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5 何時までも若くありたいわ……キャラクター紹介と設定

2 異世界からの御使い……のキャラクター紹介と設定の続き

 

 「お兄さまと……

   「はい、そうです。お兄さまの妹の明美です」

 秋人が明美が御兄さまと言ったので

確認の為に聞くとニッコリして言う明美に

 「此処に来させた……

   秋人がハーディルの特命で来たので

  明美も神様なのかと恐る恐る聞くと

   「お兄さまも……

 「私たちも?」

   明美がそうですとニコッとして言うと

  肌の露出が多いワンピースを着てピンヒールの

 オーバーニーブーツを履いてロングコートを羽織っている

レイーナが明美に確認すると、

 「はい、お義姉(ねえ)さま!」

   明美に言われて

 アキナ、ティーナ、レイーナ、セーイラ、

ナンシーリエット、パティーレイスが

お姉さまと言われて悪くないわねと感じていると

 「お兄さま、この書類にサインを」

   「なるのに……

 秋人が明美から受け取った紙を見て

  「婚姻届け……

 「はい、ソリュート王国のです!!」

   神に成る為に必要な書類かと思えば

  婚姻届けの書類でソリュート王国のだと言うので

 「誰と誰の……

   「私と御兄さまの! 

     御義姉(ねえ)さま達の分もありますよ」

 秋人が明美に尋ねると

  明美と秋人、ついでにアキナたちの

婚姻届があると言うので、

 アキナたちは勝手に結婚したと決めたけど、

国に対して報告もしていないし、逃げていたので

此の婚姻届けの書類に書けば正式に認められると

思っていると、

 「妹と……

兄妹で結婚は無理だと言い出そうとした秋人に、

 「お兄さま! 大丈夫です!! 血は繋がってません」

   明美が結婚が出来ますと言うので

 「義理なの……

   「はい! そうです」

 義理の妹と聞く秋人に笑みを見せて明美が言うと

聖龍のシルヴィアが秋人に写真を見せるので

 「こら! シル!!」 

   明美が奪おうとするが上手く逃げるので

  秋人に写真が渡って、

   「赤ん坊は……

 秋人の両親と母の万梨菜の腕の中で眠っている赤ちゃんの

写真を見た秋人が呟くので

 「私の両親に、お母さまに抱かれてるのが私です」

   「俺の両親だけど……

 「他人の空似ですよ!! さぁ! サインを!!」

   明美が写真の人物を言うと

  秋人が自分の両親だと告げるが

 違うと強引に言う明美に

  「お前の両親の職業は?」

    秋人がジト目で聞いて来るので、

 「お父様は漫画家で、

   お母さまはテレビ局のプロデューサーです」

 「逆だな……

 慌てて答えていた言葉にシマッタと明美が思っていると

秋人が俺の両親の職業が逆と言うので、

   「そうだったんですか!? さぁ! サインを!!」

 知らんぷりして明美が言うと

 「どっちが義理になったんだ!!?」

   「もちろん! 私が教会の前に捨てられていたのを……

 秋人が突っ込んで来るので答えると、

 「自分で言っていて可笑しいと思わないか?」

   「職業が変わったんですよ……

 秋人の言葉に冷や汗を掻きながら明美が言うと

シルヴィアは前足を手の様にして腹に乗せて笑っている中で、

 「覚めてないのか?」

   髪はワイルドに伸ばしてスッとした鼻筋で

  どことなく秋人に似ている光悦が

 酔いから覚めていないのかと明美に尋ねるが、

  「お前は?」

 「秋人にいちゃんの妹の旦那です」

   秋人が聞くので答える光悦に、

 「シルが悪い!!」

   明美が上手くいかなかったのはシルヴィアが悪いと

  呟いているのを他所に

   「と言うことは、俺とも結婚して……

 「えぇ、逆ハーレムですね」

   秋人が普通無いだろうと思って言うと

  光悦が苦笑いしながら答えるので

   「秋人さん似を集めているの?」

  ロングスカートを穿いてブラウスの上から

 ショートコートを着ているセーイラが

光悦に尋ねると、

 「そうでもないですよ、

   ツヴァイはキリっとした顔立ちですから」

 秋人似を集めているわけではないと

伊藤剣(ツヴァイ)が明美に酔い覚まし用にマジックボールを

飲まそうとしているが明美が大丈夫と断っているのを

左手で此の人ですと指しながら光悦が言うと

 「元教え子が心配なので来ただけの、赤の他人です!」

   ツヴァイが結婚はしていないと言うと

    「確かに……

 ティーナがツヴァイをシッカリ見るために

ツヴァイに寄り添って言うので、

 「私は女性に触られるのは……

   「秋人の妹は良いの、良いの?」

 ツヴァイはティーナの胸プレートが左腕の当たるので

少し離れてと言うと、ティーナが明美の背中に手を当てて

触っていたのにとツヴァイに言うので、

 「女性じゃなく、元教え子ですから……

   元教え子だから触って良いのとティーナから

  目を逸らして言うツヴァイに、

  「どっちなの、奥さん? 教え子?」

 ふっくら系のロングワンピースを着ている

パティーレイスが質問すると、パティーレイスの目を見て

誤魔化しはダメと言われていると思ったツヴァイは

 「秋人くん! 婚姻届けにサインを!!」

   秋人に早くしろと振ると、

 「詳しく言えよ! 妹と結婚できる理由を……

   不満顔で言う秋人に

 光悦とツヴァイは顔を見合わせてから

  「「 此の世界じゃ! 

      親戚、親兄妹と結婚出来るから!! 」」

 やけくそ気味に言う2人から修理道具を用意している

明美を見て

 「分かったよ! 世界を、アキナたちを守る為に!!」

   未来じゃ結婚しているみたいだが

  変えれば良いわけだし、逆ハーレムなんか許したらん!!

 光悦と言った奴は御似合いだから良いかと

思いながら渋々承諾すると、

 「お兄さま! 嬉しいです!!」

   作業を止めて明美が言うと光悦が

  アキナたちの分もと秋人に婚姻届けを渡していると

   「俺の名なの……

 婚姻届けの書類の最後の欄に

  承認したと書かれた所の名前に

アキト・ソリュート・ウエスギ・デ・アストゥーニーズ・イ・ジャパン   

 書かれているので光悦に聞く秋人に、

  「国にいる人数の数、結婚しているかを日本の戸籍を元に

    貴方が王になってから実地した。 

     それまでは貴族くらいしか把握していなかったが

      それも好い加減だったので、貴族など

       強引に村から優秀な赤ちゃんを連れて来て

        子供にしていたのがバレて

         慌てていた」

 光悦の代わりにツヴァイが説明したのを聞いて

  「それじゃ、私も……

 アキナが言い出すので、

   「それは無いですよ! アキナさん」

 光悦が王族は村や町から魔法で素質を見て赤ちゃんを奪うなど

流石にないと慌てて言うと、

 「だってぇ、秋人さんを夫にするなんて……

   何処の馬の骨とも知れない者を

  一目見て夫にするなんて在り得ないから

 村から本当の両親から引き裂かれた者かなと

アキナが言うと、ティーナたちも確かにと頷いているので、

 「お義母(かあ)さまと瓜二つなのに

   言います?」

 明美がアキナの母と似てるのにと言うので

  「似てると思って……

  アキナの母に似てる赤ちゃんをと言うアキナに

   まだ言うかと光悦たちが呆れていると、

 「どっちでもいい! 王は俺を王にすると言ったんだ!」

   秋人が本当の子供でもない秋人を

  王にすると言ったアキナの父の言葉だけで

 十分だと告げるので、

  「私が王女でなくても……

 セーイラが悪戯っぽく言うので

  「セーイラは、セーイラだ!」

  王女でも王女じゃなくても御前が好きだと

 セーイラを見ながら秋人が言うと、

  「そう言えば、王女としてお父さまに身代金を……

 セーイラが御金が無くなり困った秋人が

セーイラの父に要求したことを言い出すので

 「お前が言い出したんだろ」

 秋人がしたことでは無くセーイラが薦めたと言うので

  「それって、明美が不正をしていた領地持ちの貴族からって

    神の啓示で伝えたんじゃ……

 光悦が説明をすると、

  「お父さまが最近活躍していなかったので……

 「そう……

 セーイラが運動不足のセーイラの父親も巻き込んで

行った件でもあると言い出すと

 秋人は空を見つめてセーイラの父親も自分と

同じ目に遭ったなぁと思い出しながら

 嬉しそうに語り出そうとする

  セーイラに振り向いて……


 「お金が……

   皮袋の中には鉄貨1枚(この時は10円)しかなく

  宿に泊まる御金もないし野宿するにも

 魔物がいるので休めないしなぁと思っていると

秋人の頭の中に明美から御金を工面できる方法を聞いて、

 「アキトさんを援助している神様から……

   アキナが何時も御世話になっている神さまと

  告げると

   「アキトを2人で支え合って行けば

     最強の騎士になると、なると……

 ティーナが此の世界の神さまではない神さまを

推している理由を言うと、

 「私の奴隷に良いって……

   最愛の奴隷に出会えると此の世界の神さまではない

  神さまから言われて秋人を見つけてから

 「女王様と御呼び!!」と、秋人を調教しようとしたら

抵抗された時に「打たれても快楽を受け付けられても

 御前の御主人だ!!」の言葉にメロメロになりながら

  「女王に!!」と更に頬を赤くして言うが

 「女王! 結構だ! 俺が王で、御前の御主人さまだぁああ!!」

 秋人も負けずに応戦した結果、レーイナの奴隷と言う

立場の秋人になったのは表向きで、レーイナの国から

秋人が逃げる時にレーイナが「王なら私を連れていけ!!」と

言われて「好きにしろ!」と秋人が言って

 アキナたちと共に行動を共にしている。

  「そうなんですの。その神さまは……

 セーイラは王都の視察をしている時に護衛と離れてしまい

王都で買い物をしていた秋人たちと出会って

アキナたちと話しながら王都の西の門の詰所に行くと

セーイラは旅に出ると言って手紙を門兵に渡して

秋人たちに付いて来た。

 秋人は何故ついて来るのと思いながら

騒ぎが大きくなる前にセーイラの父に

セーイラが書いた手紙を渡すように

御金を門兵に渡して逃げた。

 その時に御金を使ったので……


 「不正ですか……

 王都から直ぐ近くの領主が税収などを

誤魔化していることを告げた秋人にアキナが言うので、

 「証拠は?」

   「神から貰った裏帳簿!!」

 レーイナが証拠が無ければ無理と言うが

4人に見せながら明美から貰った裏帳簿を見せて言うので

 「これで脅すの? 脅すの?」

   ティーナが聞いて来るので、

 「そうだ! これで当分の路銀が得られる」

 裏帳簿を渡せば大量の御金がと右口角を上げて

秋人がニヤッとするが、

「それなら、私を誘拐した領主として

  お父さまに渡した方がより多くの御金が得られますよ」

   領主をセーイラ誘拐犯にして

  秋人がセーイラの父親に報告をしてから

 一緒に助けたことにすれば褒美として大金が

得られるし領主の不正も明るみになるからと

両手を軽く叩いて笑みを見せるセーイラに、

 「誘拐犯にするの?」

「その方が御父さまもアキトさんもウィンウィンと…… 

  「そうですね。

    セーイラに関しては御咎めなしになるかも」

 そこまですることもと秋人が苦言を言うと

セーイラの父親も秋人も両方共が得すると

セーイラが言うのを聞いて、

 アキナが上手く行けばセーイラと秋人の関係を

認めてくれるかもと言うので、

 「それで行こう!!」

   秋人の号令の下、セーイラは父親に

  身代金要求の手紙を書き出していると

 「詰所から高価な紙を……

   羊皮紙を数枚、インクと羽ペンを詰所から

  持って来ていたセーイラに感心しながら秋人が呟くと

 「此処から近いと言っても……

   レーイナが御金がない今の状態では

  近いと言っても夜になるぞと苦言を言うので

 「神さまから、これ……

   小さいボールを見せながら秋人が言うと

 「何なの、何なの?」

   ティーナが聞いて来るので、

 「ゲート用の魔法のボールさ!」

   「ゲートって、高等魔法の……

 秋人が此の場から目的の場所にドアを開けて

行く感じで行けるゲートの魔法が付与されていると言うと

アキナが高等魔法がボール球にと驚いているのを無視して、

 「だから直ぐ行ける! 手紙を詰所に持って行って

   直ぐに行く!!」

 秋人がセーイラが手紙を書き終わってから

誘拐犯にする領主の元に行くと告げた。

 

 「領主さまは……

   「寝室だが……

 屋敷の門兵がフードを被った男性に聞かれて

答えると、

 「至急よんで来てほしい!

     上玉と遊びたいだろう!?」

 「そのコートの女か?」

   「そうだ!」

 「なぜ……

   「借金で売られたのさ……

 「なるほど、上玉だったな……

   「暫く待っていろ!!」

 明美からの情報通りに女遊びを毎夜している領主は

夕暮れの時間は夜の為に寝ている。

 領主と近づきたいのであれば女を宛がうのが早いので

村長や商人たちは借金の形で押さえた女を連れて来る。

 税収や商売での便宜を図ってもらうのである。

  門兵の1人が屋敷に向かってから

1時間経ってから戻って来た門兵が、

  「女だけ……

 門兵が言うのでフードを被った男性はコートを着た

女性だけと言うので、

 「それだけ……

   「顔は見せない者など……

 「そうですか」

   「声は覚えた、あと何回か行えば、

     商売したければ便宜を図るだろう。

      さっさと、どっかに行け!!」

 フードを被った男性が苦言を言うと

顔を見せない不審者を通すわけがないと言うので

見せなくってもとフードを被った男性が一緒にと

言いたげだったので門兵が声は覚えたので

何かしたければ数回同じことをしろと言われて

門前払いされたフードを被った男性が

屋敷の門から離れてから門兵が見えない場所に来ると

フードを被った男性がフードを脱いで

  「俺たちも行くぞ……

 屋敷に潜り込むぞと、

秋人が林に隠れていたアキナたちに告げると、

 「セーイラの御父さまは?」

   「馬や馬車なら急いでなら直ぐだろう。レーイナ!!」

 アキナが主役が来ていないと言うので、

秋人たちはゲートで来たが、誘拐犯とした領主から

脱税をしたことを揉み消すように要求した手紙を読んで

向かっているセーイラの父親についてレーイナに聞くと、

 「アキト! 私の耳には、もう其処まで来ている」

   レーイナのスキル【遠聴】を使って

  セーイラの父親が来ていることを告げるので、

   「ティーナ! セーイラの父が来たら……

 「暴れる! 暴れるのよ!!」

 秋人がティーナに声を掛けると

暴れられると喜ぶティーナに

 「声を……合流して入って来てくれ」

   声が大きいので下げてと手でジェスチャーしてから

  ティーナと別れて、

 明美から受け取った地図で隠し通路から侵入する

  秋人はセーイラが連れてこられた部屋の

 隣の部屋に入ると

  「完璧だな、この絵画をずらすと……

    小さい穴が壁に開いていて隣の部屋を

   覗けるようになっていた。

 来客の言葉を漏らさずに、変な行動を起こした時に

直ぐに隣の部屋に踏み込めるようにしている部屋である。

  そして、女と遊ぶ部屋でもある。

 秋人が部屋に置いてある鞭などを見渡して

レーイナの部屋と一緒だなと思っていると、

 「良い女か……!!」

 部屋の扉を開けて入って来た領主が

   コートで身を隠していた女性のコートと

  顔を隠しているヘッドドレスを取ると

 「セーイラ殿下!!」

   領主は目の前の女性がセーイラと確認して

  驚き叫ぶと、

 「私は親の借金で売られた……

バレてもあくまで借金の形で売られた女と言うので、

   「そんなわけは……

     セーイラ殿下ですよね」

   領主はセーイラの父親が借金で売るわけがないので

  確認すると、

   「違います! お父さまで、村長の名は

     シュタウファー19世です」

 「殿下! 陛下の名でしょ!!」

   「違います! 村長の名です!!」

 あくまで村娘と言うセーイラに困っていると

  「旦那さま!! 陛下が!!!」

 執事が部屋に入って来てセーイラの父親が

来たと言うので

  「いないと言え!!」

    「旦那さま……

 「証拠もないん……

   屋敷には居ないと言えと領主が言うが

 執事が居ると返事をしたと言うので

  証拠も無いので大丈夫だと思ったが

 目の前にセーイラが居るので、

  「殿下! 此処に遊びに……

 「売られて貴方に遊ばれるために……

 遊びに来たことにしてと領主が言うが

セーイラは親から売られて来たと言うので

 「破れかぶれだ! 陛下を撃てぇぇえええ!!!」   

   此の場を打開するにはと

  屋敷に居る私兵が陛下たちに襲い掛かるが

 ローブを被ったままのティーナの2刃の太剣の前に

気絶されて行った。

 領主はレーイナが鞭で虐め倒して呆気なく降参した。


 屋敷の外で縄で捕まっている領主を見ながら

  「脱税の罪から逃れるために我が娘を……

 セーイラの父親が軽装な鎧を着ながら

眼光鋭く告げると、

 「違います! セーイラ殿下が遊びに!!」

   セーイラの父親の言っていることは

  違うと言う領主に、

   「私に身代金を要求しただろう!!」

 セーイラが書いた羊皮紙を領主の前に投げると

地面に落ちた羊皮紙を龍主が拾い上げて

 「書いていません! 誰にも言って書かせていません!!」

   領主が叫ぶが、

    「証拠があるんだぞ! お前が書かせたんだろう!!」

 セーイラの方をチラッと見てから

セーイラの父親が言うので、バレているなと

ティーナが思っていると、

 「何処に脱税の証拠が……

 領主が脱税の証拠があるのですかとセーイラの父親に聞くと

証拠を持っていないセーイラの父親は困ったように

セーイラやフードを脱いでいるティーナを見る中で、

 「此処にありますよ」

   秋人がアキナたちとセーイラの父親の所に行って

  裏帳簿を渡すと、

   「おまえ!! 殿下を売りに来た!!」

 縄で捕まっている門兵の1人が秋人の声で

  セーイラを売りに来たフードを被った男と言うので、

   「私の夫になる方です」

 セーイラが秋人を紹介するが、

  「そうか、なるほど、アルプよ!

    あくどくしているな」

 セーイラの父親は裏帳簿の確認後に地面に裏帳簿を

領主の目の前に落とすと、領主は書いた覚えないんだけどなぁと

思いながら確認していると、裏帳簿にはアレやコレやと

最近のことも書かれていて言い逃れが出来ないと

領主は悟って下った。

 「お父さま!!」

   セーイラの父親から

  無視されたセーイラが叫ぶと、

 セーイラの父親は秋人を見てから

  「アキナ王女、ティーナ王女、レーイナ王女は

    国から捜索願いが来ているので

     帰国を! セーイラ、結婚を認めよう」

 此の場から直ぐに立ち去りたい感じで

セーイラの父親が言うのを聞いて、

  アキナたちは秋人と別れたくないので

 嫌そうな顔をしている中で、秋人も今日あったばかりの

セーイラと結婚するのと思っていると、

 「3人も別れたくないようで……

   セーイラがニコッとして言ってから

 明美に言われて来客の部屋のタンスに隠されていた

竹から出来た紙の束を

 セーイラの父親に渡すとゲッとなってから

  領主の執事(アルプ領の運営を任されている)に

 御前が書いたのと無言で圧力を掛けていると、

 「どうしたんだ? セーイラの父は?」

 秋人がセーイラに聞くと、

  「そうだ! セーイラ! 3人も一緒にな!!

    結婚は無理だが……

 慌ててセーイラの父親が言い出すので、

  「陛下?……

 領主もセーイラの父親の変貌ぶりに驚く中で、

  「前から知っていたことで、実はですね…… 

 セーイラが紙の束を見つける前から知っていたことを

此処で言いますねと言うので、

 「セーイラ言うな! 今から言うことは他言無用だぞ!!」

 セーイラの父親は慌てて自ら言うと言うので聞くと……


  アルプ領には王の避暑地があり、

 其処に身寄りのない者を集めて仕事をさせている。

  王は激務の公務からの休みで行くのだが

 其処は王自ら選んだ女性とイチャイチャする

場所でもあった。

 つまり、愛人に会いに行っているのである。

  妻たちとの関係が冷め出してから行っている。

 避暑地の管理は領主の執事がしていた。

  「同じことを……

 レーイナが領主と同じことをしていたのねと

鞭とバァンと両手で引っ張って言うので、

 「此奴みたいに抱かない! 寄り添うだけだ!!

   王位継承権もあるから!! 

    避暑地にいる女性だけだ!!」

 「と言うことは、脱税も知っていた……

 領主みたいに商人たちに便宜を図らないし、

御金も貰っていないとセーイラの父親が叫ぶので

秋人が領主の行いも知っていたなと

セーイラの父親に聞くと、

 「バードル代官のフォルムから聞いていたが

   避暑地のバードルのこともあり見逃していた」

 セーイラの父親が領主の執事の役職を言うので

領主は陛下に任命されいたことに驚いていると、

 セーイラの父親は領主の執事から脱税をしていたことは

知っていたが避暑地のこともあり黙認していたと

告げるので、

 「セーイラから避暑地での行いが領主に漏れるかもと

   慌てて来たんですか?」

 アキナがセーイラの父親に尋ねると、

  「そうだ! 娘のことは心配していなかった」

 セーイラの身の安全より自分のことが心配だと告げるので

秋人は親失格だろうと思っていると、

 「公にはなっていない、妻たちも知らない……

   セーイラに関しての秘密を言い出す

  セーイラの父親に変わって

   「私、魔法全属性を持っているんですの」

 告げるので、アキナたちはフォーク以外持てないと

聞いていた普通の王女と思っていたら、

火、風、水、土の魔法を使えると言うので驚いていると

 「すごいなぁ、あッ! ゲートも?」

   「魔素量が少ないですし、空系は特殊系なので……

 秋人が凄いと言うと、空系は使えないとセーイラが言うと、

  「私だけが……

 ティーナやレイーナのように戦えないアキナが脹れて言うので

  「アキナは、傍にいるだけで勇気を与えてくれる。

    大事な人だよ」

 秋人がアキナが居ないと困ると言うと

アキナは頬を染めて秋人に背を向けていると、

   「セーイラも婚約者がいたわね」

 レーイナがセーイラもアキナたちのようにいるでしょうと

セーイラの父親に聞くと、

 「婚約解消、勝手に手紙を置いて王都を出て行ったので……

   王宮に来ていた侯爵の息子【ジュリーア】は

  会う約束を破棄されたり何時も袖にされるので

 婚約破棄をセーイラの父親に告げて帰って行った。

  王家と関係を持つことは侯爵家にとって重要だが

 セーイラの行動もありセーイラの父親は何も言えずに

見送った。その直後にセーイラが誘拐された話が入って来た。

 「と、言うことは……

   秋人がセーイラはフリーなので結婚には

    障害が無いんだなぁと思っていると、

 「君は、どこの……

   セーイラの父親が改めて秋人に聞くので、

    「アキトさんは異世界から此の世界に来た者です」

 アキナが秋人の代わりにセーイラの父親に告げると、

  「異世界? 嘘じゃ……

 信じられないセーイラの父親はアキナたちの目を

ジッと見てから

 「信じよう、困ったな……

   「困ったとは?」

 受け入れるが問題があるとセーイラの父親が言うので、

セーイラが尋ねると、

 「セーイラの婿を王にする気だったからな……

   それを聞いて秋人はエッとなっていたりすると、

    「お父さま、なぜです?}

 セーイラが聞くので、

  「息子たちは王の器ではない。王宮、王都以外で

    民と会うこともしない。会うのは自分を

     持ち上げる者たちばかり。

   私も王になる前に色々な経験をした。

    ビックアリ討伐やサックヒルの捕獲などな」

  セーイラの父親が民と共に経験をしないからと

 語ると、

  「なぜ、私の婿が?」

 セーイラが続きを聞きたいので聞くと、

  「セーイラは全属性の魔術師だ!

    魔素が少ないと言っているが

     王都など一瞬で灰に出来る者だ!

    セーイラを上手く手なずけられる者なら

     セーイラのことを妻たちに告げて

      セーイラの婿を王にする気であった」

 「よく隠し通せたな」

   セーイラの父親の話を聞いて

  セーイラが魔法使いと誰も気が付かなかったなと

 秋人が呆れて言うと、

  「分かったのは狩りに一緒に行った時だ!

    小さいセーイラが頭の中に呪文が浮かぶからと

     試しにしてみなさいと言ってな……

 セーイラの父親は明後日の方を見ながら言うので

  聞かなくても分かったので、

   「護衛とか……

 「今日の護衛もセーイラ専用の護衛隊だ!

   私と一緒に居る時だけ魔法を使うためのな……

  秋人が王が一人で狩りは無いので

 セーイラが魔法を使えるのを知っている者はと聞くと

セーイラの父親がセーイラの父親とセーイラが一緒に

行く時の専用の者たちなのでバレないでいると言うので、

 「魔法を使いたい時ってありますから

   分からないように人をコケさせたり、

    水を掛けたりして、

     使えないストレスを解消していましたわ」

 セーイラが公に魔法が使えないので隠れてしていたと

告げると、セーイラの父親も婚約者だった者たちも

被害にあったんだろうとセーイラの父親が苦笑しているので

察している秋人に

 「さて、セーイラが自ら夫と言ったアキトだったな」

 暫くしてからセーイラの父親が言うので

 「そうですが……

   「改めて言おう!

     何処の馬の骨と分からない君を

      直ぐに爵位を授けることは出来ないが

       セーイラの護衛任務を命ずる」

 秋人が聞かれたので答えると、身分が違うので

セーイラと直ぐには結婚をさせることが無理なので

苦肉の策としてセーイラの父親が命ずると、

 「護衛……

   「後の3人には」

 秋人は役職もなかったので逃げ惑うばかりで

アキナたちが持って来ていた御金だけが頼りから

正式に役職が就けられて御金の心配もすることが

無くなるので良いかもと思っていると、

 セーイラがアキナたちにはと

セーイラの父親に聞くので、

 「他国だからな……

   「愛人」 

 セーイラについては王権限で何でも出来るが

アキナたちは他国の王女であり勝手にセーイラのように

秋人と結婚の道を作るわけにいかずに困っている

セイーラの父親に愛人のことをとセーイラが言い出すので

此れで誤魔化しができるかは分からないが

 「護衛の者にアキナ王女をさらった者は

   倒されて、セーイラの護衛と共に居ると伝える。

    他国を見たいと4人が言ったからと……

 苦肉の策を告げるセーイラの父親に

セーイラもアキナたちの態度で秋人のことを好きで

結婚したいと想っているのは分かっていたので、

 「結婚は?」

   「そこまでは責任は持てん」

 アキナ、ティーナ、レーイナと聞くセーイラに、

アキナはソリュート王国がアキナ捜索隊を結成して

セーイラの国に近日中に訪れることになっている。

 ティーナとレーイナは見かけたら教えてほしいと

言うくらいでソリュート王国のようになっていない。

 ティーナに関しては剣の達人で男性より強いというので

国としては居ない方が良いくらいに思っていたりする。

 婚約者もいたがティーナの胸ばかり見ていて

ティーナは気持ち悪いと言って婚約者を打ん殴っていた。 

 行方不明なので婚約破棄させているが公にはなっていない。

  レーイナも似たり寄ったりである。

 アキナ以外はセーイラの父親が結婚を認めても問題は無いが

アキナに関しては聖母のようにソリュート王国で

拝められているので無理なので断ると、

 「まあ、いいですわ、暫く此処に居て

   アキトさんの剣の修行を……

 「修業?」

   すんなりと諦めたセーイラが秋人に修業と言うので

  セーイラの父親が聞き返すと、

   「ティーナの稽古では上達しませんので

     我が国の最強騎士に稽古を……

 「ハッキリ言うなぁ……

   「私の私の……

 ティーナは剣の腕はアストゥーニーズ大陸で

1位であるが教えるのは別とセーイラが言うので

秋人はティーナに教わっているが剣の振り方など

独特で参考にならないのは確かだと呟くと、

ティーナはワザと隙を作って秋人に自分の胸に

顔を埋めてもらう為に胸を支える皮鎧を着けずに

行ってるのが悪いのと呟いていると、

 「鞭さばきなら……

   「私は無理ね……

 レーイラが秋人に教えられるのは此れと言うと

アキナは何も出来ないので秋人に教えられないと呟くと、

 「分かった、だが死んでも……

   「稽古で死ぬなら……

 セーイラの父親が承諾すると

稽古中に死ぬなら其れまでとセーイラが付け加えて

 「ティーナに追いつきたいので……

 秋人も稽古をと告げるとティーナは胸の皮鎧を外して

  「私の夫になるのは私を超える者、超える者。

    アキトなら出来る」

 爆乳を秋人に押し付けながら言うので

   「おい! 皆が!!!」

 秋人が此処でする事じゃないと

ティーナに行ってる光景に

領主は良いなと眺め、セーイラの父親は笑い、

護衛で来ていた兵たちは秋人の周りにいる王女たちが

秋人に惚れていることに上手くやりやがってと

憎しみを込めて眺めていた。

 

 セーイラの父親は修行場所、アキナ捜索隊が来ても

誤魔化せれる場所となると考えてから、

 「アルプ! セーイラ誘拐の件は不毛にするが

   脱税の罪で今年の分を少しだけ多く出せば

    罪は解消とする」

 セーイラの父親が領主に罪がない判決を言い渡して

  秋人に振る向き、

  「アキトよ! 今回の領主の脱税を暴いた件により

     我の避暑地での滞在を認める」

 セーイラの父親が告げると、

 「良かったですね、アキトさん」

   「既成事実をしましょう! しましょう!」

 「もう、逃げられないのね……

   アキナは暫くは野宿しないで休めるところが

  出来た喜びを秋人に向けながら言うのに続いて、

 ティーナが子が出来ればティーナの父親は

秋人を認めるだろうと吠えると、

 秋人は3人とも好きだが、アキナたちは王女なので

最後までする勇気はなかったが、セーイラの父親から

安住の地を与えられると言うことで、

今まで最後までを避けていたが出来ないことに覚悟を決めて

秋人が呟くと、

   「鞭で快楽を……セーイラの御父さまも……

 レーイナが秋人を私なしではいられない体にと

黒い笑みを見せながらセーイラの父親に御一緒に

どうですかと聞くと、

 「退却! 王都に戻るぞ!!!」

   セーイラの父親は役目が終わったと告げて

  領主と段取りをするために残した副隊長を残して

 さっさと逃げるように王都にと戻って行った。

  そして、秋人は人生初めての行為をアキナと

 次にティーナと……

  秋人は剣の修行を開始してからセーイラの父親から

 ミスリルの剣、鎧を受け取り、アキナたちもローブや

杖を受け取った。その間にアキナ捜索隊が避暑地に

来ることはなかった。

 世界を見てまわることは必要だと思い、

避暑地を出発してナンシーリエットの国に行ったら

格闘大会に出ることになり、剣の修行の意味が無くなり

涙目になったなと思い出していると、

  「今から修理を始めますから……

 明美が修理を開始すると言うので、

 「どれくらい?」

   「2時間かな……

 修理するのに何時間かかるかと秋人が聞くと

明美が答えるので、

 「それまでは?」

   2時間も何をしようかと考えながら明美に

  秋人が尋ねると、

   「光ちゃんと御兄さまの模擬戦でもしてて……

 明美の旦那と言う光悦と模擬戦と言うが、

 「それでは悪の神に……

   模擬戦などしたら此の世界を創った悪の神に

  対抗策がバレてしまうので秋人が苦言を言うと、

   「大丈夫です! 時間は止めてますから」

 それを聞いて

  「だったら今乗り込んで……

    秋人が言うので

 「貴方が神になって成敗することになっている」

   ツヴァイが出来ない理由を言うので、

 「動いていなければ……

   「気持ちは分かるが、我慢して模擬戦を……

 秋人は神に成るのは決めたが、

時間停止中に倒せば労せずにして終わるだろうと

 秋人がツヴァイに言うが、

気持ちは分かるがとツヴァイが言った言葉に

 「分かった……

   渋々したがって、

 朽ちた塔から秋人が降りて行く間に

明美が美里に創造神変換器を壊すなとか、

壊すの簡単、直すのにと文句言いながら

作業をしているのでパティーレイスが

魔法はと聞くと、魔法では直せない機器で

100%無理と言うと其れは私のセリフとか

パティーレイスが言ったり、アキナが

手伝えることはないのと聞いて来るので

1人の方が早いのでと明美が断ったので、

秋人と光悦が居る方にアキナたちは向かった。

 

     

 「あの、お兄さま」

「なんだ、妹よ」

 「まだ、続くんですか?」

「神に成る前で終わったな」

 「セーイラ義姉さまの件いります?」

「未来の明美も明美だな」

   「あら、何の話を……

「セーイラが魔法を使えるって知った時の……

   「アキナたちも驚いていましたね」

 「よくバレませんでしたね」

「普通はバレるだろう」

   「魔法を使う時は魔法探知されなうように

     魔法遮断壁を作ってから……

 「考えてますね」

   「お父さまに迷惑は……

「……どこが」

    「何か言いました?」

「何にも」

 「私が面白い方がいるよって教えて直ぐに……

   「ティーナの胸は隠していても分かりますから」

「なるほど、何でついて来たの?」

   「え、知っているでしょう」

「まぁ、読んでいる方にさ!」

   「確認したら、アキナたちといる殿方は

     あらぁ、ドストライク!」

「それで」

   「元婚約者はド嫌いでしたので

     付いて行こうと」

「貴族で、王族だろ、我慢は?」

   「3人が秋人さんに向ける笑顔が

     素敵で、あのような笑顔を

      私もしたいと思いまして」

 「アキナ義姉さま達に嫉妬して……

    「そうです」

「次回! 光悦とのバトルを其の目でしかと見よ!」

 「3体が合体して印籠を!!!」

    「楽しみにね」









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