11 さらば……キャラクター設定と紹介
9 暇だと雑談だな……キャラクター設定と紹介
からの続き。
王都【レッドエンペラー】へ行くために
王女が行く村を領地内にしている辺境伯の
屋敷に向かった光悦とムラサキは
屋敷の書斎に居た辺境伯が
簡単に王都に入る為の書類など
書かないのは分かっているので
テレポートを使って書斎に入ると
光悦とムラサキが姿を現したので
羽ペンを落して椅子から立ち上がる前に
「やれ!」
「貴方は私の下僕です」
光悦は辺境伯を奴隷にするように
ムラサキに命令すると辺境伯はムラサキの
奴隷となった。
奴隷としての初めての仕事は
光悦たちを王都で職に就かせて
修業した後に辺境伯の領地で
身についた職で働いてもらう為に
辺境伯が許可をしたことを羊皮紙に
書かせたのに続いて、
「此処を拠点にして過ごそう」
光悦は辺境伯の屋敷を乗っ取って
王女が来るまでの拠点にすると言うと、
「正義の味方と言うより悪役……
ムラサキのゲートを使って書斎に来た
野田が光悦の行いに対して言うと、
「何時でも世界が取れるな」
渡辺が眼鏡を拭きながら呆れた感じで言うと、
「フッ、無用な殺生はしたくないから……
光悦は言いながら辺境拍に屋敷の者を
玄関ロビーに集めるように命令した後に
「多様な民族がいて、様々な考えがある、
統一したところでテロ対策で
翻弄されるだけだよ」
渡辺の意見に答える光悦に
「ムラサキの奴隷魔法なら?」
長瀬が辺境伯の書斎にある置物などを
見ながらムラサキの奴隷魔法の威力なら
テロは無いだろうと聞くと、
「ムラサキの為にと考えて暴走はあるし
奴隷同士の戦いもあるだろうね」
「多人数よりは少人数が良いか?」
ムラサキの為と考えた者たち同士の争い、
村、町などでのトラブルも発生するので
世界統一なんてしない方がストレスにならないよと
光悦が言うと、1つの国の大きさくらいが
ストレスにならないなと長瀬が笑って言うので、
「扱いやすいしね」
光悦は人の動向を監視しやすいのは国レベルより
町レベルが良いんだけどと片方の肩を上げて
フッと笑って言っていると、
書斎の扉が開かれて
辺境伯が
「光悦さま、家族、執事、フットマン、メイドを
ロビーに集めました」
「ご苦労、渡辺! テントの撤収を!!」
光悦に準備が整ったことを告げるので
光悦は辺境伯を労った後に
昨日からテントを張った場所の撤去を
渡辺に指示するとムラサキがゲートを
発生させるので
渡辺、野田、長瀬は歪に入って行った。
そして、光悦はロビーに集まった者たちに
「今日から俺が主だ! 短い間だが
俺のために働け!!」
告げると、辺境伯以外は何を言っているのだと
困惑した声を上げるのでムラサキに
「こいつらも」
奴隷魔法と言って辺境伯以外も
奴隷とした後に、
「ビター!
此の屋敷を俺たちの世界の様に」
ムラサキと同型のオレンジの機体のビターに
トイレ、浴場などの設置をするように
光悦が命令をして執事たちと共にビターは
ロビーから離れていった。
ビターは屋敷を改造する為に
光悦に呼ばれて来て居る。
そして、光悦たちは昨日のリベンジで
王都【レッドエンペラー】に乗り込んだ。
全員が髪は赤髪、目は赤目でスタイルは
ワンピースを着て下はパンツを穿いた格好で
買い物をしていると巡回兵が辺境伯の地から
来たのかと問いかけるので
「そうですが……
光悦が答えると巡回兵に王宮に来るように
言われて光悦は長瀬と共に行くことを
皆に告げると王宮の応接室で王子2人と
向かい合っていた。
「お前らはジュエーラの所の者で間違いないな」
二の腕が太いのをソファーに座る光悦たちに
見せながら第1王子が聞いて来るので
「領主さまの東の村から来ました」
光悦が肯定を言った後に東からと言うので
何時も言っているなとフッと笑う長瀬に
「何が可笑しい!!」
顎髭を当てる感じで第1王子が
長瀬に近づくので、
「王子さまに睨まれて笑うしか……
光悦は第1王子が怖いから笑ったと
弁解するので
「まぁまぁ、兄さん」
第2王子も第1王子に興奮しないでと言うと
長瀬のワンピースの襟を掴んでいたのを
緩めてソファーにドンと座ると、
「よく、王子と分かったね」
第2王子も第1王子の横に座り
光悦に威圧を掛けながら
身分が分かったことを尋ねると、
「此処までに来る間に他の方を見ましたが、
王子さま達は服装も立派で装飾も丁寧で
王族と思えば王子さまと……
光悦は王宮に来るまでに王子が呼んだとか
兵に言われていなかったが王宮内で働く人たちの
服装に比べて王子たちの服装は生地や色彩などが
違うので目の前に居る第1王子【脳筋】と
第2王子【ポッチャリ】の素性が
分かったと告げると、
「平民の割に頭が良いな」
第2王子が小瓶をテーブルの上に置きながら
光悦の頭の良さを褒めて言うと
「何ですか? これ」
光悦は第2王子の言葉より
小瓶の方が気になって聞くと、
「君たちは職に就いた報告で村に戻る間に
或る貴族と道の途中で会うはずだ。
そこで、貴族に共に野営をしようと
申し込んで、此の中身を
食事に混ぜてくれないか?」
第2王子は光悦たちに王女が村で襲われて
回避した場合を考えての策を言うので、
「……毒薬で、メリットは?」
話の流れで小瓶の中身を光悦が言うのを聞いて
王子たちは此奴は敵に回せないと思いながら
光悦が人に頼むなら報酬と言うので、
直ぐに良い返事を言わない光悦に第1王子が
睨むのを
「兄さん! 落ち着いて……
第2王子が第1王子を嗜めながら
言うのに続いて
「成功、不成功に関わらず
僕たちの何方かが王になれば
爵位を、よければ
ジュエーラから領地没収をして
君たちに与えよう」
良い条件を光悦たちに言うので
長瀬は上手い話だなっと思っていると
「引き受けます! 良い生活したいから」
光悦が条件を飲むと言うので
王子たちは笑みを見せて羊皮紙を用意して
今の遣り取りを書いて両方がサインをした。
光悦は字が書けないと言って
第2王子に光悦が偽名のアストラと名乗って
書かさせた。
アストラと言う偽名は明美が
よく使っている名である。
ソリュート王国がある大陸の
アストゥーニーズから……
王子たちが先に応接室から出て行くと
王宮から出る為の案内人の女官か誰かの
侍女長が来たので光悦たちは一緒に王宮から
出て行く間に
「何を話されたんです?」
女性が聞くので
「秘密です」
光悦が答えると女性が急に立ち止まるので
周りを見ると騎士や槍をもつ女性たちが
現れて光悦たちから女性が離れると、
「何ようかな」
光悦は統星剣を皮袋から出すのを見て
「お前、騎士か?」
年配の騎士が光悦に聞くと、
片手で統星剣を年配の騎士に向けながら
「やる?」
光悦がニヤッとして言うと、
「みんな引け!」
年配の騎士が
光悦の秘めた力を感じて叫ぶので
周りにいる騎士たちが戸惑っている中で、
「ルビー王女か? 無事に此処に戻す!」
光悦の発した言葉に年配の騎士や騎士たちが
驚く中で
「王子、殺せばよかったかなぁ……
光悦が言いながらスマートフォンを
皮袋から出してからゲートアプリを
起動したので長瀬も慌てて光悦の後を追って
ゲートに入って行った。
年配の騎士は
昨日ここに訪れた黒宝の者は20人以上、
今日ここに来た辺境伯の領から来たのも20人以上、
髪の色が違うが間違いなく世界最強の騎士の
騎士団長を殺したのは光悦だと確信した。
年配の騎士は王女を王にする為に
集まった会議室で、年配の騎士は
光悦を王女の夫にすることを提案すると
光悦の強さを知った者たちは反論しなかった。
王都の外でクラスメイトと合流すると、
ムラサキは王子たちが光悦たちの行動を
監視する為に行商に変装した者たちを
光悦の指示で奴隷にしていた。
「王子と会って、どうだった?」
森が光悦に聞くので、
クラスメイト、行商に変装した
王子たちの手の者たちが光悦を見つめると、
「何方がなっても此の国の為にならないな」
王子たちを見た感想を光悦が言うと
「どのように?」
野田が聞いて来るので、
「2人は国を見ていない。
王子たちに就く参謀や
武官、文官たちが
王や王女に就く者より
低い」
「低いからって……
光悦が述べたことに渡辺が参謀の良し悪いで
王子たちが国を見ていないことには
ならないだろうと反論すると、
「俺が目の前に居たんだ! 総司令官を
殺した俺が!! 世界最強を殺した男を
どうしたい!!?」
「髪の色とか……
光悦は俺を見た王子たちが村民と思ったのが
国の為にしていないと言うと
石丸が今回は髪の色などを変えているから
分からないだろうと言おうとすると
「王女側は今頃は俺を婿にと
言ってるだろうね」
光悦がヤレヤレと言った感じで言うと、
「色とか関係なく分かる方は分かるけど
無能は何時まで経っても分からない。
王子たちに就いている奴らも
無能だから……
光悦の話を補足する形でムラサキが言うと、
「剣を振るって、見せたからね」
長瀬は王女付きの年配の騎士に
光悦が剣を向けたから世界最強の騎士を
殺した者と分かったと言うと、
「軽く見せただけさ!
普通なら剣を抜いた俺を襲うはずだが
俺の力を見抜いたから
生きてるのさ」
年配の騎士が光悦の力量を見抜いたおかげで
光悦たちを囲んでいた騎士や女性たちは
死を免れたが年配の騎士が見抜けなければ
光悦は長瀬を守るために全員を殺す
予定だったと告げた後に
「それじゃ、戻ろうか」
ムラサキがゲートを発生させたので
光悦はクラスメイトたちに告げて
辺境伯の屋敷に戻って行った。
屋敷は元の世界と同じように神界のテレビ局や
元の世界のテレビ局、ネットが映る大型の
魔石型テレビが置かれた大広間に食事用の
テーブルが並び、テーブル椅子も置かれている。
壁沿いには立食パーティー用の食料が
テーブルの上のトレーに陳列している。
クラスメイトは学生服で、辺境伯たちは
燕尾服、ドレスを着ていた。
光悦はソリュート王国の正装で
足元まであるロングのワンピースの下には襟付きの
長袖にパンツを穿いて、足元はストラップ付の
サンダルに指には指輪を着けての登場に
クラスメイト、辺境伯たちは歓喜の言葉を
上げていた。
「今日は、親交を深める為に
此の場を設けたので
マナー無視で楽しもう!!」
光悦がパーティーの開始を告げると
クラスメイトは食料の方に、辺境伯たちは
光悦の方に集まり、
光悦は、ムラサキ、ビターの楽器と演奏キットを
使っての音楽に合わして辺境伯の娘の1人と共に
ダンスを披露していた。
キャベツベーコン巻きを取って皿に乗せながら
「貴族だね、出来ます?」
渡辺が明美の眷属になる予定の
長瀬に聞くので、
「……がんばるよ!」
一口で食べられるようになっている
豚ステーキをフォークで刺して口に入れて
食べた後に明美の眷属になるということは
ソリュート王国では貴族で王族関係者になると
言うことを光悦が辺境伯の娘の1人と
ダンスをしているのを見ながら
少し後悔しながら言うと、
「娘たちの目を見ると……
五十嵐がブドウパンを皿に乗せて
長瀬たちの方に来て言うので、
「バカ王子たちより王さまで
福山の妻になれば
何時でも世界を獲れるからな」
ダンスを終えて辺境伯の娘の1人の左手の甲に
キスをする真似をして光悦が離れると
別の辺境伯の娘が会釈をするので
光悦は手を指しのべてダンスをし出した。
婚約者がいるはずの辺境伯の娘たちは
光悦を婚約解消してでも夫にしたい程の
姿を見せているので、長瀬がハーレムになるのは
分かるわと苦笑いしながら言うと、
「長瀬君も其方の世界に行くんでしょ」
悪戯っぽく五十嵐が長瀬に聞くので、
「将棋界な!」
王族じゃなく伊藤の弟子になる為なので
光悦のような世界にはいかないと
長瀬が述べていると
「失礼、光悦さまのことで……
辺境伯が長瀬たちの話が耳に聞こえて
長瀬たちに聞いて来るので、
「奴隷になった気分は?」
渡辺が関わりたくないという感じで
嫌な言葉を告げると、
ワインを一口飲んでから
「奴隷と言っても最初だけで、
光悦さまの事を世間に言わなければ
今まで通りですが……
長瀬たちに話していたが、光悦が辺境伯の妻と
踊りだしたので辺境伯は渡辺たちと話すのを
中断して見入って終わると、
「王女さまは明日か、光悦さまを見れば
夫にと言うだろうね」
辺境伯が王女が光悦に会えば
夫に迎えるだろうと言うので
驚く長瀬たちから、
「それは、力があるから?」
五十嵐が辺境伯に尋ねると、
「力だけでは国を領を治められない。
光悦さまには王の器がある。
君たちも光悦さまが居るから
安心していられる。
安心を与えられるのは
国に、領にとって大きな財産だ!」
辺境伯が熱弁で語るのを聞いて長瀬たちは
納得するが、
「1週間後には帰るんですよ」
五十嵐がずっと居ないんですよと
辺境伯に聞くと、
「知っている。だが、光悦さまの好きな女性が
良いと言えば……
五十嵐の言ったことを肯定しつつ
明美が折れれば良いだろうと辺境伯が言うので
長瀬たちは明美と辺境伯のバトルは見たくないと
思いながら食を進めた。
その後、クラスメイトは風呂に入ったり、
テレビを見たり、ゲームをした後に
男女別々の広間の布団に入って眠りに着いた。
光悦のみが辺境伯の娘の1人の部屋で
寝ることになり、光悦は仕方なく
辺境伯の娘の1人と添い寝をした。
光悦はスマートフォンを念話で起動して
明美とスマートフォン経由で念話で
辺境伯との遣り取りを伝えると
偽物を作れば良いでしょうと
明美が言うので御願いした。
そして、次の日になり王女が村に着くと
村の住人から王女たちが攻撃されるのを
遠くから見ていた光悦たちは
王女の護衛たちから数人が倒れたのを
確認してから光悦は魂だけを粉砕する
パルヴァラ・ソードを使って
光悦たちがいる場所から村の住人を
遠距離攻撃で瞬殺した。
王女、生き残った護衛たちは
村の住民が急に息絶えたことに
戸惑いつつも宝玉と言う花を
村長の家から発見して宝玉の花から
零れ落ちる玉を護衛の1人が受け止めて
直ぐに粉砕して水に溶け込ませたのを
コップに注いで王女は一気に飲み干して
王の権利を得ることが出来た。
王女は直ぐに村から王都に向けて出発した。
無事に帰還した王女を見た
王子たちは
「無事に……
「妹よ! 我々と同じ立場だな」
王女に無事に帰還したことを第2王子、
第1王子は喜んだが、
「無能な御兄さま達は今日で御終いですね」
王になるのは私と王女がニヤッとして
言うので、
第1王子は腰の剣が入った鞘から剣を抜いて
「無能は御前だ!!」
「まぁ、まぁ、兄さん、此れからは
父上が判断するのです。
まぁ、私になるでしょう!
2人は後宮で過ごしてください」
第1王子を制止して第2王子は
自分が王になる器と王が決めているので
第1王子、王女は監禁しますと言って
自室に歩いて行った。
「他国を攻めて、統一が国の発展だろうが!!」
第1王子は力が正義で国の発展は
他国の領土を奪い民を奴隷にすればいいと叫んで
自室へと向かった。
「就いている貴族がほとんどいない
クロムに脳筋のコランダ。
他国が攻めやすいのが
あの2人。自国の士気を、
食料の自給率を上げなければ
消滅するというのに……
2人の王子が去って年配の騎士が
王女の横に着いたので自分の考えを語ると、
「最強の騎士が着けば他国の牽制になります」
「オボロ、騎士団長を殺した男ね」
赤宝国が他国から
攻められなかった理由の1つに騎士団長の
存在があった。騎士団長が出るだけで負け戦が
逆転するくらいの力と統制力があった。
辺境伯の領土の隣の国【青宝国】とは
戦争中だが応援のために騎士団長が
辺境伯の元に来るだけで隣の国と
互角の戦いをすることが出来ている。
その騎士団長は光悦によって倒されたので
騎士団長の代わりをさせたいのが光悦である。
各国が光悦を探している間に
年配の騎士は王子たちに会った光悦のことを
王女に言うが、
「道は1つで、途中で……
辺境伯の領地から王宮までの道は
1つしかないので出会うはずと王女は言うが
年配の騎士は光悦が目の前で消えたことを
知っているので伝えると、
「消えた? 嘘を……
魔法が無い此の世界では有り得ないことなので
王女が言うが年配の騎士が事実と言うので、
「その男は?」
王女は光悦が何処に居るのかと
年配の騎士に尋ねると、
「ジュエーラ辺境伯の所だと……
確証はないが年配の騎士が告げると
王女は直ぐに行動を起こして
辺境伯の屋敷に馬車に乗り込んで向かった。
護衛は年配の騎士が指揮をして……
王子たちは王女の行動を他所に
王になる為に貴族や商人たちを、
第2王子は王に会って自分の優秀さを
アピールしていた。
第2王子は第1王子と王女より
劣勢なので焦っていた。
王女が辺境伯の屋敷に着くと
急な来訪にも関わらず辺境伯は
王女を応接室に招き入れて
アイスクリームを提供した。
王女は王宮でもアイスクリームは
食していたが此処まで滑らかで甘みが
ある物ではなかった。
辺境伯と目当ての光悦の偽物が現れて
王女と対面した。
応接室に設置されたカメラからの様子を
隣の部屋でクラスメイト、光悦、明美、
ムラサキが見ていた。
「上手く行くのか?」
「依頼は何処でも良いから
王女が王になることだから」
誕生日週間が終わった明美が合流して
今から行う計画を光悦たちと練ったことが
すんなりと行くのかと光悦が聞くと、
笑みを見せて明美が言うのを
「独立、出来るの?」
五十嵐が出来るのかと更に聞くので、
「今のアイスクリームを食べて
此の領地のレベルが高いことが
分かったはずよ」
「冷凍庫で冷やしたのを……
アイスクリームが出ただけで
王女が文化レベルの差に気が付いたと
明美が言うのを野田が反論すると、
頭を抱えて
「此の世界に冷蔵庫、冷凍庫はない」
渡辺が言うので、ここ最近は
異世界に来たにも関わらず
元の世界と同じレベルで過ごしていたので
すっかり忘れていたのをクラスメイトは
そうだったと思い出したのを光悦、明美、
ムラサキが笑っていると、
「是非とも、私と共に王宮に、
私の夫となり、此の国を……
光悦の偽物に求婚している王女の言葉に、
「平民です! 此の地から出る気はありません!!」
光悦の偽物が言うと、
「騎士団長のポイップ伯爵の罪は問いません!」
王女が王都であったことは不問にすると言うが、
「家族が亡くなって、悲しんでいた俺を
領主さまが親のように接してくれて
恩返しのために強くなっただけです。
ですから、俺は此の地から出たくない!!」
辺境伯の今までの親切な対応を快く思っている
光悦の偽物にとって辺境伯が王であるので
王女の申し出を断ると言うと、
「私の夫になれば、ジュエーラの地に
今以上に戦力を割きますから……
王女は光悦の偽物を得る為なら辺境伯の領地は
常に他国からの脅威にあっているので辺境伯が
王に兵の増強を申し入れても他の辺境伯の所の
兼ね合いで受け入れなかったことをすると述べると、
「王女! 私たちは独立をしたいと思います」
「!? なぜです?」
辺境伯が唐突に独立をすると言うと
王女が急なことで声を上げるので
「コウエツが最強を倒したのです。
その噂を聞いて此の地に屈強の者が集うでしょう。
私は、赤宝国から
独立をしようと思います」
辺境伯が独立をする理由を言うと、
「謀反を!!?」
王女も光悦の偽物1人では無理だが
光悦の偽物の噂を聞けば光悦の偽物の下で
戦うと言う者が集まれば独立も可能になるので
辺境伯、光悦の偽物に向かって叫ぶと、
「今の王子たちが王になれば
此の国は御終いです。
此れは領地持ちの貴族たちは考えています。
ですから隣国と裏で……
「貴方もですか?」
王都や王都近郊にいる法服貴族は王子たちを
称えているが、王子たちが参戦した戦いは
引き分けか領土の1部を取られる失態を
王子たちは辺境伯などに押し付けて帰って行くので
領地持ちの貴族からは受けが良くない。
そのことを辺境伯が言うので
王女は隣の国に寝返るのですかと聞くと、
「まさか、隣の青宝国と戦争中です。
国境で睨み合っていますから
仲良くは出来ません」」
「独立したら挟み撃ちにされますよ」
辺境伯が今は冬になった為に
険しい国境沿いの雪道を行き来が出来ない
青宝国との戦争は中断されているが春になれば
再開する相手と仲良くは出来ないと言うと、
王女が独立すれば赤宝国とも戦争になると言い出すので、
「コウエツが騎士として、まだ若いですが
実戦に突入させます」
辺境伯が隣に座っている光悦の偽物を
見てから光悦の偽物を戦場に出すと語気を強めると
「1人で蹂躙するよ!!」
光悦の偽物は余裕で敵を壊滅すると言うので
「ウソを……
「その目で見れば良いさ!!」
王女は在り得ないと思ったが
光悦の偽物の目を見てから
「王家に!!」
「俺は此の地が好きなんだ!」
嘘を言っていなことが分かり
光悦の偽物に問うが此の地に留まると
言うので困った王女に、
「提案です、王女! 此の地で骨を埋めませんか?」
王女が此処へ嫁に来ればいいのではと
辺境伯が言うと、
「父を裏切れと!!?」
国を捨てることは出来ないと王女が言うので、
「王女! 貴方を王に薦める貴族はいますか?」
「父上と……
王位継承権を得たと言っても味方に付いてくれる
貴族はいないでしょうと辺境伯が王女に聞くと、
王女の味方は王女を知っている民と王だけと
王女が言うので、
「王子たちは他国の王子より劣っている。
力任せの第1王子、戦略を練っているつもりで
中身がない第2王子、他国は此の2人の
何方かがなれば赤宝国を支配下に置くために
動く。だから、王女! 貴方を王位継承権を
持たせるために……
辺境伯が今の此の国の生末は明るくないことを
言うと、
「ジュエーラ、貴方の言う通りです。
ですから、兄上たちに毒を盛って……
「そこまで……
「父上も今度のパーティーで……
「貴方が王になって、
どれだけの貴族が付きますか?」
「……」
王女も王子たちの無能ぶりで民に蔓延する
隣国の行商からの麻薬などは健康に良いと言われて
王子2人は認めている。王は禁止にしたいが
貴族にも蔓延しているので禁止に出来ていない。
で、考えたのが王子たちの毒殺である。
毒殺後に王女が王太子になって
貴族はついて来るのかと辺境伯が問うと
黙ってしまうので、
「先が無い国と先がある我が領地なので独立を……
国の内外から終わりが見えている赤宝国に
縋るしかなかった辺境伯が光悦の偽物を
得たことにより光悦の婚約者である明美から
異世界のソリュート王国からの武器が
提供されることになっている。
本物の光悦を得られない代わりに
光悦の偽物を受け入れた辺境伯の要求であった。
応接室に居るメイドが応接室にある白い箱を開けて
水が入ったウオーターピッチャーを取り出して
トレーにコップと共に乗せて王女たちの所に来ると
トレーを置く台にトレーを置いてから
王女たちが座っている目の前のテーブルに
木のコースターを人数分を置くと直ぐに人数分の
コップに水を注いだ後は光悦の偽物たちの目の前に
置いてある木のコースターの上に水が入ったコップを
置いて元の位置にメイドが戻って行った。
「……分かりました。父上と相談してきます」
コップに入った水を少し飲んだ王女は
辺境伯と光悦の偽物を見た後に
王と此の地に嫁ぐ話をすると告げると、
「俺の嫁になるにしても3番目だ!!」
「そうですか、また来ます」
光悦が辺境伯の娘2人と結婚するので
王女は妻としては3番目と告げると
王女なのにと鋭い目を光悦に向けた後に
王女たちは辺境伯の屋敷を後にした。
「王女は?」
「王家の血を残すために、最強の血を
受け入れる為に嫁に来るわ」
「そんなに王子たちって悪いの?」
長瀬がモニター越しに応接室を後にした
王女を見て言うのを
明美が答えるので
五十嵐が王子さまって帝王学などを習っているなら
辺境伯などが言うような悪評は嘘なんでしょうと
言うので、
「はい! 資料」
明美が五十嵐に王子たちを調べた書類を
見せるのでクラスメイトと分けて見ていると、
「他国の商人からの賄賂、麻薬黙認……
第2王子は土地などを譲渡することで
他国との戦争を回避する為に
他国の公爵などと会ってるか……
渡辺が何だ此れと言った感じで言うと、
「さらに、俺が騎士団長を殺したから……
光悦が世界最強の騎士団長を成り行きで
殺してしまった為に王子たちにとっての目の上の
たんこぶがいなくなったので暴走しやすくなり
最終的には国を分断する可能性もある。
「で、王女なんでしょ……
野田が聞くので、
「王女を王に推薦するのが騎士団長……
光悦が王女を王にするべきと言う
最終兵器を殺したので困った感じで言うと、
クラスメイトが目つきを鋭くして御前が悪いと
言うので、
「村で王女を救ったら
後はキャンプ張って過ごすのが……
光悦がクラスメイトと共に来なかった時のことを
叫びながら言うので、
「「「「 無計画男!!! 」」」」
クラスメイトが光悦に王都に行くなら
王女の周りくらい調べて行くべきと罵声を
浴びせるのが終えると、
「まぁ、これで、依頼完了だな」
光悦が王女が王になることは無いが
光悦の偽物と結ばれて此の地から
新たな赤宝国が出発するんだなぁと告げると、
「どうやって、武器を渡すか……
明美が他の異世界の武器を持って来る理由を
考えていると、
応接室、大広間などの魔石型テレビや冷蔵庫、
此の世界にあってはいけない物があるのに
今さらと明美の呟きに呆れている
クラスメイトを他所に、
「青胴だから問題ないだろう……
光悦が言うので
クラスメイトが剣を見たいような素振りをするので
明美が皮袋から出すと、
「光悦のより劣るな」
長瀬が光悦が使用している剣より
劣っていると言うので、
「見習い騎士や神界の者が買っていく
コスパが良い剣さ!」
「見習いが買うなら分かるが、
神界って……
安物の剣は分かるが神界の方と言うと
冒険者が安物を買うのかと森が光悦の発言に
尋ねるので、
光悦は青銅の剣に闘気を注ぐと
青銅、銀、金と剣の色が変わり
「闘気によって強度、切れ味が変わる」
光悦が自慢するように言うと
「光ちゃんなら、この剣で魔王もね」
「無理だろ」
明美が煽てるので光悦は魔王クラスには
此の剣では倒せないと言いながら更に闘気を
強めると剣が粉々になって
「レベル300以上は耐えられない」
柄のみになった剣を見ながら光悦が言うと
「それでも凄いよ」
石丸が安いと言った剣が光悦の剣より
劣るとはいえ十分すぎる性能だったので
褒めていると、
「大量に買って使い捨てにするのが神界の
冒険者たちだな」
「魔王のレベルや特殊スキルに対抗するには
高級な武器がいるけど、パーティーを組んでるから
此の剣で十分だと思って購入してくれるので
儲かってます」
ソリュート王国にある明美のアトリエに
神界から買いに来る冒険者たちにとって
安く手に入るので大量に買っていく。
ソリュート王国でも騎士団の正式な武器であり
熟練度などで上記のように変わる。
ソリュート王国やティーナたちの国は
上記のようになるようになっているが
それ以外の国には上記の性能は無しで売っている。
ここら辺は自国優先ということで……
神界で購入してくれるのは金銭的に
余裕がない冒険者や太陽界の冒険者が
購入して行く。太陽界の冒険者は明美の事を
良く知っているので追加のスキルを得て買っていく。
「その武器を提供するということは
此の世界の武器と……
長瀬が聞いてくるので
「熟練次第でしょ」
幾ら武器が良くても使う人によって
違うからと明美が言うと、
「王女が此処に嫁いでから2年後くらいには
最強の辺境伯の国にするさ」
光悦が鍛えると言うので
「此処に残るの?」
明美が不安そうに聞くので、
「俺の偽物が……
光悦が自分の偽物を作ったんだから
其方でと言うと、
明美、クラスメイトは
そうだなと笑っていた。
そして、冬休みも終わり
松岡中学校の3学期が始まった。
日曜日に長瀬が明美の眷属になったので
神界の太陽界の明美御殿にクラスメイトは
特別に来ていて、
広大な土地、平安京の大内裏を
参考に立てられたのを前庭から呆気に取られていた。
長瀬は明美御殿の1室を明美から与えられた。
テレビ、浴場などが設置されていて
高級ホテル以上の豪華さであった。
長瀬の師匠になる伊藤の指導料は
明美が出すことになっているので
生活費などを長瀬が自分で
出すことは無い。
クラスメイトは明美の眷属は嫌だが
此処に住みたいなと思っていると
「光ちゃんの友人だから、光ちゃんと
遊びに来るのは許可するわ」
明美の嬉しい話にクラスメイトは喜び、
明美は家令にクラスメイト用の執事を
付けることを命令した。
改めて、明美の財の凄さに驚き、
就職できなかった場合は眷属もありだなと……
転生エリアの極楽温泉でクラスメイトは
遊んだ後に帰宅した。
長瀬は師匠の伊藤の下で将棋に
今以上に取り組んでいる間に
五十嵐と恋仲になり、五十嵐に振られた
男子生徒たちから長瀬が虐められている所を
五十嵐が発見したが五十嵐も男子生徒たちに棒などで
叩かれている時に明美と共に居た光悦によって
助けられている。
そして、五十嵐は長瀬を守るために
明美の眷属になった。
クラスメイトから長瀬、五十嵐が
明美の眷属になり長瀬は何時も神界に行く時は
光悦かムラサキのどちらかと行っていたが
五十嵐と行くようになった。
3学期も終了して春休みになると
「玲奈と共に生きて行くことを決めた」
長瀬が五十嵐と手を繋いでクラスメイトに
貸し切ったファミリーレストランで
告げると、
「結婚って……
渡辺が早いだろうと告げると、
「此方では一生未婚でも……
「親が早くって言いそう、フフッ……
長瀬が将棋命で行くには五十嵐の支えがいるので
神界では結婚したが此処では未婚でも良いかと言うと、
五十嵐も良いかもと言うので、
「でもさぁ、生活……
森が親に黙って神界で結婚したと言っても
生活に掛かる御金と言い出すと同時に思い出して、
「眷属だったね」
明美御殿などを所有している明美の
眷属だから困らないと思いつつ
サッカーのスキルを貰うために明美の眷属に
なるかなと思うのであった。
クラスメイトも同じ思いであったので
「光ちゃんの所はエンタメ中心で行こうか?」
明美がクラスメイトの空気を読んで
2年生の1学期の始業式までに、スポーツ系
芸能系などで活躍できるスキルと共に
明美の眷属にした。
この中で前から良い雰囲気の渡辺と野田が
結婚した。渡辺が魔法剣士で野田がバレーの
トップ選手として……
渡辺の両親のバネ会社は岩崎グループの
傘下になり会社は持ち直した。
「クラスメイトとの旅行が終わりました」
「色々とあったけどね……
「武器は山から発掘されて……
「屋敷の物も……
「王女は偽物と子作り」
「明美にとって良いのかよ!」
「本物では無いので良いです」
「俺の子供になるけど……
「偽物ですから……
「俺も明美との子供が欲しい」
「無理、3000年後かな……
「結婚したら、子供をさぁ!!」
「子供出来たら、直ぐに婚約だよ」
「太陽界、ソリュート王国が狙ってるからか?」
「私たち以上の方が出ることに!!」
「無理だろうな……で」
「で?」
「クラスの奴らも……
「光ちゃんの部下ね」
「戦力になるのが、ほとんどいねぇ」
「エンタメ中心ですから」
「まぁ、沙良や明美が居るから良いか」
「そう! つかさ達で足りてます」
「俺1人でも過剰戦力です」
「なので、光ちゃんの友達は……
「明美って直ぐ眷属にするね」
「おじさまは……光ちゃんの友達だから」
「沙良に聞いたら彼方此方の異世界で……
「だってぇ! ダンディーなぁおじさま見ると」
「まぁ、良いけどな……さて、次回は?」
「つかさが大量の嫁を娶る話に入るよ!!」
「ナルエは俺のモノ!!」
「私は?」
「言うの?」
「此処からは?」
「部屋に行こう!!」
「最後までできないのが、親父めぇ!!」
「秋人にいちゃんが先だろ!!」
「そうね、最後までしなければ!!」
「そうだなって、素股どまり!
早く15になりてぇ!!!」
「沙良も呼んで3Pよ!!」
「1年後の10月よ! 早く来い!!」
「先ずは風呂で! それじゃ、またね!!」




