのに」
川原さんが友達でしょと言うので
「卒業したら結婚って!!」
「フフッ、嘘よ」
サブチーフが慌てて叫ぶと川原さんが舌を少し出した後に
可愛く言うのを聞いて輝太たちが笑っていると
扉が叩かれたので、
「輝美! 開いてるぞ!」
福田屋から出前を持って来た輝太の幼馴染に輝太が叫ぶと
扉が開かれて
「こんばんわ……
輝太の幼馴染が輝太を確認するように入って来て、
出前箱を両手で持ちながら輝太たちが座っているテーブルに
出前箱を置くと
「6人って……
輝太にジーンズ、長袖のシャツに薄手のカーディガンを
着た姿を輝太に見せながら聞くので
「お前の分も……
「輝太? 私も?」
輝太が答えると、輝太の幼馴染が不思議そうに聞き返すので
「あぁ、今後のことを言うのもあるけど……
クチナの方を睨んだ後に輝太が理由を輝太の幼馴染に言うと、
輝太の幼馴染は椅子に座る時にクチナの方をチラッと見た後に
「えぇっと、輝太の御母さんよね、姿かわってるけど?」
クチナのことを輝太の母【夏織】と言い出すのを聞いて
「やっぱりな……
テーブルの上に肘を置きながら諦めた感じで言う輝太に
「輝美ちゃん! 私とシンクロできる女性よ!!」
クチナが吼えると、輝太以外は状況が掴めていないので
輝太は説明を言い始めて……
クチナは明美によって復活した時に前世の記憶を取り戻して
「輝太の子が出来なかったぁぁああああ!!!」
明美、秋人さん達の前で吠えた。
クチナが生まれた世界は中級神のメラールが創造した世界で
セント・ギアと呼ばれるロボットと人が共存する世界である。
クチナはセント・ギアでメラールのセント・ギア
ウイング・マグナムを守護する為に生まれたドラゴンシリーズの
7体のうちの1体である。
セント・ギアは心臓の位置にクリスタルがありクリスタルに
情報を与えて形を形成する。
人の数だけセント・ギアは存在し人はセント・ギアと
融合することにより日々の生活を送ることが出来る。
融合しなくてもセント・ギアが人の代わりに仕事を出来るが
人は融合することにより魔法などが使用できる。
人は地球人より弱くセント・ギアを使用しないと畑仕事も
出来ないし会計などの仕事も出来ない。
メラールがロボットをメインにしたい為の処置であった。
人が結婚するとセント・ギアも結婚となり
セント・ギアの御互いのクリスタルの情報を共有した
新たなクリスタルが出現して新たなセント・ギアが生まれる。
その生まれるタイミングは人が子を産む時である。
その為、セント・ギアの職業によって人の子の
職業が決まるので人は受け入れるか受け入れないかで
悲劇がたまにある。
此の為に次期王とか王の器とか平民の子でも出て来る時がある。
逆もありで、王家、貴族の子が平民の職業に成る時がある。
セント・ギアは職業にあった形で形成されるようになっている。
平民から出て来た邪心ラクーダが2億年前に出現して
人類が滅亡の危機まで陥った。
メラール自身も想定外であったので自らセント・ギア
ウイング・マグナムで出撃して邪心ラクーダと対決した。
クチナ達7体も参加したが邪心ラクーダの融合解除の魔法により
メラールの部下である天使と強制的に別れた際に攻撃されて
クチナ達7体は敗北した。
邪心ラクーダにウイング・マグナムも敗戦濃厚になったが
自ら邪心ラクーダに取りつき自爆することで邪心ラクーダを
倒すことが出来た。
メラールは重症であったが生き延びて神界の病院で
秋人さんと共に見舞いに来ていた明美に
ウイング・マグナムの修理と邪心ラクーダの改造を依頼した。
明美が5歳の時である。
ウイング・マグナムとクチナ達7体は明美の師匠の
マサムラによって制作された物であり修理の際には
明美にとマサムラが言っていた為である。
明美によって修理されたウイング・マグナムは胸に
神鉱石が埋められて某ウイングなんとかの外観に似た形となった。
武器は実弾発射のライフル、マシンガンなどの銃器を使用し
弾は神鉱石から無限に作られるので弾切れはない。
剣はクチナ達が使用しているセント・ドラゴン・ソードである。
魔法は明美が2度目の改修時に魔法が使えるようになっている。
そして、天空の城に封印された。
邪心ラクーダも明美によって改造されて深紅のボディーに……
本来はバズーカーがスライドによって後方から前に移動する物が付く
予定だったが女性の機体としたので廃止された。
そして、名前はローズ・オーブとなって地中に施設ごと埋められた。
天空の城の扉の2つの開閉キーの1つとなっている。
病院で聞いたメラールは、
そんなことをしたのかと明美に問いただすと、
「男のロマン!!」
明美が最強の機体を探し出す冒険が必要と言い出すので
其れ以上は言っても無駄と思いメラールは諦めた。
探して見つかったとしても扱えるのはメラールと
メラールの部下の天使だけなので問題ないと思いつつ
邪心ラクーダのようなセント・ギアが出て来た時に
冒険者ギルドに頼むと御金が掛かるから嫌だなぁと思っていた。
神界の病院は回復魔法が使える方は殆ど行かないが
それ以外は普通に怪我や病気で通うことになる。
病院に魔法医師はいるが高額なので薬や点滴などで
ゆっくり治療している。
中には低料金で開業している魔法医師もいるが
医療費は魔法医師以外の医師に比べて高額である。
神界で健康保険などがある界は少ないので
各界の保険会社の医療保険に入っている方が多い。
健康保険がある界は太陽界、冥界のみである。
患者の負担額は5割である。
太陽界は1年に1回の無料で治療が出来る日を
もうけているので、治療を受けたい方の募集を
行って太陽界の冒険者ギルドの回復魔法を扱える者が
治療を行っている。
毎月行いたいが医師からの苦情で上記のように
なっている。
2億年が過ぎたメラールの想像した世界では邪心ラクーダ
クラスは現れなかったが国が人が壊滅するくらいのセント・ギアは
出現していたが其の世界の者たちで解決していたので
メラールは安堵していた。
2億年の間にセント・ギアも進化していった。
人が生まれた時のセント・ギアの職業が一生だったのが
途中からジョブチェンジ出来るようになった。
セント・ギアの改造などの技師が出て来て
魔法が使えないセント・ギアが魔法を使えるように
改造されるようになった。
人が所有できるセント・ギアは1体だったのが
複数もてるようになった。
特に御金の余裕のある王や貴族に多かった。
その頃から最強のセント・ギアがあると言う
噂が広まって行った。
明美が広めたわけではなく、地表などから出て来た遺跡から
遺跡学者が解読したのが広まったのである。
メラールはウイング・マグナム、クチナ達7体が
見つかったら邪心ラクーダ以上のセント・ギアが生まれる可能性が
高くなるのでどうしようかと悩み抜いた末に
明美に回収させて秋人さんの世界に持って行ってもらおうと考えた。
秋人さんの世界で邪心ラクーダ以上のセント・ギアが生まれても
明美が居るので倒すだろうと……
メラールの世界ではセント・ギアと融合しないと剣で、魔法で
戦うことが出来ないルールで神界の住人にも適応されるためである。
明美が8歳を迎えた時にクチナ達7体をクリスタルの状態で
探し当てて新たな形で復活させた。
クチナ達7体はドラゴンシリーズと言われているのにドラゴンぽく
無いのでドラゴンに変形できるようにした。
ヘルメットはドラゴンのような感じに廂から後方に向けて
2本の角の様に分かれている。
セント・ギアは人と融合していない時は2メートルから
3メートルの間の大きさであるがクチナ達7体は1メートルから
3メートルの間で自由に大きさが変えられるようになっている。
メラールはクチナ達7体を見つける間に探索隊と遭遇した
明美たちがセント・ギアに融合しないで撃退していたのを
「さすが、未来の創造神……
自宅の管理室のモニターで呆れながら見ていた。
そして、前世の記憶を取り戻したクチナは
前世の夏織の行いについて疑問に思っていた。
輝太のせいで離婚したが輝太と別れるのかと……
明美に相談すると操られていた可能性があるかなと
言われたので誰にと考えたクチナは夏美の両親と確信した。
だが、秋人さん、明美からクチナとして転生することは
避けられないので受け入れるしかないと悲しい顔で言われた。
それなら、離婚、死亡となるなら輝太の為にすることは!!
前世の夏織の株取引などの師匠(インサイダー情報屋)の
恭子の母で私たちの世界を創造した岩崎恵美の屋敷に向かい
クチナは日本の戸籍の収得、輝太の株取引などの口座の開設を依頼した。
クチナは秋人さんの妻のセーイラさんのパートナーとなっていたが
ソリュート王国に渡っても何もすることが無いので
恭子の屋敷に住むことになった。
恭子の屋敷はクチナの玩具倉庫となった。
星城学園小学校に通っていた夏美を発見して遠くから
見ていたクチナに
「クチナお母さま……
夏美が小さい声で呟いたが何処を見て行ったのか
夏美自体も分からずに首を傾げてスクールバスに
乗って行った。
クチナは明美に相談すると調べれば直ぐに分かるが
此処は夏美の前世の記憶が戻るまで待とうと言うことになった。
明美が11歳の小等部6年生の時に魔王こと私たちの担任の酒樽を
追いかけて来た前世が魔王の后だった栗田先生たち3人が境成学園に
教師として入って来た。
栗田先生たち3人は前世の記憶を持って転生して来た。
そして、前世の記憶が蘇った夏美と栗田先生たち3人と
ソラスとクチナと岩崎恵美、そして明美が集まって
明美が中等部2年生の5月のゴールデンウィーク明けに
北条君たちがミューブル王国に召喚される先での計画が練られた。
そこで、パートナーではなくシンクロできる者であれば
クチナの情報を得られた体になりクチナの前世の夏織の遺伝子を
持った子が生まれることが夏美からクチナに伝えられた。
「ぞれじゃ、お母さまとシンクロすると……
輝太の方をチラチラと見ながら輝太の幼馴染がクチナに聞くと、
「ババァって言えって!」
輝太がフッと笑って言うと、クチナがギャグハンマーで
輝太の頭を叩くクチナに
「お母さま、輝太を叩かないで!!」
輝太の幼馴染が言うと、
「愛情表現! だって、私LOVEだもん!!」
「誰が!!?」
「何時もそう! 仲が良くって嫉妬してた!!」
クチナが愛があっての行動と言うと、輝太は違うと言うが
輝太の幼馴染は今の行動も今までの行いでも仲がいい恋人の様な
2人の間に入れない悔しい日々を送っていたと告げるが
「シンクロすると、どうなるんだ?」
輝太の父はスルーしてクチナに聞くと、
「私の能力が使えます!」
クチナとしての回復系が使えると言うと
「……輝太の御母さまの性格に?」
輝太の母のような重度のオタク化になるのと
輝太の幼馴染が尋ねるので、
「少しはあるだろうけど、夏美も変わってない」
輝太の母、クチナの知識は得るだろうけど
そのせいで玩具の爆買いに走ることはないと輝太が告げると
クチナが写真を2枚出して
「シンクロ前と後だよ」
夏美の変化を見せると、
「すげぇ……
胸の部分の変化に興奮しているサブチーフに
川原さんが肘でサブチーフの横腹に軽く叩いていると、
「違う! これは召喚先のバカ皇帝に抱かれて得られたんだ!!」
輝太、夏美がタイザール帝国に召喚されて
夏美は皇帝の慰め者として過ごすうちに皇帝の手によって
得られた体と輝太が叫ぶと、
「此れも全て、輝太の巨乳好きの為! 雑誌もさぁ……
クチナが輝太は巨乳好きと聞いた為に
仕方なく抱かれて得られんだよと言うと、
「あれはクラスの島田の本で、何時の間にか
リュックに入っていて捨てれなくって、
ベットの下に……
輝太は巨乳好きではなくクラスの奴が好きで
学校に持ち込んだ本がリュックに知らずに入っていて
捨てるに捨てれなかったと言い訳をすると、
「毎週もって来ていた、あれね……
輝太の幼馴染も輝太は興味が無かったが
男子生徒が集まって本の鑑賞会をしていたのは
知っていたので頷くと、
「母さんのせいで終わったことはしょうがない!!」
クチナのせいで夏美の巨乳化計画は完了したので
今さら元に戻すのも夏美に悪いので輝太が宣言すると、
「でも、他の方に抱かれたのは許せるの?」
いくら巨乳化計画の為とは言え夏美が好きでもない男に
抱かれたのを輝太は許せるのかと川原さんが聞くので、
「他の女を抱くようになるから御互い様さ」
輝太の幼馴染の方をチラッと見て輝太が言うと
「ええっと、輝太とけ、結婚できるの?」
「チーフには……
輝太の幼馴染が頬を染めて確認すると
サブチーフが輝太には夏美が居ると言おうとすると
「私が認めた子と結婚するの! ねぇ輝太!!」
「無理矢理シンクロさせた責任を取らないとな……
クチナが輝太の幼馴染も結婚相手だよと言うと
輝太は天井を見ながら呟くように告げると
「輝太のこと、ずっと好きだったから一緒に居られるなら……
「輝太も私と結婚したかったのよ!
夏美ちゃん、輝美ちゃんを通して結婚できるから
嬉しいよね」
無理やりじゃなく輝太と離れたくないから
クチナとシンクロをすると輝太の幼馴染が告げると、
クチナは母LOVEの輝太にとってもシンクロ化は
嬉しいことと輝太を見ながら言うと、
「だぁあれが!!」
クチナとシンクロさせた責任の為だと輝太が言うが
「それじゃ! 私への愛の告白の動画を!!」
左手首のカバーを開いて天井に向けてスライム討伐で
絶対絶命の危機に瀕した時に輝太が輝太の母が好きだと
最後の言葉を言った時の映像があるので見せると
クチナが叫ぶと、
「見ていたなら助けろよ! じゃなくって!!」
クチナの左腕を掴みながら動画を見せないように
輝太が抵抗していると
「日本は重婚禁止ですよ」
サブチーフが法律を言い出すので、
「此処では夏美ちゃんと、輝美ちゃんは愛人になるけど
異世界じゃ一夫多妻は普通だから……
クチナが結婚は夏美としかしないと告げると
「愛人なんですか……
結婚できないことに嘆く輝太の幼馴染に
「此処ではだろ! 俺は他の世界じゃ貴族で
騎士団に入ってる。向こうで
3人で結婚式を挙げればいい!!」
輝太は受け入れるしかないと覚悟を決めて言い出すと
「貴族なのか?」
輝太の父が聞くので
「召喚された世界のカーディオン王国で侯爵の爵位を
貰ってる。第3王子の側近としてな……
輝太が軽く説明すると、
「すごい、輝太って出世したんだ……
目を輝かせて輝太の幼馴染が言い出すと川原さんは
サブチーフをチラッと見て溜息をしているのを輝太は
「普通が一番だよ」と心で言いながら
「だから、此処では愛人として我慢してくれ」
椅子から立ち上がる輝太に続いて幼馴染も立ち上がり
2人は寄り添って口を重ねた時に
輝太の幼馴染の体が光出して行くのをサブチーフたちが
見届けた後に
「後戻りは出来ない、輝美! 母さんの左胸に手を……
輝太は輝太の幼馴染を自分の眷属にした後に
クチナとのシンクロを促して
「お母さま、末永くよろしくお願いします」
輝太の幼馴染がクチナに向かって告げると
「まだまだ増えるから覚悟してね」
クチナが2人だけじゃないからと言うと
輝太の幼馴染は頷きシンクロを開始した。
コンビニエンスストアからデザートを輝太が運んで来ると
シンクロが完了した輝太の幼馴染に
「どう、気分は?」
「早く輝太と結ばれたい……
クチナとのシンクロ後の体調を聞くと
夏美より先に輝太と重なりたいと言うので
「まだ14だろ! 15になるまで我慢しろ!!」
異世界では成人は15歳からなので其処まで
行為は我慢してほしいと輝太が言うと
「俺の相手って全員しょ……
サブチーフが初体験の女性としたことがないと
言い出すので川原さんが目を鋭くして
サブチーフを睨む時に
「何人と、私は何人かと付き合っていたけど
お父さんが初めてよ」
クチナが輝太の父が初めてと言うと、
輝太の父も俺もという感じで頷き、
サブチーフと川原さんは何人かと付き合って
別れる過程で経験もそれなりに得ていたので
クチナの言う言葉に大事な物は最後まで
取って置くんだなぁと結婚を決めている2人は
将来うまれてくる子には
言おうと決めていると
輝太の幼馴染が
「今日のニュースの謎の飛行物体って
輝太と御母さまだったのね」
場の雰囲気を変えるためにクチナと輝太の追いかけっこが
ニュースで流れていたことを告げるので
「今、どんな状態?」
恐る恐る輝太が聞くと、
「各国の戦闘機? が墜落して、宇宙人の襲来って特別番組が……
「邪魔だったから、ついね……
今の状況を聞いた輝太は苦笑いしながら告白すると
「輝いていたし、領空侵犯したくらいで出て来る方が悪い!!」
クチナが人が何の装備なく飛んでいることなど信じないし
直ぐ出て行くのに出て来る戦闘機が悪いと言うので、
「でも、日本から出て行ったのは分かってるから
官邸が大騒動してるけど……
更に、輝太の幼馴染が情報をくれるので
輝太はスマートフォンを出して
「あ、明美! 俺と母さんが喧嘩したあたりから
記憶けしてくれる?」
明美に今回の騒動のことを消してほしいと告げると、
『仲がいいのは良いけど、コンビニでも見られてるでしょ?」
明美は承諾するがコンビニエンスストアでの騒動はと聞くので、
「此れからのこともあるから……
輝太がクチナが居る事で騒動が起きる可能性が高いので
クチナがコンビニエンスストアに来たあたりの人達には
記憶を消さないで置いた方が得策と言うので、
『そうね、知っていれば変なことを言わないわね、
それじゃ、時間もどすから……
明美も輝太の提案に乗って時間を戻すことにした。
其の前に、スマートフォンで元に戻る時間の状態を
明美からファイルを貰って全員で確認してから
コンビニエンスストアの入口まで走り出すと
「なんで!? 時間もどるなら……
輝太の幼馴染の輝美が聞くので、
「記憶を持って戻る場合は自分で行くしかない!
ミューブルの国境の時もそうだった!!」
「お母さまと再会した時ね」
記憶を持って時間を戻される場合は時間の逆行に逆らっているので
自分で其の時間の場所に戻る必要があるとミューブル王国の国境の
検問所で輝太の母が転生したクチナと再会した時の出来事で
明美が時間を戻したことを輝太が言うと、輝美は納得して
スマートフォンに送られた写真を見ながら位置に着いたが……
「ええっと……
輝太の父がスタッフにクチナを紹介しようとしたが
昼過ぎの此の時間のスタッフが居ない状態で
「しまった!!! コンビニに着た御客も記憶を持ったまま!!」
輝太が明美に詳しく言わなかったので、明美は其の時間に
コンビニエンスストア、コンビニエンスストアの周りにいた方が
記憶を持ったまま時間を戻すと時間を戻す前の所に居るのを
境成学園に戻って来てから
北条君に言われて気が付いた明美が後悔していると、
「私って此処に居たら……
輝美が福田屋が忙しい時間帯にコンビニエンスストアに
居る事の説明を如何しようかと考えていたり、
「すごいわ……
サブチーフは時間が戻ったことに驚いて
呟いている光景をクチナは笑いながら見ていた。
周りのコンビニエンスストアの幾つかも影響で
無人となっていたので輝太は明美に連絡して
『滅多に多くの方を……移動の魔法も
同時にするべきだった、まあ……良いか』
自分と周りに居る人で時間を戻す時はあるが、多くの
移動している人と共に時間を戻したことが無い明美が
終わったことだからと言うが、
「何とかしろよ!!」
『コンビニはシャッター閉めて休業の紙を
貼っておけばいいかな……
輝太は其れじゃ駄目だからと抗議すると、
明美が言った後に周りのコンビニエンスストアの
シャッターが下りて来て休業状態になった。
今頃はパニックになっている人々を思いつつ
「学校だろ?」
輝太が明美が授業中なのに電話に出ているので聞くと
「今は英語の時間で、先生と遊んでるから……
帰って来た言葉に先生が授業しないで
遊んでいることに苦笑しながら
「つかさは?」
『せっかく時間が戻ったから、2時からね、
急にストップ高まで上がる株があるから、
倍で行くぜって、買いまくってるよ!!』
輝太が北条君のことを聞くと株取引をしていると
明美が言うのを聞きのがさなかった
クチナが
「どの銘柄! 急にって?」
明美に問いただすと、
『2時から発表があるの……
「その発表で、どの銘柄……
『送るわ……
明美に聞くと、在る銘柄の発表が好感を持って
3時の終了までにストップ高まで行くと告げるので
クチナは自分も参加と銘柄を聞くと、
明美はメールでと言ってクチナは左手首のパネルを
開けて確認をしていた。
「インサイダーだよなぁ……
サブチーフがクチナが株取引をし出したのを
苦笑いしながら言うので
「此れも運です」
クチナが返すと、
「時間を戻さなければなかったことだし……
輝太も買える運だなとサブチーフに言うと、
「そうかな、ハハハ……
運だなと笑いながらサブチーフは言いながら
株取引かぁ……リスクを考えると手を出せないが
輝太を介して情報を得ればリスク無しでやれると
考えていると、
「結婚資金すくないし……
川原さんがサブチーフの考えていることに同意するように
言い出すのを聞いて、
「止めとけ! 失敗するぞ!!」
輝太の父は安易に手を出すものではないと告げると、
「あなたは騙されたもんね! だが、私には師匠が、
明美ちゃんが居るからノウハウ無くてもやれる!!!」
昔、アライブ・ウインドウの株が上がると言われて
他の株を担保に買い増しした結果は株価急落で大損。
その時にクチナの前世の夏織によって御金を工面してもらい
輝太の父は窮地を脱ししていた。
その感謝の気持ちでコンビニエンスストアの土地の権利を
夏織に渡した。
その後、輝太の父は株取引から撤退した。
理由は、夏織が株取引などで儲かっているので……
だが、今、クチナから衝撃的なことを聞かされて
「再度チャレンジして! 輝太から此の土地を取り戻す!!」
輝太の父が株取引などの再開を宣言する中で
「息子だろ!」
輝太が所有しているコンビニエンスストアの土地を
株の儲けなどで奪うなんて言い出したので輝太が慌てて叫ぶと、
「目標だ!!」
「そうかよ! まぁ、がんばれ!!」
輝太の父は目標額で奪うのは嘘だからと言うと、
輝太は笑ってエールを送った。
「困惑の電話が一杯きていると思うので
対応しながら仕事しましょう!!」
輝太の父が仕事再開を宣伝する中で
「輝美を送ってくよ!!」
輝太が言うと、
「愛人って言ったらだめよ!!」
クチナが夏美と結婚じゃなく輝美と言いなさいと
注意するので、
「分かってる! バレるのは数年後!!」
輝太が笑って言うと輝美は輝太に寄り添って
一緒に福田屋に向かい出した。
そして、子連れで来た御客の腰辺りに居る
子供の目を見ながら
「クチナちゃんだよ! 一緒に写真を撮ろうね」
クチナのコンビニエンスストアでの仕事が始まった。