15 顔合わせ……キャラクター紹介と設定
9 暇だと雑談だな……キャラクター設定と紹介
からの続き。
つかさ達がソラスの世界に来る前の
1年前に秋人がミューブル王国に降臨して
ミューブル王国の腐敗を一掃している間に
魔族の大陸のファイヤー王国の海沿いの村が
魔族対人族のゲームに指定された。
人族側は29か国が勇者召喚を済ませたので
勇者を送り込んだ。
人族側の勇者は全87人、各国は勇者隊を結成して
勇者隊の為に5、6人を騎士団から選んでから
魔族の大陸から近いリオーダン王国に集結して
船でゲーム地へと向かった。
魔族からファイヤー王国の王都の迎賓館で
晩餐会を開くことを告げられて勇者たちと
各勇者隊から団長のみが参加した。
「戦いの前だが、敵味方関係なく
親睦を深めよう!!」
魔王軍第4騎士団の団長であり全軍の総騎士団長を
務めるファイヤー王国出身のホワイトダーゴが
人族と共に此処にいないといけないのかと思いながら
告げると同じ気持ちのファイヤー王国の貴族たちも
嫌々ながら
「「「「 乾杯!! 」」」」
告げる中で、
「余裕だな……
人族最強の騎士であるロックティラが
ジン、ウオッカ、ワイン、ジュースなどから
選べる中でワインが注がれたグラスを持ちながら
呟くと、
「舐められていますね」
ベルローズ王国の勇者癒し騎士団の団長で
魔族の男性から熱い眼差しを受ける女性であり
魔族の女性からもスタイルが良く人族なのが
勿体ないと見られている女性である
パメラと名を偽っているローズマリーが
ロックティラに言っている間に、
「魔王陛下! ご入場!!」
案内役のボーイが晩餐会会場に響くように
声を出すと吹き抜けの階段を上がった先の
扉が開くので貴族たちは雑談を止めて注目すると
魔王は魔王の息子の第4王子、第9王子、
魔族の商業ギルドマスターを務める
アラウェル・フランク(ソラスが貿易をスムーズに
行うために扮している)が共に姿を現した。
魔王はアラウェルの手を軽く手で握りながら
一緒に階段を降りながら勇者が集まっている中にいる
光悦を見つけて
「貴様が総司令官か?」
ゲームでの人族側の総司令官と
魔王が告げるので、
勇者の女性陣は魔族から支給された
ドレスを着ているが男性陣はチュニックにパンツに
サンダルと靴以外は何時もの格好である中で
魔族側が用意したソリュート王国の正装の
ロングワンピースの中に襟付きのシャツと
パンツを穿いて足元はストラップ付のサンダルを
履いていて耳からイヤリングを下げている光悦が
「あぁ、そうだ、酒樽!!」
魔王に対して魔王の転生後の愛称を言うと、
「父に向かって!!」
魔王に比べて頭の両脇の角が小さい第4王子が
光悦に向けて威圧を含めて光悦の発言に対して
抗議すると、
「よい!」
魔王は気にしないと告げた後に
「天の勇者が死ねば脅威が減るな」
「そうだな、一緒に飲もうか?」
「良いだろう……
隕石落としを使う光悦が今回のゲームで
亡くなれば魔族にとって脅威が減るので
喜ばしいと言うと光悦も賛同した後に
色々と話そうかと光悦が魔王に聞くと
魔王が賛同するので
「ナルエ! お父さんが好きな物を
選んで持って来てくれ!!」
光悦はイケメンのビルッド王国の勇者の
神戸明希人の横に居るナルエに告げると
ナルエはテーブルの上に並んでいるトレーから
ナルエの父が好きな鶏のから揚げや刺身などを
皿に乗せて魔王の所に向かった。
「お父さんって?」
明希人が横に居る工藤進次郎に
光悦の発言について聞くので
「さぁ? 分からないけど……
意味不明と言うが
「魔王の横に居る女性がナルエと似ていないか?」
商業ギルドマスターとナルエが似ていると
進次郎は思ったことを告げると、
「異世界を含めれば……
大二が似たような人物はいるからと告げるが
魔王がナルエからフォークを使って刺身などを
口に入れて貰っている光景に
「家族みたいだけど……
進次郎は魔王、商業ギルドマスター、
ナルエの関係を述べると、
「聖女が魔族と家族はないやろ」
勇太が髪を後ろで縛ってテールにしている
先を触りながら進次郎の述べたことに対して
否定すると、
「勇太の言う通りだが、あの女性は……
司祭服を身に纏ったウインライム法皇国の
エンリーが商業ギルドマスターがナルエにも
似ていて神ソラスにも似ているなと感じながら
有り得ないと首を振って勇太の言葉に
賛同していると、
「光悦だけが……
赤井圭一が光悦のみが立派な服を着ていて
不公平だと告げるので
「総司令官だから……
進次郎が答える間に
楽器隊が演奏を始めるので魔王は
聖女のナルエと晩餐会の会場の中央に立つと
魔王はナルエをリードしながら踊りを披露した。
魔王はナルエから他の貴族と踊りだすので
「お父さんと踊って?」
商業ギルドマスターでもあるソラスが
ナルエに聞くと、
「元の世界に戻ったらダンスをしたいと
思ったわ」
笑顔でナルエの父と踊りたいと言うので
「足を踏まないようにしないとな」
光悦が何度も魔王の足をナルエが踏んでいたので
練習しないといけないよと注意すると
「踊って来なさいよ! 駄目ダシするから!!」
ナルエは光悦が此れから誰かと踊るのを見た後に
光悦の踊りの採点をするからと言い出すので
「誰と……
光悦は採点されるにしても魔族側で踊ってくれる
人いないよなぁとナルエに聞くと、
「私と……
光悦と踊るとソラスが言い出すので
「旦那さんに悪いけど……
「夫も違う方と踊っているから」
光悦は魔王の妻と踊るのは
遠慮したいと言うが
魔王がソラス以外の女性と踊っているから
大丈夫とソラスが言うので、
魔王が踊りを終えてナルエの方に向かうのと
交差して光悦はソラスと共に晩餐会の会場の
真ん中に来ると体を密着させて
音楽と共に踊る姿に貴族、第4王子、
第9王子、光悦の踊りを初めて見る勇者たちは
光悦が魔王より上の存在に見えた。
「さすがや、明美の眷属……
勇太は光悦が記憶が戻っていることを
知っているし明美の眷属と言うのも知っているので
音楽が流れる中で光悦に誰もが見惚れていることに
納得しながら呟いた後に
勇太の護衛で来ている神秘的な顔たちのアドラーに
「恭子と踊りたかった……
此処で恋人と踊りたかったと告げると、
「喧嘩しているのに……
「挨拶や!!」
アドラーは恭子の顔を見れば
何時も喧嘩しているだろうと勇太に言うと、
勇太は挨拶代わりで言っているだけと
トングを使ってコロッケを掴んで皿に移しながら
笑いながら言っている間に光悦が踊りを終えると
貴族の女性たちが光悦に一緒に踊ってくださいと
言い出すので光悦は笑顔で承諾していた。
「前も見たが、光悦は人と違うのか?」
「貴方より弱いので人でしょう」
ロックティラはカーディオン王国でも同じ光景が
あったので光悦の何に惹かれるのかと
疑問に思いながら呟くと、
ローズマリーがロックティラよりレベルが低いので
踊りが素晴らしかっただけと言うので、
「そうなのか?」
勇者の女性陣も貴族の女性たちのような
行動を起こしていないのを見渡して
平民の勇者たちなら社交界での踊りを
習っていないし踊りの良さなども経験がないから
分からないのは分かるがローズマリーは
男爵の爵位を持つ貴族なのでローズマリーが
言うのならとロックティラが聞くと
「そうです」
ローズマリーはハッキリと答えた。
そして、ミュー・クラッホーン魔導国の勇者で
舞姫の横山ありすが最後に1人で舞を披露する中で
「ベイベラが気に入るわけだ」
「ベイベラ?」
舞姫の舞に魔王が見惚れながら
第4王子の母親の祖母の名を言うので
魔王が座っている椅子の隣の椅子に座っている
光悦が尋ねると、
「フェイスの祖母が踊りに光る物があるとな」
「惹きつけるものはあるな」
魔王がアフロディーテの分身のベイベラから
聞いたことを言うと、光悦はボーイと化した
第4王子からエールが入ったジョッキを受け取って
舞姫の踊りについて光悦が魅力を言っている間に
舞は終了して、魔族、人族関係なく称賛の拍手が
巻き起こった。
晩餐会も終わりを告げて勇者たちは王都外に
テントを張って待機している勇者隊に戻って
行ったが光悦は仁美にナルエと散歩に行くと告げて
迎賓館に戻って迎賓館の一室で魔王と対面していた。
「父上、なぜ此奴と」
第4王子がソファーに座っている光悦と
密会をするのかと魔王に問いただすと、
「此方側の人間で……
魔王が魔王の隣に座っているソラスの方に
体を少し捻って右手で光悦が神側の人間と
伝えると
「其方の聖女は……
第9王子が魔王の右側に座っている
ナルエを見ながら魔王に聞くと、
「私の来世の者とゾウラストの娘のナルエだ!」
魔王がナルエの素性を言うので
「お兄さま、初めまして」
ナルエが光悦の後ろで立っている第4王子、
第9王子に挨拶をすると、
「ゾウラスト、いえ、ソラスさまと
似ていると思いましたが……
第4王子が大二と同じような感じで
似ているとは思ったが似た人は要るだろうと
いう感じに対して
「ソラスさまと似ているので
聖女が次期ウインライム法皇国の法皇に
任命された理由が分かりましたよ」
第4王子よりも角は短いが賢く冷静に満ちた
顔たちの第9王子がナルエを一目見て
直ぐに分かったことを言うので
「皇太子がしつこいから
次期法皇にすれば手が出ないと思ってね」
第4王子がムッとしているのを第9王子がフッと
笑ってから考察の続きを言い出そうとするのを
ソラスが代わって述べると
「あいつは今回のゲームの総司令官を
嘘の神の神託で何時もナルエの傍にいる
俺が邪魔だから任命した」
光悦が次期法皇のナルエを妻にしたい
皇太子が光悦を排除するために
今回のゲームで仕組んだことを言うと、
「ソラスさまは何故……
「勝つから」
魔族に対して人族は弱く今回の場所では
光悦の隕石落としは山などがないので
使用すれば人族側にも損害が出ることが
分かっているので使えない。
勇者は生贄を使って召喚されるので
貴重な勇者を失うのは損失であるので
総司令官などに普通は任命しないのだが
嘘の神託のことを神託が受けられるエンリー達に
ソラスは言わなかったので其のまま光悦が
総司令官になったが今回の魔族対人族のゲームで
魔族は強いので光悦の死は確実なので
第9王子がソラスに聞くと即答で答えるので
「レベル25だろ」
第4王子が光悦を見て言うので
光悦は皮袋から鞘に入ったパルヴァラ・ソードを
出して魔王に鞘からパルヴァラ・ソードを抜いて
魔王に渡すと、
「重いな、遠距離から命を……
「あぁ、だが俺のレベルより上の奴には
効かないから心臓を狙って
殺すことは出来ない」
魔王はパルヴァラ・ソードの各部を見ながら
光悦に聞くとパルヴァラ・ソードの弱点を言うので、
「我々の今回の総司令官は此の国の王であり
レベルは50だぞ!!」
第4王子が今回のゲームではファイヤー王国の
王が総司令官でレベルは光悦の倍以上なので
遠くから狙っても無理だと言うと魔王は笑い出すので
「父上?」
第9王子は魔王が急に笑い出したので尋ねると、
「天の勇者のレベルは500だったか?」
ソラスに確認するように魔王が聞くので
第4王子、第9王子が嘘だろうと言う感じで
光悦を見ていると、
「お父さまも?」
ナルエが遠距離から魔王を倒せるねと
光悦に聞くので
「邪道だから使わないよ」
パルヴァラ・ソードは魔物討伐で素材を
高く買ってもらう為に制作された剣であり
魔王、ソラスからの秘密裏に魔王に敵対する者を
倒すために仕方なく今は使っているだけで
魔王と戦うなら違う剣で戦うと光悦が告げると、
「レベル500って……
「レベルダウンのアイテム使ってるから
レベル25……
「此の剣はレベル25での性能か?」
第9王子が魔王よりも光悦の方がレベルが
高いので直ぐに魔王を倒すことが出来るが
今のゲーム形式では人族がゲーム以外で
魔王を倒すことが出来ないので
安堵しながら言うのを聞いていた
光悦が此の世界ではアイテムを使っているので
今はレベル25だと告げると、
パルヴァラ・ソードは何方のレベルでの
性能かと光悦に第4王子が聞くので、
「レベル500だ!」
答えた後に
「今回は敵の総司令官を倒せばいいのか?」
第4王子と第9王子の為に魔王からの
依頼で動いている案件のようにするのかと
魔王に尋ねると、
「そうだ! 我が愛しの娘の瑠衣とキューイルを
勝った褒美に欲しいと言うからな」
光悦にファイヤー王国の王を倒すことは
光悦に依頼している案件と同じであるが
ゲームに勝った後のファイヤー王国の王が望む
褒美の件の方が魔王にとって許しがたいことが
ファイヤー王国の王を殺す本当の理由かと
光悦は思いながらナルエをチラッと見てから
紅茶を少し飲んでから
「ナルエを見たら欲しがるな」
神であり此の世界を創造したソラスの娘たちを
ファイヤー王国の王は息子たちの嫁にと
言い出すだけでなくナルエを見ればソラスに
似ているのでナルエも嫁にと言い出すだろうと
光悦が断言すると、
「そうだ! だから人族が
勝ってもらわなければならない」
魔王もファイヤー王国の王がナルエを見れば
間違いなく勝った褒美に要求するので
魔王は光悦にファイヤー王国の王を倒してほしいと
強く言うと、
「戦力が……
「人族は200人くらいで、こちらはアンデット、
ファイヤー王国の騎士団も出すと言っていますから……
第4王子が人族側の兵の数が少ないので
魔族に勝つことは無理だと言い出そうとすると
第9王子が人族側、魔族側の戦力差を
第4王子に代わって述べるのを聞いて
「勝てるの?」
ナルエが光悦に尋ねると、
「頃合いを見て、此の剣で王を殺す」
パルヴァラ・ソードを使うと光悦が言うので
「使わないのでは……
魔王には使わないと聞いた第9王子が
魔王ではないがファイヤー王国の王なので
同様に使わないで正々堂々と
戦わないのかと光悦に聞くと
「依頼だからな」
魔王からの依頼だから使うと光悦が
戸惑いもなく告げると、
「毒を扱う者も来ているから……
ソラスがローズマリーの勇者隊の勇者は
3人で強力な毒を作れるので
水瓶などに盛れば良いから光悦が
動かなくても良いのではと言うと、
「女に溺れて3人の意思が1つにならないから
無理だ! それに、ローズの父親も毒を使って
国を取られないように女と抱かせて
腑抜けにしてるからな」
ベルローズ王国の勇者癒し騎士団の勇者は
3人で毒のポーションを精製する。
毒を作れるようになった3人は王に国を寄越せと
言ったが王が女を満足させれない者に国を渡せんと
上手く行って3人は女を抱いて行く間に
国よりも女遊びに夢中になった。
ソラスも知っていることを言うなと言う感じで
魔王たちに光悦が説明をすると、
「私も初めて会った時に付き合わないかと
言われて断ったら毒を盛ると……
リオーダン王国の港町で勇者隊が集合した時に
ベルローズ王国の勇者3人から女性たちに
行為しないかと言われた時のことをナルエが
不機嫌な顔で話すと、
「何だと!!」
魔王がテーブルの上板を叩いたので
お菓子が入った籠やカップなどが宙に浮くので
光悦はカップや籠を素早くトレーを腰にある
皮袋から出して床に落ちる前にカップなどをトレーで
キャッチして第4王子に渡した後に割れたテーブルを見ながら
「大丈夫ですよ! ローズの侍女のキアリーが
村娘などを宛がって忘れてますよ」
勇者癒し騎士団の副団長が動いて
ナルエたちの貞操を守ったことを告げると、
「抱ければいいのか?」
ナルエ以外でも女なら良いのかと
魔王が光悦が割れたテーブルを皮袋に入れて
新しいテーブルを出すのを見ながら
光悦に聞くと、
「だけど、御金で……
風俗などの女性に御金を渡して快楽を得る行為に
難色を示す顔でナルエが呟くので
「仕方がないさ! 俺が殺すわけにはいかないし
奴隷系の魔法は魔族しかいない。
毒を盛られるリスクを考えると……
現状では奴隷魔法を使える竜巳がいないし
明美は神界で此方を見ているだけで光悦が
被害に会わなければ干渉する気は無いし
秋人たちがミューブル王国に来ているが
今はミューブル王国で自分たちの立ち位置を
確立するために動いているので
秋人の妻の1人のセーイラの奴隷魔法が
使えない。それを考えれば今の所は
お金を女に渡して3人に抱かせるしかないと
光悦はソファーに座り直して好きな女以外を
抱くなんて考えられないという感じで言うと、
「天の勇者の言う通りだな。ソラスさまから
聞いたので王都の娼館を紹介した」
第9王子がファイヤー王国の王都の門兵に
上記の件で勇者癒し騎士団の副団長から
聞かれたら紹介するようにと
命令をしていたことを言うので
「今頃はニャンニャンかな。俺もナルエと……
「嫌よ! 友達で!!」
光悦はナルエ以外は興味が無いと
ソラスの世界に来てからナルエ、仁美が
明美の事は忘れていると思って言うと、
つかさ命のナルエは光悦の行為しませんかと
聞かれても嫌なので答えた内容に
「それで良いよ!」
光悦が受け入れて喜ぶので
「折れるのか? 光悦なら良いと思うが?」
「ゆっくり攻めるさ」
神界で光悦が冒険者をしていること、
圧倒的な力に加えて王としての気品も
持ち合わせているので転生後でもナルエの
婿は光悦かと魔王が思っていると光悦は友達で
満足と言うので魔王はナルエの恋人になるのは
諦めるのかと光悦に聞くと、
時間はあるのでゆっくりと
ナルエを攻略と言うのを聞いて
この話題が続くと思ったナルエが
「ねぇ、お父さん、瑠衣とキューイルって?」
魔王に名前が上がった2人について尋ねると、
魔王は瑠衣ことサラウェル・フラングがソラスと
魔王の前世の娘の生まれ変わりで正式には
赤の他人だが魔王が大事にしている娘であるので
魔王の息子、娘たちは王宮に親と共に訪問した時に
会って良好な関係を築いている。
キューイルは第4王女であり第4王子と
第9王子と次期魔王を争う人物である。
キューイルは人族と魔王との間に生まれた
女性であるのでキューイルを次期魔王に
したくない者が暗殺などを行った。
キューイルは12歳で魔族の120歳に相当する
成長を見せているので其の成長した姿が
ソラス似だったので感が良い者は瑠衣と同じく
神の子だと気が付いた。
だが、キューイルを嫌う者からの迫害を
心配した魔王は人族の大陸のミューブル王国の
港町は魔族がゲームで勝ち得た場所なので
キューイルを其処の町長として住まわしている。
魔王がナルエに説明を終えると
第4王子、第9王子が
「父が許せば、第4王女として……
「兄上と同じく、サラウェルは側室で……
瑠衣とキューイルを娶れば魔族の大陸、
人族の大陸、獣族の大陸の統一に向けて
神の名を使えるので欲しいと言うので
「2人とも御父さんと結婚したいって……
ソラスがキューイルたちの結婚願望を言うと
「強い男が好きか?」
「そうね、魔族で夫以外で強いのは
キューイルだから」
魔王が結婚したい相手が自分なのは
嬉しくもあり困ったことであるので
魔王以外でならと聞くと魔族の大陸で
キューイル以上の強い男は魔王なので
ソラスが告げると、
「光悦なら振り向くのでは?」
魔王より強いとなると目の前の
光悦しかいないので光悦の名を
魔王が告げるとキューイルの相手は竜巳で、
瑠衣の相手は美里であるがソラスは
つかさか竜巳に瑠衣が嫁いでほしいと
思っているが今日の晩餐会での
女性の勇者たちの反応で無理かなぁと
思いつつ
「ナルエも御父さんよね」
ナルエの好きな人を告げると、
「今の私の御父さんは豚みたいだけど
私を大事にしてるし背中みてると
安心するし、私の居場所は
お父さんだなって……
つかさに片思い中のナルエが
つかさの写真を見る前の好きな相手として
話をしていると瑠衣、キューイル、ナルエの
3人が御父さん子でありソラスが魔王の
前世、来世でも好きで結婚しているのが
影響しているのかなと思いながら
「ナルエ、キューイル、瑠衣の為にも
勝たせてもらう」
「頼むぞ! 魔族の大陸の為に!!」
魔族対人族のゲームで
人族が勝つと光悦が宣言すると
魔王は宣言通りに勝てと光悦に声援を贈り
密会は終了した。
第4王子、第9王子は今回のゲームと
言う形で魔族の大陸の平和を維持するために
謀反を起こす者を人族の光悦に頼らなければ
ならないことに自分たちの力の無さを思い知った。
更に、謀反を起こす可能性がある貴族や商人、
兵などの事故死も光悦が絡んでいることで
魔王が自分たちでなく光悦に頼っていることに
怒りを覚えていた。
だが、力の差は歴然でキューイル、瑠衣が
魔王以外で結婚するなら光悦の可能性が高いと
感じていた。
また、キューイルは魔王にはなる気は無いが
キューイルの代わりに自分たちがソラスの息子なら
ソラスの子として世界統一が簡単にできるのにと
思いながらゲーム終了までの間はナルエと共に
過ごすことを決めた。
次の日になり
今日は魔王と共に王都見物である。
ダーク・リザートマンが治める国なので
行き交いする人はダーク・リザートマンが多い。
「皆、こればいいのに……
魔王の横に並んで歩いている
光悦が言うと、
「敵と歩きたくないって……
「ワイはいるねん」
勇者たちが魔王と一緒の王都見物に参加しなかった
理由を仁美が言うと、勇太が自分はいると発言するので
「魔王や王子がいなければ今頃は……
勇太の護衛で此の世界に来たアドラーが
魔王たちがいるから襲われもせずに
人族が魔族の国を歩けていると告げると、
「人族側に神様関係者が多いとは……
第9王子ことエルタンスが光悦以外にも
ソラスから勇太、アドラーも神様側と聞いて
嘆きながら言うので
「レベル15って嘘なの?」
勇太がスカージット王国に召喚されてから
鍛錬などでレベルは上がったが15で止まった。
光悦たち剣士たちがレベル15を超えているので
スカージット王国の王たちはロックティラを超えると
期待していたので落胆した。
だが、光悦の本当のレベルが500と聞いている
ナルエが本当のレベルを勇太に聞くと、
勇太は右手首に着けている赤とピンクの紐を使って
編んだミサンガを見せながら
「ワイのレベルは85や。
レベル15から上がらへんように
なってるねん」
勇太が答えると、第4王子こと
ファインダーロペスが自分よりレベルが
高い奴が3人も居るんだと嘆いていると
「なんで、上がらないように?」
エルナンスが勇太に聞くと
「秘密や!」
頬を染めて勇太が内緒と言うので
「毛嫌いしてる割には……
レベル15でレベル85の力を使えれば
勇太が自分のレベルより高い敵と遭遇しても
対処できると思って恭子がミサンガに
細工をしているので
勇太はレベル15から上がらない。
勇太はソラスの世界に召喚される時に光悦同様に
レベルダウンのアイテムを使用していたが
今はレベル15になっているので外している。
恭子が許嫁の勇太に上記のことが
出来なければ許嫁を解消することを
言っているので勇太は恭子を好きなために
頑張っている。
恭子は勇太を岩崎グループを
引っ張れる男かと最後の見き分けをしているが
出来なくても恭子は勇太と結婚する気である。
アドラーは勇太の護衛の為に恭子に
雇われて来ているので上記のことも
聞いているから会えば喧嘩している恭子と
勇太が実は好き同士であるのでイチャイチャを
見せられているだけと呆れながら言うと、
「なるほどね……
光悦は小学校2年生から勇太とは
会っていないが勇太と恭子の
好きだけど喧嘩してしまう関係が
続いているんだなと納得しながら呟くと、
「レベル話も良いが……
魔王が王都の商業エリアにある
3階建てのブティックの前に来たので
光悦たちに会話を一時中断してほしいと
言い出してから
「春奈、ナルエたちに……
「ゲームが終わるまでには話をつけるわ」
ソラスにナルエたちの下着や服の買い物に
予定通りに付き添ってほしいと言うと、
ナルエたちを採寸してから服などを制作する為に
時間は掛かるが今回は無理を言って魔族対人族の
ゲーム終了までには間に合わせると
ソラスが魔王に言い終えてから
ナルエ、仁美と共にブティックに入って行った。
残った光悦たちは男性のダーク・リザートマン用の
下着などを売っている御店に向かおうとすると、
「魔王陛下! 人族と?」
王都内を巡回している兵隊の
隊長が地面に跪いて魔王に聞くので
「ゲームで死ぬから、最後に
思い出作りをな」
「そうでしたか、ですが、
弱い人族と歩くのは……
光悦たちが今回の魔族対人族のゲームで
死ぬので其の前に死ぬ前の思い出作りと
魔王が隊長に言うが、人族と仲良く歩くのは
政に支障が出ると隊長が言うので、
「お前の名は?」
「私、カール・ギ・パンサーです。
魔王陛下」
「で、歩いてはいけないのか?」
「魔王陛下とあろうものが
弱い動物と……
魔王が隊長の名を聞くと答えるので
人族と一緒に歩くことに問題があるのかと
再度問うと、隊長は弱い者と一緒では
魔王の威厳が無くなると告げるので、
「強ければいいのか?」
「は? そうですが?」
強者なら問題は無いのだなと魔王が隊長に聞くと
隊長は言った言葉が分からずに返事をすると、
「勇太と言ったな、レベル15だそうだ。
……簡単に勝てるな?」
勇太の腕を見たい魔王が勇太に此処で
隊長と戦えと言うので、勇太は急に言われて
戸惑っている間に
魔王が隊長に負けないよなと聞くので、
「弱い動物と……
隊長は尻尾を地面に叩きながら
笑い出しながら
「数秒で殺せます!!!」
言い出すので
「そうか、勝てば、侯爵のギルを
与えよう」
隊長が勇太に勝てば隊長に侯爵の爵位を
魔王が与えると言うのを聞いていた魔王たちを
取り囲んで見ている王都の都民たちは
隊長が勇太に圧勝して魔王から簡単に
王族以外での最高の爵位が
得られることに嫉妬している中で
勇太と隊長の1対1の戦いが行われて
「ヘリックス・ショット!!」
勇太は武器を持たずに隊長の
攻撃をかわして行く中で隊長の隙をついて
風魔法で螺旋状に進む風の束を勇太が放つと
隊長の胸を貫通して勝利を納めた。
「レベル50は超えてるな」
光悦がレベル15でもレベル50並みの
力が出ていると勇太を褒めると
「おおきに」
勇太も光悦に笑みを見せて返事をしていると、
「蘇生の薬を……
隊長が亡くなったので魔族の大陸だけに出回っている
蘇生の薬は2分の1の確率で生き返ることが出来るので
魔王が近くにいる者に告げると薬局から持って来た者が
蘇生の液体が入った瓶をファインダーロペスに渡した。
ファインダーロペスは隊長の口を無理やり開けて
薬を飲ませると貫通した胸も塞がり目を覚まして……
「運が良かっただけです」
隊長は勇太が勝ったのはマグレと魔王に告げると
「そうか、ゲームに出るか?」
魔王も運で勇太が勝ったと告げて
隊長に魔族対人族のゲームに参加するかと聞くと
「はい! そこで私の真の力を……
「期待している」
参加すると隊長が言うので、
魔王は隊長にエールを送って
光悦たちと共に近くの男性用の
下着などを売っている御店に入って行った。
隊長は勇太が運ではなく実力で勝ったと
分かっていたのでファイヤー王国の王に
人族で自分よりレベルのある者がいると
報告すると王は魔族と人族のゲームの時に
勇太を除外しないとゲームを行わないと言って
勇太を除外させている。
人族側は勇太のレベルが15で戦力としては
居ても居なくても変わらないので除外を
受け入れている。
メンバー表のメンバーの除外の申し出を
ゲームを管理する魔族の担当がゲームバランスを
考えて申し出を最終的に決める。上記の事で
申し込んだ側が菅理する魔族の担当の許可を得ても
相手側が拒んだ場合は相手側の負けを
菅理する魔族の担当が宣告するので嫌々ながら
メンバー表にサインをしてゲームが行われる。
そして、魔族と人族のゲームが始まり
ダーク・リザートマンの先鋭部隊が空を飛んで
光悦がいる司令塔に向かうのを
「弓、魔法の矢で!!」
進次郎が指示を出すが空を飛ぶ
ダーク・リザートマンたちは矢を掻い潜り、例え矢が
当たっても体の鱗で弾かれるので
恐れずに光悦の元に進んで行く。
「今日で終わってしまう!!」
ロックティラがスケルトン部隊と
交戦しながら空を飛べない人族に
対応策がないので嘆きながら叫ぶと、
「最強が諦めるのですか!!?」
ロックティラと共に戦っているローズマリーが
始まったばかりで諦めると言う言葉を
言うなという感じで
ロックティラに叱咤すると、
「魔法や矢が……
キアリーがロックティラの気持ちが
分かるとスケルトンを剣で粉砕している間に
叫んでいると、
「圧倒的だな、魔王さまの娘を息子に……
ファイヤー王国の王はゲームの為に作られた
砦の指令室の玉座に座ってゲーム後の事を
考えながら
「次期魔王は我が息子……
魔族の大陸は我が支配すると
口角を上げて笑っていた。
「光悦! このままでは!!」
進次郎と共に参謀をしている
リ・フレタ王国のパーセントが
光悦がいる司令室で負け戦と言い出すと、
「奥の手を使う」
「奥の手? 隕石落としか!?」
光悦がフッと笑って告げるので
隕石落としは此処では無理なのは
分かっていて使うのかと進次郎が光悦に
聞くので、
「召喚さ!」
光悦は違う魔法を言うので
「召喚は生贄がいるぞ!!」
進次郎は召喚には生贄がいるので
光悦に此の場で召喚の為の生贄はいないので
無理だと言うと、光悦は皮袋から
スマートフォンを出して
「此奴で呼ぶ」
進次郎、パーセントに言うと、
「スマホで呼べるのか?」
召喚魔法がスマートフォンに
有るわけないだろうと進次郎が
馬鹿な行為は止めてくれと嘆きながら言うのを
無視して光悦は通話を開始して
「ムラサキ、来てくれ! 報酬は何時ものだ!!」
相手に伝えていると進次郎はスマートフォンが
あっても此の世界では通話など出来ないのに
負け戦で頭が可笑しくなったのかと思いながら
光悦を見ていると、
「空が一瞬……
パーセントが指令室から空から来る
ダーク・リザートマンを見ていると
空が光った様子を叫ぶので進次郎も窓から空を
見上げると線が空に描かれると
ダーク・リザートマンたちが墜落していくので
「なんだ?」
「ムラサキ! 今日は防御壁を作って
終わりにする!!」
進次郎は墜落する理由が分からないので呟くが
光悦はセント・ギア【ムラサキ】のスピードに
目が行くのでムラサキに命令をすると、
光悦の命令を実行する為に空中で止まった
ムラサキの姿に驚いているロックティラたちを
ムラサキがチラッと見渡してから
「光ちゃん! 了解!!」
光悦の命令を実行して
光の壁が人族側の砦を守るように
展開して魔族側は予期せぬ事態に
自軍の砦にと戻って行った。
其のまま午後5時を迎えて
1日目のゲームは終わったが
ファイヤー王国の王はメンバー表にはない
ゴーレムの使用は契約違反と抗議したが
召喚されて来た以上は違反ではないと
魔王が言ってファイヤー王国の王の抗議は
却下された。
人族側に降り立ったドラゴンモードの
ムラサキを全員が見ている中で
「俺の召喚獣でムラサキだ!!」
光悦が召喚獣としてムラサキを紹介した。
「何時の間に?」
コンピーコム王国の勇者の五十嵐兎志津が
眉間に皺を寄せて光悦に聞いて来るので
「召喚された時に与えられたものだよ」
「レベルは?」
ムラサキについて光悦が嘘を言っていると、
ムラサキを見に来た魔王と共にいるエルタンスが
光悦に尋ねるので
「レベルは30だよ」
答えると、
「そうですか……
エルタンスは嘘と分かっていても
納得するように言うと、大二たちも
ダーク・リザートマンを一瞬で葬るだけの
レベルが30とは嘘だと思いつつ
夕食の準備に入った。
干し肉、スープを用意して硬めのパンを
用意している傍で
「もつ鍋をしよう」
魔王が言いだすので
エンリーは参加せずに
光悦、仁美、ナルエが参加して
何時の間にか小さくなったムラサキが
卓上コンロや材料を出して
準備にかかりだすのを見ながら
「大きくなったり、小さくなったりするの?」
進次郎が驚いていると、
ムラサキは器用に前足を手のように使って
調理台で材料を切って行く。
フェニックスの鳥ガラを使ってスープを作りながら
「光ちゃん! 味噌? 醤油? どっちにする」
ムラサキ(明美が融合している)が聞くと、
「両方とも」
「了解!!」
光悦は何方も捨てがたいと言うのを
受け入れて大量のかつお節と
昆布を少量を使って
ダシ汁を作りだしている
ムラサキが
「最後は?」
光悦に聞くので
「ご飯がいい!!」
日本人なら御飯でしょうと
光悦が言うので炊飯器をムラサキは出して
御飯を焚く準備に入る。
ナルエ、仁美はムラサキの手伝いに
入ることは足手まといと感じて魔王、ソラスと
話をしていた。
ファインダーロペスは両手に炎を纏いながら
料理が出来るまで光悦と模擬戦をしていた。
だが、光悦はムラサキと会話しながらの
ファインダーロペスとの模擬戦であった。
エルナンスは模擬戦をしている光悦を
ジッと観察をしていた。
圭一や浩二たちは光悦が使用している剣が
自分たちが使っているミスリルの剣では無いので
何処で手に入れたのかとエンリーに聞くが
分からないと答えていた。
ファインダーロペスの攻撃に自分たちが
使用しているミスリルの剣では溶けてしまうと
感じていた為である。
光悦がファインダーロペスとの模擬戦後に
見せた剣はミスリルの剣であった。
ファインダーロペスは光悦が真の力を
勇者たちの前では見せられないので遊び感覚で
模擬戦をしていたが光悦のレベルが25で
レベル50のファインダーロペスと互角だったので
途中からファインダーロペスは真剣に戦ったが
光悦の闘気を得たミスリルの剣を溶かすことも
折ることも出来なかった。
それに光悦の技量がファインダーロペスより
軽く上であることも分かりレベルよりも技量を
上げる為にゲーム終了後まで光悦に師事したいと
光悦に願うと受け入れてくれた。
もつ鍋の準備も終わりテーブルに置いてある
卓上コンロの上にもつ鍋を乗せて
「人族の勝利を願って食べよう!!」
魔王が言うので勇者たちは何故と
思いながら魔王と一緒なら
鍋に有りつけたのにと嫉妬しながら
夕食を食べだした。
締めの雑炊を食べ終わって
「光悦、此方に来ないか?」
魔王が言い出すので
ムラサキが出した冷凍庫から
アイスクリームカップを取り出している
光悦が
「人族の勇者ですが……
苦笑いしながら言うと、
「貴公がこればゴーレムが手に入る」
魔王が理由を言うので
「貴方が死ねば帰るんですが……
光悦は召喚の儀式で来た理由は現魔王の討伐であり
その魔王が討伐されれば帰還することになると言うと、
「50年後だ!」
魔王の寿命は後50年もあると言うが
4年後には光悦が魔王を倒して帰る予定だが
今は勇者たちにもファインダーロペスたちにも
言うわけも行かないので
「寝返りの条件は?」
魔族側に就いた場合を光悦が聞くと、
「聖女と結婚はどうだ!!」
魔王がナルエとの結婚を告げるので
圭一や浩二などがナルエの結婚相手を
魔王が決める権利があるのかと思って
驚いていると、
「自分の力で振り向かせます」
「……無理だろう」
光悦は自分でナルエを落すと言うが
魔王は嫌そうに魔王を見ているナルエを
チラッと見てから血の繋がりは無いとはいえ
自分と結婚では光悦によって自分が死ぬと
ナルエが未亡人になるのは避けたいのと
自分の転生後の父親と結婚は避けたいので
光悦と強制的にナルエを結婚させたいと言うが、
「それでも……
光悦は自分で口説くと言うので、
「忘れてくれ!! さて……
魔王は頑固だなと思いながら
今日の遣り取りは無かったことにして
光悦とナルエの結婚させる別の案を考えるかと
思いながら椅子から立ち上がり
「我たちは村に用意されたコテージで休む。
聖女よ! 好きな男がいるだろうが
諦めた方が良いぞ」
ナルエに向けて父親への恋愛は止めて
自分が決めた男と結婚しなさいという含みを
込めて告げると
ソラスたちと共に村の方に向かった。
ナルエと魔王の遣り取りを聞いていた進次郎は
親子かと思ったが今は圭一の恋人でセイパレール国の
勇者で少し先を読むスキルと風、水、光系のスキルの
魔法を扱える赤毛のセミロングの安室零と共に
ムラサキとじゃれている光悦の所に来て
「光悦君、少し話できる?」
零が光悦に聞くので
「圭一……
光悦はムラサキから少し離れてから
零たちを見ると零の横には進次郎がいるので
何時もいる恋人の圭一じゃないのかと言い出すと
「虫よけよ」
零はボーイッシュな感じの女性であるが
女性らしいしなやかさも兼ねそろえているので
中学校ではモテていた。
零は告白は全て断っていたが
圭一が偽恋人で良いからと言われて
付き合うようになったが圭一としては
此処から攻めて行って本当の恋人にと考えたが
零にとってはソラスの世界に来ても同様に男性から
告白をされない為の壁として圭一を利用していた。
「進次郎は?」
虫よけの圭一じゃなく進次郎が一緒に
来ているので光悦が尋ねると、
「言いふらさないと思ったから」
「俺も光悦に聞きたいことがあったから」
零は光悦と話す内容が他人に知られると
不味いと思った中で進次郎なら聞かれても
他人に言わないと思ったので一緒に来てもらい
進次郎は魔王とナルエ、ナルエと商業ギルドの
マスターとの関係を聞きたいと思って来たと言うので、
「あ、明希人たちが、見てるから……ムラサキ」
離れた光悦の背中に抱き着いて
光悦を仰向けにさせているムラサキに
光悦が言葉を嚙みながら時間停止を命令すると
「もう少し、光ちゃん成分を!!」
ムラサキは光悦から明美成分を補充と
何時もは言っているが今は明美がムラサキと
融合しているので光悦成分と言って補充を
まだしたいと言うので
「村に作ったもう1つのコテージで!!」
光悦は魔王が滞在する村でコテージを
2つ建てたので魔王が居ない方のコテージで
添い寝しようとムラサキに言うと、
「了解、光ちゃんの息子を……
ムラサキが今日も最後まで出来ないから
其処までの事で光悦の体を舐めまわすようなことを
言うので
「ロボットと人でやるの?」
進次郎が引き気味に尋ねると、
「婚約者だから」
ムラサキが光悦を解放したので
光悦はムラサキから離れながら
ムラサキのことを言うのを聞いて
「ナルエは?」
光悦がナルエと付き合うとか言っているのに
ロボットのムラサキのことを婚約者と言うので
零が尋ねると、
「重婚で、此の世界じゃ問題ない」
ナルエとも結婚すると光悦が言うので
「ナルエは光悦を嫌ってるだろ」
進次郎が光悦に現状は無理だろうと告げると
「好きだから……
「振られても頑張ろう!!」
諦めないと光悦が言うので
ムラサキが光悦に何回もナルエに
告白しようと叫ぶと
「で、俺に?」
光悦はフッと笑ってから零に聞くと、
「ここで……
圭一たちが此方を見ているので
別の場所でと零が言い出すので
「よく見て! 動いていない」
進次郎が自分たち以外は
停止しているので注意して見るように
零に言うと、零は周りを見渡して驚いている中で、
「零ちゃん! 前は機体色が赤だったね」
「それじゃ……
ムラサキは零がソラスの世界に来る前に
他の世界に召喚されて新しく生存できる星を巡っての
人工の惑星同士の戦いの最後でムラサキの同型の
セント・ギア【スオウ】が人工の惑星同士の戦いに
終止符を告げたので其の時のことをムラサキに
融合している明美が言うと零は涙を流してながら
「つかさは……
零を助けた後に2つある人工の惑星の片方に
単身で乗り込んで破壊した北条つかさのことを
聞くので、
「来年来るよ! ミューブル王国に」
ムラサキは笑みを見せて零が本当に付き合いたい
相手が来年に此の世界に来ると述べると
「なぜ、分かる?」
進次郎が険しい顔で零が本当に好きな
男性が来ることを考える素振りもなく
ムラサキが言うのは人族の神【ソラス】からの
神託が今おこなわれたとしても早すぎるので
ムラサキに向けて言うと、
「それを含めて……
ムラサキが缶ジュースを進次郎に渡すと
進次郎は缶ジュースを貰うんじゃなくってと
言い出そうとする間に零にも渡すと光悦には
缶コーヒーを渡して自分も光悦と同じのを持つと
「飲みながら……
光悦がソラスのこと自分のことを
進次郎と零に缶コーヒーのコーヒーを
飲みながら語り出した……
「光悦は神の眷属……
「ナルエが此の世界の神の子で
魔王の転生した御父さんの……
「つかさは俺のことを知らされていないが
仲間で、俺と同じ神の眷属だ!」
光悦の語った内容に驚きながら
進次郎が零が呟くので
最後に確認するように光悦が再度いうと、
「つかさの強さが分かったけど
身代わりで来て、数年後には魔王が死んで……
つかさが1人で人工の惑星に突入して
カプセルに入ったイブを奪えた力に納得しながら
ソラスの世界に来る理由で会えるけど
魔王が4年後に光悦によって倒されたら
つかさと別れてしまうので嫌だと言う
悲しい感じで零が光悦に聞くと、
「俺の主の眷属になれば別れることはないよ。
告白すれば……」
光悦が明美の眷属になれば
つかさと別れることは無いし結婚すればと
零に聞くと、
「え、あの、つかさって、モテてたし……
私みたいな男っぽい子は……
零が急にモジモジしながら
前の召喚先でのことを思い出しながら……
つかさはソラスから零の護衛を頼まれていたし
沙良以外は眼中になかったが召喚された女性や
人工の惑星の住民の女性に好かれていた。
つかさは其の中で零とは会議や戦闘訓練以外でも
話をしていたりしていたので他の女性たちが
零に嫉妬した中で整備兵の女性たちが
零の戦闘ロボットの整備を怠り
零は最後の決戦で敵に負けてしまったが
つかさによって救出されて無事に元の世界に
帰還した。帰還後は鳥取以外で親と一緒に
コスプレをしていたのを止めて何時かは会える
つかさを想いながら過ごしていたのに
いざ会えるとなると自分は他の女性に劣るからと
言い出すのでムラサキは光悦たちに写真を見せて
「つかさと添い寝している写真です」
零も女性らしいことしてますと言い出すので、
「嫌ぁあああ!! 見ないでぇぇえええ!!!」
零はムラサキから写真を奪って
つかさの部屋での行いを何時の間にと
叫ぶのを見ながら
「攻めてるね」
「此奴が……
つかさに不安とか言って添い寝してもらったりして
女性らしいことしているなと光悦が微笑んで言うと、
つかさと零が写っている写真をムラサキが
零に奪わられる前にチラッと零の想い人の
つかさを確認してから自分でも分かるくらい
つかさにドキドキしているのを誤魔化すために
零の想い人かと進次郎が呟くと、
「つかさはモテるから重婚も考えてね、2人とも」
ムラサキが零と進次郎に
つかさとの結婚について告げると、
「私だけは無理なの」
「なぜ俺が……
つかさを零だけの物に出来ないのと
困惑しながら零が言ってる隣で
つかさと結婚するのかと
進次郎が赤面しながら嬉しいと言いだす前に
自分は男性だから結婚は無理なのに
何を考えているのかと
困惑しながら言っていると、
「つかさは神界でモテてるから
1人だけ選んだ女性を……
ムラサキが零の言葉に反応して言うのを聞いて
上記の時の嫉妬の嵐を思い出して
「……そうね」
ハーレムを受け入れた方が
長生きできるかと零は独占できないことを
諦めた感じで言うのに続いて
「俺も……
進次郎がムラサキに自分は男性なのに
つかさと結婚するのかと聞くと、
「好きなら同性婚でも良いだろうな。
つかさの写真を見ただけで
メスの顔してるぞ!!」
光悦が零との添い寝の写真に写っている
つかさを見ただけで進次郎が赤面したりして
女性が男性に恋する顔になっていると指摘すると
「俺は本が恋人だぁあああ!!!」
進次郎は男性が好きじゃない
本が、読書が恋人だと絶叫するので
「はい! つかさの特集号だよ!」
太陽界の冒険者ギルドで発行されている
つかさをメインにした雑誌をムラサキが
左前脚の足首のカバーが開いたところから
出して進次郎に見せると、
「本は恋人だから……
言い訳交じりに進次郎はムラサキから
雑誌を受け取って
剣を構える真の漢の姿や
バンドでのエレキギターや
アコースティックギターを弾く姿などの
写真やインタビューが載っている
ページをニヤニヤしながら
進次郎が見ているので
零は同性愛者なんだと進次郎を確定しつつ
つかさの子供は私が生むと心で決心して
進次郎が見ている雑誌を横から眺めていた。
「いろいろな世界に行ってるんだな」
進次郎が読み終わって言うが
「早すぎ……
零はページをめくるのが早いからジックリ
読めないと言うので、
ムラサキがアイテムを収納できる皮袋を
見せながら
「つかさの関連する雑誌など入れてくから
ゆっくり読んでね」
言うと、
「本は恋人だから……
つかさには惚れて無いが雑誌は
俺の恋人と言って先に受け取ろうとすると
「私が……
零が其の皮袋は私のと言い出そうとすると
「零ちゃんの分もあります」
ムラサキが零にも用意していますと言って
皮袋を出すと零は嬉しそうに受け取った。
ムラサキは時間停止を解除して
「それじゃ、俺は散歩に行くと
エンリーに言っといてくれ」
「わかった……
光悦が魔王がいる村に行くと言うので
進次郎はロボットと行為するのと
呆れながら了解して夜が更けていった。
コテージがある村に着くと
ファインダーロペスとエルナンスが
コテージのテラスに居るので
光悦が聞くと魔王とソラスが
行為をするから追い出されたと言うので
光悦は明美としたかったが光悦は仕方なく
もう1つあるコテージに2人を呼んで
ファインダーロペスとエルナンスからの
質問に答えていた。
明美は融合しているムラサキから
解除できずに御茶などを出したりして
朝まで付き合っていた。
魔族対人族のゲーム2日目は
ムラサキが人族側の砦の前で
ドンと居座っているので魔族側は
自軍の砦から人族の砦を見ているだけの時間が
過ぎて行った。
零と進次郎はムラサキから贈られた
神界の雑誌を光悦がいる指令室で読んでいるので
「他所で読めよ!」
パーセントが気になって進次郎たちをチラチラと
見ているので注意すると、
「のぼる達に見せれないから」
「左に同じく」
進次郎が仲間の所では読めないので
此処で読んでいると言うと零も同じと言うので
「ウエイト卿! 此処で見たものは……
パーセントに進次郎たちの読んでいる
神界の雑誌などは見なかったことにと
光悦が頼むと、
「分かりました」
パーセントは気になるが光悦の命令に
従って指令室から魔族側を見つめていた。
そして、魔族対人族のゲームは2日目が終わり
「今日は! 焼肉だ!!」
魔王が光悦に今日の晩御飯を言うので
「此処は人族のエリアだ!」
「いいではないか! 我と友達だろ!!」
魔族側で違う物を食べろと光悦が言うが
魔王は光悦に抱き着いて前世で味わっていた
日本食などを食したいからソラスの友人なら
魔王とも友人なので明美から材料を出させて
光悦の友人である魔王に食わせろと言う発言に
「友達じゃない!!」
昨日のこともあり魔王が人族の方で
今日も食事などをするのかと勇者たちが
思う中での魔王に向けて光悦が否定を言うと、
「仲が良いな! 王都で買い物! 昨日も仲良く食事!!
光悦! 友達じゃなければ此処で撃とう!!」
圭一が光悦と魔王がいる所に来て
此処で魔王討伐を提案すると
「無理ね! 魔王を此処で打てば人族の大陸が
滅びるわ」
ソラスがゲーム以外で主要な人物への攻撃は
人族同士の争いは関係ないが、人族が魔族を襲えば
襲った側の大陸が消滅すると言うのは嘘であるが
浸透しているので言うと、圭一は躊躇したが
「関係ない! 俺たちは帰りたいんだ!!」
此処で魔王を撃つと言うので
「明美! 昨日と一緒で
魔王とは一時休戦と思い込ませろ!!」
「わかったよ!!」
光悦はムラサキに融合している明美に
記憶操作を指示するので明美は勇太、アドラー、
ソラス、進次郎、零、魔王、ファインダーロペス、
エルナンスを除いて魔法を使うと、
「魔王と休戦でも明日もこれば
撃つからな!!」
圭一は魔王がムラサキを見たいから
今日も休戦と言って光悦が受け入れたので
圭一たちは仕方がないと言って食事の支度を
しているテントの方に戻って行った。
そして、魔王との夕食に進次郎、零も参加した。
ついでに、パーセントも参加した。
日本の色々な産地の牛肉を用意して
食べ比べを行った。
食事の片づけを行っているムラサキを見ている
光悦に
「奴隷系を使えるならローズさんの勇者たちを」
零が聞くので、
「浩平たちか? 奴隷にするのは来年だ!」
「そうなの?」
ベルローズ王国の勇者癒し騎士団の勇者は
浩平、やおき、葉真の3人で
3人が組んで毒系のポーションを精製する。
この3人の為に女性を与えて今日も時間に関係なく
行為をしているので此の3人に零たちは貞操の危機を
感じているので圭一たちにしたことをしてほしいと
零は願うが、光悦は来年にミューブル王国に
竜巳が召喚されて来た後だと言うので
零は目の前のムラサキが奴隷魔法が使えるなら
今すぐにという感じで不満そうに言うが、
「そう、来年に此の世界に来る奴がするから
ムラサキはしないのさ」
光悦は零の気持ちは分かるが予定通りに行うことを
変える行為にムラサキを使うことは出来ないと
零に告げると、
「つかさが?」
来年に此の世界に召喚される零の想い人の
つかさか奴隷魔法を使用するのと
光悦に零が聞くので
「違う奴……
光悦が違うと言うと、
「そうなんだ、女?」
「男だよ」
つかさは雑誌を読んだだけでもファンも居て
太陽界では結婚したい男性部門で1位を取る程の
男性なので一緒に来る相手はと零が睨みながら
光悦に聞くので速攻で答えると、
「そう、其れじゃ私は戻るね」
「あぁ……
不安が解消した零は皆がいるテントに戻ると
言うので光悦は手を振って送るが
零たちが見ていた雑誌の中には竜巳が女装した
写真も載っていて
「パレオで誤魔化してるけど……
水着姿の竜巳を光悦は思い浮かべながら
つかさと一緒に竜巳が零たちに会ったら
つかさの恋人と間違えて竜巳と何処までとか
つかさに問い詰める零たちを想像しながら
「今日こそは!!」
片づけが終わったムラサキに行為するぞと言って
村に行くと
「息子たちに見せながらやれよ!!!」
ファインダーロペスたちが
光悦たちが使うコテージのテラスに居るので
明美と遣りたい光悦はソラスたちがいる
コテージに向けて叫んでいた。
魔族対人族のゲームは3日目も膠着状態で
動きもなく終わるころに魔族側から
総司令官同士の一騎打ちを提案されて
光悦は受け入れた。
ロックティラよりも弱い光悦の判断は
軽率と言う意見が出たが
「勝てば文句ないだろう」
光悦は勝つと言って4日目の
魔族対人族のゲームで
両陣営の直線の距離から真ん中に
光悦とファイヤー王国の王は対面して
光悦を見て勝ったと呟いた直後に
光悦に王が拳に魔素を込めて殴りにかかると
ミスリルの剣で光悦は防ぐが王の拳によって
砕かれたので直ぐに後退して皮袋から
統星剣を出して王に対して構えると
「馬鹿め!!!」
王は水魔法で水を鞭に変えて振りかざすと
水の鞭から水の玉が光悦に襲い掛かるが
統星剣で全て粉砕しながら光悦は王に向かい
統星剣を王に振り下ろすと
王は統星剣の腹に左拳で叩いて
光悦が両手で持っている
統星剣を遠くへと吹き飛ばした。
「レベル25でよくやったよ」
王は勝ちを確信して光悦に向けて
叫ぶと、人族側は光悦の死をもって
敗北と誰もが思ったが
「まだまだ!!!」
光悦は諦めずに拳で王に高速で
殴り出すが
「最近、肩が凝ってねぇ……
光悦に背を向けて少し屈んで
光悦の拳を肩に当てながら告げるので
「馬鹿にして!!!」
光悦は叫ぶがレベル25では王にとっては
マッサージ程度に感じるくらいで
「遊びは此処までかな」
王は飽きたと感じて光悦の方に
向き直して光悦の両こぶしを両手で掴んで
「さいならだ!!」
光悦を持ち上げてから両手を離して
光悦が地面に落ちるのを右足で光悦の腹を蹴って
光悦は吹き飛んで行った。
「魔王陛下、私の勝ちです」
王は魔王に向けて勝利宣言をしたが
「お前の負けだ!!」
魔王は王に対して負けを言うので
光悦が地面に落ちて死んだ所を見ると
ロックティラ達も見ると
剣を構えた光悦が立っているので
「馬鹿な!? 内臓が破裂している……
王は有り得ないと驚く中で
光悦が剣を其の場で振ると
王は其の場で崩れ落ちた。
「俺の鎌と交換してほしい」
「明美が駄目って言うやろ」
アドラーは明美作のパルヴァラ・ソードを
自分が使っている鎌と交換と冗談で言うと
勇太が光悦の為に作った剣なので
冗談でも無理だと言いながら
「剣の出どころを聞かれたらどないすんやろ」
光悦が3種類の剣を使ったので
圭一たちへの説明が大変だなぁと
勇太が思っていると、
光悦が崩れ落ちた王の所に来て
レベル25ではなく一瞬でレベル100以上に
上げたのでレベルダウンアイテムは粉々になり
光悦の髪の色は明美の眷属の証の髪に変わっているが
明美によって黒髪と見えるようにしているので
問題は無いがパルヴァラ・ソードで遠距離から
王の心臓のみを破壊したのがバレないように
「ロックティラも出来ない闘気を防御……
攻撃を回避されて驚いて、死んだか?」
ロックティラも体得していない闘気を体に纏う
身体強化によって王の攻撃を回避したことに
驚いたことで王が死んだと光悦が考察を呟くと
魔王が人族の勝利を告げた。
光悦が剣を何本も使用したことに
ロックティラ達が聞いて来るので
光悦は予め隠していたと告げて誤魔化した。
剣を見せろと皆が光悦に言うので
2本のミスリルの剣を見せて
更に誤魔化した。
更に、王の攻撃を回避した身体強化について
光悦にロックティラ達が聞くので光悦は隠さずに
遣り方をロックティラたちに教えた。
人族にとって今回の村は重要ではないが
魔族と人族のゲームに人族が勝ったので、
魔王が村の税金は人族に送ると言うことで話が付いた。
人族の大陸へと向かう船の甲板の手すりに
背中を置きながら
「舞姫の国で人族対獣族か……
光悦が3か月後のゲーム開催地を
独り言のように言っていると、
「貴方が死なないで帰還は
頭を抱えているでしょうね」
ローブを纏った細身の男が光悦に
尋ねてくるので、
「何のことやら」
ウインライム法皇国の皇太子が
嘘の神託で光悦を総司令官にしたことを
勘づいて言う男に知らないなと光悦が
男から目を逸らして言うと、男は光悦の隣に
来ると
「舞姫を、獣族の大陸に売ると言う話があります」
「俺に関係あるの?」
舞姫【横山ありす】をミュー・クラッホーン魔導国が
獣族の大陸の何処かの国に売ることによる
見返りによって何かを得ることで
ミュー・クラッホーン魔導国が
人族の大陸で抜きん出た国になると
ウインライム法皇国に代わって神ソラスと
直に交渉できると目論んでいると男が言うのを
光悦は自分に関係が無いので聞く気がないと告げると、
「勇者【浩二】と恋仲ですので……
「浩二が守れば!」
男はミュー・クラッホーン魔導国に召喚された
勇者の1人と恋仲と言うので光悦は恋仲なら
そいつが守ればと素っ気なく言うと、
「貴方の髪の色は……
ファイヤー王国の王の蹴りが光悦の腹に来る時に
光悦は闘気を発して防御した時にレベル25ではなく
レベルダウンアイテムによって上げれなくなっていたが
一瞬でレベル100以上に上げた影響で
レベルダウンアイテムが壊れてしまい明美の眷属である
髪の色に変わったので明美が瞬時に対応したが
此の男には明美は施さずに黒髪ではない
髪の色を見せたことにより光悦の本当の力の片鱗を
見た男は舞姫を守れるのは浩二ではなく
光悦しかいないので男が頼んで来てることに
「舞姫を守るために国を滅ぼせと?」
万が一の場合について光悦が言うと、
「はい、そうです。アリスは私にとって
娘のような女性ですので」
「結婚相手じゃなく?」
男が舞姫を魔の手から守りたいことについて
光悦に聞かせるので光悦は其処まで想いがあるなら
娘じゃなく愛する女性として
男が娶れば良いのではと問うと、
「30過ぎですよ。私は彼女の舞に
魅了されました。
舞う為に生まれてきた彼女を
獣族の慰み者にさせたくないのです」
年齢的なこともあり結婚相手より
娘として舞姫を守りたいと言う想いに
「分かったが、今回は大丈夫だよ、多分」
光悦は答えるが
「なぜ?」
「さぁ?」
男に向かってミュー・クラッホーン魔導国では
何も起こらないと言うので
男が問いただすと光悦ははぐらかすので
「分かりました。其の時は御願いします」
男は何かを感じて会釈して
光悦から離れて行ったので
「宮廷魔導士のシャドウか……
光悦は男の名を呟いた後に
「食事だな」
船員たちが交代の時間となったので
光悦は食堂室に向かった。
「俺の魅力が効かないとは」
「つかさの嫁だから」
「俺、沙良だけで……
「まだ、来てないのは……
「べルールとかかな」
「ハーレムいやだから」
「人族で1番綺麗なローズマリーと」
「いいよね、あの胸を……
「やらないから!!」
「つかさ好みに!」
「どんな風に?」
「やらないから!!」
「光ちゃんは沙良とは?」
「此奴の前で!!」
「どこまで!!?」
「つかさ! 最後……
「沙良と!! 俺だって添い寝してないのに!!」
「ほんと?」
「私が一番だから」
「キスとかは?」
「聞くな!……
「光ちゃんはナルエとは?」
「つかさの嫁?」
「そう」
「してないけど」
「嫁じゃなく! 友達として光悦の目の前で
キスしたる!!」
「どこに」
「口か?」
「……口は沙良の為に!!」
「頑張れよ!」
「くそ!!」
「光ちゃんたら沙良の股に顔を……
「爆弾を!!」
「光悦! 沙良は俺のものだぁあああ!!!」
「みなさぁん!! 賭けしよう!!」
「引き分けに全額を!!!」
「レベル500で!!」
「3倍で……この時は120だから……
アメリカ後のレベル200で!!!」
「ダメ!! 光ちゃんに全額!!」
「200でやらせろぅぅうううう!!!」
「次回に会いましょう!!!」
「ナルエたちまで光悦に!!!!」




