16 進次郎を得る為に……
境成学園高等学校の校舎の3階の教室の
1室で女性たちはコートを脱いだりして
いるので俺もコートを脱いで今日は簡易に
置いてあるハンガーラックの1つに掛けていると
静岡から境成学園高等学校のオープンキャンパスに
来ている平松さんのおさげの先に触ったので
アッと思いながら少し離れると
平松さんは上目遣いでニコッと笑うので
「ごめん……
俺はトラブル回避のために謝っていると
背中に何か当たったので振り返ると
「肩があたった……
辻本さんが勢いよく俺に言うので
「気を付けてくれ……
8人しかいない教室で副社長の天理さんと
副社長にラブの平松さんの友人と隠れて見えないが
眼鏡を掛けた肌が宝石のように黒い須賀田さんも
平松さんの友人が好きで一緒のハンガーラックに掛けているし
母さんも別のハンガーラックに掛けている。
平松さんは俺と同じハンガーラックを使っているので
触る可能性はあるが辻本さんは母さんの方の
ハンガーラックに掛けていて其のまま
近くの席に座ればいいのに平松さんと
話をしたかったのか此方に来るのは良いが
狭くないのに俺にぶつかると言うことは
ワザとだろうと思ったが此処は紳士的に
気を付けてくれと言っていると
母さんが席に座って
俺の方を見ているので
「母さん! 微笑むな!!」
辻本さんに苦言を言っているだけで
微笑む場面じゃないと母さんに言うと、
「男に走るよりいいわ」
母さんが俺の部屋に貼ってある進次郎の
写真を見てから俺が同性愛者と
思っているようだが
「異性が好きですよ」
男性なら女性が好きでしょうと
告げながら母さんがいる席の前の席に着くと
平松さん、辻本さんが俺の近く席に着くので
「友人とは……
今回の担当の伊藤先生のコートを
ハンガーラックに掛けようと副社長がしていると
平松さんの友人が副社長から奪って捨てようと
言い出すので副社長と言い争いがあったのだが
今は副社長の近くに集まっている友人の方の
近くの席に着かないのかと平松さんに聞くと、
「入れないわよ、ラブラブだから……
恋人同士の間に入るのは
流石に無理と言うので
俺も副社長の右手を平松さんの友人が
手で触ったり頬に持って行って触ったり
しているのを見て納得していると
「貴方たちは受かったら此処に?」
母さんが辻本さん達に聞くので、
「はい、お母さま」
平松さんが母さんの名前を聞いていないから
俺の母さんと言って答えたのに対して
「まぁ、私は村上紀子よ。
お母さん呼びは婚約してからね」
嬉しそうに俺の婚約者になったら呼んでねと
言うので、
「母さん! 俺には好きな女性が居るから……
俺が同性ではなく異性と付き合うように
境成学園高等学校に来てから
母さんが言い出しているので
きちんと同性でなく異性が好きで片思い中の相手が
要ると告げると、
「本当に?」
母さんが疑いの目で俺に聞いて来るので
「ホント!!」
集合場所でスマートフォンのホーム画面の
片思いの女性の写真を見せているのに
信用しないのかと強く言うと、平松さん、辻本さんは
笑ってから椅子から立ち上がって俺の両脇に来て
「「 裕二君を幸せにします!! 」」
冗談でも言って良いことでは無いことを言い出すので
担当の伊藤先生は資料を取りに行っているので
俺たちの遣り取りを平松さんの友人に
お姫様抱っこされながら見ていた副社長に
「変なこと言うんですが!!」
向けて言うと、
「すっかりカップルね」
副社長が平松さん達と恋人ねと
微笑んで言うので、
「何処がぁ!!!」
今日会ったばかりで付き合うとか
以前の関係だろうと教室中に響く声で叫んでいると、
教室の扉が開いて担当が資料を持って入って来ると
パンツスタイルの女性の教師も一緒に入って来て
「すっかり、馴染んでいるな」
担当の伊藤先生が平松さん、副社長たちとの遣り取りで
俺が辻本さん達と会ったばかりだが友人関係を築いているなと
感じて言うが、俺は何処がと思いながら伊藤先生が資料を
俺と母さんに、後は平松さん、辻本さんには渡すが
副社長たちの方には資料を配らないので
「先生! 彼方は?」
「中等部から来ているからな」
俺が伊藤先生に聞くと答えるので
平松さんたちの付き添いで来てるんだったなぁと
思い出すのと同時にセント・ギアが俺の母さんの名を
知っているのは何故だと考え出す前に
「今から、境成学園高等学校のオープンキャンパスを
開始する」
伊藤先生が教壇で言うので教壇の方に目を向けると
「先ずは、入学費、授業料などは天理が出すので
一切かからない」
伊藤先生が入学が決定した後のことを言うので
「天理さんが出すんですか?」
俺が右手を上げて伊藤先生に聞くと
「天理!」
伊藤先生が副社長に振るので、
「私の冒険者パーティーのメンバーになるので
私が出すことになります」
「明美! 同級生は?」
副社長が理由を言うので平松の友人が
中等部からの同級生も副社長が見るのかと聞くので
「中等部からの?」
「そう……
「仮メンバーなので普通に親が出します」
普通に入学費などは親が出すと副社長が言うので
「美幸さん達は?」
肌が宝石のように黒い須賀田さんが
平松さん達はと聞くので
「親が出すけど其の金は美幸たちの貯金に」
副社長が告げると、
「同級生も其のパターン?」
平松さんの友人が平松さん達と同様なのかと
聞いて来るので
「うん、そうだよ」
笑みを見せて副社長が言うので
資料の入学金、授業料の項目を見ると
受験料0円、入学金5400円、授業料25万9200円、
教材費0円、小等部以外は学園側が用意したアパートか
マンションを借りて住まわせる場合は
光熱費込みで12万9600円などと書かれていて
「先生! 僕の場合は?」
平松さん達や副社長の同級生は
親が入学金などを出すが其の御金が
其のまま御小遣いになるように
副社長が操作するんだなぁと良いか悪いかは別にして
思ったので俺が仮に入学する場合と尋ねると、
「天理!」
「先程言いました私の冒険者パーティーに
裕二君の御母さまも一緒に入りますので
無料です」
「私が入ると無料なの!!」
伊藤先生が副社長に振ると副社長が述べるので
母さんが青井学院の高等部に行くにしても御金が
掛かるので無料と聞いて嬉しそうに言うので
「母さん! 入学はクジ引きで決まるから
入れるか分からないのに!!」
此の学園は入学できるかはクジ引きで決まるので
入学できた後のことを言うなと叫ぶと
「AKFにも入れるの?」
母さんは聞かずに副社長に
異世界と繋がりがあり将来性がある
会社にも入れるのかと聞き出すので
「はい、そうです」
副社長が入学と同時にAKFにも入れると言うので
「母さんも入るの?」
俺が学園に入学したらAKFにも入社になるのは
分かるが母さんまで入社って意味が分からないので
副社長に聞くと、
「裕二君を美幸さんや美咲さんと共に支える立場で
入ってもらいます」
平松さん、辻本さんの名前を言いながら
俺を支える為と副社長が言うので此の時点で
女性となった進次郎と勝負してからの流れで
俺を此の学園に入れる為に仕組んだことが分かった。
そして、俺を確実に此の学園に入学させるために
母さんを利用することも分かった。
だが、副社長が冒険者パーティーと言っている
AKFに入れると言っているので此の学園の入学は
あくまでオマケだろうと感じたので
「天理さん! なぜ、俺を冒険者パーティーに?」
「静玲華、進次郎さんから
貴方を紹介されたから……
副社長に俺が欲しい理由を聞くと
女性となった進次郎が俺を推薦したと聞いて
俺は嬉しくなったが
「いい話だけど、授業を見せてもらいません」
進次郎の名を聞いた母さんが今までの
AKFに入れる話は止めて授業風景を
早く見せて終わりましょうと言い出すので
「分かりました。五十嵐先生、お願いします」
伊藤先生が母さんの意見を聞き入れて
ロングの髪を手で触った後に伊藤先生と入れ替わるように
教壇に立って
「数学を担当しています五十嵐茶彩です」
挨拶をするので、俺は教室に入って来た時も思ったが
平松さん、辻本さん、副社長に負けない容姿の
美人の先生に俺には進次郎が要るのだと先生に
恋してはいけないと踏ん張りながら教壇を見ると、
「基本はグループごとに別れて問題を解いていく
スタイルをとりますが、中間、期末などの
試験は個別で行います」
五十嵐先生が授業の内容を言うので
黒板に書かれることを書いたりタブレットで
解説を載せて問題を個人で解くよりも
グループで行うと聞いて生徒の偏差値の差を
縮める為にグループで行うのかと思っていると
「公式などの理論は其の公式を考えた人を
召喚して行い、私は夫とイチャイチャする
時間を作ります」
五十嵐先生が変なことを言い出すので
俺も母さんもエッとなっていると
「茶彩は酒樽との関係を
両親には言っていないでしょう」
副社長が五十嵐先生が夫と言っているが
恋人どまりと言うので、
「夫はバツイチ子持ちで、私を含めて
4人の愛人がいますから
そのことを言えば反対するでしょう」
五十嵐先生が愛する方は離婚か死別して
子供は要るが独身なので恋人が五十嵐先生を含めて
4人いるので両親が聞けば反対すると言うので
「貴方は教師ですよね……
母さんが椅子から立ち上がり複数の女性と関係を持つ
男性に恋するなど行けないことでしょうと
叫ぶので
「貴方だって、結婚する前は同時に何人かの男性と
付き合っていたと、思いますけど」
五十嵐先生が母さんに反論すると、
「私は付き合っていた男性の時に
他の男性に見向きもしませんでした!!
付き合っていた男性だって……
母さんは付き合っていた時の男性が違う女性と
同時に付き合っていることなどなかったと言うので
「私は構いません!」
五十嵐先生は夫と言っている男性に
複数の女性がいても問題ないと言うので
「貴方みたいな教師がいることが
生徒に悪影響です! 教育委員会に!!」
五十嵐先生の行いは間違っているので
教育委員会などに訴えると母さんが言い出すので
「召喚って、本当に?」
俺が公式を見つけた方、考えた方を
五十嵐先生が召喚すると言うので
今の流れを変える為に俺が見せてほしいと言うと
「分かりました」
五十嵐先生が俺の質問に答えて
魔法の詠唱をし出したのを見て
此処まで来れば間違いなく副社長は
髪の色や目の色は違うが去年のアメリカで起こった
出来事で蘇生を行った人物であるソリュート王国の
王女だろう。そして、クチナが口を滑らかして
聞くことが出来た神界の住人でもある。
そして、ハーレム男の主であり
進次郎も入っている先程から言っているAKF、
いや、ラノベとかである冒険者パーティーの
リーダーなのだろう。
だが、AKFで副社長をしているので
冒険者パーティーでも表に出るリーダーは
ソリュート王国で総騎士団長をしている
ハーレム男にしているのだろう。
副社長が神界の住人であり王女でもあるので
目をつけられないためか?
クチナから副社長については誤魔化されて
詳しくは聞けていないし進次郎からも
ソリュート王国や異世界に召喚された話は聞くが
副社長については詳しく教えて貰っていない。
ソリュート王国で冒険者パーティーを王女が
組織しているのも可笑しいとは思うが
情報が少ないなかで此処に居る俺と母さんを
除いた者は副社長を主とするメンバーなのだろう。
AKFも同じだろう。
そして、平松さん、辻本さんを俺の恋人にして
進次郎にアタックするのは
副社長は認めているのだろう。
だが、母さんが進次郎の名を聞くだけで
此の学園に入るのに難色を示すので
どうやって俺を此の学園に、
冒険者パーティーに入れるのか見せてもらおうか。
「ねぇ、裕二! あの先生の周り……
母さんが五十嵐先生によって教壇周りに
魔法陣を描いているのを見て聞いて来るので
「此処に居る先生たちは異世界人だよ」
「……アメリカで?」
「母さんが嫌がっても、俺は此の学園に入る。
進次郎を……
平松さん、辻本さんをチラッと見てから
「俺が好きになった男を何年も掛かっても
落とす」
クチナ、進次郎、進次郎の元クラスメイトから
聞いていることからハーレム男より優れている
部分を伸ばす。更に、俺が副社長の部下になれば
ハーレム男と肩を並べることが早く達成して
進次郎をゲットすることが出来るはずだ!
それには、平松さん、辻本さんが居ないと
進次郎を満足させることは出来ないから
副社長が用意した。
さぁ、召喚された者で母さんが
冒険者パーティーに入りたいと言い出す者を
見せろよと魔法陣から姿を現す人物に
期待を込めて話すと、
「女性は好きじゃないの!!?」
母さんが大声で俺に叫んでいると
「美しい方、怒りのある言葉は
貴方を曇らせる。
笑顔を見せて輝きを見せてほしい」
魔法陣から姿を現した燕尾服で決めている
髪は金髪で目は隻眼で整った顔たちの男性が
母さんに向けて言うと、
「貴方の名は?」
母さんが甘酢っぽい声で
男性に言うので
俺は父さんが居るのに一目惚れかと
副社長の方を見ると上手く行ったねぇと
ピースサインを出しているので
進次郎を落す旅が始まると心の中で歓喜していると、
「私の名は
ルシフェル・ゼータ・アーケインジェルズ・ファズ・バビロニア
である。そこに居る美里の婚約者です」
男性が名を言うと、あの堕天使と言われる
ルシフェルが平松さんの友人の恋人と言うので
平松さんの友人の方を見ると
「友達でしょ! 男になった時の参考よ!!」
ルシフェルに恋人ではないと平松さんの友人は言うので
「ニコールは?」
ルシフェルは平松さんの友人に他の名を言うと
「同じよ!」
笑みを見せて平松さんの友人が言うのを無視して
「他の男もいる女を捨てて
私と……
母さんがルシフェルに問うと
「私は他の男が居ても美里が好きな男です」
平松の友人に何人も男や副社長や須賀田さんが
居ても好きだと言うので
「私の魅力で、私だけを見るだけの男にしますわ」
母さんが言い出すのを俺は副社長や伊藤先生や五十嵐先生を
見渡すと一目惚れって凄いねとか将来の参考にとか
話しているので平松さん達の方を見ると俺との
ハーレム生活できるねとか言っているので
俺は進次郎だけを愛すので平松さん達とは
直ぐに離婚するように計画をしないといけないなと
思いながら母さんを見ていると、
「貴方は人間、私は神界の住人。
寿命も違いますから……
ルシフェルが母さんは人間なので
仮に母さんの魅力に負けて付き合っても
寿命の差で母さんが先に死ぬので
付き合うのは無理と言うが
「あの小娘は?」
母さんが平松さんの友人の神崎さんは
人間ですよと言うので
「美里は神の眷属。貴方と違って
人間ですが寿命は永遠です。
美里も私だけでは飽きるので
他の男としても
私を求めてくれればいいと
思っています」
ルシフェルの言葉でセント・ギアが
愛されてるねぇと神崎さんに向けて言っている中で
「私は貴方だけで満足しますわ」
母さんがルシフェルに攻勢をかけているが
「母さん! 父さんが居るのに浮気か!!?」
俺を冒険者パーティーに入れる為とは言え
父さんが居るのに不倫などしてバレたら
父さんと離婚する可能性があるので
椅子から立ち上がり叫ぶと、
「離婚して、貴方と……
「寿命が……
「貴方の眷属になれば?」
母さんは離婚を言い出すので
ルシフェルは人間とは無理と言うと
神崎さんのように眷属にしてと言いだすので
俺を此の学園に入学させるためには母さんを
巻き込まないといけないのは分かるが
母さんは専業主婦で父さんの給料のみで
生計を立てているので離婚したら
母さんはパートなどしないといけないし
俺は……
そう言えば、アメリカでのソリュート王国の
テルタと言っていた者が給料が3000臆とか
言っていたので俺が副社長の眷属になれば
母さんが離婚しても俺が支えて行けば
問題はないのかと思っていると、
「今日は、今、会いましたのに……
母さんの求婚にルシフェルが
離婚までするのは如何なものかと尋ねると、
「貴方のような素敵な方。
絵本から飛び出て来たような
私の理想な方。
私は昔からアイドルの追っかけを
していました。
追っかけから隠れて交際をした男が
今の旦那……
母さんがルシフェルを一目見て惚れた理由を
言い出すのは良いが父さんが元アイドルとは
初めて聞いたので驚いていると、
「隠れて交際していたのがバレて
夫は辞めさせられてから中年太りで
昔の面影もないわ。
貴方は私の理想そのもの……
アイドルには恋愛禁止など契約上は
有るから違反すれば仕方がないが
父さんって……平松さんが俺に資料を開いて
見せてくれるので20年以上前の
ワールド・ホープ・ドリームスのジュニアに
入ってライブを行っている写真で父さんは
周りの男性アイドルより輝いていた。
今は面影が無いなぁと思いながら
俺も将来は……
確かに母さんって男性アイドルが載っている
雑誌は良く買っていて昔の貴方はスリムでしたねと
言っていたのは筋トレとかしてアイドルの時の
貴方を再び見せてと言っていたのかと
真実に辿り着いてルシフェルを見ると
父さんよりイケメンだが母さんが父さんに
恋した時の基準に当てはまる。
それに、ルシフェルなら年老いた
姿にはならないから永遠に母さんの
理想のままでいてくれる。
「私も年を取れば……
ルシフェルが母さんに
貴方の夫のように中年太りになりますからと
母さんに言うと、
「私が食事管理、筋トレのメニューなど
貴方の体形維持の為に頑張りますわ」
「貴方の旦那さんに、私とは住む世界が違います」
ルシフェルの管理は私がすると母さんが言うが
父さんにしてあげてくださいと辻本さんから
受け取った台本を見ながらルシフェルのセリフが
母さんが言う何パターンかのセリフからの
受け答え通りなのでフッと笑っていると、
「貴方の眷属になれば私も……
「私には御付きの者が……
母さんが住む世界が違うならルシフェルの
眷属になればルシフェルと共に生きられると言うが
ルシフェルはメイドなどが居るので母さんの
管理は要らないと言うと、
台本通りに
「その願いを叶えよう!!」
副社長が椅子から立ち上がり叫ぶと、
「ルシフェルさまと大事な話をしているのに……
母さんが副社長を睨みながら言うので
「裕二君が私の眷属になり、
貴方も私の眷属になり、
裕二君がルシフェルに勝てば
結婚を認めよう!!」
副社長が母さんにルシフェルとの結婚の条件を
言い出すと、
「勝てれば……
ルシフェルが受け入れると言うと
「裕二! 今すぐ、あの子の眷属になって
私をルシフェルさまと結婚させなさい!!」
母さんが無理な注文を俺に言い出すので
「眷属になっても修業しないと勝てないので……
「何時になれば……
「1000年、2000年……
「其処まで待てると……
眷属になっても直ぐにルシフェルと
戦うのは無理と言う副社長に母さんは
勝てるようになるまでの期間を聞いて
長すぎと言い出すので
「裕二君の御母さま、会う時間も増えますから
美里から貴方に振り向かせる時間もありますわ」
「そうね……
副社長はルシフェルと会う時間が
副社長の眷属になれば多くなるし
神崎さんへの愛も冷めて行くタイミングで
グイグイ行けばルシフェルを落せますと
悪魔の囁きで母さんにニヤッとして言うのを聞いて
母さんが納得し出しているので
「眷属になります?」
「裕二を勝てるように……
ダメ押しで副社長が母さんに聞くと
俺がルシフェルに勝てるかと
最終確認を母さんが副社長に聞くので、
「もちろん」
「ルシフェルさま、息子が貴方に勝てば……
副社長は笑みを見せて勝てるようにしますと告げると、
母さんはルシフェルに賭けの最終確認をすると
「約束しよう、だが愛は無いけどな……
「良いですわ、貴方に私が愛を注ぎますから……
俺は明美さまの眷属となり、母さんは俺を見守る為に
明美さまの眷属になった。
母さんは俺が境成学園高等学校に合格すると
父さんに離婚を告げたが離婚届に判を押さなかったので
離婚成立は翌年の3月に入ってからであった。
母さんが好きな男性が出来たから
別れると言ったが片思いで熱を下げると
思ったので判を押すことはしなかった
父さんだったが日々の母さんの嫌がらせで
判を押した。
俺が明美さまの眷属になり剣士として
豹族でミューブル王国で遊撃隊を指揮する
ダルザニアに師事して土日に稽古を行っている。
日々の中で母さんの部屋にはルシフェルの写真や
ポスターが壁に貼られていて俺は母さんの血が
濃いんだなぁと痛感した。
平松さんは防御系と回復系の魔法使いで
辻本さんは格闘家として俺と共に修業中である。
「まさかなぁ……
太田が俺の席に来てスマートフォンで
時代劇の映像の殺陣から
参考になるものがないかと見ている
俺に言うので、
「何が……
「F学園に行くとは」
「母さんが願書を出したから……
太田に聞くと境成学園高等学校に
俺が行くことに改めて言うので
オープンキャンパスで起こったことは
言えないので母さんが勝手に願書を出して
くじ引きで入学が決まったことを言うと、
「授業料は高いし、オープンキャンパスの
授業も低レベルで……
「そうだな……
青井学院と比べて教育費が高いとか言うが
青井学院の方が高いのにと俺が言い出そうとすると
境成学園は会社でプロジェクトチームを組む場合の
スタイルを授業内容に取り入れて問題などをグループで
答えることはレベルが低い行為に対して授業料が
高すぎると太田は感じたようなので
俺は反論するのも面倒だったので相槌をすると、
「大学は試験無しで行けるのが救いか?」
「そうだな……
太田が嫌味っぽくエスカレータで境成学園の
大学に行けるなと言うので頷いていると、
「すいません……
廊下の方から進次郎が俺を見ながら
言うので俺は椅子から立ち上がって
廊下に出ると、
「今度の部隊編成だけど……
「進次郎が考えたなら……
「ダメよ、目を通して!!」
「分かった、今度、デートしません?」
「戦場デートなら」
「了解」
俺は進次郎のストッキングを穿いた足をチラチラと
見ながら会話をした後に進次郎から受け取った
部隊編成の資料を持って席に戻ると
「女性になった奴から……
「ラブレター」
太田が進次郎と何を話していたかと
聞いて来るので答えると、
「異世界人の旦那が居るのに?」
「友達から初めて……
ハーレム男の女と太田が言うが、
明美さまの眷属になり進次郎が配属になっている
参謀部にハーレム男との期末試験に負けて
ハーレム男の参謀に就くことは出来なかったが
進次郎からソリュート王国の参謀部に
推薦されて進次郎の補佐として就いている。
進次郎は参謀部で副隊長をしているので
俺は副隊長補佐の肩書を得ている。
今は仕事の関係でしかないが此処から
進次郎との恋が始まるんだよと太田に告げると、
「で、何の?」
「今度のオンラインゲームの編成だよ」
資料には赤井たち率いるミューブル王国側は
1000人で魔族側も1000人であるが種族ごとに
100人を出しているので10種族の混合である。
ミューブル王国側はレベル10からレベル70、
魔族側はレベル10からレベル50の間の兵たちの
部隊編成を進次郎が行ったのを眺めていると
太田が聞いて来るのでオンラインの
対戦ゲームの編成と誤魔化して告げると、
「学年末テストあるのに?」
「赤点とらなければ良いからね」
2月の学年末テストは青井学院の高等部に
行く生徒は受けるが他校に行く予定の生徒は
受けなくても良いことになっている。
俺の場合は境成学園高等学校に合格しているので
受けなくてもいいが進次郎がいる図書館に
放課後は何時も終了までいるので学年末テストは
受けることを太田に言っているのに模擬戦が
学年末テスト前にあるので驚いているが
白紙でも青井学院の中等部は卒業できるので
問題ないと言うと、
「馬鹿になってくか」
「そうだな」
資料を捲りながらソラスの世界の
魔族の大陸のフェンダーロペスの
グローリー・センチュリー帝国の
部隊編成の構成を読みながら太田の言葉に
答えていると学食から戻って来た大空が
「さっき、おかま見たけど」
俺を見ながら進次郎のことを言うので
「おかまは失礼だろ!」
「そう、3流に行くの?」
俺は失礼な言葉と言って此処には
進次郎はいないが謝れと言うと
俺の言葉を無視して大空が
境成学園高等学校に行くのかと聞いて来るので
「親が決めたからな……
太田にも言ったことを告げると
「今からでも……
「無理言うなよ、親に養って生きていく以上は
親が薦める方に行くしかないよ」
大空が青井学院の高等部にと言いだすが
両親に養ってもらっている身分では無理だと
告げると、
「何が村上君の御母さんは気にいったの?」
二宮が太田同様に感じたオープンキャンパスでの
授業内容で母さんが青井学院高等部に行かせないで
境成学園高等学校に行かせるのが分からないと言うので、
「さぁ? 分からないけど……」
「おかまと仲いいよね」
明美さまの眷属が集まる場所であり
此の世界での隠れ蓑になっている境成学園なので
俺も明美さまの眷属なので入学ですが此処では
白を切ると大空が進次郎の仲を言い出すので
「ゲームで一緒にな。後は……
太田に言ったことを言いつつ
冬休みに神界の極楽温泉エリアの温水プールで
進次郎のフリル付のトップにシュートパンツの
水着姿を見ながら旦那付きじゃなければ良かったと
思っていたら美幸たちが私たちの水着姿を見なさいと
言ってプールに落とされたなぁとニヤニヤと
思い浮かべていると、
「おかまは此処の図書館で働いてるけど
別れるのよね」
4月から境成学園高等学校に
俺が行くと進次郎との関係が終わるのが
分かっているのと嬉しそうに大空が言うので
「ゲームで遣り取りはしてるし、
メールでもしてるし、
別れることはないし、
この前はスキーに行って
卒業旅行だろ、ゴールデンウィークも
一緒に行くからなぁ」
俺も負けずに旦那付きだが今後の予定を
言い出すと
「工藤君と予定を立てているの?」
二宮が俺に聞いて来るので
「旦那付きだが、休みの時は
ほとんど一緒にいるから
デートの約束をしたりするよ」
同じ参謀部で作戦や国の今後の方針などの
会議を休みにしている関係で進次郎と話をする
機会も多い中で俺がデートに進次郎を
誘ったりしていることを笑みを見せて言うと、
「何時の間に?」
太田が旦那付きだが友達以上恋人未満の
関係を築いているので驚いて言うと、
「俺に心を許すのも……
今は進次郎の部下としての関係だが
徐々に友達以上になれたら良いなと
思いながら俺が叫ぶと
大空がブレザーのボタンを外して
セーターを見せて俺の右手を大空が掴んで
自分の胸に当てるので周りが驚いていると
「どうした?」
「今日、放課後、私の部屋で!!」
俺も驚きながら大空の胸から手を放して聞くと
大空は自分の家に来てほしいと言うと
「おかまと恋に落ちるより私と!!」
「恋は大学を卒業してからと……
「私の処女を奪ってよ!!」
「だから……
続けて進次郎に片思いするよりも
自分と言うので前にも言ったことを語ると
大空が5時限目のチャイムが鳴って
先生が来ているにも関わらずに大声で
叫ぶので俺は大空に恋愛感情はないと
言おうとすると
「先生が……
英語の杉田先生が何が起こっているんだと
呆気に囚われて見ているので俺たちに
太田が注意するので
「先生! 今取り込み中なので
少し待ってください」
杉田先生に迷惑を掛けてますと
俺が謝ると
「直ぐに終わらして!!」
杉田先生が少しだけ待つと言うので
「大空……童貞じゃないから」
「エッ、おかまと……
「違うよ」
俺は大空以外で経験済みと言うと
進次郎かと聞くので進次郎ではないと告げて
「先生、図書館に行きます」
杉田先生に英語の授業を受けずに
行き先を告げると
「君は別の高校だから良いだろう」
青井学院の高等部に行かない俺に
杉田先生が許可を出すので
俺は教室を出て図書館に向かった。
そして、大空は放課後に俺が何時の間にか恋人が
出来たのか進次郎と部隊編成について話をしている
図書館に来て俺に問い詰めるので
「裕二の恋人になりたいなら
私が好きなことを受け入れられないと……
進次郎が大空に俺の恋人になれる条件を
告げるが、大空は出来るわけないから
卒業までに進次郎を想う心を
俺から奪うと宣言して去って行った。
「俺の何処が良いの?」
クチナたちに問うと
「顔立ちもいいし、学年3位だから」
俺に大空が惚れている理由を
クチナが言うので、
「それだけ……
「切っ掛けは其処からだと思うけど」
「勉強会を開いたりして徐々に
本気の恋になって行ったと……
大空は学年4位で進次郎には劣るが
ローズマリーさんよりはもっと劣るが
渋谷などを歩いていれば男性から声を
掛けられるくらいの美女であるので
俺ごときに惚れる理由を聞いて答えると
進次郎が恋に落ちて行ったキッカケを
言うので俺も進次郎を超える為に進次郎の
行動などを凝視していくうちに進次郎の死で
進次郎に恋をしていたと理解したのと
同じなのかと図書館などで大空と過ごした
日々を思い浮かべて
「だけど……
友達以上の感情は沸き起こることは
なかったので俺以外で大空に好きな人が
出来ることを願っていると、
「美幸さん達とは?」
進次郎が受付カウンターで生徒が
本を借りるので其の生徒の学生証を
カードリーダーに入れてから本のバーコードを
進次郎が手に持っているバーコードスキャンで
読み取りながら聞くので椅子に座っている
俺の方に本を借りる生徒も見て来るので
「静玲華が
俺に恋をしたら捨てるから……
進次郎が俺に落ちたら美咲たちを捨てると
言うと、本を借りていく生徒は俺を見ながら
最低な男だなと思いつつ図書館を出て行ったので
「明美さまから妻として薦められて
恋ではないけど会う前から
居て当たり前の存在で
失いたくない2人だよ」
進次郎に美幸たちとの関係は
進次郎を求めつつも2人を
溺愛していると告げて……
「裕二の給料で元夫を
当てにしなくてもいいでしょ!!」
父さんと離婚をして無職の母さんが
俺が明美さまから貰える給料を当てにすれば
いいと言うが、
「そうだけど、カモフラージュでパートでも」
確かに、母さんの言う通りに
俺は明美さまから見習い騎士として
金貨3枚(金貨1枚は10億円)を給料として
貰っているが母さんが働いてくれないと
財務省の方が誤魔化しをするのが大変と
聞いているので父さんと離婚したのは
間違っていたなと前から何回も言っていることを
此処でも言ってしまったが、
「自分磨きで忙しいからダメよ!」
母さんはルシフェルを落すことに
全力を傾けるので無職で行くと
宣言するので、
「十分、綺麗でしょう!!」
「ルシフェルさまに裕二が勝つ前に
虜にする為にまだまだ綺麗にならないと」
23歳で俺を出産して今は38歳であるが
明美さまの眷属の影響で20代前半に見えるので
其れ以上に綺麗にする必要はないと言う俺に
まだまだ美しくならないといけないと言い出すので、
「何処をするんだよ!!」
「見えない所」
化粧だって圧化粧でもないし肌だってキメ細かいし
知らない方が母さんを見れば芸能人と間違える容姿を
しているのに此れ以上する理由が無いので聞くと
外見ではわからない所と言うので、
「どこだよ!」
「美幸ちゃん達としたら分かるでしょ……
俺は分からないので聞くと行為とかすれば
見る所と言い出すので頬を染めて美咲たちと
した時のことを思い出していると
「ルシフェルさまのサイズを作って……
「此処で言うなぁあああ!!」
母さんがルシフェルのシンボルを図って
何時でも受け入れるために開発すると
言い出すので此の場で言うなと言うと、
「そうね、キューイルさまが勝ったわ」
グリフォンをキューイルが時間短縮のために
天使化して勝利を収めたので周りは歓喜の
雄叫びをしているので、
「天使化して……
キューイルなら天使化すれば相手が
レベル1000でも圧倒するが、
俺はレベルも低いし天使化しても
今はグリフォンには勝てないので金の延べ棒を
キューイルのおかげで受け取ることが出来るので
感謝しながら美幸と美咲は先に教室に行っているので
俺はルシフェルを探していた母さんに付き合っていたが
教室に行こうとすると、
「今日の入学式が終わったら、お見合いがあるから」
「えッ!!」
母さんが突然の爆弾を投下するので
その場で固まりながら美幸、美咲が婚約者として
交際をしているのに更に増やそうとするのか。
ハーレム男の北条つかさ、オタクの親がいて女装好きの
与田輝太のように婚約者が増えれば給料が増える制度である。
なので、ルシフェルを振り向かせるためには
服やエステなどに御金を掛けたい母さんの為に
婚約者を増やすのは止めてくれと
心の中で嘆くのであった。
裕二の御母さまが裕二の御見合い相手に選んだ
大空希咲は……
AKFの防御君の問題でワイドショーを
学院に行く前に親と見ていたら境成学園高等学校で
岩崎恭子が緊急記者会見を行うと司会が言うのを
聞いたけど学院があるから7時過ぎに家を出て
駅まで歩いていたけど村上君が境成学園高等学校に
通うんだったと思うと学院に行きたくなくなった。
ラインのクラスラインやトークで村上君と
遣り取りはしていたけど卒業してからは
村上君はラインを退会したので会っていない。
家も知らないし年賀状などは村上君は
ラインで済ますので住所も知らない。
太田君も村上君の住所は知らないし
電話番号も知らないので村上君と会う機会がない。
そう思うと振られたけど涙が出て来て
駅のホームの長椅子に座って何本も電車は止まっては
動いて行くを見送っていた。
「私って、諦めの悪い女だったのかなぁ……
女性になって複数の女性と共に旦那さんの
妻になった工藤君に恋をした村上君。
学院に入って頭の良いし運動も中クラスの
村上君を好きになったから髪型も近づけて
二宮さんと共に村上君に勉強会しないと言って
太田君も参加して図書館などで過ごしていたなと……
図書館では男なのに図書館の妖精と言われていた
工藤君が出来の悪い2人の生徒に教えている所に行って
村上君は御前に勝つと言って宣言していたりしている
光景を見ていて私は村上君が良い会社に就職して
出世して会社を引っ張って行くだなぁと自分の様に
思っていたので二宮さんから告白しないのと
言われていたけど村上君にそれとなく聞くと
恋愛は大学を卒業した後と言うので
村上君は気持ちも硬そうだったので
私は村上君と離れないように同じ大学に行こうと
思っていたのに工藤君のせいで村上君は
境成学園高等学校に入学してしまった。
工藤君はソリュート王国の騎士団長をしている
旦那さんとソリュート王国の世界と違う異世界で
恋に落ちて妻となったので戸籍上は異世界人扱いで
学院の図書館で勤務している。
普通なら村上君は学院に居た方が工藤君と
話す機会も多いし実際に境成学園高等学校の
オープンキャンパス以降から放課後は工藤君の
受付の席の近くの席に入り浸っていたので
境成学園高等学校に願書を出していたことは
知らなかった。聞くと村上君の御母さんが
村上君に黙って出したらしいと言うけど
今は嘘だと思っている。
学院の図書館に勤務している工藤君と
離れ離れになるのに境成学園高等学校に
入学が決まって寂しい顔を見せずに
何時の間にかオンラインでゲームをする仲になり
一緒に旅行に行く仲になっていて工藤君とは
ライバルから片思いの人となり中等部卒業までに
私から見ても友達以上恋人未満の関係になっていた。
工藤君の旦那も同行はしているみたいだけど……
今日のワイドシューでAKFの社長が
境成学園高等学校の生徒であることが分かって
村上君が境成学園高等学校に入学した理由がわかった。
ソリュート王国との交渉はAKFが行うので
村上君は境成学園高等学校に入学と共に
AKFに入社すると思う。
工藤君が村上君をAKFに推薦したと思う。
AKFの社長が境成学園高等学校の生徒なので
AKFの仕事の話を境成学園高等学校内でする場合も
あるから村上君も境成学園高等学校に入学した方が
都合がいいはず。
「異世界……ナンパ、告白……
私って見た目いいし……
彼氏の1人、2人なんて……
私の膝あたりに涙が零れて地面に落ちて行くのを
見ながら
「振られたのに……
村上君は青井学院には来ないし
工藤君が工藤君を想っている村上君を
愛するならって言うけど
「そんなこと……
私だけを見てくれる村上君じゃないと
「嫌だよ……
手をグッと握って呟いていると
電車がホームに入って来るアナウンスが
流れるのでスマホで時間を確認すると
9時を過ぎていて
「1時間以上も……
村上君のことで悩んでいたことに驚きつつ
遅刻が確定なので今から学院に行っても
意味が無いから家に帰るかなぁと思いながら
二宮さんと太田君とのライングループ、
個別のトークからメッセージが来ていないので
「薄情すぎない……
心配もしてくれないのと怒っていたけど
「そうよ!!」
村上君はラインは退会したけど他のアドレスや
アカウントを教えて貰って村上君との
繋がりを継続していけば村上君が私に振り向く
可能性は高い。
けど、振り向いてくれなかった場合は
諦めて他の男に鞍替えすればいいのよ。
其の時の為に2.3人は候補を作らないと……
最悪の場合は村上君似の男性の精子を
精子バンクで選べばいいのよ!!
海外なら未婚でも良いはずだから……
そうと決まれば私は長椅子から立ち上がり
境成学園駅に行くためにスマホでルートを
確認した後に、
青井学院高等部の新入生歓迎会を
突然の生理で御腹が痛くなったので
二宮さんにラインで休むことを担任に伝えて
ほしいと言って亀有駅から埼玉にある
境成学園高等学校に電車で向かいました。
そして、途中で学生服の為に補導されないかと
冷や冷やしたけど境成学園駅に着いて
境成学園高等学校に
向かう途中で、
「寝坊して学生服を間違えたのか?」
外国の方に呼び止められたので
「親の代わりに妹を迎えに……
嘘を言う私に、
「一緒に行こうか」
外国の方が流暢な日本語で話すので
「お、お願いします……
戸惑いながら返事をすると、
「じゃ、行こう! 大空希咲さん」
私の名前を言い出すのでブレザーには
名札を付けていないので名前は分からないのにと
疑問に思いながら
「なぜ、私の名を?」
外国の方に聞くと、
「裕二の母からな」
村上君の名を言うので
「村上君とは!!?」
まさか村上君の恋人とか目を細めて
睨むと
「同僚だ! 私は旦那さまから境成学園周辺を
パトロールしている
カナギア・ツゥ・ホウジョウ・フォン・ソラス」
外国の方が村上君の同僚と言って名を言うので
AKFに入社したと思われる村上の会社関係の人で
結婚していることに安堵していると、
「裕二に会いに来たのだろう?」
身長が170㎝はあって茶髪は肩まであるのを
首の後ろで髪飾りを使ってまとめていて
スタイルもいいし足も長いからニーハイブーツが
似合っているカナギアさんが図星を言い出すので
「は、はい、会ってアドレスとか……
誤魔化すのも無理そうな感じがしたので
頷くと、
「正門まで行こう! 後はオープンキャンパスで
会ったことがあるセント・ギア【ムラサキ】が
案内をする」
カナギアさんが境成学園高等学校の正門まで
付き添ってくれるのは嬉しいけど
「私が来るのを知っていたんですか?」
境成学園高等学校に来ることを見据えた
カナギアさんの行動に疑問を持ったので聞くと、
「あぁ、だから亀有駅や渋谷駅などで
君が補導されないようになっていた」
カナギアさんが此処までの私の行動を
知っていたことを言い出すので、
「なぜ、学院に行くとは……
私は青井学院に行くのを考え事をしていたから
列車に乗り遅れてスマホを見た経緯で
裕二のアドレスを聞こうと此処に来たのは
偶然のことなのに私が補導されないように
していたことなど此処に私が来なければ
無駄になることをしたのかと
カナギアさんに尋ねると、
「我が主の未来視で君の行動は分かっていたが
スマートフォンを見るか見ないか、
分かれ目だった」
カナギアさんが今日の私の行動は前から知っていて
スマホを見ないか見るかで此処に来ない可能性は
あったと言うけど家を出る時、駅に向かう時でも
使っていたから運命の分かれ目と言い出すので
「何時も見てますよ?」
家から出てからスマホを使って
ニュースで取り上げられているAKFについて
見ていたのでキーアイテムとは思えなかったので
カナギアさんに問うと、
「駅で見ていた?」
駅のホームで村上君のことを考えていて
1時間くらいはスマホを見ていなかったけど
「見ましたよ」
スマホで時間を確認した時に見たので
カナギアさんに告げると
「其の時に、どう思ったの?」
スマホを見た時に村上君に
会って……会う口実を見つけたけど、
「もし、見なかったら……
仮に、ホームには時計があるから
時計を見ればスマホを見なくっても分かるのに
スマホを見たことが今に至るわけを知って
私は頬に感しる涙を意識していると、
「昼から裕二と御見合いだ!」
カナギアさんが村上君が私との御見合いを
すると言い出すので、
「エッ、工藤君の……
村上君は工藤君が好きなので
私が入る余地はないと言おうとしたら
「それでも、一緒に居たいから来たのだろう」
村上君が工藤君を好きでも好きだから
此処に来たのだと言われた私は
「アドレス……
SNSなどのアドレスだけを聞くだけと
言おうとしたら、
「ソリュート王国では重婚は普通。
裕二の母は君を気に入っている。
婚約者が2人いるが
2人とも進次郎を裕二が好きでも
良いと言ってなっている
君は?」
本当は静玲華と名を変えているけど
私に合して言っていることは工藤君にも言われていて
境成学園高等学校の正門が見える中で
村上君に私だけを見てほしいと言う気持ちは
強いけど此処まで来たのは工藤君を想っている
村上君と離れたくないからで……
「2人も居るんですか?」
婚約者は村上君が工藤君が好きでも
良いと言うのが分からないから尋ねると
「そうだ! 進次郎が好きな裕二を
気に入ったらしい」
カナギアさんは自分も同じという感じで
私に村上君の婚約者の事を言うので
私は立ち止まって……
私を愛してくれない村上君を
婚約者みたいに気に入ることが出来るの?
重婚でも愛してくれないと……
「愛はあるのですか?」
カナギアさんに他の方に心を奪われていて
愛は存在するのかと聞くと
「最初は無いかもな」
無いと言うので其れで……
お父さんが風俗などで御母さん以外の女性の
体を触っているのを御母さんが嘆いていたけど
御母さんもホスト通いで男に貢いでいるけど
其処には愛は無いし家庭が崩壊しないようには
御金はセーブしているけど、私は愛のない男に
寄り添うことは出来ないけど
「今は?」
「同じように愛してくれている」
カナギアさんに聞くと旦那さんは他の方と
同じように今は愛してくれていると言うので
有り得ないと
「ウソでしょ!!」
言うと、
「他の者で試したことを私にしてくれて
新しい性感帯を得てるわ」
他の者で試したことを自分にもしてくれると
自慰しか経験がない私には分からないことを言うので
「そうですか……
頷くしかに私に、
「旦那さまが他の者としているのを
見るのも快感だな。
次は自分の番だと
旦那さまを更に喜ばそうと
自慰をして準備する」
「そうですか……
「私たち旦那さまを愛する者は
女性同士でも愛している。
旦那さまを愛する共通の者として」
更に続く話に私には受け入れないことを
言い出すけど
「同性愛も……
妻同士ですると聞いて百合とか
まぁありかなぁと想像しつつ
「旦那さまから受けた愛を得た
他の者の体の部分を探す目的と
旦那さまに開発されて悔しいとか……
「そうですか……
カナギアさんが旦那さんに愛された所を
他の妻に聞いたりして悔しがるのは
彼氏がいる友達たちと村上君と早くして
彼氏自慢をしたいのに出来ない悔しさと
同じ感じかなと思うけど愛がないと……
「旦那さまが私たちを同じように
愛してくれているから
私たちも答えたいと思って
此の世界に来ている」
「ソリュート王国から?」
カナギアさんが旦那さんが此の世界に来たから
離れたくないから来たことを告げるのに続いて、
「そうだ、裕二と同じように
旦那さまは昔から片思いの方を
追い求めているが、片思いの方と
同等に私たちを愛しているし
片思いの方と結ばれることを願っている」
「それも含めて貴方が愛しているから?」
カナギアさんの旦那さんも村上君と同じように
片思いの人がいるけど同じように愛してくれていると
言うので確認するように聞くと、
「そうだ、同等に扱ってくれれば問題ないから」
「そんな……
一夫多妻のソリュート王国なら其れが普通なのかと
思うけど、やっぱり私には受け入れられない。
「裕二も私たちの旦那と一緒で
君を同等に扱ってくれるよ」
「ウソを……
「婚約者の2人はそう思っているようだ」
「うそを……
カナギアさんは村上君が婚約者が居ても
片思いの人が居ても同等に私を愛してくれると
言うけど、お父さん、お母さんのように
愛は冷めていくもの……
愛のない人と今は体を寄せ合っていて
私が未成年だから家族をしているだけ……
「会って見ると言い。
お見合いなのだから……
「そうね……アドレスは知りたいから」
カナギアさんが愛があるかないか関係なく
村上君に会えば良いだろうと言うので
此処に来たのはメール、SNSのアドレスは
知りたいから裕二と会うことを言うと、
「私は此処までだ」
カナギアさんは正門で待っている
セント・ギアに引き継がせて此処から去って行った。
「こんにちは、ムラちゃんです」
「初めまして……
セント・ギアは人の顔と同じように
口を開いて私に挨拶するので返すと
オープンキャンパスで会ってるのにと
セント・ギアは不満顔でいると
「オープン……まぁいっか。
もうすぐで入学式のイベントが終わるから
食堂に行きましょう」
オープンキャンパスの時は話したことが無いから
仕方がないと思ったのか気持ちを入れ替えて
食堂に私を連れて行くと言うので
「そこで……
「お見合い会場です」
私は村上君と久しぶりに会えるので
嬉しさを噛みしめてセント・ギアと共に
お見合い会場の食堂へと向かった。




