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2 異世界からの御使い……キャラクター紹介と設定

天理明美 てんりあけみ 15歳

 下級神であるテレビ局プロデューサーの父【龍之介】と

漫画家の母【万梨菜】から生まれた地球育ちの下級神。

 誕生日は12月24日。

 父と母には14歳の上杉秋人(ウエスギアキト)がいた。

 しかし、殺人者に追われている女性を救った秋人だったが

秋人の心臓に殺人者のナイフが刺さっていたので

近くに居た方が救急車を呼んで病院に運ばれたが

病院で間もなく亡くなった。

 仕事を投げ打って病院に来た父、母は安らかに眠る秋人を

悲しんでいると頭の中に謎の声が響いて来た。

 謎の声は秋人は異世界で転生蘇生されて在る国の王女と

逃亡生活をしていると……

 父は困惑、母は生きているなら異世界の資料が欲しいと

謎の声に向かって叫ぶので、

 「なぜですか?」

   謎の声が母に聞くと、

 準備中の異世界を舞台にした漫画の資料が

無いので欲しいと言うので

 「お、息子さんが生きてることに……

   秋人が転生して生きてることを喜ぶよりも資料を要求する母に

  困惑しながら聞く謎の声に、

   「背景がヨーロッパ風は嫌なのよ!!

     読みきりの掲載に間に合わないのよ!!」

 「どこも、ヨーロッパ風ですが……

   「それでも良いのよ!! とにかく写真撮って来い!!」

 母は謎の声に資料寄越せと要求し、父は母を鬼だと思った。

  「此の時から……お、息子さんの生存写真も……

 数分経って写真が母の手元に届くと、

  「美人の王女と息子か、最終的にどうなる!!?」

 「さぁ……分かりませんが」

   漫画のプロット作りの為に謎の声に聞く母へ

  分からないと言う謎の声に

   「あなた神でしょう!! 答えなければ晩飯抜きよ!!」

 無茶なことを言う母を見ていた父は頭を抱えていた。

  「あの……

 「タイトルは【アキナ王女の王様育成日記】よ!」

   母の無茶ぶりに困る謎の声を遮って別の謎の声が言うと、

「お母さま! 部屋に入ってこないで!!」

  「いいじゃない! 未来の私、過去の私が共同で!!」

    「……俺の恥が」

謎の声は別の謎の声を母と言い、男の声も混じって来て

 「此処からは私が仕切るわ!!」

   別の謎の声が言うと

「分かりました。

  お母さまが異世界漫画の立役者と言われた作品ですから」

 謎の声は別の謎の声に変わると言うので、

  「なるほど、息子の追悼の意で書いたのがヒットしたのね」

    母が久々の大ヒット作が出ると喜びながら、

 「未来の私が原作者なのね……

   謎の別の声を未来の私と母が言うと、

   「そうね、過去の私が作画を……

 謎の別の声が過去の私と母に言うと、

  「やり直しじゃ!! 原作を送ってくれ!!」

 母は締め切りまじかの読み切りを変えると言い出しながら

病室から出て行こうとするので

  「おい! 葬儀社が……

 父が葬儀社が葬儀場に秋人を運ぶので行くなと言うと、

 「抜け殻よ! 生ごみの日に出せばいいわ!!」

   母はとんでもないことを言いながら病室から出て行った後に

 「俺は生ごみか!!」

   父の横に未来の秋人が苦笑いしながら立っていた。

 そして、奇妙な葬式が始まった……

  秋人のクラスメイトを代表として列席した秋人に片思いをしていた

 生徒とクラス委員長、

  父のテレビ局の社長、同僚や部下たち、他局のプロデューサーなどが

 集まっていた。

  そして、父とは前社長の代から家族ぐるみの付き合いがあり、

 父が参加した番組のスポンサーに常になっている

ソヌース・エレクトリックの社長夫婦も列席していた。

 アシスタントディレクター時代に出演者と演技について口論となり

見学に来ていた前社長が遣り取りを見ていてハッキリ言う奴だと気に入って

父と付き合うことになった。

 出演者は降板となり、激怒した事務所は父を解雇と言っていたが

前社長がバックに我々が居ないと困るのではと言って引き下がったが

未だに父が企画した番組にはタレントを参加させていない。

 ソヌース・エレクトリック社とスポンサー契約をする場合は

父を窓口にしないと契約をしないと言うことで他局からも

父に御願いしに来ている。父は嫌な顔をせずに受けてくれるので

秋人の葬儀に他局の幹部も列席している。

 お通夜が始まり父の横には未来の秋人が母の代わりに座っている。

  親戚一同は誰と思いつつ儀式は進んで行った。

 未来の秋人は白の襟付きのシャツの上に黒のコートを纏い

黒のスリムパンツを穿いて黒のシューズを履いていた。

 担任の横に座っている秋人に片思いをしていた生徒が委員長に

あの人って上杉君に似ていないと聞いたりしていた。

 そして、喪主として父がマイクの前に立って生前の秋人のことを

語りながら涙を流している時に未来の秋人は恥ずかしそうに顔を伏せていた。

 「……異世界で逞しく生きているだろう」

   父が言い終わると親戚、クラス委員長、担任、秋人に片思いをしていた

  生徒は涙を流していた。

   「えぇぇ……秋人! 挨拶!!」

  父が列席している方々を見渡した後に

 椅子に座っている未来の秋人の名を言うので

未来の秋人は椅子から立ち上がりマイクの前に立って

  「……異世界で……逞しく生きている上杉秋人です」

 父にチラッと睨んだ後に母の代わりに出たことを後悔しながら喋ると

葬儀社のスタッフ、親戚、顔を見合わせるソヌース・エレクトリックの

社長夫婦、他局の方たちが驚きの声を上げた。

 「ほんとうに……

   椅子から立ち上がって秋人に片思いをしていた生徒が

  恐る恐る聞くと

   「本当、此の世界だと23年後の世界から来ている」

  未来の秋人が語るとソヌース・エレクトリックの社長夫婦は

 何かを話していたが

担任が

 「時間を越えて来たと……

   「妹の力を借りて来ましたけど……

 タイムトラベラーかと聞くので肯定を言いつつ

  自分の力ではなく未来の秋人の妹の力によって来たと言うと、

何処からともなく電話の着信音が流れて未来の秋人はポケットから

スマートフォンを出して応対すると

 『妹じゃなく、妻でしょ!!』

   「勝手にスピーカモードにするな! 明美の力の前には……

 会場に流れる美しい明美の声に父も驚きながら未来の秋人は

スマートファンのセキュリティも明美の前では無意味だと悲しんでいた。

 そして、『あなた、過去の御義父(おとう)さまに御挨拶を……

  別の美しい声が澄み渡る会場で父は御父さんと言われて歓喜していると、

   「アキナ! ややこしくなるから!!」

 『アキト、アキト! 私の爆乳を!!』

   「ティーナ! 来るな!!」

  『過去の御義父(おとう)さまを奴隷に、フ、フ、フ……

 「レイーナ! 出るな! もう!! 明日の晩には帰るから

   それまで電話を掛けてくるな!!」

 別の女性の声が代る代るたびに未来の秋人は苦言を言って

スマートフォンの通信を切ると周りはジト目で見て来ていたので

異世界ではハーレム当たり前で

 「俺は王だ! 何人いても悪いかぁああ!! つかさの方が多い!!!」

   あたふたしながら未来の秋人は弁解をしていた。

 翌日、葬儀には未来の秋人みたさにクラス全員が列席して

棺桶に入っている秋人と未来の秋人と比べていたので、

 「何歳?」

   「38で9月で39だけど……

 クラスでも秋人と1、2を争うイケメン男子生徒が

年齢を聞いて来るので仕方なく言うと、

 クラス全員が驚きながら

  「ウソだろう! どう見ても……

 右手人差し指で秋人の頬を突きながら

    「背は高くなってるが、20前だろう……

 イケメン男子生徒が言うので、

  「未来じゃ、若返りの薬があるんだよ!!」

    未来の秋人が自慢するように言うと、

 「女なら分かるが、貫禄があった方が良いだろう」

   担任が男は年を取って渋さが増した方が良いと言うと

  クラスの男性全員が頷くので、

   「色々とマズイことがあるから良いんだよ!!」

 怒鳴りながら弁解する未来の秋人にスマートフォンについて

秋人に片思いをしていた生徒が呼ぶので逃げるように行くと、

 「上杉君、ネットに繋がってるんだよね?」

 未来の秋人のスマートフォンでネットサーフィンしながら

秋人に片思いをしていた生徒が未来の秋人に聞くので

 父の関係者が雑談を止めて注目している。

 「あぁ、動画など見放題だけど……

   「未来だから携帯も形が変わるのは分かるけど

     パケット代は?」

 「定額だよ、道路地図の代わりに使用している奴もいるな」

   未来の秋人の言葉に未来の携帯は凄いなと感心している

  クラスの者たちを見ながら父が

   「動画をチラチラと見せてもらったが……

 秋人に片思いをしていた生徒がスナートフォンを

操作しているのをチラチラと見て思ったことを

 父が言おうとしたら

  「未来のニュースなどは見れないようにはしてるけど」

 未来の事件や未来の番組は過去の人には見せられないので

この時代までの映画やアニメ、時代劇を見せれるように

 していると未来の秋人が告げると、

 「そうじゃない! 時代劇やアニメが普通に見れるのか?」

   「あぁ見えるよ、新映などの旧作、新作が

     動画サイトにアップされて収益を得ている」

 「テレビだと放送枠など調整が必要だが……

   「視聴者の好きな時に見えるし、俺の時代じゃ

     社会人になって要る物は携帯だよ、テレビは

      大画面でネットを見たいもの向けになってる」

 「テレビの放送は?」

   「見ない方が多いね。ネット上で発言したい方が

     ネタとして見てるかな」

 「テレビの終焉か?」

   「終焉にはならないけど、どの局も企業案件が主流かな」

 「生き残るにはスポンサー以外に企業の宣伝も入れないといけないか?」

   「父さんの企画番組は好き放題してるけど、フ、フッ……

 「そうなのか?」

   「バックに大物の企業が居るだろう、

     それに此れからは更に関係が深まるし……

 父と未来の秋人が会話をする中で昨日も列席していた

ソヌース・エレクトリックの社長夫婦を

未来の秋人がチラッと見ながら言うと、

 「前社長時代から良くはしてもらっているが……

   「此れから分かるさ!」

 父は未来の秋人に言われて

ソヌース・エレクトリック社長夫婦の方を見てから言うと

 未来の秋人もソヌース・エレクトリック社長夫婦に

笑顔を見せて言うと、ソヌース・エレクトリック社長夫婦が

何かを感じながら頷くのを見てフッと笑う未来の秋人に

 「此れって貰える?」

   スマートフォンを見せながら言う

  秋人に片思いをしていた生徒へ

    「2007年に出るから……

 「秋人! この時代に未来のネットに繋げられる理由を……

   出るまで待てと言う未来の秋人にイケメン男子生徒が

    未来の秋人が此の時代に持って来たスマートフォンの

   性能について聞いて来るので、 

 「未来のは凄いんだよ!!」

   「ねぇ、上杉君、変な言い方だけど再会できた記念に」  

 神界で開発されたスマートフォンなので未来でも過去でも

未来の秋人の時代のインターネットに繋げられることは出来るし

未来の秋人が今いる場所のインターネットにも繋げられる

大変優れた物であるが未来の秋人は詳しいことが言えないので

誤魔化す感じで叫んでいると秋人に片思いをしていた生徒が

神界のスマートフォンをどうしても欲しいと言い出すので、

 「未来の出来事は……

   未来の秋人が困っているとスマートフォンから着信が流れたので

 秋人に片思いをしていた生徒からスマートフォンを取り上げて出ると

  「あれ? 切れた?」

    電話は切れていたので着信履歴を見ている未来の秋人の隣に

   ショートボブの銀髪に顔たちは目鼻はくっきりして

  柔らかい目をしていて服装はオーバーオールに襟付きの

 長袖のシャツを着て足はスニーカーを履いて立っている

  「何で来た?」

    「此の人にスマホを渡そうと思って……

  未来の明美が未来の秋人の問いに答えると、

 父やテレビ関係者が

  「出るだけで視聴率が取れるぞ!!」

    言い出して、父が未来の明美に未来の秋人の関係を聞くので

  未来の明美は葬儀会場を見渡してから

   「お兄さまの妹で御父さまの娘です。お兄さまの妻をしています」

  未来の秋人の関係を言うと、テレビ局の社長、他局の

 プロデューサーたちは父に生まれたら芸能界入りさせろと

喜びあっている中で

  「兄妹で結婚しているの?」

    秋人に片思いをしていた生徒が聞いて来るので、

  「そうですよ、三浦美咲(みうらみさき)の御母さま」

 肯定を言いながら秋人に片思いをしていた生徒の子供の名を言うので

  「上杉君との間の子じゃ……

 悲しい顔で秋人に片思いをしていた生徒が言い出すので、

  「俺は死んでるんだが……

 「目の前に……

   「転生して蘇生されて別の人間だよ」

 「でも……

   「此の世界の俺はもう存在しないから……

 「いるじゃない……

   未来の秋人と秋人に片思いをしていた生徒の会話に

  「三浦さんって、名字は変わらないのか?」

 イケメン男子生徒が将来に子供がいるなら結婚して

名字が変わると言うので秋人に片思いをしていた生徒が

 「私って結婚しないで……

   驚きながら言っていると、未来の明美が

 「なぜ、私が来たかという説明をします」

   語り出した。

 秋人に片思いをしていた生徒はクラス、学院でも1、2を争う

美少女であり多くの男性から告白されたが全て振っていた。

 秋人は学院には来ていたが授業中は寝てばかりで先生や担任に

怒られていたが次第に誰も注意しなくなった。

 秋人は父の関係者、母の関係者を使って高校には行かずに

本格的に俳優をしようと思っていた。

 小さいころから子役としてドラマに出たりして

演技のアドバイスを先輩たちから得ていた。

 秋人は学院では髪はボサボサで手入れもしないでいたので

クラスの女子たちから嫌われていたが、秋人に片思いをしていた生徒は

教科書じゃなく劇などの台本を読んだりしていたのを知っていたので

 「今度は、どんなのに出るの?」

    「ちょい役さ! 言うなよ」

 「分かってる! 女に興味ある?」

   「無いな、今は貰った役で最高の演技をするしか考えてない」

 「役者バカ……

   「フッ、俺と関わると勘違いする奴がいるから此処に来るな」

 「勘違い?」

   「付き合ってるって思われる」

 「そう……バカ!!!」

   1人で台本を声を出しているのを見かけて

   秋人に片思いをしていた生徒が話すが

  秋人の返答に対して学院の屋上の出入り口の扉を

 バァアアンと叩くように閉めて教室に戻って行った。

   「親の金で生きてるのに恋愛なんて……

     親父のコネで出てるだけだからなぁ……

 それから、秋人に片思いをしていた生徒が秋人に

  余計に今まで以上に絡んできたので周りは

 秋人に恋をしているのが分かったが、テストは白紙、授業は

ずっと寝ているので高等部に上がるのは無理な状態なので

秋人に片思いしていた生徒に秋人への恋を止めさせようと

クラスの誰もが思っていた時に文化祭でクラスが

劇をすることになった。

 劇のクライマックスで寝ている人に決闘で勝った方が

キスをするというイケメン男子生徒の提案が採用された。

 それは、秋人に片思いをしていた生徒に秋人を諦めさせるために……

  そして、眠っている秋人に片思いをしていた生徒の

 目覚めのキスをかけて秋人とイケメン男子生徒が

ガチのバトルを展開した。

 イケメン男子生徒は剣道の段持ちなので秋人に勝てると

思ったが秋人はイケメン男子生徒の剣筋を読んで

イケメン男子生徒の喉元に剣先を突き付けて

 「俺の勝ちだ! お前が王女にキスをしろ!!」

其の言葉に、「貴方がするんでしょ!!!」

 寝ていた秋人に片思いをしていた生徒は

起き上がって秋人に詰め寄って抗議を初めてしまい

劇は強制的に終了した。

 その後、秋人は主役の役者と絡む役を貰うようになると

クラスの女子生徒たちがテレビで秋人が役者をしていることに

気がついて秋人に興味を持ちだした。

 秋人について調べた生徒の口から秋人の高スペックぶりが

明らかになった。

 秋人の父はテレビのプロデューサーであり、母は人気漫画家であり、

秋人もイケメン男子生徒と甲乙つけがたいイケメンであり、

役者をしている秋人は主役を食うくらいの演技を披露するほどである。

 普通なら主役をしている俳優の事務所が秋人を降板させようとするが

バックにソヌース・エレクトリック社が秋人が出るならとスポンサーに

なっていることで主役をしている俳優の事務所が降板と言えないことも

調べていた生徒に

 「よく調べたな……

   秋人は苦笑いをしながら告げた。

 そして、秋人に片思いをしていた生徒の三浦さんは

  秋人のマネージャをしたいと言うので

   「高等部には?」

 忙しくなった秋人は三浦さんに聞くと

  「あなたと一緒で行かないわ」

    「親が許さないだろう! 高等部を卒業したら御願いする」

 高等部には上がらないと言うので秋人は一息ついてから

  プロポーズのようなことを言ったので三浦さんは頬を染めて

   「わかったわ……

 恥ずかしそうに答えた。

  夏休みに秋人の計らいで三浦さんは臨時のマネージャとして

ロケに参加できる嬉しい気持ちでいた時に秋人は上記のことで

亡くなった。

 秋人は転生蘇生した先で地面に叩きつかれて伸びている所を

ソリュート王国の王女【アキナ】に助けられて秋人の第2の人生が

スタートした。

 三浦さんのことを思い出す間もなく婚約者がいる王女を奪って

逃亡する秋人に王でアキナの父は騎士団を派遣して討伐の命を出した。

 「あぁ、行く先々で王女をかっさらっていく秋人!

   その度に王が父親たちが秋人に刺客を送り出す!!

    秋人が逃亡生活をしながらアキナたちと恋を実らして行く!!

     秋人が何故その世界に投げ飛ばされたのか!!

      世界を創造した悪の神が機は熟したとして動き出す!!

     様相も新たにリメイクされたソリュート王物語!!

      転生前も追加されて全米が泣いた前作を超える!!

       製作順調! 冬の公開を待て!!!」

 「映画の宣伝するな!! 坊さんも待ってるぞ!!」

   未来の明美が来た説明のはずが映画の宣伝をしていたので

  ギャグハンマーで未来の明美の頭を殴って叫ぶ未来の秋人を

 睨みながら自分の頭を撫でている未来の明美が

   「お兄さま! 生きてるんだから、抜け殻は生ごみに!!」

 「母さんと同じことを!! 要件は?」

   秋人の母と同じことを言うので未来の秋人が怒りながら

  何しに来たんだと未来の明美に言うと、

   三浦さん、秋人の父、父の関係者にスマートフォンを渡して

 「任務完了! 扱い方は御兄さまに!! それじゃ!!」

   未来の明美は消えて行った。

  嬉しそうにスマートフォンを眺めている三浦さんを見ながら

   「美咲ちゃんって俺の子かよ! 知らなかった!!」

  心の中で驚いていた。未来の秋人のスマートフォンの

 メールには美咲から秋人さんが父親だったんですかと

父親が判明した驚きの文章が書かれていた。

 そして、葬儀は滞りなく行われて終了した。

  葬儀から1週間を過ぎた辺りから秋人の記憶が人々から

 消えていったことに戸惑いながら三浦さんは秋人の両親に

会いに秋人の家に行ったが家の表札には天理と書かれていたので

 「上杉……

 未来の明美から受け取ったスマートフォンの地図アプリで

秋人の家の確認をしながら葬儀後に秋人の父に連れられて

初めて訪れた秋人の家の形状を思い出しながら

 「間違い……

   表札は違うけど此処でと思って恐る恐る

  インターフォンを押して暫くすると

 「瑞樹ちゃん! 驚いたでしょう!! 上がって!!」

   秋人の母が三浦さんの名前をインターフォンのスピーカーから

  言ったので三浦さんは秋人の家の玄関のドアの前に行くと

 扉が開かれて秋人の母が出迎えてくれた。

  秋人の母のアトリエは3階建ての2階にあるので

 其処に通された三浦さんは

  「仕事は?」

 秋人の母の机の上は資料などが汚く置かれているが

アシスタント用の机の上は整理整頓されていたので

秋人の母に聞くと、

 「原稿が上がって2日間休みなの」

  「お義母さまは?」

 アシスタントは作業が終わったので2日間の休みを取っていると

告げる秋人の母に三浦さんが聞くと、

  「次のネームと読み切りが編集部で好評で

    連載の準備よ」

 秋人の母は1話完結か数話で完結する漫画を雑誌に掲載している。

その漫画も佳境になっていて最後のバトルが展開中である。

 秋人の物語が次の連載に決まったので喜んで言う

秋人の母の足元にある段ボール箱に

 三浦さんが目を向けると、

 「読む?」

   秋人の母は段ボールに入っている雑誌を

    取り出して三浦さんに言うと

     頷くので渡すと、

 「これって……

   「そうよ! 未来の娘から今年の、来年の掲載される漫画の

     雑誌よ! フ、フ、フッ、ネームも楽になるし、

      先輩、後輩から話作りで相談されたら

       神様の様に拝められる!!」

 秋人の母の掲載している漫画が最終話を迎えている雑誌を

読んだ三浦さんが反則ですよねっと言う感じで

 秋人の母を見ると、秋人の母は未来からの贈り物

バンザイと喜んでいた。

  ついでに、競馬などの未来の結果が書かれた

 新聞も入っていた。

 「……あの、お義母さま、表札が」

   「娘が秋人との障害を無くすためね……

 「凄いですね……

 三浦さんが表札が変わっていることを聞くと、

未来の明美が秋人と兄妹では世間では問題になるので

問題にならないように名字を変えたことを告げる秋人の母に

苦笑するしかない三浦さんへ

 「初の子が娘になるのよ……高齢出産だわ」

   秋人の母が告げると、

「あっ、そうなるんですね」

  三浦さんも気が付いて納得していると

 秋人の母は未来の娘の明美から受け取ったスマートフォンの

画面にスケジュール表が映し出されているのを

三浦さんに見せながら

 「種入れって……

   笑って言う秋人の母に

    「する日が書いてあるんですね……

 未来の明美の準備の良さに呆れながら三浦さんは自身の

スマートフォンのスケジュールアプリを起動させて

秋人の母が言った言葉が書かれている月までフリックすると……

 

 「今日は此処まで!!」

撮影スタジオに監督の声が響き渡ると助監督が

 「今日の予定は……

   「今日はイブだ! 妻との豪華な食事が待っている!!」

 「は? 押してますが……

   「ディレクター!! 上がるぞ!!」

 「俳優のスケジュールは31まで押さえてある!

   今日は此処まで! お疲れぇえええ!!!」

 撮影予定が遅れていると文句を言うが、監督が

ディレクターに確認を取ると監督同様に答えるので

助監督は呆れて立っている間を俳優やスタッフが

終了モードになる中で、

 「「 瑞樹ちゃん! 」」

   監督、ディレクターが呼ぶので三浦さんが行くと

 小声で

  「秋人くんと……

 「初めてだろ? 任せれば大丈夫だから……

   監督、ディレクターが言うので赤面しながら

 「お気遣いありがとうございます」

   お礼を言ってイケメン男子生徒の方に駆け寄って行った。

 そして、撮影スタジオを出てから渋谷駅まで2人で歩いていると

  「付き合い始めて2年か?」

 イケメン男子生徒は三浦さんと共に中等部から高等部に上がると

直ぐに芸能事務所にスカウトされてタレント活動をしている。

 三浦さんはイケメン男子生徒をスカウトした芸能事務所に

将来のことで役に立つからと言われてマネージャをしている。

 この芸能事務所は秋人が入っていた所である。

  「事務所から言われてるでしょ! 恋愛禁止!!」

   「クラスでも恋人って!!」

 「貴方が変なことをしないように事務所から言われて

   付き添ってるだけよ!!」

 「どんな?」

   「恋愛やトラブル回避よ! 私が居れば起こらないけど……

イケメン男子生徒が三浦さんを恋人と言い出すので

 三浦さんはマネージャとして問題回避をしていると告げると

  「俺は瑞樹以外は興味がない!」

 イケメン男子生徒は渋谷駅へと続く道から逸れて

人通りが少ない道に三浦さんを連れ込むと

 「な、なに?」

   「今日は予定より早く終わった! 今から俺の物に!!」

 両肩を掴まれて顔を近づけて行くイケメン男子生徒から

離れようとする三浦さんだったが

 「好きだからマネージャしたんだろ!!」

   「私には上杉秋人がいるの!!」

 女性の力ではイケメン男子生徒から離れることは

出来ずにイケメン男子生徒が三浦さんの耳元で

三浦さんがマネージャーをしている理由を告げると、

三浦さんはイケメン男子生徒の名ではなく

違う名を言うので、

 「よく読んでる漫画の駄目主人公かよ!!」

   「そうよ!!」

 「現実の俺を好きになれよ!!」

   イケメン男子生徒は三浦さんが良く読んでいる

  漫画の主人公の名かと聞くと肯定を言うのを聞いて

 2次元よりも3次元の俺を受け入れろと

三浦さんの唇にイケメン男子生徒の唇が重なろうとした時

 「おい! 何をやっている!!?」

   男の声がしたのでイケメン男子使徒が振り向いて

 「俺の女とキスを!!」

   「違います! 助けて下さい!!」

 声を掛けた男性にイケメン男子生徒が言うと

三浦さんは直ぐに違うと反論すると

  「エッ? 痛たたった……

    何時の間にか声を掛けた男性がイケメン男子生徒の右腕を

   イケメン男子生徒の背中に回して拘束しているので

 「あ、ありがとう……

一瞬の出来事に戸惑いながら三浦さんが感謝をすると

 「秋人にいちゃんが待っている」

声を掛けた男性が三浦さんに告げるので

 「お兄ちゃん?」

   「会ったでしょ、妹の旦那の光悦です! 

     瑞樹お姉ちゃん」

 「あ、あ……ありがとう」

 三浦さんは戸惑いながら声を掛けた男性に聞くと、

声を掛けた男性は未来の明美の旦那で光悦と

三浦さんに正体を明かすと、三浦さんは未来の光悦に

 お礼を言ってから未来の秋人が待つハチ公前広場へと

  走って向かった。

 

 「さて、お前の今日の予定は、アパートで

   不幸話で景品が当たる番組でも……

 拘束されているイケメン男性生徒に1人でテレビを見て過ごせと

言った後に少し離れて見ている未来の光悦の仲間に

 「こいつ専用のマジックボール!!」

 アイテムを要求していると、

 「さっき、瑞樹を御姉ちゃんって? お前……アッ……

   イケメン男子生徒が三浦さんと未来の光悦の関係を

  聞こうとしたが、未来の光悦はマジックボールを

 イケメン男子生徒の口の中に入れて

イケメン男子生徒から離れると、イケメン男子生徒は

 目が映ろになりトボトボと渋谷駅の方に歩いて行った。

  

  今日はイブである。ハチ公前広場には聖夜を過ごす為に

恋人を待っている多くの人があふれている。待ち合わせをしていない

恋人がいない者は妬みながら、仕事帰りのサラリーマンは

チラチラと見ながら急いで駅の中に入って行く。

 木に背もたれて紺色のロングコートを着た男性に

恋人を待っている女性たちが此の男性に乗り換えようかと

迷いながら見つめている。

 友人と買い物に来た女性が逆ナンしようかと相談している

間を縫って

 「あッ、あき……と」 

   名前を呼ばれた未来の秋人が

    「昨日ぶり……フッ」 

 三浦さんを優しく見つめながら言うと、

  「フ、フッ……1年以上、待ったんだけど」

 未来の秋人に三浦さんが近づきながら言うと

  「妹と同じ年にしないといけないから、遅くなった」

 明美と同じ年にするために直ぐに来れなかったことを謝罪する

未来の秋人のロングコートを少し広げて未来の秋人の胸に

 三浦さんは頭を着けながら

 「中等部の時に言ったこと覚えてる?」

   未来の秋人に三浦さんが聞くと

 「瑞樹に再会して思い出した」

   「貴方のマネージャにしてくれる?」

  未来の秋人は三浦さんと葬儀社で再開して

 三浦さんとの約束を思い出したと言うので

その時の言葉を三浦さんが言うと、

 三浦さんの両肩に未来の秋人は両手を置いて

  三浦さんを少し離しながら

  「今は、王様をしてるから……

 「何人いるの?」

   マネージャーは無理という未来の秋人に妻はと

    三浦さんが聞くので、

  未来の秋人と三浦さんの行動を眺めている人たちを

 未来の秋人がチラッと見た後に

  「アキナ、ティーナ、レイーナ、セーイラ、ナンシー、

    パティー、そして、妹の明美……

 「すごい……

 三浦さんは葬儀などで未来の秋人には複数の妻がいることは

知っていたが改めて驚いていると周りも指で数えたり、

現実にあるのかと驚いて車の、駅の雑音以外は

 時が止まったような感じの中で

 「……まだ居るよ」

   未来の秋人が終わりじゃないよと言うので

    上目遣いで

 「誰?」

   三浦さんが未来の秋人に聞くと、

    「マネージャーではなく、妻として俺の傍に居てくれ」

 「嬉しい……

 未来の秋人は三浦さんにプロポーズの言葉を言うと、

  三浦さんは涙を流しながら未来の秋人とキスを交わした。

 普通は在り得ないことなのに受け入れた三浦さんの将来よりも

未来の秋人に対しての怒りや憎しみや嫉妬が2人を見ていた

 人たちから溢れ出す中で

 「舌を入れないと!!」

   スマートフォンのカメラアプリで未来の秋人と三浦さんを

 撮っている未来の明美が注文をするので、

  「いい雰囲気を台無しにするな!!」

    「父さん、母さん、大勢いる前で出来るわね」

 未来の秋人が未来の明美に文句を言っていると

  ファー付きのロングコートを着た未来の美咲が大勢の前で

 2人っきりモードでイチャイチャしているので

文句を言うと、

  「……ええっと、む、娘?」

    三浦さんは未来の秋人に支えられながら

   未来の美咲の確認を聞くと、

 「そうさ! 今日の夜でね……

   娘の美咲の前で言いにくそうに言う未来の秋人へ

 「種入れの日です」

   未来の明美がズバリ言うので、

    「そ、そうなのね……

 三浦さんは赤面しながら言うと、未来の美咲は

  「言い方が……

 地面の方に顔を向けて恥ずかしそうに言っている間に

  「目は私似で大きな目で役者向きね」

 「口は俺だろ?」

   三浦さんが未来の美咲の顔立ちについて言うのに続いて

  未来の秋人が言うので

   「そうね……

 フッと笑って三浦さんが言うので未来の秋人、美咲も

笑っていると

 「さて、時間もありません! 

   西新宿でCDを買いに行きましょう!!」

    未来の明美が此処から電車に乗って

   買いに行こうと言うので、

 「渋谷にもあるけど……

   レコードショップは渋谷にもあるのに

  西新宿に行くのと不思議そうに言う三浦さんに

 「美咲ちゃんの旦那さんが買って来てほしいって!!」

   未来の秋人が過去に行くなら美咲の旦那から

  再販や何度もリマスタリングされていても

 当時のが欲しいと言うので買いに行くと言うと、

 「旦那さん?」

   三浦さんは旦那と言う言葉を聞いて

  未来の美咲に聞くと、

 「バンドをしてて、ボーカルを……

   「そうなの? で、西新宿?」

 未来の美咲は旦那の職業を言うとバンドのボーカルの人が

わざわざ西新宿でCDを買って来てほしいことが

三浦さんには分からないので

 「行けばわかるさ!」

   未来の秋人が言うと

 ぞろぞろと男性3人、女性1人が三浦さん達の所に来ると

周りはカッコいいとか凄いイケメンとか美女が舞い降りたとか

言い出す中で、

 「勧めるのは教師として……

    背広をビシッと決めているツヴァイこと

   未来の伊藤剣(いとうつるぎ)が買いに行くのも

  買うのも褒められたものではないと言い出すと、

 「年寄りは固いなぁ……

   「ボブくん! 年寄りのくせに柔らか過ぎなんだよ!!」

 未来の南原浩太(なんばらこうた)が未来の伊藤剣に年寄り臭いと

文句を言うのでツヴァイが反論していると、

  「前世から数えるのって……

  髪型がツーサイドアップの

 未来の南原浩太の妹【すみれ】が

未来の伊藤剣に苦言を言っている中で

 「さっき助けてくれた方と此の方たちは……

三浦さんが未来の秋人に尋ねると、

 「まぁ、妹の旦那や奥さんだよ……

   「エッ? どういう意味?」

 「時間もありません! 買い物して、

   食事をして、ホテルです!!」

 説明が難しいなと思いながら軽く未来の秋人が

説明するが、

  説明不足で分からない三浦さんを無視して

 未来の明美が目的地に行きましょうと言うと

  「周りに人が居るから……小声で」

 三浦さんは赤面しながら言うのを無視して

  未来の明美は空間に歪を発生させて

   「お兄さまは御姉さまと腕を組んで……

 未来の秋人に三浦さんと一緒にと言って

歪に入って行くのを

  「何なの……

 「ゲートさ! ワープって言えば分かるか?」

   「場所と場所を繋ぐ……漫画とかで」

 「そうさ、行こう」

   三浦さんが戸惑っているので

 未来の秋人は簡単に説明をすると、三浦さんは

秋人の母の影響でアニメなどのSFを見ているので納得して

未来の秋人と腕を組んで歪に入って行った。

 他の未来の明美の旦那や奥さんも入って行った。

  其の場に居た者たちは驚きの声を上げた。

 そして、携帯のメールで友人たちに此の出来事を

書いて送ったが空メールだったので

トラブルが起こったらしい……

  

  

 あの御兄さま、私の紹介なんですが……

俺と瑞樹の話になったな……

 ……美咲が実は!

知っていたんだろ……

 ステータスの隠しファイルに……

父さんの知り合いも……教えてくれたって!!

 悔しがる御兄さまの姿を再度みたい欲望で……

……美咲ちゃんが王族になるとは

 そうだね、私の御姉さまに!!

ややこしい家庭が更に……

 今まで通りに……

そうだな、で、この続きは次回に

 そうです! ラーメン一杯を皆で!!

美里が箸を舐めまわすから却下!!

 ……そうだね




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