25 相手が悪い……
リーフ街の冒険者ギルド【スラヴァ・リーフ】の
建物の後ろの広場で食堂のウェイトレスのスゥと
冒険者パーティー【インダルジ・バトル】の
ネオン・ソフトがパクオットに片思い中の
リストォラと対戦するのをツヴァイセルが
審判として開始を叫ぶと、
「2対1で戦おうなど!!!」
ネオンが真正面からリストォラに襲い掛かると
リストォラは統星剣の腹でネオンの統星剣の
腹に当てた後にネオンを吹き飛ばす感じで
統星剣を右に払うとネオンも次の攻撃を頭に描いて
逆らわずに右に流れるのでリストォラはネオンから
離れるように左に動くのをスゥは動かすに
見ていると、
「スゥ! 御前では2人の動きが見えない!
こちらに来い!!」
スゥの恋人である冒険者パーティー
インダルジ・バトルのリーダーのガーネットは
スゥが元剣士と聞いても剣士として鍛えられた
筋肉ではなくトレイを運ぶために得られた筋肉なので
普通は重い剣を持つことは出来ないが
ネオンが持つ統星剣、リストォラが持つ
統星剣をスゥまでが持っていることに驚きつつ
自分が3人の統星剣を持った時には重く動かすことが
出来ないのにスゥは持つことは出来ているが
ネオンとリストォラが戦っている
今もスゥが統星剣を振っている姿を見ていないので
自分が統星剣を持って振ることが
出来れば良いのにと
統星剣の制作者に内心で怒っていた。
ちなみに、ツヴァイセルは3人の統星剣を
軽く持って振り回していたのでガーネットは
統星剣の制作者に大声を出して怒っていた。
そして、ガーネットはネオンとリストォラの戦いに
スゥが参加できないなら自分の所に来て
ネオンとリストォラの戦いを見ようと
スゥに対して叫んでいる姿を見ていた
ツヴァイセルはガーネットが酔いを醒まして
広場に来る前にスゥが統星剣で軽く
素振りをしていたのを見逃したから
仕方がないなと思いながら
「スゥの攻撃パターンは相手の隙をついて
倒す。リストォラの動きを見ている!!」
リストォラの動きをスゥが見ていると
横にいるパクオットに告げると、
「ウェイトレスが見えるのか?」
パクオットはツヴァイセルにリストォラたちの
動きが見えないからスゥは動かないと
反論する感じで言うと
「筋肉の付き方は人それぞれ。
筋肉の質が違うから……
ツヴァイセルの少し後ろにいる沙良が
パクオットにレベルが上がれば筋肉の質が
違ってくるので自分のように力コブが出来ない
細腕と周りが勘違いすると言うので、
「それと、動きとは……
「目で追えてるし、風の動きも捉えてるわ」
パクオットは相手の動きの話なのに筋肉の
話をしていないと言うと、沙良はスゥが統星剣で
素振りをしていた時に見ていた冒険者たちが
あの細腕では真面に相手を倒せないと
笑っていたのを自分の侍女のリザーサから
聞いていたのでツヴァイセルの話に乗って
話していたけどパクオットはスゥが
ツヴァイセルが言うようなことを
している方が気になるようなので
ネオンたちの動きも見えてるし
ネオンたちが動くことによる風の動きも
見ていると告げると、
「……本当か?」
パクオットはスゥの目を見るとリストォラを
追っているのは分かるが風の動きで相手の動きを
読むのは自分も出来ないので沙良に
Sクラスでも無理なのにと言い出すと
「加勢しなさいよ!!」
ネオンがリストォラを1人で倒すことが
出来ないので攻撃に参加していないスゥに
叫ぶと、
「……癖を読んでるのに」
スゥは小声で呟いた後にネオンと逆の方から
リストォラの首に目掛けて統星剣の剣先を動かすと
リストォラは後ろに飛んでネオンとスゥから
距離を取って
「素振りの時はワザと……
スゥの素振りを見てネオンに2対1で戦いましょうと
言ったことをリストォラが後悔していると、
「見えたか?……
見学している冒険者たちの1人が
スゥの動きに対して他の冒険者に
聞いている中で
「殿下が持っている統星剣を持つと言うことは
Sクラス、それ以上と……
リストォラはスゥがウェイトレスではなく
Sランクの剣士か自分より上の剣士と認識を変えて
統星剣に闘気を注ぎ込むと統星剣が光り輝き
「私が出来ないことを……
ネオンは統星剣に闘気を注いで切れ味を増すことが
出来ないことをリストォラが出来ることに
嫉妬していると
「勘が戻ってきたかしら……
スゥは剣を置く前の感覚に戻ってきたと
喜びながらリストォラと同じように統星剣を
輝かせると見学している者たちのほとんどが
驚いている中で
「そこまで! これ以上は何方かが死ぬ!!」
ツヴァイセルは終了を告げると
「もっと……
「アス村でドラゴンと……
スゥはリストォラとまだまだ戦いたいと言ったが
ツヴァイセルは戦いたいならドラゴンと戦ってくれと
提案すると、スゥは統星剣を地面に置いてある鞘を
左手で持ち上げて統星剣を入れてから
右手の薬指の指輪に鞘を重ねると消えるので
「それ、アイテムボックスか!!」
ガーネットはスゥが何時も嵌めている
指輪の水色の宝石が収納ボックスかと叫ぶので
「ツヴァイから貰った婚約指輪よ!!」
スゥが高らかにツヴァイセルとの婚約指輪と
叫ぶので、ガーネットはツヴァイセルを睨んだ後に
「来月には王都の俺の家に!!」
スゥに近寄って王都のガーネットとは
訳があって結婚はしていないが同棲中の女性の
屋敷で此れから過ごすことになっているだろうと
ガーネットが慌ててスゥに言うと、
「バム、御免さない。ツヴァイ!
ドラゴンを倒したら左手の薬指に、指輪を
嵌めてもらうわ」
スゥはガーネットの言葉に対して
別れの挨拶をした後にパクオットの
隣に立っているツヴァイセルにドラゴンを
倒したら結婚と宣言するので
「倒したらな……
ニヤッとしてツヴァイセルはドラゴンを
倒したら約束は守ろうと言い出すと、
「老いぼれが!!」
ガーネットはリーフ街に来ていない間に
ツヴァイセルがスゥを口説いたと考えて
腰から下げている剣が入った鞘から剣を抜いて
ツヴァイセルに襲い掛かるがツヴァイセルは
腰を下げてガーネットの鎧がない腹に右ひざを
減り込むように当てて其の場で回転するとガーネットは
両手から剣を離して数メートル先に飛んで
地面に落ちるのを見て
「よくも、バムを!!」
体が細く頬がこけているが目を鋭くして
短剣を剣ベルトから下げている左右の鞘から
抜いてツヴァイセルに向けて叫ぶ
冒険者パーティー【インダルジ・バトル】の
ミウラ・カーズに
「難癖つけられても……
ツヴァイセルはスゥが勝手に言っているだけで
自分は悪くないと呟いているとスゥをガーネットから
奪おうとしていた他の冒険者たちもカーズと
共に来るので
「丸腰の相手に……
沙良がツヴァイセルの前に出てきて
「ファイヤー・ウオール、アナイアレイション!!」
魔法の名を叫ぶと冒険者たちの周りに炎の壁が
立ち上がり触れた体が一瞬で燃えて黒くなった後に
崩れて地面に落ちていた。
「嫌な感じがしたが……
あご髭を生やした線の細い
冒険者パーティー【インダルジ・バトル】の
ホォイ・エレク―トはガーネットが倒れたので
ツヴァイセルに襲い掛かろうとしたが
嫌な予感がしたので動かないで良かったと
冷や汗をかきながら呟いていると、
「ギルマス! 男爵が!!」
冒険者ギルドの1階の裏口から出てきた
ボブヒルトがツヴァイセルに叫ぶので
「!? 亡くなった奴らは巨人族の炎の者が
一瞬で来て飛び去って行ったと!!」
ツヴァイセルは沙良が冒険者たちを葬ったことから
ウエーザー山脈から飛んで来た巨人族の炎の者に
冒険者たちが遣られたことにすることを職員に
叫びながら玄関に向かった。
沙良はウーレン共和国の大統領の娘なので
冒険者たちが沙良に向かって剣を向けたことが
分かれば大逆罪に成る可能性が高い。そうなれば
家族、親戚までが罪になる可能性が高いから
巨人族の中で炎を纏って飛べる者が
居るかどうかは分からないが巨人族に
遣られたことにすれば大逆罪に成ることはないと
考えて言ったツヴァイセルの説明の補足を
沙良が身分を明かして言ったの聞いた
生き残った冒険者たちや職員たちは
先ほどの沙良の攻撃を見て
ツヴァイセルの案を
受け入れるしかなかった。
ガーネットが目を覚まして
「なんだ? ホーイ?」
地面が焦げている所に灰があったりして状況が
分からない中でホーイが斜め前に立っていたので
ホーイに尋ねると、
「魔物が出てきて一瞬で倒して、去っていた……
「魔物?」
「炎の魔物だ……巨人族だろうな……
ホーイはツヴァイセルが叫んだ内容に従って
魔物が此処に襲来して直ぐに消えたことを言うと
ツヴァイセルに腹を蹴られたのは
予見できなかったからと考えながら魔物が来れば
直ぐに目を覚ますはずだと思ってホーイに聞くと、
ホーイは沙良の放った炎を炎の魔物と言った後に
魔物は東の大陸を襲った巨人族と訂正しながら言ったが
ガーネットが信じるのかなぁと思いながら
ガーネットに振り向くと、
「そうか、いつか討伐隊を、奴隷の首輪が……
ガーネットは未開の地のウエーザー山脈から
一瞬で此の場に来て冒険者を倒して帰ったのかと
考えて王都にも来る可能性が高いので
ウエーザー山脈に侵攻して巨人族を倒すにも
戦力がないので世界を征服する為に準備している
奴隷騎士団の兵の数を早く増やさないといけないと
思っても奴隷の首輪の数が少ないので
奴隷の首輪の代わりを探さないと
いけないと思いつつ
「スゥは!? ツヴァイセル……
ホーイに此の場にいないスゥのことを聞きながら
ツヴァイセルを亡き者にしようと考えながら
地面からガーネットは立ち上がり
「ギルマスは?」
ツヴァイセルの居場所をホーイに聞くと
「玄関に、男爵が来たらしい」
答えるので、ガーネットは玄関の方に
走っていたが、ホーイは沙良による
最悪の場合を考えて
今日は宿に戻ろうとしていると
ネオンが近寄って来るので振り向くと、
「食堂で、話を……
ネオンが真剣な顔で話があると言うので
逃げ遅れたなぁと思って頷いたホーイは
冒険者ギルドにある食堂に
ネオンと共に歩いて行った。
正門と玄関の間にリーフ騎士団の騎兵たちが
立ち並ぶのをツヴァイセルは見ながらコートを着た
体格のいい男と目が合って
「男爵が! 何ようだ!!?」
威嚇するように睨んで聞くと
「陛下から、この土地は没収だ!!」
羊皮紙を広げてリーフ男爵が告げるので
「国も関与できない決まりだ!!」
ツヴァイセルは反論するが
「過去のこと! 今は陛下が政をしている!
この土地は、いや、ジース王国内は陛下の物だ!!」
リーフ男爵はツヴァイセルにニヤ顔を向けながら
言い出すので、
「だが……
「俺はジース王国の第1王子、
パクオットだ! 此の土地はジース王国内で
独立区で、恒久的にジース王国に支配されない!!」
ツヴァイセルはリーフ街をリーフ国にするには
リーフ男爵を丸め込まないといけないが
沙良もいるので一気に行くかと考えていると、
パクオットが身分を告げて冒険者ギルドの土地は
ジース王国の所有物ではないと告げるが、
「第1? 証明する物は?」
リーフ男爵が本物と聞いてくるので
パクオットは証明するものがないので
「この方は、紛れもなくジース王国の第1王子!
私はジース王国第1近衛騎士団の団長の娘
リストォラ・グラアフィン・エクスラーヴァ!!!」
リストォラがパクオットの前に出て来て
間違いなくジース王国の第1王子とパクオットを
右手で指して言うが
「証明は、私はエクスラーヴァ伯爵の娘を
見たことはありません。おい!!」
リーフ男爵は言葉だけなら何とでも言えると
言ってリストォラが一度もアレックと共に居たのを
見たことがないのを告げた後に後ろにいるローブを
着て顔が見えない男に指示をすると、
「国王陛下の指示を無視する者は……
アブソルート・オゥビィーディィアンス・スレイブ」
魔法の詠唱を終えていた男が杖をツヴァイセル、
ガーネットたちの方に向けて奴隷魔法を
発動させるとツヴァイセルは奴隷魔法を研究して
ハーレムを作りたいワーホン・マチータが
奴隷魔法を完成していたことに驚愕しながら
まともに浴びたので「しまった!!」と
心の中で呟いていると、
『大丈夫! こいつの魔法は効かないよ!!』
沙良、パクオット、ツヴァイセル、リストォラ、
ボブレストの頭の中に響いた後に
「男爵さま、この土地は貴方の物で……
マチータは沙良を今日からの夜の相手と
ヨダレを垂らしながら冒険者ギルドの土地が
リーフ男爵の物になったと告げると、
「これで、どちらに就くか……
ジース王国の王からダァーツ帝国に寝返らない条件で
冒険者ギルドの土地は過去に捕らわれずにリーフ男爵に
授与すると商隊を率いるテードルから受け取った羊皮紙で
冒険者ギルドの土地を得られたのに満足せずに
其れ以上を望むリーフ男爵はダァーツ帝国に就く
条件をジース王国の王に言って受け入れてくれれば
ダァーツ帝国に就かずに今まで通りにジース王国に
就くのもありだし、ダァーツ帝国からの
新たな条件が出れば更に……
自分が両国を操れる人物になると
微笑んでいると、
「そんな魔法!! 効かない!!」
沙良がマチータの魔法は効かなかったと
鞘からレイピアを抜いて叫ぶので
「!!? こいつを撃てぇぇえええ!!!」
とっさにリーフ男爵はリーフ騎士団の騎兵と
奴隷となって虚ろな目をしている冒険者たちに
沙良を撃てと命令をすると奴隷となった
ガーネットが剣を持ちながら突進するのを合図に
リーフ騎士団の騎兵、冒険者たちが沙良たちに
襲い掛かると
「明美に私の雄姿を!!!」
沙良は未来の私の声を聞いて今の自分の力を
未来の私に見せると叫んで一瞬でリーフ騎士団の騎兵、
マチータ、冒険者たちの首や心臓に
レイピアの剣先で突いて倒した後に
「男爵、あなたは?」
沙良はリーフ男爵にレイピアを向けて貴方は
生か死か何方にするかと言ってと微笑むと、
腰を抜かして地面に座って怯えた目で
沙良を見ているリーフ男爵の光景や風が吹いたと
思ったらリーフ騎士団の騎兵などの屍が
地面に倒れているので
「スゲェ……
パクオットが驚きの声を出していると、
「亡くなった者はドラゴンにやられたことにする!
商業ギルドのアキナル、此処のバング、
男爵……
「私が証明しようと思っていましたのに……
ツヴァイセルが沙良によって殺された者たちは
アス村に来るドラゴンに殺されたことにすると
王都の商業ギルドのテードル、リーフ街の商業ギルドの
リエスト・ダ・バンク、リーフ男爵を見ながら叫ぶと
腰を抜かしているリーフ男爵の後ろに立っている
テードルがパクオットをジース王国の第1王子と
証明する前にリーフ男爵が動いたことを言うので
「パクオットが……何が狙いだ?」
ツヴァイセルはパクオットが第1王子と言った時に
言うべきだったと言いかけてテードルに
ワザと黙って見ていたことを攻めると、
「強い者の下に、この土地は王も関与できないのを
取ろうとすればナーラサさまが出ると。
ナーラサさまが此の地をウーレン共和国の
統治領にする方が……
テードルはリーフ街で問題となっている
冒険者ギルドの土地をジース王国の王が過去など関係なく
自国の土地であるのでダァーツ帝国とリーフ男爵の関係を
止めさすためにリーフ男爵に与える命令をすれば
ツヴァイセルが反対をするのを沙良が助けると
ウーレン共和国がジース王国の内政に関与したことで
問題になるが沙良と言う強力な者がいれば
ジース王国をウーレン共和国の領土にすることなど
簡単なことで現に1人でリーフ騎士団の騎兵、
冒険者たちを亡き者にした光景をリーフ街の者たちも
見ているので沙良が今日からウーレン共和国の統治領と
宣言しても誰も反対はしないだろうし婚約者の
パクオットも此の場にいるし強力なパクオットが
テイムしている魔物のアラクネーがいるので
ジース王国の王、次期王の第2王子を嫌っている者は
パクオットに就いていくと言うのでツヴァイセルは
其の話は後と言って冒険者ギルドの建物から職員たちが
出て来たので死体となった者たちをリヤカーに乗せて
墓場に運べと命令すると職員たちは倉庫からリヤカー、
荷馬車を用意している中で王都の商業ギルドの専属の
冒険者パーティーでテードルが率いる商隊の護衛に
就いている冒険者パーティー【エンジェル・ガード】の
リーダーでガーネットの愛人でもあったササユリは
死体となったガーネットを職員が用意した
リヤカーに乗せながら
「操られて……
冒険者なのに魔物に殺されずにリーフ男爵に
就いている魔術師に操られて沙良に殺される
情けない死に涙を流すと
愛人と分かるといけないので
我慢しながらリヤカーにシートを被せて
リーフ街の外にある墓場まで運んで行ったのを
ネオンが見届けていると、
「リーフ男爵、明日、アス村にドラゴンが来る。
討伐は無理だが其の混乱を利用して
リーフ街をパクオット殿下のリーフ国として
立ち上げる。ダァーツ帝国もドラゴンの
飛来によって此の地を拠点にするために来る!!
どうする!!?」
ツヴァイセルはアス村に飛来するドラゴンによって
リーフ男爵領は壊滅的な被害が出るのを防ぐのは
出来るがドラゴンを倒すことは無理だと言いつつ
此の混乱を使ってリーフ街をジース王国から
独立させると告げた後にダァーツ帝国もドラゴンの
襲来を利用してジース王国に侵攻すると叫ぶと、
「ドラゴン? ダァーツ帝国が……私は……
リーフ男爵はジース王国にドラゴンは一度も
来たことがないのにと不思議そうに呟きながら
ダァーツ帝国がジース王国に侵攻するときに
便宜を図ればリーフ男爵領は更に大きくなり
ウエーザー辺境伯爵を部下に出来るのが早まるのかと
思いながらリーフ街をリーフ王国にせずに
ダァーツ帝国側に就く方が得策と言い出そうとすると
「ダァーツ帝国が此の地を拠点にすれば
お前は御払い箱だ!」
ツヴァイセルはダァーツ帝国が侵攻して
リーフ街を拠点にしたらリーフ男爵は用済みと
言い出すと、
「ダァーツ帝国に便利を図っていた奴を?」
ツヴァイセルの言ったことにはならないだろうと
パクオットが反論すると、
「馬鹿ね、ジース王国を裏切る者を
ダァーツ帝国が配下に置くと思うの!!」
沙良がパクオットに自国を裏切る者など
他国は信用しないと告げるのでリーフ男爵は
そんなんことはないと言い出そうとすると
「ナーラサ! ダァーツ帝国が攻めてきたら
どうする!?」
ダァーツ帝国が侵攻してきたら沙良は度のように
対応するのかとツヴァイセルが聞いてくるので、
リーフ男爵、リーフ街の人々が沙良に注目すると、
「パクオットがダァーツ帝国の下について
奴隷のように働くか、ダァーツ帝国を
滅ぼすなら一瞬でするけど……
沙良はパクオット次第で決めることを
告げると、パクオットは私と結婚しても
冒険者をしたいので国を建てるとか配下になるとか
他国の民を蹂躙するとかを沙良が自分に
決め指すのは止めてほしいと思いながら
「ダァーツ帝国の税収、不満とか……
ダァーツ帝国の支配下になった場合を聞くと、
「ウーレン共和国以外は何処も一緒で
6割だな。払えないと女を……
入国税に、入都税など……
女は子供を3人産むのが義務になっている。
ジース王国は民や他国の民を難癖を付けて
奴隷にして戦力を増やしたり、奴隷同士で
子供を産ませて鍛えて戦力にする。
3人産めなかった場合は税が高くなる。
其の税を回避するには子供を冒険者にして
Bクラスまで3年で行かなければ……
其の間に死んでも……
騎士団に入るにはCクラス以上から……
不満は今言った子供の件が……
愛人や妾が増えれば其の分……
リーフ男爵には子供の件はなかったはずだ!」
ツヴァイセルはダァーツ帝国の税制と制度を
語るとリーフ街の民の女性たちが
嫌な顔をしていた中から
「独立して税収は?」
リーフ国になってからの税収を聞いてくるので
「俺の所と同じで金貨1枚か、ウーレンみたいに
売った物にかかる消費税30%。
損得があるから年1回の確定申告で
税が決まる。損が多いと払わない場合もある」
「それでは、国としての設備投資が出来ませんが!!」
テードルたちと一緒に冒険者ギルドに来ていた
アズラーがツヴァイセルの税収の話を聞いて
質問をしてくるので、
「ウーレンでは下水道からの感染リスク対策、
道路設備などスポンサーが出してくれるから
リーフ街もスポンサーが出してくれると
思うから
気にすることはないわ」
沙良がウーレン共和国の税収が高くなくても
インフラ整備が出来る理由は沙良が居る
ウーレン共和国に私が資金提供をしていることを
リーフ街でも同じことをすると告げると、
「どこの貴族が……
テードルがウーレン共和国で国民が住んでいるエリア、
他国の者が通るエリアの道路を1つとっても国民が
住んでいるエリアは馬糞などがあっても一瞬で地面に
吸収されて堆肥エリアへと運ばれて馬糞堆肥などに
生成されるが他国の者が通るエリアは馬糞などが地面に
落ちると掃除担当の兵が回収するまで其のままか
周りの屋台や御店の方が回収ボックスに入れて
道路の美化に努めていることをリーフ街でするにしても
冷蔵庫などに比べて国の御金、貴族から御金を出しても
それ以上の御金が掛かるのを沙良が簡単に言うので
ウーレン共和国には国の御金以上を持つ者が
居るのかと問うと、
「私に力をくれた人よ。此の世界の神じゃないけど」
沙良が神界で莫大な御金を所有し、
太陽界で太陽王のサンローアから譲られた
明美御殿の固定資産税などを簡単に払える私のことを
濁して言うと、
テードルたちは王や1部の者にしか神メホーラから
神託を聞いたことがないので本当に要るのか
分からないのに沙良が神メホーラ以外から
今の力を得たと聞いてウーレン共和国で
沙良の御父さまが大統領を何期も続けられるのは
神様が支援しているので他の者が大統領に
立候補しても誰も入れないよなぁと思いながら
「リーフ街だけでなくジース王国を
パクオット殿下の物に……
テードルはウーレン共和国の品物をリーフ街だけでなく
ジース王国まで広げて自分が優秀で使えると
私に見せて私の資産を自由に使う権利を得るために
パクオットにジース王国の王宣言をしてほしいと
告げると同時にアズラー以外の商人たちが頷いていると
「ジース王国は広大で俺の手には負えない。
リーフ男爵、ツヴァイセルが居る
リーフ街だけで十分だ!」
パクオットは冒険者として生きてきた自分が
国の政は出来ないしジース王国の王に即位するにも
側近となってくれる貴族はいないので王になることは
無理だがリーフ街の小さい国ならツヴァイセルが
居るので形だけの王は出来ると告げると、
「独立宣言すれば、討伐隊が来るだろうが
ナーラサの力を見せて黙らせる!!
まずは、アス村に来るドラゴンから
村民を守る! テードルの商隊は
ここで待機!! リーフ、商隊、ギルドの
馬車は全てアス村に向けて使う!!
ウーレン共和国の商品を外に売る権利を
独占しているアズラーを商業ギルドのマスターとして
テードルたちとリーフ街の特産を考えろ!!
商隊の冒険者を集めて今から会議をする!!!
明日の昼にアス村に向けて出発する!!
今から行動せよ!!!」
ツヴァイセルがリーフ街の今後を述べて
冒険者ギルドの食堂で商隊の護衛をしている
冒険者たちと会議を開き明日の昼までに
アス村に行く準備を終えて出発すると告げると
パクオットはリストォラにリーフ街の外で
テントを張って待機している商隊に走らせ
アズラーはツヴァイセルを通してウーレン共和国で
使っている冷蔵庫などの販売権の独占をしたことを
バラすなと思いながら冥王から依頼されている
パクオットの護衛は沙良、私が出て来たので
終了すれば冥界の裁判所の執行官に戻るだけだが
ツヴァイセルから言われたリーフ街の
商業ギルドのマスターになって
商品を売ったりしながら私に面倒を見てもらえれば
12柱並みの生活が出来るなと考えて承諾した後は
テードルたち共に商業ギルドの建物の方に
会議を開くために歩いて行った。
「何人かダァーツ帝国の者がいたが……
冒険者ギルドの玄関から正門に居た者たちの中から
不審な者がいたのでツヴァイセルが沙良に聞くと
「未来の明美が記憶を変えてるわ」
沙良はダァーツ帝国側の者がダァーツ帝国に
報告しても沙良のことなどを未来の私が
隠して報告をさせると笑って言うので
「ダァーツ帝国の侵攻まで決まってるか……
ツヴァイセルはダァーツ帝国が侵攻に
失敗すればダァーツ帝国が分裂することになる
可能性が高いので世界が荒れるなと思いながら
険しい顔で言うと、
「まずは、アス村で明美を殴ることよ」
沙良はウエーザー市の冒険者ギルド
パイルアップからアス村に向かう私をアス村で
会ったら殴ると言うのでツヴァイセルは世界が
終わるから私が沙良に向けて土下座して謝って
終わってくれと思いながらリーフ男爵に
「お前はどうする!!?」
最後の確認をすると、
生き残ったリーフ騎士団の騎士の1人に
体を支えてもらいながら
「今までと同じ生活をさせてくれるなら……
リーフ男爵はリーフ街の権利、リーフ男爵領の
権利は捨てないと言い出すので沙良が険しい顔で
リーフ男爵を睨もうとするのでツヴァイセルが
制してから
「リーフ街はパクオットの国として立ち上げるが
他は今まで通りで構わない」
リーフ男爵にツヴァイセルはリーフ街のみで良いと
言うので、
「出るたびに……貰うぞ……
リーフ男爵はリーフ街から出るとき入るときに
周りに門を作って通行料を取るとフフッと
笑って告げると、
「かまわない、今からアス村に行くのは
無しで御願いする」
「ドラゴンか、素材は貰うぞ!!」
「分かった! お前もリーフ街から出る
準備して、出て行け!!」
ツヴァイセルはリーフ男爵に今回のアス村に
行くのに掛かるリーフ街からリーフ男爵領に
入る時の通行料は無しにしてほしいと言うと、
リーフ男爵は討伐したドラゴンの肉、骨、鱗などを
通行料の代わりに貰うと言うのでツヴァイセルは
リーフ男爵の要件を聞き入れてリーフ男爵に
リーフ街にあるリーフ男爵の屋敷から別荘に
今すぐ移れと言うとツヴァイセルの顔に
唾を掛けて冒険者ギルドから去って行った。
「動けないと言うことか?」
パクオットはリーフ男爵とツヴァイセルの
やり取りを聞いてリーフ街を自分が得ても
リーフ街から外に出るたびに御金が掛かるのは
痛手だと言う感じで言うと、ツヴァイセルの方に
リーフ男爵の2女でネオンと名前と姿を変えている
マーチネルが
「父の……
パクオットと同じように感じて
聞いてくるので、
「心配ない! なぁ!!」
沙良の方をチラッと見てパクオットと
ネオンに心配することはないと言うので
2人は首を傾けていると、
「私って、パクと合流したのかしら」
パクオットと合流した時に
ゲートを使って来たでしょうと
沙良が遠回しに言うので、
パクオットは思い出してリーフ男爵の思惑は
終わったと感じてネオンに小声で話すと、
ネオンはティーナお姉さまがツヴァイセルと
冒険者ギルドの玄関ロビーで話していた時の
魔法のことと分かってクスッと笑って
「初めましてパクオット殿下!
私はツヴァイセルの妻のリーフ男爵の
娘のマーチネルです。共に
リーフ街を発展させていきましょう!!」
パクオットに素性を話して礼をすると
パクオットと沙良が驚く中で
「おい! ドラゴンを討伐したらだろ!!」
ツヴァイセルが慌てて妻じゃないと反論すると
「討伐したも……
沙良を見ながらアス村に来るドラゴンを
討伐するのは確定とマーチネルが言うので
「私はドラゴンが逃亡してもらわないと
いけないから戦わないわ」
アス村でドラゴンを討伐しないと
沙良がマーチネルに告げると、
「なぜ!?」
マーチネルは沙良がいれば簡単に
ドラゴンを討伐できるのに沙良が戦わないと
言うことに疑問を感じて聞くと、
「ツヴァイセルとパクオットが好きな人に
出会うために逃がすのよ!!」
建物の中から出て来て聞いていた
ティーナお姉さまがドラゴンと沙良が戦わない理由を
言うのを聞いて
「女嫌いじゃ……
マーチネルはツヴァイセルを見てから
今まで女性が嫌いと言っていたのは嘘だったのと
鞘から統星剣を抜いてツヴァイセルに剣先を向けるので
「ま、まて! 年の差を考えろ!
逃がしても討伐すればな!!」
ツヴァイセルは食堂で自分が女性を
嫌いと言っているのは私のことが忘れられないからと
スゥが説明していただろうと思いながら
年の差で結婚をする気はなかったが
ドラゴンを討伐すれば結婚するからと
マーチネルに念を押すと、
「条件を変えるわ」
「変えるって……
マーチネルはドラゴンの討伐が出来ないことが
分かっているから討伐したら結婚すると簡単に
ツヴァイセルが言うのなら結婚できる条件を変えると
言うのでツヴァイセルは何を言うのかなぁと
思いながら恐る恐る尋ねると、
「ドラゴンと会えば結婚よ!!」
マーチネルはドラゴン討伐から
ドラゴンに出会ったらと変えるので
ガーネットが死んだばかりで直ぐに違う男に
嫁ぐのはっとツヴァイセルは思ったが
マーチネルはガーネットと結婚はしていないが
子供がいるので冒険に出ても安心して子供を
任せる相手か自分が冒険者を止めても安心して
過ごせる相手となるとマーチネルはリーフ男爵の娘で
貴族なので結婚相手は直ぐに見つかるが子供好きで
子供が居ても結婚を考えてくれる相手はほとんど
いないだろうとなると気楽に結婚と言った
自分の落ち度と思いながら
「俺は10歳までの女の子が好きで……
「明美ちゃんは15歳よ」
「え、15歳までの子が好きで
それ以外は嫌い……
最初に出会った時の私が10歳くらいだから
ツヴァイセルは10歳までの女の子しか愛せないと
告げると御姉さまが訂正するので15歳までと
訂正すると、
「そういえば、30年前でしょ!
スゥが……
食堂でスゥがツヴァイセルと私が最初に出会った時は
30年前と言っていたことを言い出すので
「神さまだから、年齢は……
私が神様なので見た目重視とツヴァイセルが
言い出すと、
「ツヴァイが好きな人の前で
全て話してもらいましょうか!」
マーチネルは神様と聞いてツヴァイセルの
能力の高さが此の世界の冒険者ランクの最高の
Sランクを超える能力でガーネットたちを一瞬で
倒した沙良と同等と感じたので沙良も神様から力を
得たと言うのなら30年前に出会った私から力を
ツヴァイセルが得たことなどを結婚するなら
全て知りたいと思ってツヴァイセルに詰め寄ると
「その話は、ドラゴンを討伐したらな!!」
「変更よ!!」
ツヴァイセルは私のことなどはドラゴンを
討伐した後と告げるのでマーチネルはドラゴンと
出会ったらと言い出すので
「ナーラサ! ティーナさん!!」
此処まで来るとマーチネルたちから
逃げられないと感じて冒険者ギルドの
ギルドマスターがマーチネルをケガなどさせて
再起不能にすることは出来ないので沙良と御姉さまに
助けを求めると、
「未来で結婚は決まっているから諦めて!!」
「お姉さん!!」
お姉さまがダメ押しを言い出すので
50歳過ぎが結婚なんかして
此の世界の平均年齢は60歳なので
直ぐにマーチネルたちが未亡人となり
リーフ街の運営が軌道に乗っていれば
安心だが乗っていなければ沙良はウーレン共和国が
あるのでパクオットだけではリーフ男爵、リーフ男爵の
息子にリーフ街が取られる可能性が高いので
自分以外の者と結婚しなさいと言うのが
普通でしょうとツヴァイセルが叫ぶと、
「人生設計をしましょ! みんなで!!」
「分かった! アス村で話そうね」
マーチネルは御姉さまがツヴァイセルとスゥたちが
結婚するのは確定と言ったので此れからの計画を練ろうと
ツヴァイセルに言うので今はアス村に向けて
色々と準備をしないといけないのでアス村に
着いたらと逃げる感じでツヴァイセルが言うと、
「分かったわ、会議は食堂?」
「そうだ! 商隊の冒険者たちと共にな」
マーチネルは承諾してアス村に着いた後の
行動についての会議の場所をツヴァイセルに聞くので
答えた後にツヴァイセルは商隊の冒険者たちも
含めて会議をすることを伝えた。
ツヴァイセルはマーチネルたちの今後を考えて
沙良の護衛か私の眷属に出来ないのかと
お姉さま、沙良に聞くのだった。
ダァーツ帝国の帝都【グラーブト】の
宮殿【フライチップ】の皇帝の執務室に
「おやじ!!」
コウキが扉を叩かずに開けるので
皇帝【ソードシャープ】は羽ペンを
動かすのを止めてコウキを睨むと
「殿下! 何事です?」
背は小さいが顎髭を生やして神経質そうな顔を
している宰相がコウキに尋ねるので
コウキは羊皮紙、竹の紙、木の紙などの束が
積まれている机の前に来て
「ジース王国のアス村にドラゴンが来る!!」
コウキは皇帝にリーフ街の冒険者ギルド
スラヴァ・リーフから得られた情報を言うと、
「殿下、冗談は……ジース王国にドラゴンが……
「誰が……
宰相はジース王国にドラゴンが飛来したことなど
一度もないのでコウキの言葉に呆れていると、
皇帝は目を鋭くして冒険者ギルドの誰の発言かと
聞くので
「ギルドマスターのツヴァイセル・フルツ」
コウキが答えると、
「ツヴァイか……
眉間に皺を寄せてツヴァイセルを愛称で
皇帝が呼ぶので
「陛下……
宰相は皇帝が冒険者ギルドの
ギルドマスターごときを愛称で呼ぶので
知り合いなのかと疑問に思っていると、
「お前は、どうしたい……
コウキにジース王国にドラゴンが来るので
救助隊を出すのか侵攻するのかと
皇帝が尋ねるので
「ドラゴンの対策をしていないジース王国に行けば
相当な被害が出る。だから、中央大陸の
統一をする好機。兵を……
力強くジース王国にドラゴンと共に侵攻をするべきと
皇帝に進言すると、
「侵攻はしない! 救助隊を編成する」
「おやじ!!」
「陛下! ウエーザー辺境の領土は
簡単に、ウーレン共和国とは同盟をすれば
中央大陸は……
ジース王国に救助隊を派遣するとコウキに
皇帝が言い出すのでドラゴンがジース王国を掻き回せば
ジース王国は弱体するのでジース王国を
取りにいかないのかと弱腰の発言をする皇帝に
コウキが叫ぶので、宰相は仮にドラゴンが
ジース王国に現れて去った後ならコウキの言う通りに
ジース王国を取るためにリーフ男爵をダァーツ帝国に
寝返りさせることは容易になって国境警備をしている
ウエーザー辺境伯爵をダァーツ帝国とリーフ男爵の
騎士団で挟撃すれば簡単に落とせた其のままの勢いで
ジース王国を占領した後はウーレン共和国に
同盟を結ぶように言えば
ダァーツ帝国の脅威の前に結ぶので
中央大陸【セント・コンティネント】は
陛下の物ですと言うと、
「ドラゴンによる被害地に救助隊を送る!!」
皇帝はコウキたちの意見を無視して
先ほど言ったことを告げると、
「今だろう!!」
「何をだ!!?」
「世界を統一だろう!! アイリもいる!!」
コウキは弱腰の皇帝にドラゴンが
ダァーツ帝国の増援となる今がジース王国に侵攻する
タイミングだと叫ぶと、皇帝は侵攻はしないと言う感じで
問いかけるのでコウキはダァーツ帝国の野望を言っていると
廊下の方から皇帝の護衛の為にいる兵たちの静止を
無視して扉を開けて情報兵が入ってくると
「陛下!!! 密偵からの報告で
リーフ街がジース王国第1王子
パクオット・ビーコック・ジースを
王に立て独立をするそうです!!
王妃には共に来ていたウーレン共和国の
大統領の娘ナーラサ・ジア・マーラが
就くそうです!! 明日、アス村に向けて
ジース王国の王都から来ていたキャラバン隊と
共にアス村に向かいドラゴンと戦うようです!!
リーフ男爵をリーフ街から追放! リーフ男爵に
就いていた兵並びに冒険者はナーラサ・ジア・マーラに
よって一瞬で倒されたそうです。以上!!」
途中で噛みそうになりながら
情報兵が紙に書かれた内容を告げると、
「やるな、ツヴァイ……こちらの動きを……
皇帝はドラゴンがジース王国に飛来すれば
ダァーツ帝国が動くことを
ツヴァイセルが読んでいることを嬉しそうに
言うので、
「おやじ……
「陛下……
コウキはドラゴンがジース王国に
飛来した際のツヴァイセルの行動を
当たり前のように皇帝が褒めていることに
不思議に思っている中で宰相は本物か
どうかわからないパクオットを担いで
リーフ街が独立してもダァーツ帝国の
軍によって弾圧されるかジース王国の軍によって
独立が失敗するのが見えているのがダァーツ帝国への
牽制になるのかと皇帝を見ていると、
「我が帝国はリーフ街を国と認め
ジース王国がリーフ街を攻めるなら
リーフ街の為に兵を派遣する!!
今はドラゴンが来るアス村に
救助隊を出す!!」
皇帝はリーフ街を国と認めるばかりではなく
リーフ街をジース王国などから守るために
躊躇なく兵を出すと言い出したことに
コウキ、宰相が驚く中で
「侵攻だろう!!」
リーフ街を助ける為や
アス村の救護の為ではなくジース王国に
攻め込んでダァーツ帝国の領土にすべきと
コウキが叫ぶと、
「転生者で実年齢より上の御前は
分からないのか!!?」
「何が!!?」
「お前を見てツヴァイは転生者と見抜いた!!」
「ただのスキルだろ! ただのギルドマスターで
剣を置いた老人だろ!!」
皇帝はコウキが違う世界から此の世界に
転生した者と本人から聞いているので此の世界の
生きた年齢と転生前の年齢を足せばコウキは経験が
豊富なのでツヴァイセルの行動が分かるだろうと
聞くと分からないと言うので、
ツヴァイセルがコウキ、アイリの素性を
看破するほどの人物ならダァーツ帝国の
侵攻を止める術を持っていると皇帝が叫ぶので
コウキは冒険者として活動が出来なくなった
ツヴァイセルを怖がる必要はないと反論すると、
「前に侵攻するなら20年後だと!!」
「聞いた!!」
「20年後ならツヴァイは死んでいるが
今はツヴァイが生きている!
侵攻はしない!!」
「馬鹿な!! ギルドマスターに! 怯えるんだ!!」
皇帝はジース王国に侵攻するのは
20年後と軍会議でも告げたことを
コウキに聞くと頷くので皇帝は軍会議で
ジース王国に攻め込むには人材、武器、食料と
南の大陸からの防衛が整っていないので20年後に
向けて兵の育成などが必要と言って強硬派を
抑えていたが本当はツヴァイセルがリーフ街で
冒険者ギルドのギルドマスターをしている間に
侵攻してツヴァイセルが再び剣を取って
対抗されたら敗北する可能性が高いから
侵攻しないとコウキ、宰相が侵攻しない
本当の理由を聞いて驚いていると、
コウキは相手が国なら皇帝の意見も分かるが
1人の人間が怖いから侵攻しないは可笑しいと
皇帝に唾を飛ばすように言い出すと、
「パーティーを組んだことがある。
こちらが不利になっても
勝つ道を見つけて
勝利を収めたことが
何度でもある」
ツヴァイセルと冒険者として組んだ時のことを
言い出す皇帝に
「それが……
ツヴァイセルの能力より運が良かったから
勝利したんだろうと思いながらコウキは
皇帝として威厳も感じられない老人の話なんか
聞いてられないと言う感じで言うと、
「お前が剣士のスキルを持っているように
先読みのスキルを持つ……
「なぜ!? 独立を!! ジース王国は
リーグ街に攻めていく!!」
皇帝はコウキが剣の腕がいいのはスキルの
剣技を持って鍛錬していることに続いて
ツヴァイセルには剣技、先読み、勝利への導き、
魔法の耐性などのスキルを持つが
此の場では先読みだけを言うと、
コウキは相手の行動などが分かれば
対応がしやすいのを皇帝がツヴァイセルと
組んだ時の体験談として話したことは分かったが
ドラゴンがアス村に来るタイミングで
ツヴァイセルがリーフ街の独立をさせても
ドラゴンのアス村以降の行動によっては
リーフ街も被害が出るしジース王国もリーフ街の
独立は認めないで軍を出すことなど先読みの
スキルがあれば分かるのにツヴァイセルは
気が可笑しくなったのかと皇帝に問うと、
「ドラゴンが飛来したことを利用して
ダァーツ帝国が攻め込むことを予想している。
両方から攻められたら兵も少ないリーフ街は
直ぐに制圧されるが此処で剣王パクオット、
人類最強のナーラサがツヴァイに就いた……
皇帝はドラゴンがアス村に来たタイミングで
ダァーツ帝国がジース王国に侵攻するのを予想して
リーフ街の独立をさせるとジース王国は
独立阻止でリーフ街に軍を送るとダァーツ帝国と
リーフ街が戦闘をしていたら見物かリーフ街が
勝つ可能性が高ければ加勢した後に
リーフ街を占拠するだろう。
ジース王国の方が先にリーフ街に来ていたら
ジース王国の第1王子がリーフ街にいるので
偽物か本物かで確認する間に
ダァーツ帝国がリーフ街に来れば
共同でダァーツ帝国と戦うだろうが
リーフ街の兵は少ないしジース王国も
独立阻止の為に兵を多く出さないので
ダァーツ帝国の勝利となるだろう。
上記の2つの可能性を出来なくさせる
沙良がパクオットと共にいるので
ツヴァイセルは前からリーフ街の独立を
考えていたのを行ったと告げると、
「最強?……
「リーフ街にジース王国が攻め込めば
ウーレン共和国の世界最強の騎士団が出て来て
リーフ街を守り、ジース王国は滅亡する」
コウキは社交界で何回か会ったことはあるが
体の線は細いし剣を持つ筋肉もない沙良のことを
最強と皇帝が言い出すので疑問を言うと、
皇帝は沙良がいるリーフ街にジース王国、
ダァーツ帝国が侵攻すればツヴァイセルから聞いている
ウーレン共和国で沙良が騎士団長をしているが
本当は1人で十分だが騎士団としての形は取った方が
良いと言うことで結成されたゼット騎士団がリーフ街に
ゲートを使って到達した後はジース王国、ダァーツ帝国を
滅亡させると言い出すので、
「滅亡って……
「陛下、余りにも過大評価では」
コウキはウーレン共和国からリーフ街まで
1か月以上は掛かるし食料も大量に要るし
噂で聞いたゼット騎士団は50人もいないので
大げさに言うなぁと呆れて皇帝に言うと、
宰相もウーレン共和国の珍しい生活道具は
我が帝国も欲しいと思うがゼット騎士団は
南の大陸のダンジョンなどに挑戦しても
攻略できないほど弱いので皇帝が言うことは
信じられないと言うと、
「聞いたことがあるだろう、1年半前に
ダンジョンが1人の者に消滅されたと……
「噂でしょ! 消滅したダンジョンは元々……
「無かったと言われているが、噂が出るのは
あるからだ! ワザと記憶を残したのだろう……
消滅させた者は赤髪の女だったと……
机の天板に両肘を置いて口を重ねた手で隠すようにして
南の大陸で私が秋人お兄さまと初めての行為をすることを
分かっていても沙良にとって王子様である私が
秋人お兄さまによって喘ぐ姿は想像したくないし
美里のように男になって私と行為をすることも
考えられない自分に怒りと嫉妬を
何かで壊すことで無くしたいと思って
南の大陸で新たに出現したダンジョンを
レイピアに魔法を寄与して消滅させたことを
皇帝が告げると、コウキは南の大陸で新たに
出来たダンジョンは誤報と伝わっているので
皇帝の話は嘘と言ったが、皇帝は何もないなら
噂も出ないと言い出すと、
「ウーレンの令嬢は赤髪でしたな……
沙良の髪の色を皇帝が言った言葉から
ウーレン共和国の大統領の娘も同じ髪の色と
確認するように宰相が言うと、コウキは唾を飲み込んで
か弱い少女と見せていた沙良と戦ったら
一瞬で死ぬのかと皇帝を見ながら震えていると、
「先ほどの話だ! ウーレンの大統領の娘は
化け物だ! 侵攻しても化け物の前では
こちらが壊滅だ!!」
「報告の者が……
皇帝が沙良1人でゼット騎士団が来なくても
ダァーツ帝国の侵攻を食い止めると言うと、
宰相は情報兵が述べた報告に沙良がリーフ街に
いることを言っていたと確認するように言うと、
コウキはダンジョンを一瞬で無くせるなら
ドラゴンを1人で倒すことも可能と考えていると、
「ツヴァイは虚言を言う奴ではない!!
これだけの駒が揃ったから
独立をするのだ!
死にたくなければ
侵攻を止めて救援にしろ!!」
皇帝は沙良という最強の駒を得たことで
リーフ男爵をリーフ街から追い出すことも
ドラゴンがアス村に飛来後にリーフ街に来ても
排除できると確信してツヴァイセルがリーフ街を
独立させるのを手助けするならコウキが
騎士団を連れて行くのは許すが
それ以外は確実に死のレールに乗ると
忠告するように告げると、
「アイリの魔法があれば!! 今から!!!」
沙良が最強でも其の上を行くはずの此の世界で
アイリのみが使える雷系の魔法ならリーフ街と
同盟が結ばれずに戦いになっても勝てると
コウキは冷や汗を掻きながら訴えると、
「雷を落とすだけだろう!! ツヴァイに会った時に
看破されてるだろうが!! あいつは
ダンジョンで色々なアイテムを得ていて
対策をする!!」
皇帝はアイリの魔法もツヴァイセルは知っているので
対策もしているしコウキがダンジョンで得られていない
アイテムを所有していると言うので、
「魔法を無効化するとか……そんなアイテム」
此の世界では相手の魔法から逃れるには
魔法に対しての防御力が高いか相手以上の魔法を
ぶつけるしかないので魔法を無効化できる
アイテムがあるならほしいとコウキが告げると、
「あいつと一緒にパーティーを組んでいた
女剣士は若返りの薬を使って
若返るからと、国籍を得るために
会いに来た!!」
皇帝はツヴァイセル達と冒険をした時に
ダンジョンで得られた若返りのアイテムを
スゥが使った後に怪しまれないように国籍を
変えるために此処に来たことを言い出すと、
「聞いたことがありませんが……
コウキは南の大陸のダンジョン【死者が漂う館】で
若返りのアイテムを宝箱から得たが本当に
効果があるのか分からないので誰かに試そうと
思っていた若返りのアイテムを使用して
若返った者がいると皇帝から聞かされて
本物かと内心で喜んでいると、
宰相がダンジョンなどで見つかったアイテムで
若返りのアイテムは見たことも聞いたこともないと
皇帝に問うのでコウキは此処は宰相の言葉に頷いて
皇帝の次の行動を見ようと思っていると、
「これだ!!」
皇帝は机の引き出しから小さいケースを
取り出してから小さいケースを開けて
小さいケースの中に入っていた袋から
錠剤を1つ取り出してコウキ達に見せると、
「……本当に?」
転生前は何股もしていたコウキは
女性と会う為のスケジュール調整をしていると
胃が痛くなった時に胃薬の錠剤を飲んだなぁと
皇帝が見せている錠剤で思い出しながら
自分が獲得した若返りのアイテムは液体だったが
皇帝が持っているのは錠剤だったので
同じ液体なら比べることが出来たのにと
ガッカリしながら若返りが出来るのかと聞くと、
「女剣士で実証済みだ!!」
スゥによって効果を見ていると
皇帝が告げるので
「陛下は何故?」
若返りの錠剤を持っている
理由を宰相が皇帝に尋ねると、
「……退位したら冒険者をな」
皇帝はコウキに皇帝の地位を譲った後は
若返りの錠剤を使用して若返った後は
若き冒険者として自由気ままに
過ごしたいからと答えると、
「その女剣士は! レベルは!
ギルドマスターの弱点を!!」
コウキはスゥのレベルは自分より高く
ツヴァイセルと冒険者仲間なら
ツヴァイセルの苦手な物など
知っていると考えて
皇帝にスゥの居場所を知りたいと
叫ぶと、
「何処にいると思う?」
「エッ……
「まさか……
皇帝はスゥの居場所は知っているが
あえて濁してコウキ、宰相に問うと、
コウキはスゥの居場所を直ぐに言うと
思ったのに皇帝が居場所を当ててみろと
言い出すので今までの話の流れで
リーフ街を思い浮かべて驚くように
声を出すと、宰相もツヴァイセルの所に
スゥがいるのかと恐る恐る声に出すと、
「妻も冒険時に惚れていてなぁ……
あいつが女嫌いだったから
婚約者だった私は結婚が出来た!!
だがな、女の子が生まれたら
嫁がせる約束をしてなぁ、お前が生まれた時に
女の子ではなかったので悲しんでいた!!
それから女の子を産む為に頑張ったが……
「亡くなった母さんの話を……
皇帝は答えを言わずに亡くなった皇后のことを
言い出しながらツヴァイセルが女嫌いだったので
皇后と結婚できたし、ツヴァイセルに女の子が
生まれたら婚約させる約束も出来たので
ツヴァイセルの遺伝子を受け継いだ子が出来れば
ダァーツ帝国は安泰だなぁと思っていたが
女の子が生まれなかったのでツヴァイセルと
婚約させられないので皇后は悲しんでいたことを
皇帝が告げるので、コウキは風邪を悪化させて
魔術師の治療も空しく肺炎で亡くなった
皇后が跡継ぎよりもツヴァイセルに嫁がせる
女の子の方を重要視していたことを聞いて
普通は逆じゃないのと
思いながら皇帝に皇后の話は別の日に
してほしいと告げると、
「……どこにいると思う」
「エッ……
皇帝はスゥの時のように問いかけるので
コウキは今までの流れを考えると
皇后は生きていて誰かの傍にいて
其の誰かと驚いて声を出すと、
宰相は皇后が若返りの錠剤を使用して
ツヴァイセルの所にいるのを声を出さずに
驚いていると、
「ツヴァイが乗り込んできてな、
若返って俺のところに来るんだと言うだろう。
ルーソアも彼奴の傍に居たいと言うから
受付嬢で置かしてくれと言って……
「皇后陛下が生きて……
「死んだことにした……
若返った皇后は想い人のツヴァイセルの所へと
行ったのでツヴァイセルは皇帝に若返りの錠剤を
捨てずに持っているんだと詰め寄ると上記のことで
捨てずに持っていたと告げた後に皇后
ルーソア・ジ・ダァーツ・ツゥ・エールは
ルーソア・エーラと名を変えて受付嬢として
ツヴァイセルの所に居ることを吐くと、
宰相は帝国の民に皇后がツヴァイセルを
追いかけて行ったことが知れ渡ったら
皇帝の威厳も何もかも地に落ちるので
隠していたなと思いながら
リーフ街を攻めると皇后が出てきたら
どうするんですかと皇帝を睨んでいると
皇帝は皇后は此の世にはいないと
告げるので、
「リーフ街は攻め込む気はない!!
迂回してジースの王都に!!」
コウキは母親殺しは出来ないので
リーフ街と同盟が出来るか出来ないかにかかわらず
リーフ街を迂回してジース王国の王都を目指して
ジース王国を取ると叫ぶので
「その後は誰にジースの領土を任すんだ!!?」
「帝国の中から……
皇帝はジース王国を占領後に占領地の
リーダーを誰に任すのかとコウキに尋ねると
ダァーツ帝国のコウキに就く者の中から
選んで統治させるとコウキが告げると、
「ルーソアが出て来て、あいつに」
「母さんと証拠が!!」
「私より強いのに偽物と言えると思うか!!」
皇后が出て来てツヴァイセルを
ジース領の領主にさせると皇帝が言うと
コウキは若返った皇后と証明する者が
いないと言うが皇帝は皇后が怖いので直ぐに
皇后と認めると言い出すので
皇帝の威厳がないなぁと思いながら
コウキが呆れていると、
「今まで通りのギルドマスターでも……
宰相がジース領に就かせる領主は
後から考えるとしてツヴァイセルには
今まで通りの冒険者ギルドのギルドマスターを
務めてもらうように言えば皇后も領主と
言わないでしょうと言う感じで言い出すと、
皇帝はツヴァイセルの所にスゥ、皇后、
パクオット、沙良が集まっている以上は
ツヴァイセルをジース領の領主かパクオットを
領主にして
「そして、我が帝国は彼奴の物になる」
皇后が帝国の民にツヴァイセルの凄さを
説けばダァーツ帝国の皇帝に
ツヴァイセルをさせてしまうと言い出すので
「年齢も考えて……
宰相はツヴァイセルの年齢を考えると
皇后が推してもツヴァイセルの次を
決めておかないといけないので皇后は
考えているのかと皇帝に尋ねると、
「若返りの薬を使う気がないから20年後だ!
救助隊を編成していけ!!」
ツヴァイセルは自然に老いて死んでいくことを
望んでいるので皇后、スゥみたいに若返りの
錠剤は飲まないで老衰で死んだ後の
皇后の行動はツヴァイセルに代わる者を考えないで
ツヴァイセルの後を追っていった後ならジース王国に
侵攻しても良いが今はドラゴンに襲われる
アス村の救護の為に動けと
コウキを睨んで皇帝が言うと、
「ギルドマスターを俺の参謀に!!」
「ギルドマスターになるのも嫌がっていたからなぁ……
「だったら、なぜ?」
コウキは皇后の地位まで捨ててツヴァイセルを
追いかけたのならツヴァイセルをダァーツ帝国の
宰相か官房長官に就かせれば
皇后もツヴァイセルと共にダァーツ帝国に
帰還したら太上皇后の地位を与えて
ダァーツ帝国を支えてもらえれば安泰だと
思ってツヴァイセルを部下にするときの
地位を言うと皇帝はリーフ街の
冒険者ギルドのギルドマスターを
嫌々とやっていると告げるので
コウキはツヴァイセルがギルドマスターに
嫌々となった理由を尋ねると、
「神エポーラに頼まれたからだ」
「神っていたの!!?」
「教会で司教が神託を伝えるだろう」
「聞くけど、今年の種まきは
この週でって何時も同じことを
言うだけで……
「神託が来ない時は来たことにしてはいるが……
「聞いたのは?」
「生まれてからないな……
「……
皇帝は此の世界を創造した神から直接
リーフ街の冒険者ギルドのギルドマスターに
ツヴァイセルが任命されたと言うのを聞いて
コウキは皇帝が教会の長で其の下に
司教などが並んだ教会で神様にって言うけど
春の種まきの時の祈願などは同じことを言って
終わるし、雨が多い時期に晴れにしてくださいと
祈願しても直ぐではなく数日過ぎれば晴れになるのは
雲などの流れで分かるし、ダンジョンは神が
創造したとは聞くけど魔物などが居るので
古代の失われた魔法によって生み出されていると
言われているのに神様の名を出すのは神秘性を
上げたい為と言うと皇帝も生まれてから
神託など受けたことがないので頷くので
「ギルドマスターには……
宰相もジース王国にはパクオットの件で
神託が下りたので神様はいると思うが
教会に居る司祭たちに聞いても
神託を聞いたことはないが神様に毎日の行いが
無事に済んだ感謝の祈りを送っているだけなので
神様は居ないんだなぁと思いながら皇帝が言った
ことは本当ですかと問うと、
「あいつのスキルを知っていたから
頑張れと……
コウキなどのステータスを見たりできる
ツヴァイセルから神様が普通に自分の家に
尋ねて来て冒険者ギルドのギルドマスターに
私の件を出しながら口説き落とされたことを
皇帝の所に来た時に話したついでにリーフ街の
冒険者ギルドの土地のことも聞いたので
神様に自分も会ってドラゴン山脈からドラゴンが
来ないことを言いたいなぁと思いながら神様に
ツヴァイセルが言われて承諾したのを
頑張ってくれと言ったことを思い出しながら言うと、
「神さまに言って!!」
「祈っても返事ないぞ」
コウキは神様がいるなら
ツヴァイセルを部下にさせることを
言ってほしいと願うと、皇帝は神様が
大昔に初代リーフと過ごした場所を守るために
ギルドマスターに就任させたツヴァイセルを
リーフ街からダァーツ帝国に動かすことは
嫌がるのでコウキの願いは無理と告げると、
「……救助で、20年後に」
コウキは神様が認めるツヴァイセルを
獲得も出来ないし、ドラゴンがジース王国に
飛来するのを利用してジース王国を侵攻するにも
皇后がツヴァイセルに就いているので
皇后の一言によっては自分が犯罪者になる
可能性もあるし、ツヴァイセルの周りには
最強騎士の沙良、パクオットたちが居るので
戦いになったら直ぐに死ぬなぁと
怯えながら軍会議を開いて
ジース王国に侵攻と言わないといけないが
アス村への救助で行くのが
生きながられる道だと思いたって
執務室から出るときに皇帝に
言葉を発して出て行った。
コウキが出て行くのを見た後に
宰相はドラゴンがジース王国に飛来する
タイミングがジース王国に侵攻する
最高のタイミングでありジース王国に
侵攻したい強硬派も軍会議で救助隊の
名目での侵攻に賛成をするだろう。
しかし、皇帝から聞かされたことを知った今なら
コウキ率いる侵攻軍は沙良によって
壊滅された後のコウキは侵攻の失敗により
次期皇帝に不向きと言われてダァーツ帝国内の
国々から次期皇帝に相応しい者がいる国は
我が国と言って内乱が起こり独立する国も
出てくるだろうと
「陛下……
皇帝に今後のことを聞こうとすると、
「次の皇帝の即位の次期になると
独立などの話が出てくる……
皇帝は椅子から立ち上がり窓の方に歩きながら
自分の時はツヴァイセル、スゥの協力の下に
ドラゴン山脈からドラゴンが10頭同時に
現れて討伐したことで皇帝になる力を見せられたが
今回はコウキの皇帝になる要素は十分に
満たされているがジース王国の奴隷騎士団の件で
ジース王国に侵攻することが会議でも出て来て
コウキが皇帝になるならリーフ街辺りは
取ってほしいですなと強硬派の国王たちが
言うのをツヴァイセルがリーフ街に
居るので先延ばしにしていたが
今回の件で行われる軍会議で
上位のことをコウキに言うだろうと
宰相を見なずに言った後に
「コウキに就かない国は……
「陛下がリーフ男爵領を時間をかけて
攻めていますので……
「あの男はツヴァイが居るギルドを
手に入れたら動くと言って……
「ドラゴンが来ますので……
皇帝はコウキが皇帝に即位するのを
認めない国は何処かと聞くと
ジース王国のリーフ男爵領を取る計画から
時間が掛かりすぎていて殆どの国が
皇帝の力の低下を感じて次期皇帝に
コウキを認めないと告げるので
リーフ男爵の希望を聞かずに
動いていればリーフ街以外は得られていたが
ドラゴンが飛来し、沙良が、皇后が、スゥがいる
最悪のタイミングでジース王国に侵攻しないと
行けないので侵攻を回避できないかと
背中に腕を回して両手を握りながら言うと、
宰相はドラゴンが飛来するので
侵攻を止めることは出来ませんと
涙が頬を伝えながら告げた後に
「アス村か、ジースの国土の1部でも……
リーフ男爵領の1部でも勝ち取れば
ダァーツ帝国の分裂は起こらないと告げるが、
「ツヴァイはウエーザーの領地を狙っているはず。
そうすれば、ウーレン共和国とジース王国を
挟む形になりジース王国は何方かの属国に
なるしかない」
「その駒が揃ったと……
ツヴァイセルはリーフ街を国にして
終わりではなくウエーザー辺境伯爵の
領地まで広げてダァーツ帝国からの脅威を
防ぎつつ沙良が居るウーレン共和国と共に
ジース王国を属国化に成功すれば中央大陸で
絶対的な立場になりダァーツ帝国、その他の国々は
リーフ街に頭が上がらなくなると皇帝が
未来を予想すると、宰相は皇后、沙良、パクオット、
スゥ達がツヴァイセルの周りにいるので
皇帝が言うことが出来るとハンカチで涙を
拭きながら歯を食いしばるように呟くと、
「ツヴァイが死ぬまで待てば南の大陸を
気にせずにジース王国まで我が領土に
出来たが……
「そのギルドマスターに皇后陛下を……
皇帝は20年遅らせればツヴァイセルは
いないし、ジース王国の第2王子は無能だから
簡単にジース王国をダァーツ帝国の領土に
出来るのにと言い出すと、宰相は
若返った皇后のことを帝国の民に話した後に
ツヴァイセルと結婚させてツヴァイセルを
領主に置けばリーフ男爵領、ウエーザー辺境伯爵領を
20年も待たずに取れると述べると、
「30年前に出会った少女を未だに
片思いしている奴だから無理だ!!」
「……30年ですか?」
ツヴァイセルは私と初めて会った時から
私以外と一緒になる気はないと知っている
皇帝は皇后が皇帝と結婚する前からツヴァイセルに
アタックしていた時から若返った今でも
ツヴァイセルと結婚できずに冒険者ギルドの
受付嬢をしているので
宰相の案は実行不可能と述べると、宰相は
30年前に出会った少女も今は誰かと
結婚しているのに未だに諦めていない
ツヴァイセルを未練がましい男だと
思いながら呟くと、
「そうだ! アイリには気の毒だが
独立をする国を少なくするために……
「影響力のある国王の娘であり
陛下が婚約者にした……
「コウキは婚約をする気がなかった……
婚約者がドラゴン討伐で死亡したのを
気にせず私にコウキの婚約者に
なりたいとな……
コウキは転生者のアイリを好きでアイリも
コウキを好きで夜は共に寝る間柄であるが
アイリが平民で公式にコウキの婚約者と
なっていないためにコウキも前世からの
経験でアイリの生理周期を把握して
子供が出来ないようにしているし
アイリもコウキの立場も分かっているので
子供が出来ないように成るべく
最後まではしないようにしているが
コウキはアイリを正式に婚約者にしてほしいと
皇帝には告げているが婚約者にできる
実績などがないので今回の件で旨くいけば
婚約者と発表が出来るがツヴァイセルたちが
いるので婚約者にすることは出来ないし
ダァーツ帝国の分裂を少なくする為には
アイリにコウキとの結婚、愛人は
諦めてもらうしかないと皇帝が告げると、
宰相もコウキが制作したドラゴン・カッターを
初めてドラゴンに使用する時にコウキの静止も
聞かずに公爵の嫡男は騎士団、冒険者たちと
共にドラゴンに向かったが深手を負ったので
回復魔法で回復を試みたが此の世界の
回復魔法の限界を超えていたので
完全回復が出来なかったのを見た婚約者の
ボードル国の令嬢は公爵の嫡男を見限って
皇帝にコウキの制作したドラゴン・カッターの威力、
コウキの武勇伝に恋焦がれたと話した後に自分を
コウキの婚約者にしてほしいと懇願されたので
皇帝はコウキが皇帝になった時の事も考えて
非公式だがコウキの婚約者にしたことを
皇帝の側近には告げるもアイリ以外を
コウキは婚約者にする気はないが
諦めてもらうしかないと
窓からリーフ街の方を見ながら
ため息交じりに皇帝が言うと、
宰相はボードル国の令嬢がコウキの婚約者に
成るために回復魔法でも無くなった腕や足を
戻すことが出来ずに一生を車椅子などで
過ごすことになった公爵の嫡男を皇帝に言われて
秘密裏に亡き者にしたのもダァーツ帝国の
維持の為にと肩を落としながら
「殿下には?」
ジース王国に救助隊と共に行くコウキに今の話を
告げるのかと皇帝に尋ねると、
「帰って来てからだ!
帝国を運営する力がない!!
ツヴァイがルーソアと結婚するなら
序列2位を与えて次期皇帝にするのに……
「陛下!!」
ツヴァイセルと同盟を結びアス村か周辺地域を
コウキが勝ち取って凱旋した後と告げた後に
ツヴァイセルが皇后と結婚してくれたら次期皇帝を
ツヴァイセルにして自分は若返って
冒険者家業するのにと
本音を皇帝が言うと、宰相は皇帝から
ツヴァイセルの話を聞いてコウキより
皇帝に相応しいとは思いますが
私以外の人には言わないでくださいと
皇帝に叱咤すると、
「冗談、冗談!!」と言って
皇帝は笑って誤魔化していた。
次の日になり帝都からジース王国のアス村に向けて
騎士、魔術師、冒険者ギルドから出された
依頼で集まった冒険者たちで編成された救助隊が
出発した。帝都、ダァーツ帝国内の国々では
ドラゴン討伐の為の出陣ではなく侵攻と受け止めた
帝国民が多かった。ジース王国で拘束されて
奴隷となったと聞いている民を救う為と……
ジース王国には救助隊を出すことは冒険者ギルド経由で
伝えているがジース王国はドラゴンなど来ないのにと
聞き入れていないので国境で足止めを食らうことは
容易に考えられるのでコウキは強行突破をする
つもりである。
コウキはアス村の被害を見た後に周辺地域に
向けてジース王国はアス村を、周辺の村を捨てたと
宣言してダァーツ帝国の領土にする考えである。
コウキにとってドラゴンがアス村から
ダァーツ帝国の方に来てもらう方が楽だが
ジース王国の王都に向かった場合は
ドラゴンを追いかけて行かなければならないので
1000人の救助隊ではジース王国の騎士団と
交戦するには数が少ないので増援を呼ぶにしても
時間が掛かるので撤退となれば勝ち得た領土が
奪還される可能性が高いのでリーフ街と同盟が出来れば
リーフ街まで撤退して救助隊と増援部隊で
再編成してジース王国の王都に向けて侵攻する
計画を軍会議で決めたがリーフ街の冒険者たちが
ドラゴンを討伐した場合のことも議論されたが
リーフ街の冒険者たちにはコウキがダンジョンで
見つけた部品から制作されたドラゴン対策用の
ドラゴン・カッターを所有していないので
討伐は無理だと結論付けていた。
リーフ街がパクオットを擁して
ジース王国からの独立は正式に発表されていないので
リーフ街に向けてジース王国は兵を出す予定はないが
ドラゴンが飛来すればジース王国も討伐の為に
騎士団を出すことは容易に考えられるので
ジース王国の王都までの途中で出会う可能性を
考えてドラゴンがアス村に飛来した報を聞いたら
1万の兵を増援として出すことが決まったが
南の大陸のことを考えて此れ以上は
無理と決められたので
コウキは上記の範囲は
必ず得ることを誓った。
リーフ街からアス村に向けてツヴァイセルが
率いる冒険者ギルドの馬車隊、王都【ジース】から
アス村に向けて出発してリーフ街に滞在していた
商業ギルドの商隊がリーフ街から昼過ぎに出発した。
ただ、ドラゴンが来るアス村には商業ギルドの方々は
向かわずにリーフ街で待機となった。
手薄となったリーフ街にはティーナお姉さまが
1人でも十分過ぎる戦力ですが冒険者ギルドの受付嬢を
しないといけないので私に内緒でリーフ街を守りたいと
言うことで結婚式でのアキナお姉さま達の家族の
席次表などで悩み中の秋人お兄さまとミューブル王国の
王都の何でも屋で行われる【アキナさまと過ごす一時】の
イベントがあるアキナお姉さまは参加できないので
レイーナお姉さま、セーイラお姉さま、ナンシーリエット
お姉さまが参加します。パティーレイスお姉さまは
子供たちをメイド、執事たちと共に面倒を見るために
お留守番です。
ツヴァイセルはレイーナお姉さま達を見て
世界を何時でも滅ばせる方々だなっと怯えていると
「女の子に興味ないの? 発情状態にして!」
セーイラお姉さんに言い寄られたので
逃げるようにアス村に出発したのであった。




