6 異世界も含めれば……キャラクター紹介と設定
2 異世界からの御使い……キャラクター紹介と設定の続き
明美が朽ちた塔の装置を直している。
エルガに気づかれないように美里、沙良によって
此の世界に持って来る時に塔を壊したが、壊す際に
沙良たちに注意していたのが守られなかったので
美里たちに愚痴を言いながら明美は塔を直している。
修復魔法など魔法が効かない部品や装置が多いので
交換用の部品を皮袋に詰めて来ていたが
無い部品もあり明美は無から作れるが
時間が掛かるので神界の24時間営業の部品店に
何度も行った時に明美さまってファンに言われて
ファンに囲まれながらサインをしながら
購入していた。
「貴方とは何度も勝ってますが……
光悦が秋人に朽ちた塔の近くの草原で
告げるので
「戦ってるじゃ……
未来でも何度も戦っているのかと思いながら
光悦に向けて秋人が言うと、
「ゲームでボロ勝ちですよ!
秋人にいちゃんは弱い!!」
光悦はゲームで秋人に勝っていると言うので
ゲームかよと秋人がフッと笑った後に
「稽古を御願いする」
光悦に秋人が告げると、
「それじゃ、まずは……
光悦は動こうとしたが急に空を見上げて
動かないので、秋人は観客席に居るアキナたちの
笑顔を見て勇気を貰おうと
アキナ達の方を見ていると、
「それじゃ、行きますよ!!」
光悦が稽古を始めると言うので
秋人は光悦の方に振り向いて希望の剣を構えると
「炎を纏うし宇宙を駆ける不死鳥よ!
我のもとに来て、鎧となり、我を守れ!!!
装着!!!!」
光悦が急に高らかに叫ぶと、フェニックスが上空に
姿を現してからフェニックスは勢いよく形を崩しながら
光悦の体を隠すように包み込むと光悦を包んだ炎が
眩しく光って秋人たちを照らした後に
フェニックスのプレートアーマーを纏った
光悦が立っていた。
「それは、無いだろう!!!」
秋人は光悦の姿を見て
抗議すると、
「お義姉さん達から思いっ切りやれと……
光悦がアキナたちに言われたからと言うので
秋人はアキナたちを見ると手で違いますと振っているので
「聞きたくないけど……
考えたくないけど光悦に秋人が聞くと、
「未来の御姉さん達です。 ハハハァ……
酒の余興で秋人と本気の光悦の決闘を
未来のセーイラたちが見たいと言うのを
光悦は逆らうことは出来ないので
乾いた笑いをしていると、
「……そう」
観客席に居るアキナたちの前で未来のアキナたちに
文句を言えないので秋人も諦めて呟くと
「手加減はします!!!」
光悦は叫びながら攻撃を開始した。
秋人は目の前から一瞬で消える光悦に
目で追うが何時の間にか光悦の剣は
腹に来ているのを察知しても避け切れないので
真っ二つになるかと覚悟したが、
寸止めで止める光悦に余裕だなと
秋人は怒りを覚えながら回避するが、
何度も同じことを光悦にされた秋人は
息を切らしながら距離を置いて
剣先を地面に向けている光悦に
「お前、戦って!」
此の世界を創造したエルガを光悦に
倒してと秋人が言うと、
「未来が変わるので無理です」
光悦が答えた言葉を聞いて地面に腰を下ろした
秋人が
「そうだが、神と戦えるのって……
「その為に明美が……
自分の力ではエルガは倒せないと
光悦との稽古で思い知らされたので
弱気なことを言うと、
光悦は其の為に塔のシステムを直していると
明美が居る朽ちた塔を見ながら言うので、
「そうだったな……
秋人は時が止まった周りを見ながら
俺の妹は凄いなと思いながら一息してから言うと、
「時が動けば一気に忙しくなります。
食事でもどうです?」
ツヴァイこと伊藤剣が手に持っている籠を見せながら
秋人に言うので、
「アキナたち! 戦の前の腹ごしらえだ!!」
秋人はアキナたちに告げてから地面にシートを広げて
籠からサンドイッチやピザが乗った皿をシートに設置した
座卓テーブルの天板に置いているツヴァイを見ながら
「良く入るな、そうか! 皮袋と……
朽ちた塔で発見した皮袋と
同じ構造かと聞くと、ツヴァイは頷くのを見て
「それも上からか……
神界の物だったのかと腰に下げている皮袋を
手で触りながら秋人が言うと
「私たちの武器も……
アキナもシートの上に腰を下ろしながら
自分たちが使用している武器のことを言うと、
「アキナさんのは先を読める指輪ですね。
アキナさんのスキルを使えるように
明美が制作したものです」
アキナの左薬指に嵌めている指輪の性能を説明しながら
天然水が入ったペットボトルを座卓テーブルの天板に
置いているツヴァイが言うと、
「義妹に、義妹に感謝ね!」
ティーナは話の流れで腰から下げている
皮袋に入っている瞬殺ソードRとLの制作者が
明美と分かって感謝していると、
「まだ時間が掛かります。食事にしましょう」
「酒は無しでな」
ツヴァイがゆっくりしようと告げると
秋人は未来のアキナたちの酔っぱらった声を
思い出してアキナたちに言うと、クスッと笑う
アキナたちに
「岩世村の竜神山に染み込んだ水が川へと
地下水へと……汲み取った……
長野県の岩世村の近くの地下から摂取した水が入った
ペットボトルを見せながら光悦が説明していると、
ツヴァイが座卓テーブルの天板に9人分の紙コップを
置いたので光悦が注いで行って……
「それじゃ! 勝利を!!」
「乾杯な……
光悦が音頭を取ると秋人が小声で
アキナたちに行った後に、
「「「「「「「「「 乾杯!!! 」」」」」」」」」
全員が叫んで和気あいあいと食が進んで行くが
明美はクソッと私も一緒にと怒りながら
聖龍のシルヴィアがサンドイッチを
食べているのを横目に作業を進めていた。
そして、朽ちた塔の屋上に光悦たちが集うと
私だけ除け者と少し怒っている明美に
「終わったら御義父さん達と
勝利の宴をすればいいさ」
光悦がエルガとの戦いの後の宴を全員でしようと
明美に近づきながら提案すると、
「光ちゃん……
明美は光悦の提案に笑みを見せながら
目を閉じて光悦と抱き合ってキスをすると、
「此の場でやることかぁ!!!」
ツヴァイが2本のギャグハンマーで同時に
2人の頭を叩くと、
「ちょっと、キスするだけだろう!!」
明美が痛いと跪いて嘆いている間に
光悦は頭を手で触りながらツヴァイに
抗議をしているのを聞きながら
秋人たちは目を逸らしていた。
「え、えっと、それでは御兄さま達を
創、じゃなくって、神にする儀式を行います」
明美が人から神になる儀式を行うと言った後に
魔法陣が書かれている床に秋人たちを
右手で此処にと合図をすると、秋人たちは魔法陣の
真ん中に移動した。
明美は首から下げているペンダントのロックを
首の後ろで外して両手で包み込むように持ってから
ペンダントのトップに埋め込まれた
宝石に魔素を吸入すると両手の隙間から
光が漏れ出すと同時に
「我の願いにより、この時、この時空に集え、我が聖龍よ!!」
明美が詠唱すると朽ちた塔の上空に8柱の聖龍が
姿を現した。
「神を倒してくれない……
巨大な力を持った聖龍を見た秋人が
神に成らなくても良いんじゃないのと呟くと
「100%無理よ! アキトさん」
パティーレイスが言うので、
「言いたくなるだけ……
フッと笑って秋人が神に成る覚悟は
揺るがないとパティーレイス、レーイナたちを見渡して
言うと、
「シル! 貴方も元の大きさに!!」
シルヴィアがピピピピィっと声を出しながら
他の聖龍と同じ大きさになった後に
「光ちゃん! ツヴァイ! 天使化!! ブースト!!!」
明美が光悦、ツヴァイに叫ぶと、
光悦は天使化して更にブーストをすると
髪の色がオーロラになり目も虹色に変わり
更に背中に現れたオーロラの翼を広げて上空に上がった。
ツヴァイも同じようになり、
「おい、おい……
アキナたちが驚きの表情をしている中で
秋人が光悦、ツヴァイの姿を見て
エルガを簡単に倒せる力を持っているし、
朽ちた塔へ行けと言った冥王の圧よりも
何倍も上だろうと冷や汗を掻きながら呟く間に
「私も!!」
明美が叫ぶのを聞いた秋人はオーロラに輝く
透明の布をロングのワンピースのように巻き着けた
明美の姿にオオッと声を出して見つめるので、
「お兄さま! 下着もない裸なので……
ジックリ見られると何も着ていない姿を
秋人に見られるので恥ずかしそうに
明美が御願いするのを
「秋人にいちゃんに今後みせるのに……
光悦がフッと笑って言うので、
「そうだけど、生まれた時から御風呂に……
「私たちの生まれて来る子たちの練習も?」
明美は赤ちゃんの時から忙しい明美の母の
代わりを秋人がしているが、秋人に初めて見せる
此の姿をジッと見られると
恥ずかしくなることを言うと、
秋人は10歳以上の差がある妹だから
明美の母の代わりにやらされるのかと思っていると、
アキナが私たちの赤ちゃんの育成の為に経験を
させるのねと微笑んで言うので、秋人は王族なんだから
乳母や付き人に任せるんじゃないのと嫌そうな顔で
考えていたら
「秋人さんの子たちは普通の子でないので
普通の人達には任せられない」
ツヴァイが秋人に説明をするのを聞いて
秋人は子供を作らないのも有りだなと思っていると
明美、アキナたちが秋人の思考を感じて
鋭く見つめて来るので、
「子作り頑張りましょう!!」
秋人は苦笑いしながら叫ぶと、
明美が
「正龍はそれぞれの色の水晶に!
私、光ちゃん、ツヴァイは
残りの3つのどれかに!
魔素を注ぎ込め!!」
光悦たちに告げると、明美たちは魔素を
水晶に向けて放出すると水晶が光り輝いて行った。
そして、魔法陣も光出して秋人たちを隠すように
夜空に浮かぶ月に向けて光の帯が上がると、
「明美さま!」
聖龍で7柱の長である白き龍の
レイドールが成功したかと尋ねると、
「世界を動かします! お兄さま!!
お義姉さま達!!!
エルガを倒してください!!!」
頷いた明美が
新しい姿を現した秋人たちに告げると、
自分の体から溢れる力に戸惑う秋人は
明美の言葉を聞いて、
「よし、邪神を叩くぞ!!」
朽ちた塔から秋人がアキナたちに告げて
深紅の翼を広げて飛び出すと、
アキナの青の翼、ティーナの橙の翼、レイーナの藍の翼、
セーイラの紫の翼、ナンシーリエットの緑の翼、
パティーレイスの黄の翼をそれぞれ展開して
秋人に続いて飛び出して行った。
エルガは神殿でアキナたちを献上しに来る各王国を
迎えるために合成魔物をモニターを見ながら
配置していると、南南西から自分より力が強く、
12柱以上の力を持つ者がエルガの前に立ち並んだ。
その間に、明美たちはソリュート王国に渡り
アキナたちの父たちに自分たちのことを話していた。
「お前たちは……
少し太り地味のエルガが秋人たちの力の前に
怯えながら尋ねると、
「此の世界の権利を貰う!!」
「な、なにを!!??」
秋人はエルガに人差し指を指さして叫ぶと
椅子から立ち上がり何を言っているんだと
エルガは語気を強めて言うと、
「お前の野望も! これまで!!」
「他の世界に私たちを売ることを阻止させてもらう!!」
ナンシーがレイーナがエルガに向けて言うと、
「売買済みの……その風貌は……
エルガは狼狽しながら後退すると椅子にぶつかり
アキナたちの高貴なオーラに怯えながら合成魔物を
アキナたちに襲わせた。
人馬が数騎が向かって来る。
キングオーガが雄叫びを上げて数人が向かって来る。
人型の蜂が何千匹と向かって来る。
蜘蛛蟻が透明になり何千匹と向かって来る。
ワイバーンが、此の世界には存在しない
竜の数頭が上空から秋人たちが逃れた時の為に
待機している。竜は取引相手の世界から来たのだろう。
そして、ヘビモスの数頭が鈍重のような体なのに
足取り軽く秋人たちの後方の湖畔から秋人たちに
向かいながら角から雷を放そうとしている。
ソウルイーター数体が鎌を持って姿を消して
亜空間から秋人たちに向かって来る。
それ以外の魔物が魔法の杖を持って攻撃態勢に
なって秋人たちに向けている。
「これだけの数があれば……
エルガは勝てる、勝てると念じながら
覇気がない声で言っていると、
「負ける気がしねぇ……
秋人は多くの魔物が来ると言うのに焦ることもなく
冷静に分析して余裕で言うと、アキナたちも頷いている。
秋人の頭の中に妹の明美から声が入り
「お兄さま、魔物にエルガを撃てと叫んで下さい」
「彼奴の支配権を奪えるのか……
「それが創、じゃなくって此の世界の
神になったんですから」
「はっきり言え! 創造神と!!」
「何のことかなぁ……
エルガの魔物の支配権を奪えると言うので
なぜ出来るのか秋人が明美に聞くと誤魔化すので
ハッキリ言えと言うと、
明美は惚けながら念話を切ったので
「聞いたな、全員で叫ぶぞ!」
秋人は1人でもエルガから支配権を奪えるが
アキナたちと共に行うと言うので
アキナたちは頷き
「「「「「「「 エルガを撃て!!! 」」」」」」」
襲って来る魔物に命令をすると、
魔物たちは転回し、湖畔から秋人たちに向かって
来ていた魔物は其のままエルガに向かって行った。
「う、嘘だろ……
エルガは青ざめながら此の場に居ては
不味いと思い此の世界から太陽界の
自宅の管理部屋に戻る決意をした。
エルガは神殿から消えたので魔物たちは其の場に
止まり秋人たちの命令を待っている。
「どうする……
秋人は此のまま強力な魔物が生息するのは
不味いから倒すしかないかと考えていると、
「冒険者たちの稼ぎになりますから
其のまま放置と生息場所を指定しますから
お兄さまはエルガを追って下さい!!」
明美から声が入って魔物の此れのことを
聞いた秋人は
「此奴らの生息場所を!!
どうやって行く? 彼奴の所に……
アキナたちに魔物を任せて
エルガを追う方法を明美に尋ねると、
「エルガの元にと念じて下さい」
明美が行き方を教えてくれたので
秋人は念じてエルガを追った。
自宅の地下の管理部屋に戻ったエルガは、
「何なんだ! あの力は……
秋人たちが居る世界を、自分が創造した世界を
壊すために椅子を探しながら独り言を言っていると
電話が鳴るので、スピーカーモードにして出ると
『何時になったら送って来るんだ! 私のペットに
したいのに!! 聞いてるか!!!』
「トラブルが発生して……
名前は言わないが上級神で海王界で議員をしている
トリトラからの催促だが今の状況を言うわけには
行かないのでシステムの故障とエルガが言うと、
「明後日までに!! 違約金を払っても……
トリトラが言い終わる前に切れたので、
「まさか、遮断された……
電話の内容が人身売買だとは言っていないが
電話局が判断したのかと考えるよりも、
両手で電話機の台を持ち上げたので
電話機は床に落ちるのを気にせずに
「逃亡しないと、まずは……
台を秋人たちが居る世界のシステムに向けて
投げる前に今後の計画を少し考えて呟くと、
「そうは! させるかぁぁあああ!!」
エルガの前に秋人が現れて、
「なぜ、来れる!!?」
「御前と同じだからだ!!」
「馬鹿な! 神に成る……神に成っても
私が登録しないと此処には……
秋人にエルガが驚きながら叫ぶと、
秋人はエルガと同じ神だからと告げるが
エルガは自分が創造した世界には神に成る
試練の塔など設置しなかったので有り得ないし、
神に成った人間が神界に来るには登録が必要なのに
秋人が来ていることに狼狽しながら
エルガは持ち上げていた台を床に落とすと、
「観念しろ!! お前はここで、終わりだ!!」
秋人はエルガに向けて言葉を発すると
エルガの体が崩れて行く中で
「な、な? 体が……お前は……何者?……」
秋人に秋人の正体をエルガは聞こうとしたが
灰になって消えて行った。
「俺か、創造神らしい……
山になった灰を見ながら秋人が
終わったと思いながら言うと、
「お兄さま! 光っている板に手を!!」
明美が秋人の頭の中に今後のことを伝えて来るので
周りを見渡すとキーボードが置いてある横が
光っているので其の場に行くと、
「これに、手を……
「はい! お兄さまの魔素を注ぎ込んでください!!」
「どうなるんだ?」
「お姉さま達の世界が御兄さまの物になります。
後の手続きは此の時代のハッちゃん、サッちゃんに
任せておけばいいです」
「そうか、よし!!」
光っている透明の蓋の中に神鉱石の水晶があるので
水晶に向けて秋人が魔素を放出し終えると、
『SS1019999……の管理者
アキト・ソリュート・ウエスギ・デ・アストゥーニーズ・イ・ジャパン
の登録完了……』
システムが登録完了をスピーカーから発して、
「これで……
秋人は全て終わったと安堵していると
『お兄さま! 此の家の取得税など掛かりますから
払って下さいね!!』
明美が土地購入も同時に行ったので
太陽界に払う税金を払ってと言うので、
「御金ないぞ!!」
『王様になったんだから……
「まだだろ!!」
『さぁ! 宴会だ!! あッ!
ギルドのハッちゃん達も!!』
秋人は急な御金は用意できないと言うので
王様なんだから民から絞り取れと言う明美に
それは出来ないし、王様じゃないと言うと、
明美は急に話題を変えて宴会をしようと言い出すので、
「おい! 御金どうするんだぁ!!!!」
誰もいない管理部屋で
秋人は明美に向かって叫んでいた。
「境成学園駅から徒歩10分か……
秋人は明美から貰ったスマートフォンの地図アプリを
見ながらピンが立っている場所にアキナたちと向かっていた。
境成学園を見ながら西の住宅街に行くと空き地が多く
此れから新築が建てられるのだろう。
行き交う人たちが秋人たちに挨拶をしてくれるので
軽く会釈しながら進んで行くが、
「天理さんの親戚ですわ」
「すごいわね、あの胸……
「1人は妻で、後は愛人?」
「6人も養っていけるのでしょうか?」
「漫画家と言っても……
「そうですわね、親戚の子は王様って……
「嘘を……
「息子に、1人譲ってもらえないかしら」
「羨ましいですわ、6人も恋人を連れて……
女性2人の立ち話を小声だが聞こえたので
秋人が苦笑いしていると、
「秋人さん、恋人が6人って……
金色の髪をツーサイドアップにして薄手のセーターに
カーディガンを重ねて足のラインが出にくいパンツに
スニーカーを履いているアキナが私たちのことが
知られていますねとクスッと笑顔で言うので、
「未来の俺たちが何度も来てるみたいね」
「俺たちは、18か19で止まるのか?」
秋人はナンシーと腕を組みながら
未来の自分が頻繁に来ていることを言うと、
道着っぽい服を着て通気性のある革靴を履いた
ナンシーが未来の私たちが同じ年齢だから
行き交う人が分かるのかと聞くので、
「多分、明美との年齢差を考えて
二十歳前にしてるんだなろうな」
「なるほど、40前の私たちが
明美に会いに来るのは不味いか?」
超ミニのスカートを穿いているがロングコートの前を
閉めているレイーナが40歳差は無理かあるかと聞くと、
「だろうね」
秋人は明美から年を取るのが止まるのは個体差があると
聞いているのでレイーナの言葉を受けて、
神界には年齢を操作する薬もあるし、魔法もあるので
何方かを使って来てるのだろうと呟きながら
エルガの家の購入は冥界の王のハッちゃんが
秋人の魔素で支払えるが登録に時間が掛かるので
立て替えてくれた。
ソリュート王国の経営も優秀なタレガと言う
参謀を見つけるように明美から言われたが、
秋人は探すのは大変そうと感じて明美に紹介してと
頼んだが其れは御兄さまが自分で探してくださいと
言って帰ったので、秋人はタレがの捜索よりも
先に優秀な人材を集めるのが自分の最初の仕事と
考えて取り組んでいる。
タレガの捜索はナンシーたちがしているが
未だに発見が出来ていないので何処に居るか
明美からヒントを聞き出せていたら
今頃は発見できているのにと思いながら
3階建てのレンガ風の壁を見た後に
門柱の表札を見ると、
「渋谷から移るのは良いが、よくやる……
「100%?」
秋人と結婚したい明美が秋人の両親を秋人を
創造神にする過程で下級神にして名字も上杉から
天理に変えたので戸籍上は秋人と両親は赤の他人。
住んでいる所も渋谷から此処に引っ越ししているが
秋人は両親が高給住宅街に住んでいたし、両親の
ファンが家まで押しかけて来ることは
なかったので引っ越しする理由はないのにと
周りを見ると境成学園の時計塔が見えたので
秋人は明美が境成学園に通う為に引っ越しをしたのかと
考えながら呟くのを聞いた
ふっくら系の長袖のワンピースに日傘をさして
ロングの髪を三つ編みにして胸の方に回している
パティーが明美の行いねと言うので、
「さぁ、会いますか?」
秋人がフッと笑った後に、
両親に会うと言ってインターフォンを鳴らすと
「……10分、おい」
直ぐに出てこないので待つこと10分、秋人は
待てるかと何回も鳴らすと、
隣の家から赤ちゃんの明美を抱いた秋人の母が
出て来たので、
「か、母さん……
「困った顔を見たかった!!」
目に涙を浮かべて秋人が秋人の母に言うと
帰って来た言葉に、
「3年ぶりに再会した母親の言葉かぁ!!!」
怒りを込めて秋人が叫ぶと
周りの家の窓から人が、通行人が立ち止まって
秋人たちを見ている中で、
「引っ越しとか、明美の世話で
未来の息子が来てると、再会って思わないわよ」
秋人の母の言葉に納得して、
「そうか……
未来の自分が秋人の代わりにしていたことに
笑みを見せて呟くと、
「さぁ、家に入りましょう!」
秋人の母が言うので
「「「「「「 はい、お義母さま!!! 」」」」」」
アキナたちが揃って言うので、
やっぱり、法律的に、愛人? 漫画の稼ぎで?
外国の美人を!! 誰が正妻? 等とヒソヒソと
言われている中で家に入り、リビングに入る前に
「父さんは?」
「企画会議……
「相変わらず、忙しいな」
秋人の父について秋人の母に秋人が聞くと
テレビ局の来年の企画会議と言うので
秋人の父が務めているテレビ局以外にも製作費などで
他局にも秋人の父は顔を出すので秋人の父を労うように
秋人が言うと、
「父に言ってくわ」
秋人の母の手で寝ていた明美を
赤ちゃんベットに寝かした後に
秋人に告げると、
アキナたちは眠っている明美を見るために
赤ちゃんベットの方に行くので、
「隣の家には?」
秋人は秋人の母に隣の家に居た理由を聞くと、
「私の担当で、
今度、出版社を立ち上げることにしたから」
三浦さんの父と新しい会社を
立ち上げると秋人の母が言うので、
「余裕あるの?」
「貴方の国と神界がメインになるわ。
社長で執筆はしないから……
「それも、未来の俺から?」
漫画を週に1本を書き上げるにもスランプなどで
締め切りまじかになって秋人が時間がある時は
手伝っていたので、秋人の母が新しく立ち上げる雑誌に
書く余裕は無いだろうと聞くと、秋人の母は社長のみで
ソリュート王国などがメインターゲットと聞いて
未来の秋人が歴史の流れを変えない為に勧めたなと
思って聞くと、
「そうよ! 三浦さんが副社長で殆ど仕切るから」
「三浦さん? 神界や俺の国のことも?」
隣の家の三浦さんが会社を切り盛りすると
秋人の母が言うのを聞いて、秋人は一般人が
別の世界と関わるのは不味いと思って聞き返すと、
「娘の眷属になるの、三浦さんの孫が……
明美の眷属になるから問題ないわと
秋人の母が言うを聞いて
「何やら何まで準備されてるな」
今時点で未来のことまで決まっていることに
苦笑しながら秋人が告げると、
「今はね、秋人の漫画を描いてるのよ!!」
秋人の母が秋人のソリュート王国での
様子を漫画で描いていると告げるのを聞いて
「エッ!? 俺の……
「未来の私が原作で、私が画をね」
驚く秋人を他所に秋人の母が言うので、
「……そうですか」
プライバシー侵害だからダメと言っても
ダブル秋人の母に創造神になっても勝てる気がしないので
其のまま書いて行ってくださいという感じで秋人が呟くと、
秋人の母の言葉を聞いていたアキナたちが
見せて下さいと言うのでジュースや御茶などを用意して
5巻まで出ている単行本を読んで盛り上がった。
「それじゃ、明美の世話で交互に来るから……
夕方になったので秋人たちはソリュート王国に
秋人、アキナたちは明美の世話をする
スケジュールを決めて戻って行った。
明美が兄である秋人好きにならないように
鬼のように接しれば良いと思って冒険などで
明美を迷子にさせたり明美を置いて逃げたりしたが
アキナたち、秋人の母に将来は秋人の御嫁さんになる為の
修行よと言われて秋人の計画は失敗している。
秋人には敵が多かった……
そのころ隣の三浦家の
3階のトレーニングルームから
「変わらないね……
「永遠の18才ですから」
瑞樹が窓から天理家に入って行く秋人たちを見ながら
未来の秋人に尋ねると答えるので、
「私は……
「普通に年を取ります」
瑞樹も秋人と同じ18で止まるのと言い出す前に
人間として年を取ると言うので、
「そうなの……
唇を尖らせて私だけという感じで瑞樹が聞くので、
「つかさみたいに、行為で人間を神や眷属に出来ないし
魔法で行っても中位準眷属までしか出来ない。
美咲が明美の眷属になるから其の時に
明美の眷属になれるから……
「でも、20過ぎよ!」
秋人が18で止まるのに私は20過ぎよと
瑞樹が文句を言うので、
「明美の眷属に成る時に18にする?」
「そうね……
「マネージャが急に20前って言うのは?」
秋人と同じ年齢に戻すと言っても、
マネージャが見た目が幼くなるのは
問題かなと言う秋人に、
「そうね……
マネージャとしては年を取っていた方が
立ち回りが良いかなと悩む瑞樹に、
「年齢操作のスキルを持てばいいよ」
秋人がニヤッとして言うので、
「もう、あるならあるって……
初めから言ってよと秋人に体を寄せて
文句を瑞樹が言うの聞いて
「俺も30までは年を取れたから
王の貫禄も出て、今は30までなら
赤ちゃんから操作できます」
スキルの説明をする秋人に
「何のプレイする?」
瑞樹が聞いて来るので、
「2回戦なら……
最初は普通で、赤ちゃんと聞いて悪戯ぽく
微笑む瑞樹に2回目はそうしましょうと
告げると目を閉じめるので
秋人は瑞樹とキスをしてから
「ねぇ……
スカートのファスナーを指で下ろしながら
上目遣いで瑞樹が聞いて来るので
「此処で?」
「隣の家に声をね……
「防音だから洩れないよ……フッ」
秋人は瑞樹のスカートを脱がすのを手伝いながら
語ると、
「もう、2人か3人ほしい……
瑞樹は甘い声で秋人に要望を言うと、
「アキナたちにも言ってるけど
3000年先……
「そうなの……
「俺たちの子と結婚させたがる
上級神が多いからね」
「そう、今日は……
「何時も通り、無しで行くよ」
「たまには、ボツボツとか色々と……
「ネットで買うよ!」
「うん……
秋人は聞くことができないことを
瑞樹に説明をしながら瑞樹の服を脱がしながら
キスをしたりして2人の世界に没頭して行った。
明美が6才になると秋人の母は
富士山を見ながら描きたいと言い出して
静岡県の富士市に引っ越しをした。
明美は秋人が創造神となった影響で
下級神の両親の間に創造神として生まれたが
其の力は大きいのでハーディル、
サンローアによって封印された。
秋人たちも創造神の力を制御する訓練をして
中級神として神界などで生活をしている。
明美は高等部1年生時点でレベル750で
太陽界の冒険者ギルドではSSSランクであるが
他の界では張ったりだろうと思われている。
小等部4年生の時に同じクラスの
つかさ達を上位準眷属にしている。
神界で明美の眷属にしてもらっている方が
いないのが冒険者パーティー【アポロ】の
特長となっている。
明美は創造神なので単独で異世界移動、時間調整が出来るし
神界の時間を止めることが出来る。
ただし、時間を操るのには莫大な魔素量がいるので
今の時点では1か月以上の時間を操るのは無理である。
秋人も出来るが1週間である。
アキナたちは時間を操るスキルが無いので無理である。
時間調整を出来る方は神界では100人くらいいるが
時間を1時間止めるか数日の時間を行ったり
戻ったりできる程度である。
サンローアから与えられた明美御殿には
天空界の製造会社が制作した高額の時間調整室があり
つかさ達が数年を異世界で過ごしても時間調整室から
出れば元の時間に戻っている。
年齢も戻る。
ギルドなどに時間調整室はあり其処から
各異世界に行く。
異世界を創造する者はレンタルで時間調整システムを
借りている。
ギルドには旅行会社もあるのでギルドメンバーの
明美たちはツアーや単独での異世界旅行を楽しんでいる。
沙良の世界、秋人の世界、ソラスの世界には
明美がギルドに登録してあるので明美の冒険者パーティー
アポロのメンバーは自由に移動可能である。
明美たちが申請すれば神界の住人でない者も
一緒に行くことが出来る。
ただし、神界にはサンローアなどの
12柱の許可がないと下界の者は入れないが
明美御殿、転生エリア、太陽界は明美の一存で
入れる。それ以外の他の界に入れる時は12柱から
許可された証のチョーカーを首に着ければ入れる。
明美はアドラーから悪魔と言われている。
明美は仕事は仕事、味方でも明美が悪と思えば
平気で叩くので……
明美の神界、ソリュート王国では
アケミ・ソリュート・テンリ・フォン・ウエスギ=ジャパンと
名乗っている。
アケミ・ソリュート・デ・ウエスギも使っている。
パクオットとの結婚によって違う名前もある。
芸能活動をする時は上杉明美を使っている。
一人称は私、昔は僕。
秋人は御兄さま、アキナたちはアキナお姉さま、
1人の場合は御姉さま。
父、母は御父さま、お母さま。
つかさたちは名前呼び。
恭子の御母さんは叔母さま。
サンローアたちはサッちゃん、ハッちゃんと
呼んでいる。
偽名でアストラも使うが光悦も使ったりする。
「ようやく、私の紹介が終わりました」
「長かったな……
「お兄さま、瑞樹お姉さまの所には……
「未来の俺の、その後?」
「はい! お兄さまとヤレないから」
「瑞樹の同僚か恭子の親父の会社関係を使って
娘に隠れて会ってたよ」
「不倫だぁ!!」
「何で!? アキナたちには出くわしてバレたけど……
「お兄さまは?」
「未来じゃなく……
「はい!」
「美咲ちゃんに会っていても瑞樹にそっくりじゃない。
だから、瑞樹のことすっかり忘れていて……
「そうですか? アキナお姉さまたちは
お兄さまの子と分かったみたいですよ」
「教えてくれよ!」
「秋人をビックリさせようと……
「瑞樹お姉さまの言う通り隠してました!!」
「瑞樹……
「たまに、アキナたちの妻会議に出て
秋人との遣り取りを!!!」
「あっそう、明美にも……
「行為の録画は参考になりました!!」
「俺も見たけど、消去してくれ!!」
「ええ!!!
「何年も生きるんだから、暇つぶしに……
「そうですか、俺は見ないから……
「私たちの所だけモザイクにして……
「売りましょう! 皆さんの参考に」
「モザイクにしたところで直ぐ分かるぞ!!」
「違う人で!」
「あのなぁ、俺が愛する明美たち以外はやらん!!」
「おおぉぉ!!!
「明美ちゃんは光ちゃんとか……
「あ、それは俺も認めてるから問題ない」
「お兄さまが1番です」
「1番になりたい……