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2 異世界からの御使い……

 テレビから流れる映像を見ながら

  「AKFか、美里とえらい違いだな」

 枯れたオッサンがインタビューの受け答えをしている

恭子と私を比べて言うので、

 「魔法が使えない女と一緒にするな!」

   「そうだな、だが異世界とのパイプに選ばれたのは……

 世間では恭子は魔法が使えない只のタダの女と

通っているので枯れたオッサンに私は魔法が使える

 人間なので恭子と比べられたくないと言うと、

 岩崎グループの中心のソヌース・エレクトリックを

  経営している恭子の父が異世界に向けて

 電波を発信している中でソリュート王国が電波を

受信して交友が開始されるとソリュート王国から

 ソリュート王国の民を恭子の父がいる世界で

勉強させたいと言われたので恭子の父はアメリカ、日本に

 相談するとアメリカ、日本はソリュート王国の民を

  受け入れることを承諾して恭子の父は

 ソリュート王国との絆を強めて行った。

  15歳になった恭子の為に親が準備していた

 会社の社長に恭子がなるとソリュート王国は

恭子の会社経由でアメリカ、日本と

貿易をすると告げた。

 日本、アメリカはソリュート王国との

技術協力、食糧の輸出入、魔法学の収得などの

条件を出した。

 魔法学については異世界に召喚された者が

対象でありテロを行った場合は其の場で

処刑することが決められている。 

 そのことを枯れたオッサンが言うので、

 「私は社員ですが、瑠衣もね」

   AKFの社員と私が言うと、

 「魔法が使える美里に惹かれたと

   言っていたわね」

  母がソリュート王国と恭子の父との交信は

 私の魔法に惹かれたのがキッカケと言うが

公にもなっていないし嘘であるが、AKF内での

秘密事項として母が言うと、

  「岩崎恭子、社員は知っているのは仕方が無いが

    会社外では魔法は知られていないな」

 私が魔法を使えるのは枯れたオッサンは

知っているから心配して聞いて来るので

 「もちろんよ、お父さんの方こそバレてない?」

   嘘を言うと、母と瑠衣がジッと

  睨んでいるのを避けるために

 枯れたオッサンに聞くと、

 「ゲートの先は専用の部屋だから心配ない」

「たまに何時の間にって部下から言われてません?」

 会社の部長室に直接繋げているのでバレてないと

枯れたオッサンが言うと、母が心配そうに

 枯れたオッサンに聞くので、

 「大丈夫だ! 8時前には出社して鍵をかけて

   ソフト制作していると言ってるかなぁ、ハハハァ……」

 私は完璧だと自慢する枯れたオッサンに、

  「お義父(とう)さま、会社に」

 瑠衣が眼鏡を耳に掛けながら枯れたオッサンに

午前8時を過ぎていて会社に行かずに家に居て

 大丈夫かと尋ねると、

  「まだ、40分だけど……

 テレビの画面に表示されている時計を

確認しながら何時もは私に8時前に会社に

 私の魔法のゲートを使用して会社に行っているが

今日は私が寝坊したので9時前に会社に居れば良いと

 考えて瑠衣に枯れたオッサンが答えると、

 「明美が待ってるから、ゲート無しで行く?」

   「分かったが、入学式は何時から?」

 今から明美が待つ境成(きょうせい)平和公園へ行くのを

優先すると私が枯れたオッサンに告げると、

 私がソラスの世界から帰還してから電車を使用して

会社に通勤していない枯れたオッサンは満員電車に

乗りたくないし、今からでは会社に遅刻なので

ゲートを使って会社に行きたいと私に言うついでに

 入学式の開始の時間を聞いて来るので

 「8時集合の10時開始……

   「そうか、って、2時間も何をするんだ!?」

 「新しく入った子たちにクラス紹介」

   「よかった、寝坊してくれて……

 私が答えると、枯れたオッサンが再度テレビを見た後に

  私が寝坊したことに感謝しながら椅子から立ち上がり

   母が椅子に掛けてある背広を枯れたオッサンに

    背中から着せていると、

 「テロリストに売るか、異世界のロボットを……

   テレビに映っている恭子に向けて嫌そうに言うと

 枯れたオッサンと同じ質問をするマスコミに

  『ドローンと一緒ですわ、軍事用か民生用か……

 恭子が使用者次第ですわと言うと、

 『ですが、テロリストと会って交渉したと!!』

   マスコミの1人が恭子の答弁に対して

  マスコミ、世間が問題にしていることを言い出すと、

    「美里! 会社を辞めないのか?」

 枯れたオッサンがテロリストと関係を持つ

会社に勤める私を心配して言うので、

 「日本政府、アメリカ政府がバックに居るのよ……

   「そ、そうだったな、危険と思ったら学園もな……

 鞄を持った枯れたオッサンに

AKFがソリュート王国の窓口になる際に

日本、アメリカが関わってるのを忘れていると

 枯れたオッサンに私が告げると、

  枯れたオッサンはソリュート王国との

 遣り取りを思い出したが、

  マスコミの暴動、テロリストが学園を占拠する

 可能性を考えて娘の私を心配して注意するのを

私は無視して

 「屋上の上空に……

  ゲートの魔法を詠唱しながら行き先を言うと、

   「ま、まて、親を殺す気か!!?」

 枯れたオッサンは皮靴を履きながら慌てて

私に言うので、

 「冗談よ、いってらっしゃい」

   私は笑いながら行き先を部長室に変更すると、

   「テロリストより娘が怖い……

 第2玄関の扉の前に発生している歪の中に

枯れたオッサンが入りながら私が世界で1番に

 怖い存在と呟きながら部長室に向かった。

 

 「ご飯は? 美里さま」

 母が枯れたオッサンが居なくなったので

私の侍女としての対応になって聞くので、

 「明美が待ってるから」

   「分かりました」

 集合時刻に遅れているので朝ごはんは抜きと

私が言うと、母はテーブルの茶碗などを

 片付けながら

 「テロリスト側がネットで公表したようですね」

 テロリスト側が防御君(ロボット)を購入したと

ネット上で公開したことに対する説明を求める

マスコミに囲まれている恭子の説明を聞いて……

 防御君は戦闘用ではなく人の身を守る為の

ロボットである。

 鉄パイプで人の形に組んだ後に大きな鉄の板を

貼っただけのロボットである。 

 意思疎通はプラカードで行う。

 防御君は1年前のアメリカのマラソン大会で

初めて御披露目された。

 其処で起こったテロ行為を行った者を逮捕、

負傷者を回復させる奇跡を見せて集まった

民衆は驚きの声を上げた。

 アメリカは2年前に日本の要請で飛来した

ソリュート王国のロボットと同じソリュート王国から

AKFに持たされたものであると……

 ソリュート王国とパイプを作ったAKFは

日本、アメリカと会議を開いた後にアメリカで

 防御君の性能テストをすることになり

  その結果、アメリカ軍に配備された。

 ただ、戦闘用では無い防御君は攻撃命令には

従わないのでアメリカ兵の盾として使用される。

 戦車の大砲、核弾頭などから兵を守った後は

汚染された土地を浄化する。

 日本も自衛隊に配備される予定である。

 ただ、2年前に出現したロボットをアメリカは

求めたが、ソリュート王国とパイプを持っている

AKFはソリュート王国と交渉したが無理であったと

アメリカに回答した。AKFと交渉したソリュート王国の

王が日本で生まれて転生したということで何体かは

日本のアメリカの軍事基地に配備されていることが

知れ渡っている。

 防御君はテレビにも出演して鉄の壁といった

外見だが愛くるしく振舞ったりして人気が出てしまい

一般発売を求める声が大きくなり

 6月から1体10万円(税抜き)で

  売られることになっている。

 テロリスト側としてはテロがしにくくなる物が

出回るのは困るので購入したと言って

発売中止に追い込むつもりかと思いながら

  「テロリストで交渉したのって、今は元が付くけど……

 母に元テロリストと交渉したことは

事実だと認める発言を私がすると、

 「はい! 明美さまと戦った後は

   アメリカからの支援の防御君を首都に配備、

    今度の選挙で首相に……

 母が肯定を行った後に語ることは

   2年前の梅雨に入り始めたころの話である。

  私たちがミューブル王国から帰還して、

 北条君が担任の命令で妻にした人たちの家族に

挨拶をしている時期でもあった。

  ある日、地味な背広を着た警視庁長官が

 担任の国語の授業が行われている

私たちのクラスを訪れて、

 「自衛隊の護衛を!!」

   自衛隊が派遣された先は紛争地区であり

 国連平和維持の活動と言っても戦争になる場合がある。

日本政府は与党の1部、野党の派遣反対を押し切って

 自衛隊を派遣させたので1人でも負傷者が出れば

  首相の辞任問題に発展しかねないことなので

   警視庁長官は涙を流しながら土下座をして

    私たちに協力を要請した。

 「何を言っているんだ! 突然!!」

 ナルエの父親で愛称が酒樽の私たちの担任が

土下座して私たちに向けて言っている長官に

激怒して言うと、

 「あなたは知らないだろうが、このクラスの

   者たちは魔法、剣を使える勇者だ!!」

 「漫画やアニメの見過ぎじゃないのか!!?」

   長官が酒樽に言い出したことが意味不明なので

  酒樽は変なのが来たなと言う態度で

 長官にダメな大人の妄想を此処で言うなと告げると、

 「学園があるし、行けないけど」

   明美が自衛隊の護衛に行くには学園があるので

  無理と長官に向けて言うので、

 「あのなぁ、休みにすれば行けることを言うな!!」

 いくら私たちに力があるとはいえ戦争に私たちを

駆り出すことは許可できないので断ろうと酒樽が

考えているのに明美が暇があれば戦争に

 参加するようなことを軽く言うので

  酒樽が明美に苦言を言うと、

 「父よ! 父のブラックホールで

   自衛隊の敵を吸い込めば良いのじゃ!!」

 幼さが残るキューイルが椅子から立ち上がり

私たちの代わりに酒樽が自衛隊の為に働けと言うと

 長官が酒樽の方を見た後に

 「あなたも魔法を!!?」

   床から立ち上がり酒樽の手を掴んで言うので

 「わたしはタダの人です! 魔法なんて!!」

   酒樽はキューイルの言ったことは嘘ですと

    告げると、

 「元魔王! 転生しても魔法が使える凄い男!!」

 ここぞと言うばかりに北条君が酒樽の前世の事を

告げながら酒樽をヨイショすると、

  「転生ですか、ぜひ御協力を!!」

 北条君の告げたことを聞いて迷わず酒樽に

 自衛隊の護衛を長官が頼むと、

    「つかさ! 天使化して護衛しろ!!」

 酒樽は先ほど考えていたことを破棄するように

自分の代わりに北条君が天使化をして

 自衛隊の護衛をするように命令すると

 「おお、天使ですか!!」

   長官は疑いもせずに酒樽の発言に

  歓喜の声を上げるので、

   「義理の息子を戦場に行かせるのかよ!!」

 北条君は義理でも親が率先して子供を戦場に

行かせるのかと酒樽に文句を言うと、

 「お前! 王様だろ! 民の為に!!」

 私、北条君、松本君が召喚されたソラスの世界で

  北条君はミューブル王国の上王様になっているので

   酒樽が民を守るのは王の務めと叫ぶと、

   「此処じゃ、一般人!!」

  反論する北条君の

 「王様ですか! ぜひ! 日本の為に!!」

   言葉をスルーして、世界から孤立しないために

  派遣に踏み切った日本の為にと長官が高らかに叫ぶと、

   「管轄が違う貴方が?」

 松本君の腹違いの姉として此の世界に来ている

酒樽の転生前の魔王の娘のナーナナが長官に聞くと、

  「酒の席でついね……

  申し訳ないように長官が言うが、日本で

 良く言われる横の繋がりが弱い各省庁なのに

長官が何かの会で集まった時に防衛省の方に

私たちの存在を教えたわけだ!

 中等部2年生の生徒には入学式で異世界があるのを

暴露しているので魔法などがあるのは知ってるし

北条君たちが放課後に鍛錬をしてるのも知っている。

 だけど、他の学年、小等部、高等部、大学などの

学生は私たちを見ながら厨二病と言ったりして

笑っていた。

 ただ、異世界には入学当初は私を含めて

行ったことが無かった為に次第に記憶があいまいに

なったころに転校してきたキューイル、ナーナナ、

瑠衣が私たちのクラスに入ったことに抗議した

他のクラスの生徒との遣り取りの中で

キューイルが暴露したことで

異世界が存在することが正式に明らかになった。

  そして、北条君が妻を娶ったことも暴露された。

 その結果、夏休みにミューブル王国に

林間学校で訪れた生徒たちの中から

俺たちも北条君みたいになると

言い出したことに対して

 「人、殺せるか?」

   北条君が告げたことを聞いた

  生徒たちの中から

    「ま、魔物……

 魔物や動物のみを狩るだけと

思っていたと戸惑っている様子を見て

  「俺は人殺しさ! 此処で止めとけ!!」

 俺と同じ殺人者の道に行くことないと

北条君が言うと

  「私は貴方を守るためになるわ」

    北条君の左腕に自分の右腕を絡ませて

   密着している北条君の妻の1人の仁美の

  母親の正美が微笑んで言うと

 「させないよ! 綺麗な体で元の生活に!!」

   人殺しなどさせないと言う北条君に 

   「仁美はよくって! 私は別れるの!!

     貴方を好きになって飛び込んだの!!

      後悔はないわ!! 私も貴方の!!!……

 正美は眉間に皺を寄せて北条君に反論する勢いで

貴方の妻の1人で眷属と言いそうになったので

 「何も言うな! 汚れても俺が守る!!」

  「あなた……

   「つかさ……

 血塗られた世界に連れ込んだ責任は取ると

北条君が言うと、正美、仁美が嬉しそうに

 甘い声で北条君に言うのを聞いた

 「イチャイチャ見せられる俺たちって……

   「でもさぁ、確かに……

 生徒たちからの嫌味などを聞いて

 「自分を守る、味方を守る、国を守る

   心を捨てないことさ!」

  自分は殺人者でも此れだけは

 捨てないでいる言葉を北条君が発すると、 

   「そうね、それを捨てたら本当の……

 正美が続いて言うのを聞いた

北条君が立ち止まって

 正美の顎を右手で軽く上げて

顔を近づけて行くと

 正美は目を閉じて軽くキスをして

2人が見つめあっていると

 「もう、母さん代わって!!」

   北条君と正美の間に仁美が入って

  2人を引き離した直ぐに

 仁美が北条君に寄り添う光景を

  後ろから歩いている私と明美は

   微笑んで見ていた。

 そして、夏休み明けの始業式後の

中等部2年生のみの集会で警視庁から

窓際課の紹介と北条君たちの秘密を

知ることによるトラブルに遭った時の

説明などが行われた。

  女性陣は7月の初めに行われたアメリカでの

 アニメ博覧会後に北条君に求婚したが、

本当に北条君と一緒になりたいのかと

北条君に言われて夏休み明けに

 結論を出すことになったが、北条君側が

つかさファンクラブに入会して上位50人による

トーナメントに参加して優勝した者と北条君が

結婚すると発表して女性陣は全員入会した。

 北条君と結婚している者の順位は除外されての

50位である。

 そして、50位の中から1位になって

つかさと結婚できる大会が2020年に開催される

 予定で大会名は

  「結婚するぞ! トーナメント(仮)」である。

 男性陣は多くの妻を持つ北条君に女性陣が

アタックすることに涙を流していた。

 その警視庁からの漏れた情報により

防衛省は嘘と思いつつ警視庁に

自衛隊の護衛を5月の終わりに依頼した。

 そして、最終的に長官の涙の訴えにより

明美がミューブル王国用に用意していた

セント・ギア【ツインドラゴン・ナイト】が

自衛隊の駐屯地に降り立った。

 6メートルくらいのロボットの姿を確認した

ビュエリー国の首都【トリスモス】の3分の2を

占拠したテロリストが自衛隊の駐屯地に

攻撃を仕掛けてきた。

 それを迎える為に出陣する3機のセント・ギア。

  自衛隊、アメリカ軍は圧倒的な火力で武装した車、

 テロリストを鎮圧したセント・ギアに恐怖した。

  ただ、日本からの要請ということで

 ガトリング・ライフルの弾は睡眠弾を使用している。

  両腕に装備されたドラゴンのヘッドを

モチーフにした盾は腕からアームによって離れて

 武装した車を破壊。

  対戦車ライフルの攻撃からは地表を

滑走しながら回避してテロリストを眠らせている。

  この攻撃を見ていた大統領は多少の首都の民が

 犠牲になるが首都を奪還できると判断して

国連軍、自国軍に命令を下すが、

 『此の世界の神が許しても、

   我が神アキナさまは

    首都に居る民間人を守れと

     言うだろう!!』

  セント・ギアからの声がテレビなどを

通して流れたのと同時に味方である国連軍に

セント・ギアが攻撃を開始した。  

  海上からのミサイル艦からのミサイルは

 防御魔法で粉砕した。

  人間の盾を用意しようとしたテロリスト側も

 呆気に取られていた。

  たった3機のセント・ギアによって

 国連軍は壊滅した。

   テロリスト側もセント・ギアの攻撃が

  来たらどうなるかと恐れて大統領と和解した。

 テロリストは首都を守った英雄と

何故かなってしまい、テロリストの首謀者は

政治に参加して次期大統領候補と言われている。

 「我々は日本の要請で来た、異世界から来たものだ!」

   セント・ギアの融合を解除した

  ヨーロッパ人の顔たちのエンリー・コーレットが

 大統領とテロリストの首謀者との和解の調印式の席で

述べたことにより異世界があることが

 世界中に知れ渡った。

  人の被害は魔法などで回復されたのでないが

 戦闘機、空母、巡洋艦、潜水艦、戦車などの

損害賠償を国連は日本に求めた。

  ライブでは映っていたセント・ギアの戦闘は

 録画、写真などでは消されていたので夢でしょうと

日本政府は逃げの一手を打った。

 また、日本政府は異世界との繋がりはないことも

告げたがエンリーの姿は消されずに残っているので

誰が異世界とパイプがあるのかと警察、自衛隊の

秘密部隊が探索した。

 で、長官と財務省の財務事務次官が

私たちのクラスに訪れて

 日本に請求された賠償を払ってくれと

次官の人が泣きながら土下座して訴えた。

 「エンリーの上司は御前だろ、

   つかさが払うのが筋だ!!」

 それを見ていた酒樽は北条君が

  ミューブル王国の上王なら

 エンリーは配下になるので

配下の起こしたことに対しての責任で

 北条君に御金を出せと言うと、

  「かってに自爆したんだから……

    「見てる方が多いので……

 映像に残されていないセント・ギアの戦闘で

起こったことは自爆か故障かと報道番組で

与党の議員が訴えていることを

北条君が言うと、

 長官は現場で多くの方が見ているので

自爆と押し切るのは無理があると告げるので、

 「お金だけでも出せば、今回は……

   「そうです。ですが、空母の建造費など

     同盟国とはいえ出せませんので、

      明美さま! どうか!!

       魔素を御金に換金できるそうで……

 酒樽よりは痩せている田所君が日本政府に

国連側が御金以外は不毛にすると言うことで

長官と共に次官が此処に来たのかと聞くと

 次官は床に額が着くまでの土下座をして

肯定を言うので

  「出所とか一切聞かないと言うなら……

 日本政府の代わりに御金を出す条件を

明美が次官に告げると、

  「特別会計からと……財務省ので乗り切ります」

    次官は奥の手を使って対処すると

   涙目で明美に上手く誤魔化すと言いながら

  感謝して長官と共に帰って行った。

 そして、国会では日本の主張が通って

全て終わったと首相は告げた。

  

  6月の終わりごろ、

 国道463のコンビニエンス通りと

言われている場所の個人が経営している

 コンビニエンスストア【K・Tショップ】に、

  「クチナ度S」

    新たにバイトに入ったセント・ギアの

   ドラゴンシリーズのイエロードラゴンが

  挨拶をすると、

  「彼女は外に出るには着ぐるみを着ないと

    出られないので、我がコンビニの

     マスコットとして採用した」

 輝太の父の与田時那須(よだときなす)からクチナを

採用した理由を聞いたスタッフたちはアフリカで

展開された戦争に出て来たロボットに

似ているぞと思いつつ

 「チーフの与田輝太(よだてるた)です」

   輝太がクチナに

  右手を出しながら

 挨拶をすると、

 「中学退学、母親は輝太君の

   行いのせいで離婚!

    ジーナスが気分転換に早いけど

     コンビニを任すために

      チーフにした落ちこぼれ!!」

 「君! 息子を!!」

   輝太の父は面接に来たクチナを見て

  どうやって人が入っているのかと考えたが

 他の大手のコンビニエンスストアに

  対抗するにはマスコットキャラクターは

 必要かと採用したのに息子の輝太を

 バカにするのでクチナに注意をしたが

輝太の母とは離婚したが其の輝太の母が

 自分を愛称で呼んでいたのは家族しか

知らないのにクチナが言っていたことは

 聞き逃していた。

  輝太はソラスの世界に召喚されて戻って来ると

 同じ学校の杉原夏美(すぎはらなつみ)は輝太と同じ

異世界病と言われる急に成長する症状に加えて

男を求める女性にと変貌していたので夏美の両親は

輝太に詰め寄って抗議した。

 夏美の夢を奪ってと!!

  そこから輝太、姉の萌絵、輝太の両親への

   嫌がらせが誰からともなく始まった。

 家に帰る途中で暴漢に襲われた萌絵は

通りかかったバンドの方に助けられて事なきを得たが、

輝太の母は輝太と一緒に居る危険を感じて

離婚を決意した。

 暴漢の男は良い女だから刺したいと思ってと

警察に自供しているが輝太には暴漢の男を裏で

動かしていた犯人が分かっていたが

証拠がなかった。

 犯人は夏美の両親である。

  輝太と夏美の両親が最後に会って別れる時に、

 輝太を輝太の両親を此の世から消し去ると

夏美の両親が言っていたからである。

  魔法が無い此の世界で人を操れるのかと

 考えた輝太は入院中の夏美に会いに行って……


 夏美が入院している病院の個室に入って、

  「お前の両親に明美が何か渡したんだろう!!」

 パジャマの上着だけを脱いでタオルで

体を拭いている夏美をチラッと見ながら

 輝太が尋ねると、

 「冥界で呪い専門企業1位の

   アスタロスが社長の

    リベラズアーズが接触して……

 夏美は貴方の為に大きくした胸を

チラッと見て直ぐに窓の外の景色を見ないで

 もっと私の胸を見てと言う感じでタオルを

右手で持ちながら両腕で胸を支えて

 輝太に巨乳を見せるようにしながら

  明美ではなく冥界の人が夏美の両親の

 負の感情を受信して夏美の両親と接触したことを

  告げると、輝太は夏美の方を見ると

 夏美が胸をアピールするように胸を両腕で

押し上げているので、

 輝太は巨乳好きじゃないんだけどなぁと

  クチナの助言で巨乳にした夏美の行動の

責任はクチナのせいと怒りを込めながら

 「誰と……

   夏美に聞くと

   「私と……

 夏美の両親ではなく夏美の負の感情で

夏美とリベラズアーズの社員が出会って

 夏美の両親を夏美が紹介したと

夏美が言うついでに

  「輝太、背中……

 夏美は自分の背中を綺麗にしたいが両腕で胸を

支えている為に自分で背中を綺麗にすることが

出来ないので輝太に自分の代わりに背中を

綺麗にしてほしいと言い出すので

 仕方なく輝太は夏美からタオルを受け取って

台にある水が入った桶にタオルをつけてから

 軽く絞って夏美の背中をタオルで優しく

拭きながら

 「呪いと言ったな、親を殺す気か?」

   姉の萌絵の事件や埼玉県警の窓際課が

  K・Tショップに掛かって来る迷惑電話や

 ネットでの誹謗中傷などを調査しているが

成果は上がってこなかった。此れまでのことが

 夏美の紹介で夏美の両親と接触した

リベラズアーズから得られた呪いの力の行いと

 考えると相当な代償がいると思いたったので

  探りを入れる感じで夏美に

 輝太が聞くと、

 「呪いには人の魂がいるらしいわ」

   「親だろう……

 輝太の身内に起こった出来事は夏美の両親による

呪いであったが其の呪いを起すには夏美の両親の魂が

 必要と笑みを見せて言う夏美に恐怖を感じながら

  クチナから聞いていた話を思い出していた。

 7月の初めに輝太の母が車の暴走による事故で

亡くなるのは夏美の両親による呪いだと確信した。

  人を殺す呪いは輝太の身内に起こした呪い以上の

 魂が必要じゃないのかと考えた輝太は夏美の両親が

呪いを輝太の身内に徐々にレベルを上げて行く過程で

 可笑しくなっていった時にリベラズアーズの社員の

口車に乗った夏美の両親は残りの魂を使用して

 7月の初めに輝太の母が車の暴走による事故で

亡くなる呪いを掛けるために飛び降り自殺を行うのは

 未来で輝太の母が車の暴走で亡くなることは

決まっているのを夏美が利用して夏美の両親を殺すために

リベラズアーズの社員と夏美の両親を接触させたことを

 馬鹿な行為と改めて思って呟くと、

 「輝太と一緒になるには障害になるわ。

   貴方と一緒に居るためにすることよ」

 夏美は輝太との結婚を学歴、就職先などを考えると

反対する両親なら此の世にいなければ良いと言うので、

 「平然と言うなぁ……

   呆れながら輝太が言うと

   「貴族と言うのはね、嫁いだ先に生まれた国が

     攻めてきたら容赦なく

      生まれた国を叩くものよ」

 「貴族じゃないだろう」

 王族、貴族の女性は生まれた国の利益のために

他の国に嫁いだ後に生まれた国と戦争になったら

嫁いだ国の為に動くと言う夏美に

 輝太が今は平民だろうと尋ねると、

   「そうね、だけど、ミューブル王国で

     貴方と過ごして、貴方を入れることが

    出来なかった日々が終わるわ」

 「怖い女」

 夏美はソラスの世界で召喚された

タイザール帝国から輝太と共にミューブル王国に

逃亡して魔王が光悦との一騎打ちで亡くなるまで

過ごしていた中で不満に思っていたことが

 解決する嬉しさを見せるので、

  輝太は夏美の笑みに体に寒気を感じて呟くと、

   「転生エリアで親の要求を聞くことになってるから……

 「明美が関与してるか?」

 夏美は輝太が恐ろしい女と

  自分を思っている程ではないと言う中で

 神界の転生エリアの名が出て来たので

輝太は明美が裏で関与していることが分かったので

 夏美と別れてから明美に詳しく聞こうと

  思っていると、

   「どんなことを言うと思う?……

     輝太、留めて……

 パジャマの上着の袖に手を通しながら

夏美の両親が明美か転生エリアの職員に転生先で

 望むことは何と聞いて来る夏美に、輝太は

自分を殺す者に夏美の両親がなることを望むと

 予想して言おうとすると、夏美がパジャマの前の

ボタンを輝太に留めてと言うので輝太は胸に

 合わせるとパジャマと言うよりワンピースだなぁと

  色が違うパジャマのパンツがイスの座る所に

 置いてあるのを穿かなくても十分だなぁと

  思いながら

  「俺を殺す者だろうな」

    夏美が来ているパジャマのボタンを

   留めながら夏美に言うと、

 夏美は此処が病院じゃなければ良かったのにと

思いながら恥ずかしそうにパジャマのボタンを

 輝太が留めているのを微笑みながら

 「会ったら……

   輝太に夏美の両親が転生した者が

  現れた時は如何するのと聞くと、

   「アーシーにも襲い掛かるなら容赦はしない」

  輝太は夏美の転生前の愛称を言いながら

 夏美の両親の転生した者が自分と一緒にいる

夏美にも襲い掛かる可能性が高いので

 其の時は夏美の両親が転生した者を

転生エリアに送ると力強く輝太が告げると、

 「その時は、よろしく」

   夏美が其の時は私を守ってと言うので

  輝太は頷いた後にタオルをベットテーブルの

 天板に置いていたのを少し水が入った

桶に入れてから夏美の方を見ると目を閉じて

待っているので、検査も一通り終わって

行為依存症から自然に脱する事を待つと言う

診断に今は移っている夏美とキスをしたことを

 今さら調べることは無いと輝太が考えると、

  神界の明美御殿で夏美の転生前の

 アーシーリヴァとファーストキスをしてから

アーシーリヴァが転生した夏美とは

 キスをするのは今回が初めてと気が付いて

  夏美がいるベットに腰かけて

   夏美に輝太がキスをすると夏美が両手を

  輝太の背中に回して巨乳を輝太に

 押し付けて来るので輝太は廊下から

病室に来る気配を感じて

 夏美から口を離して

  「今日は此処まで……

    言うと、夏美は不満な顔をしていたが

   病室の扉の前に人の気配を感じた

  夏美は輝太とキスをするのに

 夢中になっていたので輝太に

  「バレるわけにはいかないから……

    感謝の言葉を言ってから

     自分の指を舐めだしていると

   病室の扉が開いて体格のいい看護婦が

  輝太を発見して

   「あなた! 此処は面会謝絶ですよ!!」

     不用意に異性と会わないように

    面会謝絶をしているのに

  此の病院に入った当初の状態に

 輝太のせいで戻るのは困るので

輝太の右腕を引っ張って病室から

 追い出そうとしている

  体格のいい看護婦に

   「同じクラスで!! プレートなかった……

  輝太がクラスメイトで御見舞いに来たら

 ナースステーションで許可を貰ったし

面会謝絶のプレートが扉になかったからと

 説明をするが

 「いいから出なさい!!」

   体格のいい看護婦は

  ナースステーションに居る看護師が

 面白がって許可を出したのかと考えながら

輝太を病室から追い出すと、

   「で、でも……

 輝太は最後に挨拶だけでもと

  体格のいい看護婦に抵抗したが

 病室の扉を閉められたので

  輝太は夏美から情報は得られたので

   今日は此のまま病院を後にしようと

    考えて病院から出て行った。

 体格のいい看護婦は夏美が居る病室の階から

輝太が去っていくのを見届けてから

 夏美の居る病室に入って

  「何かされましたか?」

    指を舐めている夏美に

   輝太によって何かされたのかを

  聞いて来るので夏美は指を舐めるのを

 止めて

 「体を綺麗にしたので……

   体格のいい看護婦に桶に水を入れて

  タオルを持って来た貴方のおかげで

 体を綺麗に出来たことを言うので、

  輝太の事は気が付いていないのと

 思いながら

   「片づけをしますね」

     夏美に水が少し残っている桶に

    タオルが浸かっているのを見て

   病室からナースステーションに上記の桶を

  戻すと体格のいい看護婦が言うと、

 「ありがとう、私は何時退院ですか?」

   夏美は体格のいい看護婦が上記の桶を

  用意してくれたことに改めて感謝を述べてから

 病院からの退院を聞くので、

  「先生が様子を見て決めますから」

 体格のいい看護婦が答えると

  「そう……

    夏美は輝太と行為を早くしたいと

   思いながら体格のいい看護師の言葉に

  嘆いていた。


  病院の建物を出てから近くの公園で

 明美に電話をする輝太は明美によってクチナから

聞いていた以上のことを聞いて驚いていた。

  内容は、夏美の両親が望むレールから外れた夏美を

 夏美の両親は殺してから病室から飛び降り

自殺をすることにより輝太に一生消えないトウラマを

与えて苦しみながら生きることを回避するために

明美経由で呪いの書を夏美の両親に与えた。

 そして、夏美を殺すことも回避している。

  呪いの書を得た夏美の両親は輝太に向けて

   呪いを発動させた。

 輝太のスマートフォンに悪戯メールなどが送られて

怒っている輝太の姿を夏美の両親は眺めたりしていた。

 輝太が姉の萌絵を大切にしているので呪いで

暴漢に襲わせたが待機していた

 明美の冒険者パーティーの宇都宮君たちによって

  撃退されている。

 この事件で輝太の母は離婚を決意し、

コスプレイヤーをしている弁護士と再婚した。

 結婚式は後日する予定であった。

  「親父も言っていたが、家にある母さんの

    コレクションを残して再婚したのが……

 輝太の母は重度の玩具コレクターで給料の全てを

玩具に継ぎ込むので家庭には一切お金を落していない。

 ただし、コンビニエンスストア経営などが

行き詰っている時は涙を流して輝太の母は

輝太の父に御金を渡している。

 輝太の父は株取引で失敗したので

株取引はしていないが母の方は中学から

 株取引をしていたのでマンションなどの部屋を

幾つも借りていた。

 玩具の倉庫用に……

  輝太の母はコスプレ以外では

 メイクをしなかったので

就職活動でもメイクはしなかった。

  服装もリクルートスーツではなく

 ジャージで行ったので

全て落ちたが大手の印刷会社の株主であったので

株主特権で就職した。

 印刷会社に入ったのもコミック関係の構成や印刷で

漫画家と関わったり、イベントに参加した時に

声優のサインなどが貰いやすいから……

 輝太の母は四季報に載るくらいの株主であったので

役員の息子と付き合っていたが輝太の母の

玩具部屋を見て別れている。

 輝太の母は印刷会社の制服や会社に来て行く服は

社員コスプレで通えばと大学の漫画研究同好会の

仲間から言われて輝太の母はアニメや漫画の

新聞社などの女性の服を参考に

社員コスプレをして会社に

通勤していた。

 さすがに、参考にしたコスプレの性格などは

不味いと思って行っていない。

 その為に、輝太の母の真の素性を知ることは

なかった為に付き合った後に知った男たちは

誰にも話さずにいた。

 輝太の母の真の素性を知っても

付き合える男がいるのかと考えた為である。

 暫くして輝太の母と結婚をする男が現れて

輝太の母と付き合っていた男たちは驚いた。

 その男は個人でコンビニエンス経営をしている

輝太の父であった。

 学歴は男たちより劣っていたし容姿も悪いので

  「元カレだが、貴方は知っているのか!? 

    彼奴の趣味を!!」

 輝太の父のコンビニエンスストアに

特攻した男たちが輝太の父に聞くと、

 「コレクターだろ、度を越しているが許容範囲だ!」

 軽く男たちに言う輝太の父に

  「容姿が良いが中身は……

 「玩具と向き合ってる時の彼女は可愛いよ!」

   男たちは中身を重視しろと言うが

 帰って来た言葉は惚気であった。

  輝太の母と結婚して輝太の父が後悔しないことを

祈りつつコンビニエンスストアを後にした男たちは

 御見合い、出会いなどで結婚していった。

  輝太の母は姉の萌絵、輝太を生むとオタク道を

 教えるためにテレビはアニメだけ、

雑誌はアニメ誌だけで

 輝太の父は此のままでは不味いと思いながら

日々は流れて行った。

  輝太の母と萌絵が動画サイトで

 モエ! MOE!! カオリを立ち上げて

  顔出しでコスプレ姿やグッズを紹介していた。

 萌絵は学校でコスプレイヤーと認識されていたし

雑誌にも載っていたし、道を歩いていれば

芸能事務所の人から声を掛けられていた。

 輝太は中学から脱オタクと言って母たちと

距離を置いていたが食事の時などアニメの話ばかりする

輝太の母と萌絵に倦んだりしながら

高校から1人暮らしだと決意していた。

 自宅、コンビニエンスストアの広大な敷地に

玩具倉庫が設けられて輝太の母のコレクションは

増えていった。

 コンビニエンスストア内でも輝太の母の

コレクションの1部を展示したりしていた。

 今回の輝太の母の離婚で再婚相手の弁護士の

男の所には輝太の母のコレクションを

置くスぺースはない。

 玩具が輝太の姉の萌絵の命、自分の命よりも

大事な輝太の母が行くはずがない。

 その疑問を輝太が明美に聞くので

  『……えっとね、息子さんいるでしょ』

 明美は怒られるなぁっという感じで

輝太の母の再婚相手の弁護士の男に

 息子がいることを輝太に聞くと、

  「あぁ……将来は戦隊のレッドになるんだって

    言ってたな」

 弁護士の男には息子が1人いることを

知っている輝太は明美が聞いてきたことに答えつつ

 弁護士の男の息子が将来なりたい職業も

知っていることを明美に言うと、

 『そう、輝太に似てるし、

   第2の輝太にするんだって……

   「何方の母が……

  アニメイベントや食事会などで輝太の母が

 小さい頃の輝太にそっくりと弁護士の男の

息子のことを言っていたが、輝太みたいに

自分の息子では無いのでアニメ教育が出来ない。

 息子だったらと悔しんでいた輝太の母は再婚によって

弁護士の男の息子にアニメ教育が出来る。

 だが、輝太の母は7月の初めに車の暴走により

事故死で亡くなる。明美が輝太の母が転生した

クチナのことを言ってるのは分かっていたが

 念のために聞くと、

 『クチナが……夏織さんが再婚して直ぐ死ぬでしょ、

   夏織さんの莫大な遺産が入ると思っていた

    再婚相手の男性は遺産が入らないと知って

     運転を誤って事故死』

 輝太の母は幾つもの会社の大株主であり、

コンビニエンスストアの土地の所有者である。輝太の母の

死によって再婚相手の弁護士の男に半分、萌絵に半分の

2分の1、輝太も半分の2分の1の遺産が入る。

 弁護士の男の息子は養子縁組でもしない限り

遺産は入らないし、転生した輝太の母【クチナ】が

面倒を見ることは出来ない。

 弁護士の男と萌絵と3人で過ごせばいいのだから。

だが、明美が弁護士の男が死ぬと言うので、

 「おい、其れも呪いか!!?」

 夏美の両親の呪いのせいで亡くなるのかと

慌てて明美に聞く輝太に、

   『違うわよ、再婚相手の男の人が

     亡くなるのは運命で

      事故死の原因が

       変わっただけよ』

 「アーシーの親と一緒か……

 明美は夏美の両親が最後の呪いを掛けるために

飛び降り自殺するのは呪いの書が渡った為である。

 が、呪いの書が渡らなかった場合は夏美の姿に落胆して

夏美を殺して夏美のいる病室から飛び降り自殺を

することになっていた。

 なので、弁護士の男は呪いとか関係なく

死ぬことに運命はなっている。

  明美は蘇生の魔法が使えるし、運命を変えることが

 出来るが明美の力でも死から逃れることから

回避することが出来ないことが過去にも輝太の初恋の

アーシーリヴァの時でもあったので

 輝太は受け入れるしかないのかと

  悔しそうに呟くと、

   『そういうこと、輝太の御母さまの行動は

     怒らないでね、私がクチナに

      言われて仕向けました』

 「人の親を操るなぁああああ!!!!」

 輝太の母の離婚など最近の行動は

全てクチナから要請されて明美がしていたことを

暴露したのを聞いた輝太は激しく激怒したが

明美の力でも輝太の母が死ぬ運命から

逃れないことに涙した。

 そして、ソラスの世界から帰還してからの

出来事に加えてクチナに言われたことで、

 「何もかも御前が悪いんだぁ!!!!」

 キレた輝太は輝太の父、スタッフ、通りを挟んだ

向かい側のコンビニエンスストアに居る人の前で

天使化をして、 

 クチナに輝太が腰から下げている皮袋から

天王剣を出して向けていると

  「輝太……

 「異世界病って……翼が生えるの?」

   「髪の色が……スーパー……

 天使の翼を背中から広げて髪の色が黒から

金色へと変わった姿に輝太の父は驚き、買い物に

来ていた女性は輝太の姿に頬を染めながら呟き、

髪の色が変わったことにスタッフの男性が

驚きながら呟く中で、

 「ここで、母だろうが斬る!!」

   「輝太君! 此処は日本、ミューブ……

 天王剣を左斜めから地面に振り下ろしながら

クチナに叫ぶと、クチナは天王剣の剣筋から

避けながら日本では銃刀法違反になるからと

冷静にと輝太に言うクチナに、

 「うるせぇ!! 全ての元凶は御前だ!!」

   「皆がハッピーになる為の……

 クチナによって知らぬ間に明美の眷属に

なっていたことなどクチナのせいで起こった

出来事と決めつけて叫ぶ輝太に、

 クチナは皆が幸せになる為に輝太が受ける

試練だよと輝太に反論するが、

 「自分殺しの罪は重いと知れ!!」

   「母親殺しも同罪!!」

 クチナは輝太の母が転生した者で

其の転生をすることになったのは

 クチナが自分で仕掛けたことだと叫ぶ

輝太にクチナは転生しても

 輝太の母と叫ぶが、

 「転生した御前は違う!!」

   「私を母と言ったじゃない!!」

 違う者だと叫ぶ輝太に、

  輝太の母が転生したクチナとミューブル王国の

 西の国境の検問で再会してから輝太はクチナを

母さんと言っていたでしょと叫ぶと、

 「母さんに行動が似ていたから言っただけだ!!!」

   輝太は母恋しさでクチナに言っただけと

  言うので、クチナは輝太が頭に血が上っていても

 周りを気にしての自分への攻撃を

繰り返しているので玩具倉庫&休憩を兼ねた

 プレハブやコンビニエンスストアの建物、

  コンビニエンスストアの敷地外にあるクチナの

   玩具倉庫用の家などに被害は出ていないが

  此のままだと時間の問題と察知して

 「輝太の頭が冷えるまで逃げます!!」

 輝太の父に言いながら背中のスラスターを上げて

空を飛んで行ったクチナに続いて天使の翼を広げて

 追いかけて行った輝太を見た輝太の父は

 「オタク道を極めると飛べるんだなぁ」

   感想を言うが、スタッフ、車を止めて

  見ていた人たちなどが

    「あるわけないだろう!!」

      心の中で呟いた。

  

 





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