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8 模擬戦の前の一時……キャラクター設定と紹介

 天理万梨菜 てんりまりな 58歳

 漫画家でペンネームは上杉マリナ。

 60前でも3つの連載を持っている。

 日本とソリュート王国で明美の同級生の三浦美咲(みうらみさき)

祖父が社長をしている出版社の副社長をしている。

 立ち上げは10年前で出版社の名前は

三浦宏、上杉マリナ、三浦瑞樹の名前の頭文字から

HMM社として動き出した。

 日本で売れそうなソリュート王国の書籍の作者を

日本に住まわして執筆させている。

 恭子の母親が書籍の利益の少しを貰っているので

戸籍を作って誤魔化している。

 2018年までには100人が日本に住んでいる。

 HMM社はバンザイなどと提携してアニメやグッズを

神界やソリュート王国、ミューブル王国などに

卸している。

 三浦宏については未来の明美から三浦美咲が

明美の眷属になることを知っているし、

出版社についてはソリュート王国の利益になるし

万梨菜が関係しているので問題視しなかった。

 三浦宏は三浦美咲が明美の眷属になった時に

万梨菜から明美に願って明美の眷属になっている。

 万梨菜は神界の眷属になる薬を使って

早めに万梨菜か秋人の眷属にしたかったが

 三浦宏は神になってまで仕事をするのか

どうするか考えて保留にしていたが、

神界のサンローアの太陽界で軌道に乗っているし、

日本の出版社に刺激を与えることが出来るのは

自分だと思って万梨菜、三浦瑞樹と妻と相談して

決意した。

 万梨菜は新潟で生まれて兄の影響で少年誌を読んで

自分も描くと言ってノートなどに描きだした。

 兄から褒められたりしていたが父から

描いているのを怒られたり、描いたノートを

捨てられていた。

 だが、中学生に上がると母に頼んで

近くのアパートを借りて投稿する

漫画を描き始めた。

 高校に上がると投稿ペースを落として

構図、ネームの遣り直しを何度もするようになった。

 高校3年生の時に佳作を取ったので

東京に出る決意をした。

 万梨菜の父は反対したが、母が万梨菜が直ぐ帰ってきますと

万梨菜の父に言って家出するような形で羽田空港の近くの

アパートを借りて佳作の連載に向けて開始した。

 

 「どうなの……

 新潟から東京の大学に入学した友人Aが

久しぶりに会わないかと言って渋谷駅近くの

喫茶店【キャッチ】でメロンソーダを飲みながら

万梨菜に聞くので、

 「まぁ、担当も男性から女性に変えてもらって

   9月から連載が始まるけど……

 アイスコーヒーを飲みながら万梨菜が答えると

  「此処に来るのに高校のジャージって……

 万梨菜の格好にフッと笑う友人Aに

  「大学には学問、恋人?」

 おしゃれな格好をしている友人Aに

嫌味っぽく万梨菜が聞くと、

 「恋人よ! 4年間で出世しそうな男を

   落とさないと……

    「がんばって……

 友人Aがハッキリ言うので呆れた感じで

応援すると万梨菜が言うと、

 「親からの仕送りは?」

「無いよ、今は時間があれば他の漫画家の

  アシスタントをしてる」

「大変ね……

  友人Aが私は親から貰って貴方より裕福ですけど

 貴方はと上から目線で聞くので、

収入が佳作の賞金のみなので担当からの紹介で

他の漫画家のアシスタントをしていると言うと

 親に反対されたのをするからという感じで

友人Aに言われたので、

 「好きだから……

   「がんばって……

 漫画が好きだから今の状況を耐えると

万梨菜が言うと、直ぐに実家に戻るねと言う含みを込めて

軽く言う友人Aに怒りを覚えていると、

頭の中に「お母さま大丈夫、成功するよ」

 謎の声がしたので、

  「何か言った?」

 友人Aに聞くと首を傾げて言ってないと言われた。



 万梨菜の2作目の連載が好況でアニメ化もして

23歳の時には渋谷にアトリエを持つようになり……

 友人Aが

  「テレビ見たわ……

 アイスティーを飲みながら

万梨菜に聞くので、

 「有難う、横の人は?」

   友人Aに御礼を言って、友人Aの横の

  男性は何方と万梨菜が聞くと、

 「恋人です。名前は……

「覚える気ないので……

  男性がアイスコーヒーを飲むのを止めて

 名前を言おうとしたが万梨菜は断るので

  友人Aと顔を見合してテレビで言っていた

 漫画が恋人と言った万梨菜を思い出して

男の影は無いねと確認してフッと笑っていた。

 万梨菜の紹介と作業風景の放送は

視聴率も良く再放送もされるくらい好況であった。

 万梨菜が化粧をして服もオシャレに着こなして

インタビューでの笑顔を見せていたので、

出版社にはモデルをしないのか、

相手が居なければ結婚をしないのか

万梨菜の親からは御金を実家に入れろとか

話が来ていたが担当の菅さんが全て断っていた。


 「だけど、売れてるのにジャージ?」

友人Aが万梨菜の格好について言うので、

 「悪い?」

   「女性なんだから、良い服、着て出ないと」

  「そうですよ、テレビで見ましたが

    化粧もせずに勿体ないですよ」

 万梨菜が要らん御世話という感じで言うと

友人Aが外出は女らしい男を寄せ付ける

格好をしないといけないと言うのに続いて

男性もテレビで見せた万梨菜の魅力が

台無しと言うので、

 「男、作る気ないから……

   万梨菜が言うのと同時に

  喫茶店【キャッチ】のドアが開いて、

   「アメリカンで! 席は?」

 「え、えっと何処でも……

   男性が店員に注文しながら空いている

  席ならどこでも良いかと聞くと

 男性を見た店員は声を上げずに返事をすると

  万梨菜たちが座っているテーブルの近くの

 テーブルに行くと

  「龍之介……

  万梨菜が男性に言うので、

 万梨菜が居る横のテーブルの椅子に座って

万梨菜に顔を向けて、

 「4時からの作業について

   家に電話したが……

    外の空気を感じたいと思って

     歩いていたら万梨菜を見つけて

      此処に来た」

 万梨菜は龍之介と話している間に

龍之介の席の方に移って座り、

 「お待たせいたしました」

   店員がアメリカンコーヒーが入った

  カップを運んで来てテーブルに置いて

 会釈して去って行った。

   龍之介が一口飲んだ後に

    「友人?」

 万梨菜に聞くと、テーブルに置いた龍之介が

口に付けたコーヒーカップを持って一口飲んだ後に

 「うん、そうだよ」

   万梨菜が言うと、

 「人のを飲むなよ」

   龍之介が苦言を言うので

    「私のを飲めばいい」

 万梨菜が私の飲んでいたオレンジジュースを

飲んでと言うので龍之介は万梨菜が使っていた

ストローを使って飲んでいる光景に

 友人Aが

  「万梨菜とは……

    龍之介に聞くので、

 「初めまして、上杉龍之介です」

   挨拶と名刺を友人Aに渡すと

 「テレビ局……

   「貴方は俳優の?」

 名刺に書いてある会社を見て

万梨菜のことについて放送した

会社の人間とわかり万梨菜との関係はと

友人Aが万梨菜に顔を向けている最中に、

男性が俳優で活躍していると

気が付いて言うので、

 「今日はTBCの社員として、今は年末の作業で

   仕事をしています」

 男性に言う龍之介に不満顔で

  「4時からどうなるの!!」

    万梨菜が聞くので、

 「そうだった……

   万梨菜に向き合って、

    「作業は夜にする。

      夕食は出前を頼んでくれ」

 「私、1人……

  午後4時からの作業は会議の為に出来ないし、

 夕食の準備も出来ないので

出前を取ってくれと万梨菜に龍之介が言うと

 夜まで1人は嫌だと万梨菜が不満顔で言うので、

   「数時間だろ」

 「この前はロケで……

   「電話はしただろ……

「そうだけど……

  少し我慢すれば良いだろうと龍之介が言うが

 我慢できないと万梨菜が言うので

  「今の章が終わるだろ。プロット考えてろ!」

    「わかった、添い寝ね」

 雑誌に連載している漫画の今の章が終わるので

次の章を考えろと龍之介が言うと、

 万梨菜は龍之介が住み込みを初めてから

  龍之介に心を許しているので

 そろそろしたいなぁと思ったことを言うと、

 「恋人じゃないだろ! 相手! 見つけろ!!」

   「分かってるわよ!!」

   龍之介も万梨菜に恋心を持ち始めていたが

  今の関係を壊したくないので其の先に

 行くのを拒んでいたので叫ぶと、

万梨菜も大声で叫んだので、

 2人でフッと笑って周りに大声を出してすみませんと

謝ってから、

 「もう、行くから」

   龍之介が万梨菜に言うと頷くので

  テーブルから離れて行こうとすると、

   「待ってください!」

 「何かな?」

   「私、トヨサで営業をしています。

     我が社を特番などで取り上げてくれませんか?」

 「売り込みは局にしてくれ!」

   「ですが……

 「今は年末の会議で忙しい! 先生の背景の仕事もある。

   他所を当たってくれ!!」

 男性が龍之介を呼び止めて営業をするので

龍之介は相手にできないと断った。

 実は、喫茶店に入る前に万梨菜が居るのを発見して

友達Aが万梨菜のことを言葉で

虐めていたのを聞いていた。

 窓越しとはいえ耳が良かったかなぁと思いながら

万梨菜が機嫌が悪くなって爆発したら不味いなと

思って喫茶店に入った。

 だから、男性の行いに対しても

営業するタイミングじゃないだろうし、

トヨサの社長から話を受けて来年の放送に向けて

企画を練っている最中である。

 男性が社内報を読んでいないこと

勉強不足であることが分かって、

 コネで入っただけの使えない社員かと

思いながら呆れていると、

 「ねぇ、今度、映画いきたい」

   「完成披露会があるが、其れで良いか?」

 「うん、いってらっしゃい」

  万梨菜が映画を見たいと言うので、

 龍之介は幾つかの映画の完成上映会に

呼ばれているし其の後のパーティーにも

出席してほしいと言われているので

万梨菜も来るかと聞くと

 万梨菜は承諾するので、龍之介は

手で後でと振って喫茶店を去って行った。

  

 万梨菜が友人Aの席に戻ると、

  「どういう関係?」

 友人Aが聞いて来るので、

  万梨菜は髪を触りながら

  「アシスタントよ」

 「放送後から?」

   「背景を描くのが上手いから

     撮影で会ってからアシスタントとして

      使ってるの」

 龍之介は恋人ではなくアシスタントとして

雇っていることを告げると、

 友人Aと男性は2人の遣り取りを聞いていて

アシスタントと首を傾げてから、

 「恋人……

   「違うわよ! アシスタント」

 万梨菜に聞くと同じ答えが返って来るが

どう見ても恋人のようなので、

 「だけど……

   「もう帰るね。2人でホテルでも行って……

 友人Aは付き合っているのと聞こうとするが、

万梨菜は椅子から立ち上がり行為を頑張ってねと

友人Aに告げて出入り口のドアの方に行こうとすると

 「ちょっと!」

   「あっ、御金は龍之介が払ってるから……

 「奢られる……

   「じゃあね」

 友人Aは男性よりも龍之介の方が上と感じて

万梨菜の口から付き合っていないと言う言葉を

欲しいので行かないでと椅子から立ち上がるが、

 万梨菜は支払いは龍之介が払っていると告げて

喫茶店から出て行き自分のアトリエに向かった。

 友人Aは伝票が無いことに気が付いて

万梨菜が龍之介に何時はらってと言ったのか

分からなかった。

 友人Aは龍之介と万梨菜の間は恋人を越えて

夫婦の関係であると感じたが、万梨菜と

龍之介を見ると体の関係はなさそうだと

感じて奪う計画を考えたが

 男性とは保険と思って付き合いは継続した。


 「もう、龍之介めぇ! エロ系の下着で……

   でも……

 喫茶店を出てからランジェリーショップが

あったので誘惑系の下着でもと万梨菜は思ったが

アトリエでの2人の今の関係を壊したくないので

諦めてプロットを作ろうと天に向けて右拳を上げていた。


 そして、夜も更けて2階のアトリエで

万梨菜と龍之介は作業をしていたが

 「あのなぁ、下着姿でやるな!!」

   「もう寝るだけだから」

 「パジャマ着ろ!!」

   「……先に寝る」

 風呂あがりで下着を着けただけで

アトリエに入ってから龍之介が分からない所を

聞くつもりと襲ってくれないかなぁと言う

気持ちもあったが、龍之介の剣幕に負けて

3階の自室に万梨菜は足取り重く向かった。

 

 「3か月かぁ……此処に来て1か月……

   童貞って何時いおう……

 万梨菜の下着姿を要らない紙に描きながら

龍之介は万梨菜の笑顔を思い浮かべていた。

 万梨菜の方も漫画が恋人だったので

高校の時に自慰をしている友人Bの話を聞いて

興味が湧いたが怖くって指などで入れる気はなかった。

 それに、漫画を描いて投稿する方が大事だったから。

 「処女だから……色気が無いから

   ダメなのかなぁ……

 呟きながら涙を少し流して寝てしまった。


  12月に入り、龍之介がニューヨークへ行く為に

 漫画の連載に支障が出るのでスタッフ全員で

ニューヨークに行くことになった。

 龍之介、万梨菜は、童貞、処女と告白してから

距離が近づいて、

 「裸でうろつくな!!」

   「2人なんだから!」

 「作業の邪魔!」

 万梨菜が風呂から上がって2階のアトリエに

裸のままで龍之介の周りを歩くので、

 恥じらいは無いのかと龍之介が怒鳴ると

私たち以外はいないからと万梨菜が言うが、

背景の作業が20か所もあるので午前3時までに

仕上げないと朝の番組の準備に間に合わないので

万梨菜に怒ると、

   「やぁい童貞!!」

 「てめえも処女だろうが!!」

   「チキン、チキン!!」

 裸を見ても襲って来ない龍之介と万梨菜が煽るので

龍之介も負けずに言い返すと

 更に煽ってくるので、

 「ニューヨークのスイートルームでヤルぞ!!」

   龍之介はニューヨークに行く前に

  バンドのプロモーターには夫婦と伝えているので

 そうしたらホテルのスイートルームを手配すると

言うので其処で初夜をするぞと叫ぶと、

   「エッ! あの……情報集めてると

     痛いそうで……

 急にモジモジし出した万梨菜が言うので、

 「夜どうって聞くとさぁ……

   「? そっちも?……

 「そう、マグロだからしてないって…… 

   「? 魚の?」

 「うぅんと、相手が横になっているだけで

   何もしないから飽きて風俗いってると……

「何も?」

  「一生懸命に相手を喜ばそうとしてるけど

    相手が何も感じないでいると……

「感じてるって、反応しないといけないの?」

  「演技すれば良いんじゃないか?」

    「それって、私は嫌だな……

 龍之介も勢いよく言ったが万梨菜の言葉で

冷静になって他のディレクターに聞いた話をすると、

万梨菜は痛いのは嫌だけど相手を満足させないと

他の女に行くのも嫌なので当分は体の触れ合いだけで

龍之介は満足しているから今のままで十分かなぁと

 思っていると、

 「菅さんは?」

   「聞いたけど、夫、下手だって……

 「誰と比べて……

   「さぁ、付き合ってる人は何人もいたから……

 「比べられるのも……

   「そうね」

 万梨菜の担当は如何なのと龍之介が聞くので、

聞いた話を龍之介に言った万梨菜は龍之介以外は

考えられないので担当の旦那さんも

可哀そうだなぁと思いながら言うと、

「パジャマ着て、ベットに行けよ!」

  「今度の章の建物を考えるわ」

 「そうか……

   3階に行って先に寝るように

  万梨菜に龍之介が言うが、

 背景用の建物などを考えると言って

1階の脱衣場に向かう万梨菜と

今日も2人だけで漫画の作業だなと

 龍之介はフッと笑って

  背景にトーンを貼って行った。


 万梨菜と龍之介は万梨菜のパスポートの

準備を兼ねて区役所に婚姻届けを出した。

 万梨菜は上杉万梨菜になったが

漫画家の方は白鳥マリナのままである。

 1983年の12月02日に出している。

  1985年9月に秋人が生まれる。


 バンドの日本公演に向けて何度も

万梨菜は龍之介と共に渡米した。 

 万梨菜はプロモーターたちの要望で

バンドのライブなどを見ながら4コマ漫画を描いて

アメリカ、日本の音楽雑誌に掲載された。


 そして、万梨菜の両親に龍之介が挨拶に行く

準備に入った。

 万梨菜の母には万梨菜は手紙を出していたが

万梨菜の父は漫画家稼業を未だに反対していること。

 担当の菅さんからも万梨菜の漫画の収入を

親だからと言って御金を寄越せと言う電話が何度も

掛かっていること。

 ただ、万梨菜のアトリエがある東京は怖いと

言うことで一度も来ていない。

 状況を踏まえて、龍之介は万梨菜と万梨菜の父との

縁を切る作戦を練ることにした。

 万梨菜の味方は万梨菜の母のみなので

龍之介が万梨菜の父から暴力を受けても

受けても耐えて、万梨菜をくださいと

龍之介が言ってもダメなら万梨菜をさらう感じで

万梨菜の父に告げながら婚姻届けを

見せて駆け落ちすると……

 実際は、万梨菜がキレてコミックスの一部の

著作権を与えると発言して万梨菜の父と

縁を切ることが出来た。

 

 呼びたくもない万梨菜の父を

結婚披露宴に参加させた。

 万梨菜の父は初めての東京に戸惑っていた。

赤坂の教会で野崎グループの関係者、テレビ局の関係者、

芸能人などが参加した。

 そして、野崎グループを引き継ぐ岩崎和夫の息子

岩崎武尊(たける)が参加した。10歳になり社交界デビューも

兼ねている。

 龍之介の本当の職も分かった万梨菜の父は

契約書を破棄しようと思っていた時に、

 「初めまして、トヨサの豊竹志(とよたけし)です」

 トヨサの社長が同じ待合室に居る万梨菜の父に

挨拶したので、

 「わ、わたしは白鳥万梨菜の父で

   白鳥光雄(みつお)です。あ、あ、あ……

 日本を代表する企業の1つの社長から

声が掛かり戸惑いながら挨拶をすると、

 「そうですか、素晴らしい男性を

   得られましたね。娘が局に入りましたが

    彼を捕まえろと言ったのに

     貴方の娘さんに先を越されました」

 「はぁ……

   トヨサの社長は同じTBCに入った

  自分の娘に龍之介を落せと伝えていたが、

 龍之介が局内では女嫌いと噂されるほどで

飲み会や接待、海外に行けば相手方の接待にも

参加しなかった。その男を万梨菜が手に入れた。

 だが、トヨサの社長は負けたことに後悔は無いので

勝者の父親に笑みを見せて言うと、

 ため息のような驚くような感じで

聞いているだけの万梨菜の父に、

   「大企業であるソヌース・エレクトリックを

     トップに持つ岩崎グループ。

      その金の一部を自由に使えるとは

       凄い男です」

 「はぁ……

   龍之介は岩崎グループの資金を自由に

  使えるほどの権力を岩崎和夫によって得ている。

 普通なら考えられないことである。

  よく他の役員や家族、親戚が反対しなかったのか。

 演技で揉めていた場に遭遇して気に入ったからと言って

在り得るかと同じ大企業のトヨサの社長は出来ないので

岩崎和夫は龍之介に何を見たのかと

 万梨菜から聞いているのかと万梨菜の父に探る感じで

聞こうとしたが、有名な企業の名が並ぶ此処に

居て良いのかと戸惑いながら溜息をしてるだけの

万梨菜の父に

   「俳優、局での仕事などで女性が言い寄って

     来るのを全て断っていたそうです。

      娘も色々と彼から手を出させるようにしてた

       みたいですが、白鳥さんの  

      娘さまの何に惹かれたか知っていますか?」

 「い、いえ……なぜ私が……

 万梨菜の父から見ての万梨菜の魅力を聞こうとしたが

  万梨菜の父は龍之介が惹かれた理由が分からないし、

 そもそも私がネームプレートを付けていないのに

万梨菜の父として大企業のトヨサの社長が

聞いて来るのかオドオドしながら尋ねると、

   「あ、そうですね、失礼なことを言います」

 「はぁ……

  トヨサの社長は謝ってから

   「一番場違いな方だと、で、考えると

     娘さんの控室の横の待合室に居るのが

      普通ですが、此処に居る。

     で、考えると、娘の花嫁衣装は見たくない、

    相手の男は認めてない、って言うところですか?」

 万梨菜の父が家族から離れて此処に居る

企業の方々に比べて輝きが無いので

 場慣れしていない方か東京に来た普通の人だろうと。

  龍之介の大学、高校の友人、万梨菜の高校の友人に

 招待状は出していない。下記の場所が急に決まり

テレビ、新聞関係者に箝口令が出されたからである。

 だが、それでも出ると万梨菜の漫画関係者は

場所バレしなければ、出席者を描かなければ

良いだろうと龍之介に詰め寄って許可を得たが、

 漫画関係者は披露宴からで挙式には出ないので

  残るのは家族だけである。

 万梨菜の父だと確信してトヨサの社長は

近寄って来て話したのである。

  トヨサの社長からズバリ言われて、

  「ヒモだと思ったので……

    「本当のことを言わなかったのは、娘さんと?」

 「漫画など最低な物でしょう。だから反対して……

   万梨菜の父が言うと、龍之介がTBCの

  プロデューサーに来年の3月からなることが

 決まっていることなどを知らなければ

万梨菜のアシスタントしか知らない万梨菜の父から

見ればそうなると思うし、漫画はデフォルトされた人物、

戦争反対と言って戦争物、暴力な物、想像力の低下など

簡単に手に入る物で子供にとって悪影響のある物である。

 その万梨菜の父の言葉に

   「その気持ちは分かりますが、

     成功したなら祝福しませんと……

 トヨサの社長も賛同しつつ、漫画を使って歴史物、

科学物など絵があることによって興味を

持たせることが出来るし、絵本から漫画なら

活字に行くよりもスムーズに行くだろう。

 万梨菜の漫画などの発行部数を考えれば

日本の音楽産業は海外からの影響下にあって

海外展開は難しいが、漫画なら出来る可能性が高い。

 その光明が出て来ている。

  トヨサにしても漫画家の発想に

 舌を巻く場合がある。

  漫画家に車のデザインなどを依頼しようと

 思っている所である。

  漫画というだけで拒絶する時代でもないと

 考えているので、 

万梨菜の父に万梨菜の夢が叶っている現状に

 喜ばないといけないと告げると、

 「ですから、家に御金を……

   「借金とか……

 「いえ、育てた権利として家に……

   万梨菜の父が御金と言うので

  トヨサの社長が聞くと権利と言うので

   「なるほど……今日だけは娘さんたちを

     祝福して下さい。それに式の後は……

 「はぁ……

   確かに無理じゃない範囲で

  親に仕送りはあるだろうが

 他の家庭なので万梨菜の父が言う権利に

反対している万梨菜との問題には介入はしない方が良いが

 そのことで不機嫌な姿をトヨサの社長以外にも

見せるのは不味いと思って告げると、

 そうですかという態度で万梨菜の父が溜息をするので、

  万梨菜の父も此の場に居る者たちも披露宴会場を

 聞いて驚いていたが、更に

   「迎賓館が使われるんですが、天皇家と……

 「いえ、私も……

   「そうですか、皇太子殿下も出席するそうです。

     私は別の方と……

 使われる場所が只の国民が使える場所でもないのに

更に雲の上の方を出席させるなんてと此処に居る者も

知らないことを告げると、トヨサの社長は岩崎グループの

岩崎和夫の方に向かった。

 「今日だけは……

   万梨菜の父は在り得ない方が万梨菜の為に来るので

  万梨菜を祝福をしようと気持ちを切り替えて

 万梨菜が居る控室に向かった。



 挙式が始まり、今日だけねと万梨菜に言われて

龍之介が待つ祭壇の下まで万梨菜の手に手を添えて

万梨菜の父はバージンロードを歩きだして行く。

 祭壇の下に来ると万梨菜の父は離れて長椅子に座り

フウゥっと安堵して龍之介を見ると、

トヨサの社長の言う通り普通の男なのに

不思議な物を感じるのは確かだ。

 万梨菜には勿体ない男だと感じながら

離婚はするなと老後は安泰だと思った。

 

 そして神父が

  「新郎、竜之介は……誓いますか?」

    龍之介に聞くと

 「誓わない」

   言うので、龍之介の父たちは何を言うのと

  唖然としていると、神父は  

 「もう一度……

   「誓わないと言った!」

 龍之介に聞くと同じことを言うので

式場に居る方々が騒めく中で

  「誓っても離婚する奴が要る。だったら

    誓わない方が価値がある!!」

 龍之介が理由を言うので万梨菜の父が

龍之介の父の方を見ると頭を抱えているので

そうなるなと思う中で神父が万梨菜に聞くと

 「はい! 誓いません!!」

   答えるので神父は龍之介と万梨菜に背を向けて

 「思っても言わないだろう。父さん、母さん」

   愚痴を言ってから

 「次、行きましょう!!」

  誓いの言葉は終えたことにして

 指輪交換に進むと言うと

  指輪が入ったケースを持って来た少女が

 ケースを開けると指輪が無いので

神父が可愛らしいドレスを着た少女を見ると

 少女は笑っているので

   「明美めぇ、指輪を買ってないの教えないんだ」

  神父が心の中で言いながら少女を睨んだ後に

 「なぜ、買わなかったんですか?」

   神父が龍之介に聞くと、

    「日焼けした後に指輪を取ると白いから

      嫌だと万梨菜が……

 「そうですか、それでは今だけでも良いので

   此方が用意した指輪を」

 龍之介が答えるので、神父は少女から受け取った

ハート形の指輪が入ったケースを見せて言うと、

 「今日だけは仕方が無いな」

   「えぇ……

 龍之介はワザワザ用意したのは無下に出来ないので

万梨菜に聞くと頷くので

 神父はケースを開けると

  オーロラの輝きを放ちながら式場を照らした後に

 龍之介がどうやって光が出たのか注意深く

指輪をケースから取りながら眺めた後に

ケースに細工があるのかと神父が持つケースを見ても

普通だなと思いながら

  「何処でも良い?」

 神父に聞くと、

  「……好きにしてください」

    諦めた神父が言うと、

 取った指輪を左手の人差し指に嵌めるので

万梨菜も取って右手の薬指に嵌めたので、

 「最後に誓いのキスは……

   神父はしないよなぁと思いながら告げると、

  万梨菜はベールを上げて

   「何処にする?」

  要求するので、龍之介は跪いて

 万梨菜の左手を龍之介は左手で掴んで

少し龍之介の方に持って行くと手の甲にキスをして、

 「姫! 無事に帰ってきます」

   「……私は?」

 龍之介が万梨菜に言うと聞いて来る

万梨菜を御姫さま抱っこして

 「神父、退場だ!!」

   告げるので、

 神父は好きにしてという感じで

  「ソリュート王国音楽隊!

    演奏スタート!!」

 神父は何処かの国の名を告げると、式場の扉が開いて

音楽隊が入って来て演奏を開始する中を

少女たちが新郎、新婦を花びらを籠から

祝うように舞い上げると其の中心を歩く

龍之介と龍之介に御姫さま抱っこされている万梨菜に

 「おとうさま、おかあさま、おめでとう!!」

   「胸が無いのは良い……

「おじいさま、おばあさま、おめでとう!!」

  「おじぃ、おばぁ、おめでとう」

 少女たちが次々に言うのを聞いて、

  「子供、孫は、まだ! いねぇえええ!!!」

    龍之介は少女たちに向けて叫んだ。


 その後、バスを待つ間の時間は式場の外で

写真撮影など行っている傍らに龍之介の父、万梨菜の父から

怒られている龍之介の姿を少女たちは笑っていた。

 ワインなどを運んでいるウェイターの1人が

  「さすが、明美の親」

    笑っていると、

 「ハッちゃん! 光ちゃん! みんなで!!!」

   少女が呼ぶので、

    「行きますか、ハッちゃん」

 笑っていたウェイターが御菓子などを手渡している

もう1人のウェイターに告げると

 「ハッちゃんじゃない」

   軽く言ってから龍之介たちと共に

    集合写真に納まった。

  


 披露宴も無事に終わり、

万梨菜の家の3階の寝室のベットで龍之介に

寄り添っている万梨菜を見ながら

 「神さまの御言葉か……

 皇太子殿下が披露宴に出席した理由を

聞いて、只の国民の披露宴に参加させた神って

天照大御神か? 少女たち、ウェイターたち、神父が

他人とは思えなかったが在り得ないだろう。

 皇太子殿下からは天皇家の行事の際の

撮影を頼まれたのでTBCとして受けるか

会議を開くことになる。

 「……神様の血を引いてるってか、フッ!」

   「うぅん……どうしたの?」

 龍之介は遠い祖先は天照大御神以外の

神の血を引いているからかと有り得ないなと

笑っていると、万梨菜が目を覚まして

聞いて来るので、

 「昨日のこと……

   時計は3時過ぎを示しているのを

  チラッと見てから言うと、

   「凄かったね、未来の私たちの息子や……

 万梨菜がハッキリ言うので

  「在り得ないだろう」

 慌てて否定する龍之介に、

  「タイムマシンで!」

 「ないだろう、在っても、

   過去の俺たちに会ってどうする?」

「祝うとか……

  空想で考える物は出来るとか聞くが

 実際に在っても何のために来るのかと

万梨菜に聞くと其のものズバリ言うので、

 「何の為に……

「集合写真って……

  来る理由が分からないので万梨菜に聞くと

 式場の外や迎賓館での主庭での撮影時に

龍之介、万梨菜の両親、親戚と結婚披露宴に

参加した人たちの集合写真。

 式場で花束などを万梨菜に渡した

少女たちと龍之介、万梨菜と結婚披露宴に

参加した人から選んだ人たちと迎賓館では

此方側のみに参加した皇太子殿下と一緒の

集合写真を別々に撮っている。

 「1枚ずつで……

   「その為じゃない」

 万梨菜が龍之介に集合写真の為と言うので

確かに全員で撮ればいいのに、ワザワザ2種類の

集合写真を撮るために未来から来た理由を

 「なぜだ?」

   「さぁ……

 龍之介は聞くが万梨菜も分からないと言うので、

  「今回の御手伝いの子たちって式場が用意したんだろ。

    披露宴会場まで来てさぁ、

     カメラマンが可愛いからって……

  分からないなら未来から来た説は捨てて

 花を舞い上げたり、一緒に歩いたり、

集合写真ではカメラマンが要望したので一緒に撮った

少女たちは式場が用意した少女たちだと思うことに

しようとしている龍之介に

 「神父って貴方に似てたね」

   聞きたくない言葉を万梨菜が言うので、

 「どこが……

   「そっくりだけど……

 「世界には……

   龍之介は否定を言うが、

 「貴方に少し似ているウェイターから……

 手が届く台の上にある鞄をとって

其処から折りたたんだ紙を万梨菜が

 龍之介に見せながら

  「何? これ?」

   「子作り予定書」

  万梨菜が言うので、

 「はぁ? 要らないだろう」

   「未来の義理の息子から……

 他人に言われる筋合いは無いと龍之介が言うと

万梨菜が息子からと言うので龍之介は受けとって

スタンドのライトを点けて読んでから、

 「役柄も書いてあるね……

   「どう、息子を見て?」

 神父は息子【秋人】、少女Aは娘【明美】などと

書いてあるのを龍之介が言うと、上目遣いで

 万梨菜が聞いて来るので、最初から知っていたなら

先程の遣り取りは無駄だったので万梨菜にして遣られたと

万梨菜に右拳をぶつける感じで振ってから、

  「実感が無いな。けど、ハーディルって……

 「冥王かな」

   「ルシフェルもありますね……

 「タイムマシンで?」

   「神様がいるから神さまパワーで……

 「そうなると、少女たちの年齢は……

   「神さまパワーで……

 「ネタになるなぁ」

   本当かよと読み上げる龍之介に

  フッと笑って万梨菜が聞くので、

 神さまの名があるので皇太子殿下から

聞いた言葉は本当で、ギリシャ神話の神さまと

娘が恋人らしいので縁が出来るなら天皇家も

国も最高の持て成しをしないといけないから

迎賓館かと笑うしかないので心の中で笑う龍之介に

少女たちも魔法で成年から少女になっているねと

万梨菜が聞くので、全て神さまの力でという

龍之介に万梨菜が漫画にすると言い出すので、

   「今度、バンドもあるが、4コマで

     OLの姉と高校生の妹の少しエロの 

      描くだろうに」

 「そうね、このネタは何時か……

   週刊連載、バンドの4コマに、新たに

 別雑誌で4コマをするのに更に連載か読み切りは

無理だと龍之介が言うと、今回は諦めると言うので、

紙を裏返すと……

   「行為の注意点とか書いてあるが……

 「初めてはゴムを使うのがいい……

   「バンドの第2レグが来週で

     行きますが、マンハッタンの夜景を見ながら……

 「無しで……

 笑顔で龍之介を見ている万梨菜の唇に自分の唇を重ねて

暫くして離れてからウットリしている万梨菜を

 見ながら日々変わっていく万梨菜の体を

  先ずは堪能だなと思って万梨菜の唇に

   再び重ねた。

 

 秋人が創造神になった影響で

名字が上杉から天理に変わった。

 漫画の方は結婚後の上杉マリナを

其のまま使用している。

 旧姓は白鳥から上杉に変わっている。 

 結婚前の出版物などの名は白鳥から

上杉に変わっている。

 白鳥家は万梨菜からの著作権の件は

無しになり白鳥家に渡った著作権の御金は

万梨菜に帰っている。

 万梨菜は完全に縁が切れてホッとしているが

元万梨菜の母については昔に恩を受けたと

言うことにして傑作集の権利を渡しているが、

元万梨菜の父には言わないようにしてもらっている。

管理は岩崎グループの岩崎銀行である。

 


 「ヘタレです」

「そうだな、結婚式後もしてない」

 「お母さまも……

「高校や大学で、普通あるよな」

 「奥手でしょう」

「少年誌だから、エロは無いか」

 「お父さまと付き合ってから……

「そちら方面も」

 「24って普通?」

「お前は14だろ」

 「お兄さまは16でした?」

「誕生日前だから……

 「……

「どうした?」

 「はやいなぁっと……

「15で成人の異世界じゃ普通だろ」

 「そうですよね」

「まぁ、神様だと1億年以上も処女っているけど」

 「私たちって……

「何度も依頼先で大人になってるな」

 「……言わないで!」

「フフッ、明美は何歳でしょう?」

 「女に年齢は聞かないの!!」

「永遠の何歳にする?」

 「5歳で!!」

「……17歳だろ」

 「次回の設定&紹介で会いましょう!!」

「フッ、またな」

 


 






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