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11 さらば……

 アニメ博覧会2日目の土曜日。

  開演時間の1時間前に戻って来た北条君たちは

 急いでコスプレの衣装に着替えていた。

駐車場に設置された各国のテレビ局のブースでは

 セント・ギアのスペックがリリースされていた。

  内容に報道関係者、記者たちは……

 クチナたちドラゴンシリーズのレベルが200で

アフリカに降り立ったツイン・ドラゴンナイトが

レベル60で何方も人が融合すれば融合した人の

レベルが3倍になる。

 北条君のレベルが200と昨日の実況で

言われていたのでクチナたちと同レベルで

天使化もする北条君たちならクチナ達が

暴走しても食い止めれることに驚いていた。

 アメリカ政府がクチナ達より北条君たちの

能力を見たいと言うことも理解した。

 だが、北条君たちは此方の世界では

レベルダウンの道具を使ったり、自己で

レベルを下げて過ごしていても脅威である。

 アメリカ政府としては核兵器なみの

力を持つ北条君たちが日本人として

過ごしていることで日本が世界最大の

軍事国家であるのを問題視して

 岩崎グループのトップの

  ソヌース・エレクトリックの社長である

 恭子の父との今日の会談でアメリカ軍に

入隊できないのかと詰め寄っていた。

   ソリュート王国が活動場所であり、

  此方の世界では過ぎた力と分かっているので

 ソリュート王国か召喚された世界のみで

使う力と恭子の父は語っている。

 今回はクチナを獲得できれば良いのであって

其れ以上は求めるなと恭子の父は何度も

言っているが輝太のように此方の者と

結婚は出来ないのかとアメリカ政府は

詰め寄っているが輝太や北条君が認めない以上は

無理だと語っている。

 さて、ロサンゼルス・コンベンション・センターから

出た道路上で、とんがり帽子を被り、ミニスカのワンピースに

ローブを羽織り、足の片方はオーバーニーソックスで

もう片方は包帯を巻いた恭子がクチナと共に

魔法の仕方や魔法発動後の遣り取りの確認をしている。

 勇太は緑のマントを靡かせながら少し離れた所で

恭子とクチナの遣り取りを見ている。

 北条君はナルエがソラスの世界に行く前に

貰った写真の茶色の鎧を着ていて腹や太腿、2の腕は

鎧が無いタイプである。

 光悦は金髪にして、青い鎧は胸当て、肩ショルダーで

下は襟なしの長袖に手袋をして、下は少しゆったりめの

パンツにブーツを履いている。

 腰のベルトには足の動きを妨げないように

両サイドに膝までの青い鉄の板がぶら下っている。

 輝太は魔法で忍者の少女になっている。

  その輝太を在日本アメリカ合衆国大使を務める

 キャロライン・ウィルソンが抱っこして

恭子たちを見ている。

 明美は圭一のブースに居て圭一の失ったレベルを

回復していた。

 明美の格好は光悦と同じアニメの主人公の

コスプレで、半そでの赤のジャケットに黄色い胸当て、

肩アーマーを着けた上に紫のマントを靡かせて

足は赤のタイツと白のブーツを履いている。

 髪は伸ばしてブラウンにしている。

  私は同じアニメの正義の使者の

   王女のコスプレである。

 

 「ライブ、盛り上がったみたいだな」

   光悦が北条君に労いながら言うと、

「お前いなかったな」

  明美はアンコールで入って来て

 北条君たちとライブを行っていたが

其の場に光悦がいなかったので聞くと、

 「沙良、美里、瑠衣と

   ニャンニャンしてました」

  光悦がニヤッとしながら言うと、

 此奴と思いながら

  「ナルエと最後までしてるが、

    沙良とはしてないだろ?」

 光悦は親から15歳まで行為の最後までは

禁止されている。

 沙良が最初は男になった明美と行為を最後まで

したいのを望んでいることを知っているので

北条君が童貞君と込めて光悦に言うと、

 「最後に俺の所に来ればいいから

   堪能しとけよ」

 光悦が北条君より優れた男と気づけば

ナルエが自分の所に来るのは分かっているので

其れまで楽しめよと言うと、

 「沙良が明美に飽きたら俺が介抱する」

   北条君も負けじと明美は秋人さんを

  好いているので沙良が明美を

 独占できないことも分かっているので

其れに我慢できなくなったら北条君が

優しく接するので邪魔をするなと

光悦に言っているが、

 光悦はナルエを本気で取る気は無い。

  ソラスの世界にナルエの護衛で来た時に

 明美が居ない世界なので仮の恋人として

接する間に北条君に取られた腹いせに

 つかさを虐めたいので言っているだけである。

  北条君の方も沙良を本気で恋人に

 出来ないと分かっているので

最初の沙良を守りたい為に明美の

眷属になった経緯でナルエたちを娶った後でも

自分の目標として言っている。

 後は光悦と同じである。

  2人は笑った後に、

「沙良は?」

  「頬に十字の傷を負った侍の格好をしてるよ」

 北条君が沙良も会場に来ているはずだから

光悦に聞くと、漫画から始まってアニメや実写映画などに

  メディアミックス展開された明治維新後に

 剣を逆刃刀に変えたキャラのコスプレをしていると

言うので、

 「刀は?」

   「逆刃刀を明美が作って……

 北条君がキャラが愛用した刀を

用意したのかと光悦に聞くと、

 クチナによってコスプレをするキャラが

決まった沙良の為に突貫工事で明美が

完成させたと言うので、光悦の腰から

下げられている剣を見ながら

 「それもだろ」

   北条君が聞くと、

   「光の剣な……

 光悦がコスプレをしているキャラの

使用した剣も明美作だと告げると、

 「さて、いよいよか……

   恭子が杖を使ってのポーズ決めから

  倒れるまでの一連の動作をクチナに

レクチャーされながら行われているのを

見ながら北条君が言うので、

 「なぜ、片方だけ包帯を巻くんだ?」

   光悦が恭子のコスプレで気になることを

  北条君に聞くので、

 「スーツを着ながら包帯を巻いた格好が

   グッと来たから取り入れたんじゃないの

    イラストの方が……

 「両方ともタイツの方が楽だと思うけど……

 北条君の意見に光悦が包帯巻くの大変だろうと

述べるので、

   「だけど、バランスは良いよ、

     で、お前なら包帯少女を見て

      乗り込むか?」

 キャラとしてのデザインは合っているし

人気キャラとしての風格があると言ってから

 違うアニメの話に北条君が入って行った。

 「ムラサキのロボットに?」

   「そう……

 ロボットと言うより人造人間の巨人に

主人公を無理やり乗り込ませるために

怪我をして包帯が巻かれた少女が

無理に人造人間に乗ろうとしているのを

見せられたので、主人公は決意して

怪我をした少女の代わりに

乗り込んだが、光悦なら如何するのかと

北条君が聞くので、

「乗らないなぁ、だってぇ、戦闘訓練してないし……

  「そこは、アニメとして」

 「使徒を見てさぁ……日本が作ったロボットが

   勝てるとは思わないだろう」

「だからさぁ、アニメとして」

  いきなりロボットに乗り込めと言われても

 操縦が出来ないので無理と言うと

其処はフィクションなのでと北条君が言うと、

 光悦が怪物に対して数年で作って

試運転もしていないロボットが勝てるほうが

可笑しいと言うので、

 北条君がフィクションだからと言うと、

  「2010年代になっても巨大ロボットって

    出来て無いだろう」

 光悦が現実的なことを言い出すので、

 「戦車やドローンならAIを搭載して……

   北条君も現実的に答えると、

   「巨大ロボットは高速で動けないなら

     敵の的で終わる!!」

 「だからさぁ、アニメとして……

   巨大ロボットは重量、燃料、動作などの問題で

  敵の的になるだけで作る意味がないと言うので

 北条君も戦闘機が歩兵の武器で簡単に落とされる

時代になったら戦闘機は無用になるよなと思いながら

  3度目のフィクションと言うと、

   「つかさはロボットに乗っただろ?」

 「零が召喚された先でね」

   「どうだった?」

 北条君が北条君の妻の1人の零の保護と

2つの人工の星が見つけた惑星【フロンティア】を

巡っての戦争を終わらせるための依頼で行った先で

戦闘ロボット【ディセンド・ヒューマノイド】に

乗った時の感想を光悦が聞くので

 「身長は8mで、推進は外部から水素を取り入れて

   魔石回路で燃やして噴射してる。

    武器は実弾で装甲も薄いから

     動く棺桶だったね」

 戦闘ロボットの性能を北条君が語った。

  此の戦闘ロボットは操縦者の能力を

 人工の星にデーターを送り

新たな大地に降り立つアダムとイブの

DNAに組み込まれる。

 戦闘ロボットのパイロットは召喚された者たちで

構成されている。

 で、召喚された者は死亡すると元の世界に戻れるので

早く戦闘ロボットに乗って死ぬことを望んで行くが

召喚される前に事故に遭う前か飛び降り自殺する

手前だったりするので元の世界に帰っても

死ぬだけである。

 零も横断歩道の信号が赤になったのを

スマートフォンを見ていたので気が付かなかった時に

車の方も急に出て来た零に対応が出来ずに

車が零と衝突する前に零が召喚されたので

北条君は戦闘ロボットに乗って死亡しようとした

零を陰から助けて何度も怒られて行く中で

北条君と零は恋仲になって行った。

 零は戦闘ロボットに乗って死ぬことを望むと

言葉で言っていたが言うだけに変わり

北条君との恋に溺れて行った。

 そして、両方の人工の星がアダムとイブを

創り出したが何方かが未完成であった状態で

最後の決戦に突入するなかで零の戦闘ロボットが

大破したが直ぐに北条君が駆けつけたので

零は死から免れた後に北条君は一気に片付ける

決心をして明美を呼んだ。

 全てを終わらせるために人工の星の

片方に北条君が突入してイブを、明美はセント・ギア

スオウと融合して北条君が突入した人工の星じゃない方に

突入してアダムを奪った後に両方の人工の星を

炎系の魔法【エクスプロージョン】で破壊した。

 降り立った惑星【フロンティア】でアダムとイブの

目覚める前に北条君が零の頬にキスをしてから

零は横断歩道を渡る前の所に戻ったので

事故に遭わずに済んだ。

 零は夢と思ったが北条君が頬にキスをした

感触が残っていたので北条君のことを想いながら

中学に入るとコスプレは鳥取ではしていなかったので

バレることなく過ごしていた。

 零は中学では告白されることが多くなり

北条君を想う零は告白から逃れるために

圭一と仮の恋人になった。

 圭一が零にどんどん惚れて行って

ソラスの世界に召喚されてからは体の関係を

持ちかけてくると、零は元の世界に

何時もどれるか分からないので

北条君を諦めないといけないのと

思い始めていた時にミューブル王国で

北条君と再会して北条君の妻の1人となった。

 零と一緒に召喚された美知恵、りつも

北条君の妻の1人となった。

 北条君がロボットに乗った時の感想と

零との思い出に慕っていると、

 「やはり、現実でも10m以上の2足歩行は

   無理だし、足はクローラーかタイヤかな」

 北条君の言葉を受けて光悦がロボットの足は

人間のような足は無理で作業用ロボットのような

タイヤなどを使うのが普通だなと言うと、

 「だからさぁ、アニメとして……

   4回目のフィクションと北条君が言うと、

   「つかさは乗るのかよ!?」

 北条君に10m以上のロボットに乗って

戦うのかと光悦が聞くと、

 「俺か? 生身で戦います」

   宇宙空間で闘気を纏えば

  宇宙服の替わりになるし、

 ロボットに乗るより生身で戦った方が

生き残る確率が高いので言うと、

   「フッ、実体験じゃん」

 5月のソラスの世界から帰還してから

光悦と北条君はロボットが活躍する世界を

創造した神の依頼で罠にはまったテロの首謀者を

助ける為に5mのロボットを帝国から奪って

待機していたが、ロボットのコクピットが狭すぎて

快適じゃないのでロボットに乗らずに

剣で帝国側を無双してテロの首謀者を

助けた。

 テロの首謀者による後の世の流れの依頼は

達成したがロボットに乗らず行ったことは

契約違反だったので報酬額は半額に

させられた時のことを光悦が笑って言うと、

 北条君も笑って2人で時間を潰していると

クチナが北条君たちの方に来るので

 恭子が魔法を放つ準備に入ったようだ。

恭子はソリュート王国から来た人になってるし

 メイクもウィッグもしているので簡単には

バレないだろう。

 もちろん声も変えている。

 恭子が魔法を使えるのを知っているのは

境成学園(きょうせいがくえん)の中等部2年生だけである。

 恭子が準備に入ると同時に

ロサンゼルス・コンベンション・センターの周りに

待機している戦車、装甲車、歩兵が恭子が魔法を

撃った後にクチナに触る為の準備に入っている。

 ロサンゼルス・コンベンション・センター内でも

兵が何時でも動けるように準備をしているし

コスプレをして巡回している兵もいる。

 今回のアメリカ軍は輝太と戦った

バックス大尉がアメリカ特別編隊の指揮官として

此処から5km離れた所で指揮をしている。

 輝太が魔法で少女になって

大使に抱かれている横には

 大統領補佐官【デニム・リチャード・マクロード】が

輝太と対になる鳥さんのコスプレをして

クチナに触る為に待機している。

 大使にもコスプレとクチナは考えて

輝太が魔法で少女になっているアニメには

少女の母は出て来ていないが設定では名前がある

 少女の母のコスプレで20歳くらい若返っている。

  格好は輝太の忍者服に準じている。

 クチナは外装を変えて輝太が少女になっている

アニメの主人公魔神である。

  主人公は零にやらせるつもりだったが

 北条君が少年の先生のコスプレをする時の

生徒をやるので拒否されて不在である。

 

 「我が爆裂魔法を世界に、宇宙(そら)

   見せる時が来た!!

    我が爆裂魔法の前に

     人類よ! 膝け!!!

   エクシード・エクスプロージョン!!!」

 恭子が魔法を発動させると

アメリカ全土が一発の爆裂によって消滅したが

ホワイトハウス、原発、核施設、カナダなどの

国境には明美による光の壁によって

恭子の魔法から守られていた。

 各ブースは恭子の魔法を目の前で見て

呆然としていた。

 その中で失神する者、余りの衝撃で

気を失ったり心臓が止まった者もいた。

 「動けぇえええ!! クチナに!!」

   バックス大尉はアメリカが消滅しても

  明日には明美によって復活するので

 兵たちに無線を使って指示を出すが、

兵たちは余りの惨劇に腰を抜かしたり、失神したり、

心臓が止まる者が続出した。

 司令部でもバックス大尉以外は兵たちと

同様であったので、バックス大尉は

オートバイに乗ってクチナに向かい出した。

 「さすがだな……

   鳥さんの格好をしている補佐官が

  呟くので、

   「行かないの? 鳥さん」

 輝太が補佐官に聞くと、

  クチナの周りにいる北条君と光悦が

 兵に対応する為に剣を抜いてクチナを

守っている姿に輝太をチラッと見てから

 「此の場を動くだけで死にそうだ」

 脂汗を流しながら北条君たちの威圧で

動けないと言うと、

 「ほとんどの人達が声を出すことも

   出来ないのに……

 大使がフッと笑って補佐官に言うと、

  「貴方の旦那さんが居るからね」

 大使に抱かれている輝太が傍に居るから

話せると言うので、

 「鳥さん! 娘!!」

   輝太がコスプレの方で言えと

  言うのを聞いて補佐官は笑っていた。

 日本のブースでは、

  「アメリカ消滅しましたね」

 圭一がクチナが最初に一発撃つと聞いた時点で

ソラスの世界の人族の大陸が其の大陸の1つの国

ミューブル王国に人族の大陸の全ての国が

宣戦布告してミューブル王国の国境に集まった

連合軍に秋人の妻たちは本気を出さずに

壊滅されたのを思い出したり、更に恭子が

コスプレをするキャラは一発で魔素を使い切るが

恭子の魔素量は膨大でコスプレのキャラの様に

ならないので成るなら爆炎の最大レベルで

撃つだろうと予想していたので淡々と喋ると、

 「最初に撃っても良いと言った方が

   蘇生もと言ったおかげで、      

    今日は此の世界を創造した神の上に在る

      神界で過ごしてもらいます。

       現場にいるアストラさん!!」

 静玲華(せいれいか)が此の結果は

最初から分かっていたので昨日のニュースでも

流れていたことを改めて言うのに続いて

神界の転生エリアの極楽温泉エリアに居る

明美に振るので、

 『ソリュート王国の王さまが神様と仲がいいので

   特別に此のエリアに取材に来ることが

    可能になりました!

     ソリュート王国から来ました

      アストラです。

       早速、インタビューをしましょう!!』

 神界に来れた理由を言いながらコスプレを

したままで明美が近くの女性にマイクを向けて

 「どですか! 来た感想は!?」

   明美が聞くと、

    「亡くなったと聞いたけど……

      会場の方が……

 転生エリア【アメリカ特別控室】に

亡くなったことも分からずに来たことの

 説明を受けても

  ロサンゼルス・コンベンション・センターに

 来ている方が転生エリアに来ると思っていたので

戸惑っている感じで女性が言うので、

 「結果は今の状態ですが、

   今日は全てタダで極楽エリアを

    堪能できますので、貴方が好きだった

     アーティストも此処で活躍していますので

      見に行ってくださいね」

 「はぁ……

   明美が終わったことにクヨクヨしないで

    明日までは此処に居ることが出来るので

   極楽エリアで楽しんでくださいと告げると、

  女性は旦那と息子の方に死んだことに

 納得しないで歩いて行って合流すると

極楽エリアに入っていた。

   「それでは、次の方にぃいいい!!!」

  「久しぶり!!」

 メイクをして4人でバンドを組んでる方を

明美が見つけてインタビューを御願いすると、

  明美に対して手を振ってオーケーという感じで

 笑ってからリーダーが明美に挨拶をすると、

   「この前は、飛び入りで参加させていただき

     ありがとうございます」

  明美が4人に対して言うので、

 此れを聞いていた世界の人たちは

ソリュート王国がアメリカを代表するロックバンドの

LOVEと繋がりがあったことに驚いていた。

 「いいって! それより、バックコーラスで

   バンドに参加してくれない?」

 リーダーが明美に聞くので、

  「アンコール以外はダメでしょう」

 「あ……

   明美がアンコールは祭り要素もあるから

    参加は構わないけど普通にメンバーとして、

   サポートメンバーとして参加は

  バンドのイメージに合わないので

 無理と言うと、

  明美の名を言いそうになったリーダーに

 明美が耳打ちしてから

  「アストラが参加してくれると

    費用が安くなるし、コンサートチケットも

     安くできるしさ!!」

  「もっとスポンサー料を出せと」

 LOVEは明美の父や母との30年以上にわたる

交流で明美が魔法が使えるようになると

メンバーの怪我を治したり、ライブ中にギターを

クラッシュさせるのでライブが終わった後に

ギターを元に戻したりしている裏方をたまにしている。

 また、プロモーターが予算オーバーと言えば

明美がリーダーに泣きつかれてスポンサーになって

不足分を補っている。

 明美が正式なメンバーになれば

予算も気にしなくてもいいし舞台セットも

派手に出来るので両手を合わしてリーダーが

言うが、明美はLOVE専属は無理なので

お金の方でと言うと、

 「其方で手を打つよ! 8月は来れるか?」

   「コミケもあるけど時間を見て……

 リーダーが明美の提案に折れて言うが

学園が休みの時は来れるかと聞くので

 冒険者ギルドの指名依頼や

  コミックス・マーケットに参加するので

 それ以外なら時間を作ると言うと、

  「ありがとう! さぁ、旧友に会いに行くぞ!!」

 リーダーは明美に感謝して極楽温泉の幾つかある

  ライブ会場の1つに亡くなった

   メンバーたちが居るので向かった。

  「アストラとLOVEの関係を

    ツイッターやラインなどで

     盛り上がっていますので

      教えてくれませんか?」

 日本ブースだけは通常運転なので

明美に圭一が質問すると、

『ソリュート王国の王は此の世界から

  転生した人なのでソリュート王国などを

   創造した神とは友人です。此方の神とも

    友人なので何度か私たちを連れて来てくれて

     LOVEの方たちと親交を深めまして

      支援もしています。

    アメリカで活動しているバンドや歌手など

   ソリュート王国の王と関係を持っている方は多いです。

  LOVEの方たちは私が小さいころから

 娘のように接してくれました』

   「ソリュート王国に招待とか?」

 明美の話を聞くと圭一は最近の関係ではなく

明美の親からの付き合いだと確信して聞くと、

 『ツアーが終わった後のリフレッシュで

   来訪して、私たちにギターなどを

    教えてくれました』

 「昨日のミスター・カカのライブは

   実況があるので午前6時に出ましたけど、

    ギターバトルしていたアトラスが

     他のメンバーに負けてないのが

      分かりました」

 LOVEのメンバーはソリュート王国に

リゾート感覚で訪れたついでに明美たちに

ギターの弾き方、ボーカルの練習を

教えていたことが明らかになって

昨日のライブのアンコールから明美が参加して

北条君たちに負けないギター演奏や歌を

披露していたことに感心していると、

 『最後に、ミスター・カカさんです』

   明美に近寄ってきたカカに

  明美がマイクを向けると、

   「昨日、今日のライブ参加ありがとな」

  嬉しそうに話すカカに、

 「はい! オープニングアクトで

   出せてていただきありがとうございます」

 宇都宮君たちのインディースバンドの出演を

許可したカカに感謝して言う明美に、

 「逆でも良かったよ! 

   何処からメジャーデビューするんだ?」

 宇都宮君たちのサイクロン・ムービーが

前座ではなくメインでする実力があると認めた

カカが大手のレコード会社との契約はするのかと

聞くので、

 「予定としては、大学卒業してから……

   「そうか、サポートをまた頼むよ」

 宇都宮君がネットでの音楽の発信やトークなどは

  レコード会社などに入らずに行っているのは

   レーベルを越えて交流をしたいので

  来年に恭子が社長のAKFが設立されるが

 AKFに入らないで行く。

  AKFとしては宇都宮君の意見を取り入れて

 他のレコード会社に所属しているアーティストを

AKFに移籍させないで契約する予定である。

 ライブなどの映像で生配信の時は良いが

録画の配信の時はカットしないといけないので

其れを避けたいと言う考えから……

 カカは来年にAKFが設立するのを思い出して

宇都宮君たちが直ぐにAKFに入らないで

大学を卒業してからのメジャーデビューは遅いと思ったが

宇都宮君たちは明美の眷属で長寿なので

大学を卒業してからでも早いのかとフッと笑ってから

宇都宮君たちに明美を通さずに参加をさせると言って

カカが会いたい人が待っている極楽温泉の

喫茶店の1つに向かった。

 『それでは、以上で、極楽温泉からの

   中継を終わります』

 明美が中継を終えると言うと、

  「ありがとうございました」 

 圭一が労いの言葉を言ってから、

  「さて、これからの予定を……

 圭一が静玲華に振ると、

  「ゲームはアメリカ特別編隊の司令官が

    白旗を上げましたので、クチナの

     勝ちが決まりました。

   クチナがアメリカのアニメ大使を

    望んでいるので、正式に

   オティエノ大統領がホワイトハウスで

  クチナをアニメ大使に任命させる演説が

 明後日にあります。

  国籍は日本とアメリカの2重国籍を

 日本政府も認めてクチナに発行されます。

   つかさ達ソリュート王国の方たちも

  2重国籍を認めることになっていますが

 戦闘などの行為は一切しないことが

条件ですが身を守る為の行為は除外されます。

  此処までがホワイトハウスで議論されて

 決まったことです」

  静玲華が原稿を読み終えて、

   「明日のアニメ博覧会は

     蘇生の日です。

      今日は会場に居る方は

     帰る場所が無いので

    今からログハウスなどを

   ソリュート王国の方たちが出しますので

  宿として使って下さい」

   圭一が補足を言うと、

 「此処からは日本の各テレビ局の

       特別スタジオに変わります」

   静玲華が日本に振ると同時に

 スタジオでADがキューを出すと、

  「皆さん、おはようございます。

    TBCの天理龍之介(てんりりゅうのすけ)です」

 ビシッとスーツを着こなして挨拶をする

  明美の父の言葉から始まった。

   「コメンテーターは葉月さん、中本さん

     矢野さんの3人です」

 テロップと同時に挨拶をする

コメンテーターから今回の事柄が書いてある

巨大なパネルに画面は移り

 「アメリカ政府からの正式な発表の

   詳細が載っていますが、

    葉月さん!」

 明美の父がパネルに載っている

クチナの日本国籍はアメリカ政府が

何時の間にか日本政府に圧力を掛けて

得たとなっていたことで

 この時のフィリップス大統領の関係者に

聞いても誰も分からない状態であった。

 ソリュート王国側の神や此方の神などが

出て来て更に混乱していたが、

 正式にアメリカ政府から日本政府に

圧力を掛けてクチナの日本国籍を与えたのが

フィリップス大統領の時と誰も納得は

していないが、クチナの日本に来てからの活動を

考えて発表した。

  更に、今回の事でクチナはアメリカ国籍も

 与えられて2重国籍となるが

日本政府に圧力を掛けて認めたことになった。

 北条君たちもアメリカ国籍、日本国籍を

与えられることになった。

 ただ、日本で生まれた北条君たちは

ソリュート王国側の神が日本好きという

北条君たちを北条君たちの母親に宿して

生まれたことにした。

    此の件に関しては恭子の父と

   アメリカ政府の遣り取りで

  日本生まれと分かった時に対して

 行う手なのでパネルにも書いていない。

  白髪頭で丸顔の葉月さんが渋い顔で、

  「そうですね、日本政府として

    後手後手で、お情けで

     日本国籍も付けますと……

   明美の父を睨んでから葉月さんは

  クチナが日本国籍について日本政府と

 交渉したことにすれば日本が異世界に対して

リードが出来るのにアメリカ政府と交渉して

日本国籍を得たと言う話が伝わった時点で

アメリカ政府が正式に発表する前に日本政府が

訂正してクチナの件を発表していれば

世界に対しての日本の発言が上がるのにと

 在日本アメリカ合衆国大使の手腕で

  日本政府はアメリカ大統領専用機が

   成田空港に来るまで今回の件が

    隠蔽されたことに

     舌を巻きながら告げると、

 「先程の魔法で世界が混乱しているのに

   この番組は普通に検証ですか?」

 オールバックにして細顔の矢野さんが

恭子が魔法を使ってアメリカを消滅させたので

世界がアメリカ消滅という報道をしているのに

TBCだけが内容を変えずに行っていることに

抗議すると、

 「明日になれば、アトラスが蘇生の魔法を使用して

   復活ですので取り乱すことは無いと思いますよ」

 明美の父が今回のゲームの予定通りの進行なので

世界がパニックになることはないと告げる

 何時もはプロデューサーかコメンテーターとして

ワイドショーなどの現場に今までいたが

 今回はメイン司会として出て来た明美の父が

  神界の転生エリアからの実況をすることなどで

 コメンテーターの3人に異世界のこと、

  クチナの関係を話したことでスタジオに居る

スタッフが前から知っていたことに驚いていた。

 明美の父から異世界やソリュート王国について

此処で知ったことは他言しない旨の書類に

3人はサインをさせられている。

 日本政府内で明美のことを知っている者がいても

この契約書には明美が不利になることが

あった場合は即座に死ぬと書かれているので

今まで明美たちの存在が隠蔽されていたことに

驚いていた。

 そして、アフリカに出現したセント・ギアは

日本政府内でも防衛省だけが知っていて

明美に要請したことが分かったが、3人は内閣、

各政党に明美の存在が知れ渡っていないことに

恐怖した。

 「そうですが、アメリカが消滅することは

   世界の警察が滅びたことに……

 髪をメッシュにして白髪を隠している中本さんが

此の事によるアメリカの権威がなくなったことに

ついて言うと、

 「それはないですね、ただ、

   アメリカが異世界の力を入れたことに

    今後の国連で議論されると思いますよ」

 葉月さんが中本さんに反論すると、

  「民主党は大統領選に……

 「プレイングが勢いがありますから

   異世界人の力を入れても

    変わらないと……

 矢野さんが異世界の力を手に入れた民主党が

大統領選で勝利を確実にしたのかと聞こうとすると

 葉月さんが勢いがある共和党の方が

優勢と言うので、

 「此処で、ホワイトハウスに居るスオウさん!!」

   明美の父が現場にいるクチナと同型の

  赤い機体のスオウに問いかけると、

   『はい! 此方スオウです』

 スオウが時間差もなく答える姿に

  世界がアメリカ消滅とネットでも騒がれているのに

 世界が、アメリカが手に入れたいセント・ギアが

日本の報道のリポーターをしているので、

 「良いですか、天理さん?」

   矢野さんが明美の父に聞くので

  明美の父が応答すると、

   「なぜ、異世界の、アメリカが戦力で

     欲しがるロボットがリポーターを!?」

  矢野さんがスオウが普通にマイクを持って

 リポーターをする姿に先程のアトラスの件といい

日本政府経由ではなくテレビ局が行えることに

可笑しいだろうと誓約書で書かれたことは省いて

質問すると、

 「日本好きのクチナ経由で

   ホワイトハウスの周りは焼け野原ですので

    大統領の護衛も兼ねて御願いしました」

 明美の父が理由を言うと、ネット上でも

  すげぇ、マジか、日本が最強などが踊り、

 明美の存在を生放送が始まる前に知った

3人のコメンテーターは明美の父の言葉の返事に

度のように言おうかと考えていると、

 『クチナからもありましたが、

   在日本アメリカ合衆国大使を務める

    キャロライン・ウィルソンさんの要請で

     此方に来ています』

  スオウが日本政府ではなく輝太の妻と

 公言している大使からの要請もあって

此の場に居る事を言うので

 葉月さんの

 「日本政府ではなく……

   アメリカ主導で進められていることに

  苦虫を噛むように呟いたことがマイクに

 乗ってしまったので、

  「ウィルソンさんとクチナは

    ユーチューブやラインでアニメについて

     語ったりして仲良くなり

      今回のアニメ博覧会に行きたいと言って

       アメリカ政府まで動かしたので

      日本の政治家もネット交流や

     コミックス・マーケットに出店したり

    買いに行けば後手後手には

   ならなかったでしょうね」

 明美の父がアメリカ主導になった経緯を言ったが

大使とクチナの件は嘘である。

 それを聞いて

  「日本でもアニメに精通している

    議員はいます」

 矢野さんが日本の方でクチナと交流が

出来た方がいたはずと言うが、

 「クチナは女性で警戒するんじゃないですか?」

   明美の父が交流できなかった理由を言うと、

 「ロボットでしょう、怖がるんですか?」

   中本さんが性別のないロボットが

  人を恐れるのかと問題発言を言うので、

   「さぁ、それだけAIが優れているのでは」

 明美の父がセント・ギアは人と同じように

魂があり性別もあるが詳しく言えないので

誤魔化して行った後に

 「待たしてすみません! スオウさん

   今のホワイトハウスの状況は?」

 明美の父がスオウに聞くと、

  『発表されたこと以外はありませんが、

    日本からの留学生、仕事で来た方、

     旅行で来た方も今は神界の極楽温泉に

    滞在しています。

   明日の魔法で蘇生されますが

  御家族の方にネットのURL、QRコード、

 TBCの特別電話窓口の電話番号がテロップで

出ていますので御心配の方は確認してください』

 スオウが進展はないと告げてから

多くの方が明日に蘇生されると言っても

 心配する家族向けに配慮したことを告げると

  「電話番号は間違えないようにお願いします。

    もう一度、極楽温泉のアトラスさん!!」

 明美の父が慌てないで掛けて下さいと言った後に

明美に振ると、

 光悦と明美がキスをしている場面になり……

  「エッ!?……

 「ムラサキ! 此方に来るタイミング

   教えなかったな!!」

    「世界に2人の愛を!!」

 ムラサキは明美の父から中継するからと

指示を得ていたが明美には伝えていなかった。

 その指示後に光悦がクチナの護衛を終えて

転生エリアの明美が報道している場所に来ると、

明美が労いのキスを光悦としだした時に

明美の父にムラサキが何時でも此方にと言った

タイミングでスタジオでの話が終わった

明美の父が転生エリアに振ると2人の世界に

入っていた明美と光悦がキスをしていた場面が

映し出された。

 明美は昨日はライブに出たので

  光悦と添い寝も出来なかったし

   キスも出来なかった為に

    何時も以上に光悦しか

   目に入らなかったので

  ムラサキの行動に気がつかなかった。

 光悦は中継は無いと思って

明美しか見ていなかったので気がつかなかった。

 そして、ムラサキはアメリカを消滅させた方たちも

普通に恋愛をするんですよと見せたかったのと、

光悦と明美のバカップルに対して

 ネット上で叩いて貰えれば多少は所かまわずに

キスや抱擁をするのが収まるだろうと思った

行為だったが、

 「キャラクター同士でキスは無いだろう」

   「見せたらいけない場面よ!」

 アニメで、小説で、2人の抱き合うシーンは

あるがキスシーンは無いのをコスプレイヤーが

することはクチナは嫌がるし、ファンも嫌がるので

 ムラサキに対して世界中に見せる場面じゃないと

光悦は言いながら光の剣ではなくフェニックスの剣を

鞘から抜き出す間に明美もキスする場面は

ダメと言いながら髪が銀髪に変わると、

 「2人とも結婚するんだから……

   コスプレイヤーの光悦と明美は

  将来結婚するんだから

 其処まで怒ることないでしょうと

ムラサキが言うと、

  「コスプレ中は言ってはいけない禁句だろ」

 フェニックスの剣をムラサキに向けて

光悦が言い放つと、

 「何処でも、隙あらばキスする方が悪い!!」

   ムラサキが何処でもキスをするバカップルが

  長い間一緒に居るのにキスもろくにできない

 キャラのコスプレをする方が悪いと

開き直って言う間に

 ムラサキは人型からドラゴンモードになって

  逃げ出したのを見た光悦が

   「俺は行く!!」

  天使の翼を広げて明美に言うと

  「せっかくだから業務連絡をして行くわ」

    「分かった!!」

  明美の言ったことを承諾して

 光悦が此の場からいなくなってから

  『長瀬智哉(ながせともや)さんへ

    美楽界の将棋組合の100界の

     入試試験で智哉さんは

      軽く突破できるので

       10位までに入らないと

        弟子から除名する!

       頑張ってね!!』

  今回のアメリカ消滅と違う話を

   明美がしてからカメラマンなどに

    極楽温泉に宿を取っているので

     休んでくださいと言って

      光悦の後を追いかけて行った。


  アメリカで起こったことをダイニングキッチンの

 液晶テレビで見ていた長瀬宅では、

  「息子と同じ名だな……

 朝のオレンジピールティーを飲みながらジト目で

長瀬君の父が息子である長瀬君を見ながら呟くと、

 「お兄ちゃん! 何をやってるの?」

   長瀬君の妹がスマートフォンで

  メールを送っている長瀬君に聞くので、

   「お父さんが言っただろ、だから

     クラスメイトから……

 長瀬君がTBCのワイドショーで自分の名前が

言われたのでクラスメイトから確認のメールが

来たから返信していると言うと、

 朝の支度をキッチンでしている長瀬君の母が

  「来週、静岡である将棋大会を休んで

    出かけるのでしょ、お友達と……

 「福山と一緒にね、男同士でブラブラと

   サイクリングの旅をね」

  将棋命の長瀬君が静岡県で開かれる

 中学校のクラブ対抗戦に出ないことが

不思議で聞くので、たまには将棋を忘れたいので

光悦と行くと長瀬君が言うと、

 「そう言えば、福山君の御母さんが

   私の接骨院に来院して

    息子がアメリカに行くと

     言っていたな」

 「行っていたら、神界に居るだろうね」

   長瀬君の父が光悦がアメリカに渡ったことを

  言うので答えると、

   「アメリカや日本が異世界人に寛大と言っても

     魔法1つで平気で国を亡ぼす奴らだ! 

      TBC以外は此の世界に居たければ

       拘束すべきだと!!

     それに、福山君が亡くなって

      悲しくないのか?」

 TBCはクチナの魔法、恭子の魔法、松本君の

魔法などについて此れから日本、アメリカに居るなら

重度な病気などの治療をしてほしいと議論されている。

 他の局や海外の局やインターネットで異世界人の

脅威について議論されている。

 その多くは此の世界に居たければ武装解除、

研究の為のモルモットにというアメリカが消滅して

自国が同じ目に遭いたくないために……

 「明日には蘇生されるんだ!

   岩崎さんの母親が神なんだから

    拘束なんかしたら、日本、アメリカ以外は

     直ぐになくなるよ」

  長瀬君の父が言ったことに

 つい余計なことを言ってしまった長瀬君に

  「今、なんて!!」

    長瀬君の父が叫んで聞くと同時に

   インターフォンが鳴って、

 「あっ、俺が出るから……

   長瀬君が慌てて玄関に行って扉を開けると

    「おはよう……

  学校で1番の美少女の五十嵐さんが

 襟付きの半そでシャツに薄手のロングカーディガンを着て

足のラインが綺麗に見せるパンツを穿いて足元は

スニーカーを履いた姿を長瀬君に見せながら

微笑んで挨拶をすると、

  「朝早くから……

    急に呼び出して来てくれた五十嵐さんに

   長瀬君がクスッと笑って謝ると、

 「ずっと起きていたから、明美さまの業務連絡で

   貴方から呼び出しがあると思って……

    五十嵐さんが謝ることは無いと告げると

  ダイニングキッチンから覗いている

 長瀬君の妹が

  「ブスの兄貴に1番の五十嵐さまが?」

    体を鍛えないので少し腹は出てるわ

   丸顔で頭がいい以外の取り得が無い

  長瀬君に学校で1番の美少女の五十嵐さんが

 朝早くから長瀬宅に来るなんて

信じられない光景に驚いていると、

 「不釣り合いだな……

   長瀬君の父が長瀬君の妹の後ろから

  言い出していると、

   「親に言われるのは……

 長瀬君の妹は彼女が出来て

喜ぶところじゃないのと思って呟いていると、

 玄関で何やら相談してから

長瀬君と五十嵐さんがキスをするを見て

  「あら、中学でキスしたことないのに」

 長瀬君の母が言うのを聞いて長瀬君の父は

大学で会いましたから御互い初キスじゃ

なかったねと少し落ち込んでいると、

 「今から10位以内じゃなく

   1位を取らないと破門にしろと!!

    今から神界に!!」

 長瀬君が長瀬君の父たちに告げると

  「行きましょう!」

 天使の翼を広げて五十嵐さんが

  神界の長瀬君の将棋の師匠の所に

 行くと告げると、

  「玲奈! 頼む!!」

    長瀬君が五十嵐さんに

   御姫様抱っこされて少し恥ずかしそうに

 「後から説明する」

   長瀬君の父たちに告げると、

   「太陽界の明美御殿に!!」

  五十嵐さんが神界へのゲートを開くと

 玄関に居た2人は消えて行った。

  「普通、逆じゃないの……

    彼女に抱っこされる長瀬君に

   柔道で鍛えないといけないなと

  思いながら長瀬君の父が呟いている後ろで

長瀬君の妹はスマートフォンのラインアプリを

起動して目の前で行われたことを書いたが

直ぐに消されていたので驚いていた。

 長瀬君は将棋以外のスキルは明美の

眷属になっても貰わなかったので

神界に行くための魔素や闘気がないし

スマートフォンのゲートアプリでは

神界に行くだけの魔素がないので

五十嵐さんが何時も一緒に行っている。

 五十嵐さんは長瀬君とは

中学1年生の3学期の終わりから付き合い

始めている。

 冬休みのクラス旅行で長瀬君が神界にいる

師匠に弟子入りしたことに五十嵐さんは呆れていた。

 此方の世界の将棋のプロで稼げる可能性が高いのに

100年、1000年以上とプロになるまでに

時間が掛かる上に20界にならないと

美楽界の将棋組合から給料が出ない。

 それまではバイトの日々である。

  下級神でも将棋組合に入っていると

 バイトはしやすいので何とか生活が出来る

レベルである。

 神の眷属になってまで神界の将棋の頂点を

目指そうとする長瀬君は中学校の授業に出ても

将棋アプリで対戦をしていて先生の話など聞いていない。

 更に、期末などのテストはオール白紙で出していた。

  だが、クラスメイトは長瀬君を応援していて

 将棋アプリや実際に将棋盤を使って対局していた。

  五十嵐さんも呆れつつ長瀬君と対局しているが

 レベル差が違い過ぎるので長瀬君側が飛車角馬香などが

無い状態でも長瀬君は余裕で勝つが、五十嵐さんの打つ手で

長考する時がたまにあるので長瀬君は五十嵐さんと休憩中に

何度も対局することになった。

 五十嵐さんが弱いと言っても相手が長瀬君なので

徐々に強くなっていった。

 五十嵐さんは他のクラスの男子生徒から

告白もされていたが長瀬君といるのが楽しいので

将棋クラブに入り一緒にいる時間が多くなった。

 そして、長瀬君が五十嵐さんと居るのが

気に食わない五十嵐さんに振られた男子生徒が

長瀬君を虐めていたのを発見して

 五十嵐さんが

  「私の彼に何をしてるの!!」

    長瀬君を虐めていた男子生徒に向けて

   言った言葉で五十嵐さんは長瀬君のことが

  好きだと言うことを認識した。

 五十嵐さんも男子生徒から殴る蹴るとされたが

明美と一緒に居た光悦によって撃退されている。

 そして、長瀬君を守るために明美の眷属に

五十嵐さんは志願して今に至っている。

 学校では長瀬君と五十嵐さんは

クラスメイトとして接している。

 将棋クラブには明美の計らいで

五十嵐さんは入っていないことになり

五十嵐さんは帰宅部である。

 五十嵐さんと長瀬君は明美が静岡に居た時の

光悦の家の前の家は其のままなので其処を拠点に

師匠や師匠の弟子と対局した棋譜の制作を

2人でしたり考察したりしている。

 15歳までは光悦の父より最後までは

ダメと言われている長瀬君と五十嵐さんだが

両家に黙ってソリュート王国では夫婦になっている。

 

 「あなた! 英検1級って……

   長瀬君の母が長瀬君と五十嵐さんが

  いなくなってから英検の1級を取れたことに

 不正でもしたのでは思っていたが

今の事で不正はしていなかったことが

明らかになって、

 「と言うことは……

   テレビで映し出されている

  『……多言語スキルは欲しいですね』

 司会の明美の父が話しているのに続いて

魔法、スキルと言うテーマで

コメンテーターの3人が発言しているのを

見ながら長瀬君の父が確信をもって呟くと、

 「それじゃ! お兄ちゃんのクラス……

   長瀬君の妹も今の長瀬君の行動で

  クラスメイトが英検1級を取れたのは

 多言語スキルのおかげだと分かり、

  「おとう! 私も御兄ちゃんから!!」

    長瀬君からスキルを貰えるかなと

   長瀬君の父に尋ねるので、

 「そうだな、多言語スキルがあれば

   富士山の登山後に来てもらえるな」

 長瀬君の父は外国の方が富士山の登山後のケアに

英語、中国語、フランス語など簡単に話せる

我が接骨院に気兼ねなく来れるし、他の接骨院との

差別化が出来るので商売の利益が上がると

声に出して言っていると、

 「誰から貰うんです?」

   「息子から……

 長瀬君の母が何処から多言語スキルを貰うのと

疑問に思って長瀬君の父に聞くので

 多言語スキルを持っている長瀬君からと

長瀬君の父が言うと、

 「貰った方でしょう、与えた方は?」

   呆れた感じで長瀬君の母が

  長瀬君に与えた方はと聞き返すので、

   「知っているか、裕子?」

  「知ってたら、貰ってる」

 「……そうだね」

   長瀬君の父は長瀬君の妹に

  光悦のクラスメイト全員が多言語スキルを

 貰っているので同じ中学に通っている

長瀬君の妹なら知っていると思って聞くと、

 何を言ってるのという感じで

長瀬君の妹が言うので、長瀬君の父は知っていたら

光悦が通っている中学校の全生徒が英検1級を

取っているなと思ってバカなことを聞いたと思いつつ

 長瀬君が神界から戻ったら多言語スキルを

何処で、誰に貰えるのかを聞こうと考えた。

 そして、長瀬宅は長瀬君の帰りを待ちつつ

  テレビのTBCの放送で

 輝太の天使化、北条君の天使化、タッキュールの

天使化は神から授けられた力である。

 寿命も天使化の恩恵で1000年と言うので

それだけ長いと何をやりますかと言う話に

なっているのを聞きながら

 「恋人の親は知っているのかな……

   長瀬君の父は五十嵐さんが北条君たちのように

  なっていることを五十嵐さんの両親が

 知ったら驚くだろう。

  此方の世界の者が異世界人のように

 なれることに関して長瀬君から

本当のことを聞かないといけないなと思っていると、

 長瀬君の母が朝食を用意したので

  其処からナスのステーキの一切れを

 箸で掴みながら知らない世界に行った

長瀬君と五十嵐さんを応援するのが

 親だなと思った後に

  ナスのステーキの一切れを口に入れた。


 アニメ博覧会ではアメリカ政府から

  明日はアメリカで亡くなった者が

   ソリュート王国側の神によって

  蘇生されることはソリュート王国と

 友好関係を結びこととなり

ソリュート王国の神の信者にもなり

 更なる高みにアメリカ国民は

  成し得ると発表して終了した。


 日本では輝太の母が義理の息子を

  暴走した車から守るために亡くなった。





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