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1 魔法がある世界……

 旧アケミと共に異世界アドベンチャー……のやり直しです。

 何処まで書けるか分かりませんがよろしくお願いします。

 カーテンの隙間から春の暖かい日差しが

射し込む部屋にスマートフォンから

 「美里! 電話だよ」

   明美の美しい声でメッセージが流れたので

  近くに置いてあるスマートフォンに

 通話と念話で指示してから掴むと、

 「あ、あぁぁん……

   呻き声がしたけど

    「み、美里……

 スマートフォンに向けて返事をすると

  『瑠衣の胸を掴んで……

 明美は私の横で寝ている瑠衣の存在を

瑠衣の喘ぎ声で気が付いて瑠衣が喘ぎ声を出したのは

私が自分のスマートフォンを手で掴んだつもりが

瑠衣の胸を掴んだためと呆れた感じで言うので、

私は画面が光っているスマートフォンに念話で

空中にモニター表示させるように指示すると

部屋の大きさに合わせて光のモニターが現れて

私の大好きな明美の顔を映し出したので、

 「お、おはよう……

   目を擦りながらベットから起き上がり挨拶すると

    『今、何時かな?』

 明美が時間を聞いて来るので、優しい瞳で

見ている明美の隅っこに表示されている時計を見ると

 08時01分となっていて

  「8時だね……

 『集合時間は?』

 私は表示されている時間を言うと、

  午前8時に境成学園(きょうせいがくえん)に一緒に行くための

集合時間だったよねと言う顔を明美がしているので

「私にとっては8時30分が!!!」

  誤魔化すために言いきると、

   『光画部時間……

 呆れて言う明美に

  「そうです!!」

    即答すると、

 『瑠衣を可愛がって時間忘れたな』

   ワイルドに髪を伸ばしている明美を巡るライバル

  光悦が図星を言うので、

   「なぜ、お前が!!?」

 『お父さまは企画会議で、お母さまは締め切りだから』

   『今日は、クチナに任したからな』

 話題を変えるために光悦が明美の横に居る事を

抗議すると、明美の父はテレビのプロデューサーである。

 企画した番組が好調でも半年か1年で

終わらせていることで有名であるが、唯一続いているのが

明美がナレーションをしている小説、漫画などの

紹介番組だけ。

 明美の父が周りに押し切られて明美をテレビで使いたいと

言うことで声のみの出演である。

  明美が顔見世をしないのはモデルをしている

松本君やキューイル、俳優をしている三浦さんのように

道端でサインとかしたくないし、

 私たちと堂々と手を繋いだりしたいので……

  それでもテレビ局内では有名であり、

 ドラマの監督などから撮影場所の提供を求められたり、

テレビ番組のスポンサーになったりして

 明美の父の助けをしている。

  戦隊ものなどの撮影場所も明美の御兄さんが

王様をしている異世界の荒野を使用したりしているので

出演者はバスの移動の時に分からずに来ているが

 疑問に思っても、

 「知らない方が身のためだよ」

   ディレクターに言われていたりするので

  ラインなどで誰も言わない。

 異世界の存在、岩崎恭子が経営しているAKFが

窓口となって異世界から来た人たちを日本に

 住まわしていることは知れ渡っている。

異世界の技術の恩恵を受けているのは

 アメリカ、日本の2カ国のみである。

  アメリカ、日本から異世界に自由に行くことは

 今のところ出来ていない。

  明美の母は漫画家で3社の月刊誌で掲載している。

 学園系の4コマ、サラリーマン系、異世界系の

ストーリー物である。

  異世界系はライトノベルのコミカライズである。

 忙しい2人の代わりと言うが、私たちが通う学園は

幼稚園から大学までの一貫教育の学園である。

 なので、高等部の入学式といっても小等部から、

中等部からの生徒の親は入学式にほとんど参加しない。

 私が中等部から学園に入った時の入学式には

母が参加したが今日の高等部の入学式には

 母は参加しない。父は中等部の時のように

会社に行くので参加しない。

 制服はブレザーで6年間使用するので正門で

写真を撮ることも無いのと入学式後の父兄説明会も

中等部の時と一緒なので……

  それでも新たな気持ちと言うことで

 親も参加する生徒もいるけど、明美の

中等部の入学式の時はハッちゃんこと冥王の王

 ハーディルが両親の代わりに出向き、

 「明美の恋人である我と会えたことに喜べ!

   明美を罵倒する奴は地獄で永遠に苦しめるぞ!!」

 壇上に突然上がって叫んだのを

  恭子の母親である理事長は頭を抱え、

 北条君が

  「何を言ってるだぁぁあああ!!!」

 「(神界)で明美を虐める奴がいたから、

   念のために……

 壇上に上がって大声で言うので

  ハッちゃんが理由を言うと、

  「下級神でと言われていたくらいで、

    虐めにあったこと無いだろう!!!」

 「何を言う! 陰で明美のことをバカにしたり、

   靴を隠したり……

  上級神、中級神、下級神と分かれる神界で

 下級神である明美は小学生の時に神界の上級神の子が

通う学校に通っていた。

  普通は通うことが出来ない学校にハッちゃんの

 計らいで通っていた時のことを言っている。

明美が居るだけで学校の品が下がるとかで勝負を

 挑まれたりしたが北条君の言う通り

  虐めにはあっていない。

   逆に、明美に挑んだ者の中で

  明美を好きになった為に

 暴走した生徒もいたりしたが、

  「明美からは聞いてない!!」

    北条君の言う通り明美からは

     私も聞いていない。

 「それは、我が秘密に護衛隊を作っていたからな」

 ハッちゃんが陰で明美を虐めている奴に対して

動いていたことを告白すると、

 明美はそうだったのと言う顔をして

  週に2日だけ上位の学校に通っていたので

 無視されるのも楽しかったなどと

  思い出して明美が呟いていたのを聞いて、

   この学園と私が前に住んでいた近くの学校に

  通っていたからたまに出会っていたんだなぁっと

 此の時は思っていました。

  「此処は無いから! 下りるぞ!!」

 「分からんぞ! 明美に求婚して振られたら……

「あるわけないだろう!! 明美を好きになる奴は

  お前みたいなオジサンだけだ!!」

  「ほおぉ……つかさ!! お前の命もらうぞ!!」

 「沙良と結婚するまで死ねるかぁ!!!」

 壇上での北条君とハッちゃんの言葉による

  バトルが展開されている中で、

   ハッちゃんが北条君から言われた一言にキレて、

   「ルシフェル! シヴァ! ロキ! バエル!!!」

 ハッちゃんが側近たちの名を告げると、

 「冒険者パーティー【アポロ】!! 

   オジサンどもを叩くぞ!!」

  北条君は私が居る1ーAの方を向いて叫ぶ姿を見て

 中等部に入ったばかりの私は北条君は中二病なのと

何てクラスに入ったのと後悔していると、

  北条君は統星剣を何処からともなく出現させて

 ハッちゃんに向けて構えると、

  私たちの上空に姿を現した12の翼を広げた

 ルシフェルが

   「子供の喧嘩に出ませんので、冥王1人で……

 私の方をチラッと見た後に告げて消えて行ったので

  「アポロなど! 私1人で!!」 

 高笑いして言い放つハッちゃんに、私と数名を残して

1ーA組のメンバーが壇上に集まり、理事長たちは其の隙に

新入生たちの所に移動して、怯える新入生たちに

 「見えないけど、防御壁で守られているから……

   理事長が告げると見えない壁を探す校長などを他所に

  「冥王と戦うなんて、

    アフロディーテさまが気に入るわけね」

 フフッと笑って理事長は告げると同時に

神と人の戦いが始まった。

  「松本! 奴隷魔法だ!!」

 「レベル低いから!!」   

   「勝てないのに……

 「つかさのノリで出て来た俺たちは馬鹿です」

   北条君が松本君に魔法と言うが、松本君は

  レベル差があって理と言うと、田中さんが後悔し、

 東君は死を覚悟して最後の言葉のように言うと

  「統星剣が当たれば、12柱でも!!」

 北条君は諦めるなと言うと、

 「当たればな、デテストゥ・ザ・クライム・デス!!」

 ハッちゃんは神に剣を向けたことを後悔しながら

死んでいく死の魔法を唱えたが

 「エッ!? 魔法が……

   発動しないので、私の隣にいる明美を

  見たハッちゃんに

  「レベル差があるから魔法はね」

 クスッと笑って明美が言うのを聞いて

  「さすが、我の妻にふさわ……

 ハッちゃんが言い終わる前に北条君が襲い掛かるので

  ダイモーン・ソードでハッちゃんは応戦するが

   北条君の方が剣の腕は上なので、

  ハッちゃんは剣を折られて肉弾戦に移行したが

 北条君はスキル3倍を発動して

統星剣を捨てて応戦して……

  「何かあれば俺たちが対処する!

    だから、しゃしゃりでるな!」

 「わ、分かった! 次回は勝つ……

   倒れたハッちゃんに明美を虐める奴は

  俺たちが対応すると北条君は言って納得した

 ハッちゃんは気絶をしてしまったので

明美が壇上に上がって、

  「私のことを想ってくれて……

 ハッちゃんの頬にキスをした時に私は明美が

男じゃなかったことに涙した。この時から私は

北条つかさを明美の代わりの恋人に決めた。

 此の件で神界、私だけが魔法を使えるだけと

思っていたけど私のクラスの人達も使えることが

知れ渡ったが内緒にすることで怪我などがあれば

治したり、スキルの成長を促進することになったが

魔法などのスキルを欲しがる者はいなかった。

 時と場所次第で冥王クラスと戦いたくないと言うのが

理由だろう。しかし、北条君の冥王でも行いが

 悪ければ叱咤できる行為に小等部5年生辺りから

モテ始めていたのが此の件で更に

 北条君に恋に落ちた女性が多く

  次の日から下駄箱に

   大量のゴミ(ラブレター)が投函された。


 今回はハッちゃんを連れて行くと同じ過ちが

起こる可能性が高いから光悦なんだろけど、

 教師なのに明美を狙っている伊藤の家で

夕食を明美と一緒に食べた後に入学式だから

たまには家で朝食を食べようと戻った後に

 明美が光悦を明美の親代わりで誘ったのを

決めたなら此処で反対を言えば良いと考えて

 「今から行くから、光悦は帰りなさい!!」

   『明美が……

  私は中等部でも行っていた私、明美、瑠衣との

 3人での学園までのデートには光悦は要らないと

告げると、光悦が私が考えて導いたことを

 言い出すと、

『高校は行かないから入学式だけでも』

  『父兄としてな』

 光悦は2年前の異世界召喚で帰還したが、

召喚された時の年齢に戻れずに召喚先で過ごした

年数分の年を取って帰還した。

 なので、中学校は勇太の父が大阪で不登校をしている

生徒などの世話をしている通信制のオープンロード学園で

学んで卒業した。

 高校は行かずに高卒認定試験を受けるために

輝太のコンビニエンスストアの警備をしながら

勉強をしている。

 なので、高校の入学式に参加できない光悦を

明美の兄として入学式の雰囲気を味わって

もらいたいから誘ったと言う明美に、

 今日は明美の御兄さんの秋人さんの代わりでと

言う光悦に、

   「私との学園までのデートがぁあああ!!!」

  声を張り上げて言う私に、

 『フッ、俺が離れて行くから早く来いよ』

   私と明美の邪魔はしないと言う光悦さんに

『えぇっ!! 腕組んで行けないの?』

  明美が物凄くがっかりした口調で言うので、

   『青少年保護育成条例で捕まりたくねぇ』

 15歳の明美と一緒に歩くと

  淫らな行為をするためにと

   周りに勘違いされるから嫌だと言う光悦さんに、

 『同じ年なのに?』

   明美は光悦さんは戸籍上では15歳だから

  仲のいい友人か素敵な学生カップルくらいにしか

 見られないから腕を組んで歩けるのにと

光悦さんの発言に不満な顔で明美が言うと、

  『二十過ぎの好青年ですから、美里! 

    遅いと置いて行くぞ!!』

 大人ですからと告げる光悦さんが

私に早く境成(きょうせい)平和公園に来いと言うので、

 「分かったわよ!」

 ベットから降りて其のまま部屋を出て行った私に

   『あいつ、魔法ですればいいのに、瑠衣!』

 「おはようございます、旦那さま」

 シャワー室に行かずに魔法で体を綺麗にすればいいのにと

呆れて言った光悦さんが起きていたが寝たふりをしていた

 瑠衣の名を呼ぶと、瑠衣は生まれたままの姿で

起き上がり光悦さんに挨拶すると、

   『美里に、制服を』

 「制服を着てから……

 光悦さんが私が消し忘れたスマートフォンから

瑠衣に指示すると、自分も裸なのでと光悦さんに

瑠衣が言ってからクローゼットの方に向かうのを

 確認した明美が 

  『それまで、しようよ』

  屋外プレーをしようと言い出すので、

 『あのね、捕まりたくないの!!』

   光悦さんはダメと言うが

 『人払いするし、防犯カメラは偽造映像にするから』

   魔法で認識できないようにするからと

  明美が上目遣いで光悦さんに言うと光悦さんは

 誘惑に負けて明美を自分に寄せて明美の唇に

自分の唇を重ねようとするので

 明美は目を閉じて光悦の唇と重ねた後に

 『ダメだ! 美里みたいになる』

   光悦が行為をしない理由は私みたいに

  時間を忘れるからと明美に言うと

   『そっか! 雲を見て語ろう……

 明美も納得して空に浮かぶ雲の形が何の形かと

話しながら時間つぶしをしようと提案したのを

 聞いた瑠衣が私のスマートフォンを手に持って

 「学園まで歩きながら語りましょうね」

   4人で雲の形から何を想像するかを

    言いながら学園まで行きましょうと

     言うので

  『そうだな、気を付けて来いよ!』

 光悦は瑠衣の案に賛成してから

  私たちが明美の待つ公園まで

 何事も無く到着することを願うと、

 「分かりましたわ、旦那さま」

 瑠衣は笑顔で言ってからスマートフォンを

  終了してクローゼットから制服を取り出して

   着始めました。


 私が階段を下りてシャワー室に向かう時に

  「美里! 裸で!!」

 40過ぎだが20代後半に見える母が

ダイニング室から大声で私に注意するので

  「シャワー浴びるんだから!!」

 反論すると、

  「お父さんも居るのよ!」

 40過ぎで白髪交じりの父がリビングの

テーブル椅子に座っている所から

 裸の私を見ようとするから裸で歩き回らないでと

母がダイニング室の扉の所に来て叫ぶので

  「枯れたオッサンは男じゃない!!」

 シャワー室の扉を開けながら大声で

父は性欲が無くなった奴と叫ぶと

  テーブル椅子からガタっと落ちる父を見た母の

   「そうね……

 哀れんだ瞳で言うのを聞いた父が

  「子作りだぁぁあああ!!!」

    床から勢いよく立ち上がって言うのを

   聞いた私はシャワー室の扉を閉めて

  「裸を見ても立たない男が良く言うわ」

    フッと笑いながらシャワーの蛇口を回して

   シャワーヘッドからの心地よい適度な御湯の

  噴射を体に浴びながら枯れたオッサンと

 母が大声で言い争いを聞いていると……

  「成人するまでいくらかかると……

 「私の稼ぎは年収1000万以上だぞ!!」

   「そんだけでしょ……家のローンに、私たちの両親の介護、

     私たちの老後、最低でも2億はないと」

 「貯金、株取引……

   「1000万もありません! 毎年損してるでしょ!!」

 「ないの……瑠衣ちゃんの生活費は?」

   「貰ってますよ、10万」

 「値上げは……

   「あなた! 貰い過ぎなので、余ったお金は

     美里と瑠衣ちゃんの預金に回してますわ!!」

 「それをな……

   「売り買いしないで株を所持して優待狙いにすれば!!

     赤字だと毎年言わなくていいと思いますわよ!」

 「何を言っている! 出来ない奴の手だろう!!」

   「元手が1000万で、今は?」

  「ハハハァ……

 シャワー室からダイニング室の両親の所に

バスタオルで体を拭きながら行くと

 「更衣室で……

   母が私に注意するので

「私の耳に煩いから、喧嘩、止めてくれる!」

  拭きながら来た理由を言う私をチラッと見た

 枯れたオッサンが

   「魔法で聞いていたのか?」

  聞いて来るので

「面白いし、離婚するの?」

  魔法が使えるのは枯れたオッサンと母は

 知っているので答えると、

  「するわけがない!」

 枯れたオッサンは離婚しないと言うと母も頷くが

母は離婚したいと何度も私に言っている。

 枯れたオッサンと母は出来ちゃった婚である。

  会社の飲み会の後で酔いつぶれた母と同じ方向に

 帰る枯れたオッサンが母を母の家まで送って行った。

  母はモデル並みの容貌を持っていたので会社の

 同僚、上役、社長の息子などから言い寄られていたが

30過ぎで結婚と考えていた母は断っていた。

 この時は仕事先でトラブルとなり精神的に

落ち込んでいたので枯れたオッサンに優しくされて

其のままホテルへと行って……

 枯れたオッサンはチャンスとばかりに

ゴムもせずにしまくって案の定のこととなり

静岡に左遷させられた。

 その時に身籠ったのが私です。

  母は会社の息子と結婚を考えていた計画が

 崩れたので最初はショックであったが枯れたオッサンと

過ごすうちに枯れたオッサンの良さに気が付いて

結果オーライかなと思って家族3人で健やかに

生活をしていた。

 私が小学校2年生の時に市は違うが友達が出来た。

  明美、恭子、光悦、勇太と学校が終わってから

 公園で遊んだり、異世界に明美の御兄さんの

秋人さんと共に魔物を狩ったり、人助けをしたりして

過ごしていた。

 母は帰宅した私の服装が行きと違うので聞くので

  「明美の御兄ちゃんに買ってもらったの」

 「まぁ、いくらしたの? お礼を……

   「金貨2枚とか言ってたぁ!!」

 「金貨って10万円金貨?」

   答えると、日本では記念硬貨として発行された

  昭和天皇の天皇陛下御在位60年記念硬貨と

 第125代天皇の天皇陛下御即位記念硬貨の2種類の

10万円金貨が出ていたのを思い出した母が聞くので

 「1億円って言ってたぁあああ!!」

   母に元気よく私が言うと

    「エッ!? い、いちお、く……

 驚きながら私の着ている服をジロジロと母が見るので

  「あのね、魔法があって守ってくれるの!」

 服の性能を母に言うと

  「魔法?」

 首を傾げて母が言うので、右手人差し指に嵌めている

指輪を玄関に向けて

 「発射!!」

   叫ぶと、指輪からファイヤーボールが勢いよく

 飛び出して玄関ドアに当たると燃えだして

   「は、早く、ヒヒヒを……

母が燃えだした玄関ドアを見て慌てだすので

 私は右手中指の指輪を玄関ドアに向けて

  「火を消して!!」

    叫ぶと、ウォーターボールが勢いよく

   飛び出して燃えている玄関ドアに当たり

  火が消化された。

 「ふ、服は、今のを防ぐの?」

   私の行動に驚いた後に恐る恐る私が着ている

  服は玄関ドアに行った魔法を防げるのかと

 母が聞いて来るので

 「魔物の魔法とか、信号無視の車から守ってくれるよ!」

   この服凄いんだよと、シャツを両手で

  軽く引っ張る感じで見せながら

 嬉しそうに言う私に

   「安いわね……ハハハァ……

 更に驚きながら何処で売っているのという感じで

乾いた笑いをしている母を無視して、私は燃えた玄関ドアに

左手人差し指の指輪を向けて

 「リバース!」

   叫ぶと、玄関ドアは燃えた前の状態になったので

    「凄いでしょ!!」

 呆然としている母に向けて笑顔を向けて魔法を自慢した。

そして、次の土曜日に近くの公園で、

 「高価な物を……

   母が明美の御兄さんの秋人さんに私が貰った服や

  指輪の御礼を言うと、

   「身を守るための物です。まぁ安物ですし……

 お礼を言われるほどの物ではないと言う秋人さんに、

  「や、安いんですか……?」

 金貨1枚が1億円と聞いている母にとっては

衝撃的な言葉に驚きながら秋人さんに尋ねると、

 「魔道具としては安いんですよ……

   魔道具としては安いと訂正する秋人さんに

「そ、そうですか? 職業は?」

  納得してない母が聞くと、

   「王様をしています」

 秋人さんは異世界で王様をしていると言うけど、

異世界があるとは母は思っていないので

 「王様と言う会社の……

   王様と言う名の企業で働いていると思った

  母が秋人さんの役職を尋ねると、困った感じで

 「……社長です」  

   秋人さんが答えると

    「若く見えますが?」

   「25です」

 母が年齢を聞くので秋人さんが答えると、

  「結婚は?」

  母が御相手はいますかとグイっと秋人さんに

 近づいて聞くので秋人さんは後退りしてから

  「ええっと、弟と遊んでいる……

 砂場で私たちと一緒に城などを土で作っている

金髪の女性の方に振り向いて

 「アキナ!」

   叫ぶと、

    「なぁに、秋人さん?」

 作業を中断して少しずつ立ち上がりながら

秋人さんが叫んだ理由を

 アキナが聞くと、

  「私の妻です」

 秋人さんがアキナさんに近づいて

母に向けて自分の妻と紹介すると

  エッと驚く母が

   「ロリコンですか?」

  アキナさんが20歳未満の容姿の

 女性だったので母が秋人さんに思わず言うと、

 「……同じ年です」

   秋人さんは幼な妻に見えるよなぁっと

  予想通りの言葉に苦笑いしながら

 母に反論すると、

 「若く見えますが、秘訣は?」

   「規則正しい生活を!」

 母が秋人さん、アキナさんを交互に見た後に

2人が20歳未満に見えるので若く見えるコツを

聞くと、秋人さんは答えるが私たちは

 知っているので

  ジッと秋人さんを見つめると、

   「不規則で悪かったな……

 私たちの目線から逃れるように顔を明後日の方に

向けながら呟いているとグッと母が近づいて

 「離婚は!? 何時しますか?」

   秋人さんにアキナさんと離婚しないかと

  聞いて来るので

    「り、離婚ですか?」

 「はい、私も直ぐ離婚して貴方に!!」

   戸惑う秋人さんに母が爆弾発言をするので、

 「あの……娘もいますし……

   「奥さんに渡して身軽になれば!」

 秋人さんは困りながらアキナさんの娘【エリナ】が

いるので無理と言うと、アキナさんの娘の主権を

   秋人さんからアキナさんにと母が言い出すので

 「今日初めてですよね。なぜ?」

   「貴方の目の中の高貴な光に魅了されました!」

 秋人さんが理由を聞くと、母が秋人さんの瞳に

宿る神の愛を感じ取った為と言うので

 「美里ちゃんは7歳ですよ」

   「貴方の弟さんに恋をしている立派な大人ですわ」

 私が幼いので離婚、不倫は止めましょうと

秋人さんが母に言うが、母は私が明美に恋をしているので

 大人と言い切るのを聞いていたアキナさんが

 「私は離婚する気は無いですわ、オバサン!」

   秋人さんと母との遣り取りに参入して

  母をオバサンとキツク言うので

 「ふぅん、その爪で料理できるの?」

 アキナさんのネイルアートを見た母が

アキナさんに攻撃すると

  「ご心配なく、ネイルチップですから」

 微笑んで防ぐアキナさん達から少し離れて行く

秋人さんに、

  「お兄ちゃん!」

 髪はベリーショートで何処から見ても細身の男の子と

見間違える明美が秋人さんに叫ぶので

 「どうした?」

   明美に近づいて秋人さんが聞くと、

  秋人さんの服の袖を明美が掴んで

    「美里ちゃんの御母さまを

      お兄ちゃんの侍女に!」

 言った言葉に驚く秋人さん、アキナさん、

  「? 侍女? メイドで……

 母は意味が分からずに混乱する中で

  「なぜだ?」

 秋人さんが明美に理由を尋ねると、

   「何となくだけど、

     お兄ちゃんの身の回りをする人はいると

      思うから」

 「アキナやセーイラたちがいるから……

   明美は答えるが、身の回りの世話は妻である

    アキナさん、ティーナさん、レイーナさん、

   セーイラさん、ナンシーリエットさん、

 パティーレイスさんが日替わりで

秋人さんにするからと秋人さんは侍女など

 要らないと言い出すが、

 「でも、お姉ちゃんたちには居るのに、

   お兄ちゃんに居ないのは?」

  アキナさん達には御付きの侍女がいるのにと

 明美が反論すると、

  「タレガとかいるだろ」

 ソリュート王国で秋人さんの代わりに政をしている

宰相のタレガの名を出すソリュート王国で

 王をしている秋人さんに

 「えぇ、着替えを手伝う人だよ!」

   「それは、パティーたちが……

 明美が具体的なことを言うと、妻であるアキナさん達が

することだからと秋人さんが明美の案を断ると、

 「ねぇ、美里ちゃんの御母さまは御兄ちゃんと

   いるだけで良いんだよね?」

 「そうね、今はね」

   母の方に振り向いて母に確認をする明美に、

  隙を見て既成事実を作ってアキナさんと別れさせて

 秋人さんと幸せな家庭を築こうと企むのは

今日ではないと言う言葉を含めて答える

 母の言葉を聞いて

   「と言うことで、お兄ちゃんの侍女に決定!!」

  明美が叫ぶので

 「今日からか?」

   秋人さんが明美に確認すると、

   「私たちが20歳過ぎてから」

 私たちが成人してからと言う明美に

 「それじゃ、子を……

   秋人さんとの子が欲しい母が其れは無いよと

  落胆するので、

 「美里の御父さまが不倫して離婚したら……」

   明美が言い直したのを聞いて

 「和正! 女攻勢で不倫させたる!!」

   母は色々な手を使って枯れたオッサンに

  不倫をさせようと高らかに宣言すると

    「まぁ、がんばってください……

 秋人さんは失敗することを願いながら

母にエールを送った。

 だが、枯れたオッサンは母の攻撃に耐えて

現代に至る。

 枯れたオッサンは元々女性にモテないのであった。

ソフト開発、基盤制作が恋人であり母との過ち以外では

女性に見向きもしなかった。

 そして、恭子から魔導書にある眷属化の魔法を

紹介された明美が秋人さんと永久に傍に居られると解釈して

テストとして私たちと眷属化のキスを行った。

 勇太は男同士で出来るかと拒んだので

恭子に気絶させられた。

 恭子は私の目の前で明美とキスをしたので

私が嫉妬していると

 「勇太を守るため! 本当のキスじゃないから

   数に入らないわ!」

意味の分からないことを言う恭子に詳しく

 聞こうとしたら光悦が勇太と同じことを

  言い出すので

  「私、おんな!!」

 ハーフパンツを下げて叫ぶ明美に

  「前! 風呂に入った時に!!」

  大きくなったら出て来るんだよと

 嘘を言っていたことを

光悦が指摘すると

 「ウソに決まってるよ! 好きだよ、光悦」

   「僕も、男だった時でも……

 明美の告白に前から好きだったことをいう

光悦とキスをする明美との光景を見ながら

明美が女でも好きだと気が付いた私が光悦に

嫉妬していると、

 「最後の練習は美里ね」

   男の子の仕草ではなく、女の子の

  可愛らしい仕草で私に言うのを聞いて

 「2人の感触が忘れるくらいのキスを!!」

   明美に向かって最高のキスをしようと叫んでから

  明美に勢いよく抱き着くと明美は倒れそうになるが

 明美は私を優しく抱き締めながら詠唱する

  明美の唇が私の唇に近づいて来るので

 私が目を閉じると同時に御互いの唇が重なると

私の体内に目覚めた魔素が制御不能で暴走した。


  「眷属化で星が吹き飛ぶのか?」

 地球が私の魔素の暴走で破壊されてから

惨状を見に来た神界の皆様の中で、アドラーが

泣き叫ぶ光悦を抱き掲げながら呟くのを

 冥界の王【ハーディス】ことハッちゃんが

 「12柱を超える力を持つ明美の眷属になった為だ!」

   自分自身を超える力の為の惨状と説明をすると

 ナルエ、瑠衣、キューイルの母親であるソラスが

  「ミーグの娘、アドラーに……

 恭子、光悦は明美の眷属になったが

暴走をしなかったので疑問に思った

 ソラスがハッちゃんに尋ねると、

 「恭子は神と人間の子、光悦は剣士だ!

   だから、暴走はしなかったと言うことだ!!」

 私が明美によって魔法剣士になった為だと言う

ハッちゃんに、

 「そうなの……このままじゃ此の世界が……

   ソラスが暴走を続ける私を見ながら

  私たちの世界が滅亡するのは時間の問題と言うので

   恭子の母親のミーグが恭子を叱っている所に

  ハッちゃん、太陽神【サンローア】ことサッちゃんが

 神界にあるミーグの家の管理室で此の世界の時間を

停止するように進言しに行くと

 「無理です! システムが

   バクっていると思うので!!」

  ミーグが出来ないことを言うので、

 泣いている明美の所に向かったハッちゃんが

   「美里を止めるには御前の力がいる!!」

  明美に私の暴走を止めることを言うと、

  「どうやって?」

    「賭けだが、もう一度キスを!!」

 ハッちゃんも12柱を超える美里を

止める術がないので眷属化をするためのキスで

暴走が起きたのならと考えて

 明美に提案するが、

  「無理だよ! あの中に行けないよ!!」

 明美は私から放出している魔素の中に

入らないと私を抱き締めてキスをすることが

 出来ないとハッちゃんに言うので

  「お前の真の力を解放する」

  ハッちゃんは明美に隠されている力を

 解き放つと明美に言うのを聞いて

 「真の?」

   明美はハッちゃんの言うことが

  分からないので

 ハッちゃんに聞こうとしたら

   「全員聞けぇぇええ!! 今から神界に

     此れから行うことが

      漏れないように結界を張れ!!」

 ハッちゃんは美里の12柱を超える魔素を感じて

来た者たちに向けて明美の解放された力を

 神界に知られるのは早いので隠すための

結界を行うことを告げると、

 「結界? 全員で?」

   アドラーはハッちゃんの意図が分からないので

  ハッちゃんに聞こうとするが

 ハッちゃんは周りにいる者たちの中から

  明美の真の力を知っても隠してくれる者以外を

 眠りにつかせてから

 「明美! 創造神としての力で美里を救え!!」

   明美の力を解放するために唇を重ねてから

    大声で叫んだハッちゃんにアドラー、ソラス、

     ルシフェルたちが驚く中で

    真の力を解放した明美が

  「わたし……

    自分の力に戸惑っているので

    「友達を救ってこい!!」

  友達を救う為に得た力を含んで

 明美に優しく微笑んで言ったハッちゃんに

  明美が頷いた後に暴走をしている私に近づいて

   私を優しく抱き締めて

    「私のせいで……

   私に謝った後に、私と軽くキスした

  明美によって私の暴走は収まり、明美の力で

 地球は元に戻ったが安定はしなかったので、

ソラスによって安定させる作業が

 7年間続いた。

  その間に東北の地震もあり、その時の原発に

 襲い掛かる巨大な津波から明美が魔法で守った為に

並行世界が出来た。

 映像に朧げに映る明美の姿が捉えられていた為に

魔法が存在することを公言する者が出て来たり、

 異世界から帰って来たと言う者が出てきたりと

  徐々にであるが魔法、異世界、神が存在することが

   知れ渡って行った。

 そして、異世界病と言う数秒で成長した者たちの存在も

明らかになって来たが、病院ではホルモンバランスの問題と

片付けて処理をしていた。身体的に問題が無かったため……

 光悦の両親と私の母に明美から私たちを眷属にしたことを

謝った後に上記の3人を眷属にすると言うと、光悦の両親は

人生は短いからこそ楽しんだと言うことを告げて断った。

 母は眷属になり秋人さんに攻勢を掛ければ落とせると

思ったが光悦の両親の前では言えずに光悦の両親と

同じことを告げた。

 そんな3人を見ていた秋人さんが死後は転生エリアで

過ごして好きな時に次の人生をスタートさせたら

どうですかと提案すると、光悦の両親は死後も夫婦仲良く

過ごせるのは面白いと言って承諾した。

 母は私が20歳を過ぎてからと自分の死亡後も

秋人さんの侍女として仕えることを言いだすので

 困った明美は神界にある明美御殿として立て直される

サッちゃんの太陽殿に秋人さん達と住んでいたので

太陽殿にいる時の秋人さんの世話をすることを

母に提案して母は承諾した。

 更に私の子としての転生を母が希望したので

秋人さん、明美は承諾した。

 光悦の両親は光悦を、母は私の管理を

明美から言われて今に至っている。

 その管理費として月に明美から1億円を貰っている。

  なので、離婚したいと母が思っていても

隠している財産を枯れたオッサンに知られたくないし、

離婚時に共有財産といって分けられるのも嫌なので

枯れたオッサンの前では良い妻を演じている。

 

 「美里! 彼氏とか作らないのか?」

 2階から制服に着替えて降りてきた瑠衣を

枯れたオッサンが見ながら聞くので、

 「いるけど……

   瑠衣の方に振り向いて言うと、

 「瑠衣ちゃんではなく……

   枯れたオッサンが男と言うので

 「私、処女じゃないけど……

 経験済みと言いながら瑠衣の黒き宝石のような

美しい足元から生命が生まれる神秘の秘所へと

瑠衣が身に着けているチェックのスカートの上から

 手で触りながら私が言うと、

 「お姉さま、時間がありませんので」

   瑠衣が服を着ましょうと私に言うので

「そ、そうね」

  裸よりも服を着た時の服の隙間から見える

 チラニズムが最高なのにと思いながら諦めて

瑠衣にショーツから履かせてもらう為に

 瑠衣に背を向けると

 「いるのか? まさか、玩具で!!」

   枯れたオッサンは私が瑠衣以外に

  女でなく男が要ることに驚きながら

 聞くタイミングが来たので私に尋ねると、

「私の娘ですよ! 私だって……

  「聞きたくないから、今度紹介しなさい!

    将来性が無ければ!!!」

  母は自分が私の年齢の時にはモデル並みの

 美貌の為に多くの男に告白されて其の中から

彼氏として何人かと付き合っていたので

 母の美貌を受け継いでいる私にも

彼氏の1人、2人はいるのは当たり前と

言い出すと、枯れたオッサンは慌てて

 母の自慢話を遮って彼を紹介しなさいと

  私に言うので、

 「まずは、明美でしょ……

   私が大好きな明美の名を出すと、

    「同じクラスの女の子じゃないかぁ……

  明美は私の家に遊びに来るので

 枯れたオッサンも名を知っていて

椅子に座り直して男じゃないのかと落胆するので、

 「あぁ、早く日本も同性婚を認めてもらいたい!!」

   更に追い打ちをかけるように私が言うと、

 「お姉さま、私とは?」

   ブラジャーを私に着けながら聞く瑠衣に

    「同棲してるでしょ!」

 私の身の回りの世話をするために母に御金を

払って居候している瑠衣に微笑んで言うと、

 「はい、幸せです」

   微笑み返して言う瑠衣を見ながら

 「気に入った男はいないのか? 魔法で虜にしろ!!」

   男を紹介しないさいと言う枯れたオッサンは

  私が魔法を使えることを知っている。あの事件から

私は明美たちの記憶は消されたが魔法は使えたので

隠れて友人と一種に悪の組織を成敗していた。その度に

警察の人に怒られていたが、魔法に関しては警察の人は

黙っていてくれた。

 その頃からテレビで風を起こしたり火をボッと

手の平で見せる方が超能力者として紹介され

出していたが本気で魔法があると思っている者は

少なかった。

 東北での地震の時に光の壁を関東から北海道まで

展開して津波から原発を東北の人達を守った

少女の姿をテレビで見た時に私以外に魔法を

使える者の存在を知った。

 枯れたオッサンも私同様に驚いていて、

  私に同様なことが出来るのかと聞いて来たけど

 地震が発生する前には其の場にいないと

無理なので予知を持たない私は無理と言った。

 その頃から少女のことは気になっていたが、まさか

時たま出会う好きになった男の子が其の少女だと

気が付いた時は失恋の時だった。 

 北条君がハッちゃんと対峙した時に

クラスの皆が私と同じ魔法使いと知った時でもある。

 私は失恋の痛手を北条君に向けていた2年生の時に

北条君、松本君と共にソラスの世界に召喚されて

ソラスによって封印されていた記憶が蘇った私は

其の世界に居た瑠衣と主に帰還した。

 ソラスの世界で私は瑠衣、天の勇者として

召喚されていた光悦、最愛の人である明美、

魔族であり3人の妻を持つリーウイと婚約中である。

 結婚は秋人さんと明美の結婚式後にする

予定になっている。

  明美は複数の男性と女性と、私も同様であるが、

 明美の好きな順位で秋人さんを1番なのは

仕方が無いが2番目を光悦、沙良と競いあっている。

 なので、光悦は旦那ではあるが明美を巡る

ライバルでもある。

  そのことは母は知っているが

 枯れたオッサンは知らない。

  枯れたオッサンには魔法を小さいころから

見せていたので魔法自体が存在することは

知っていたが、枯れたオッサンは家のみで

使いなさいと言って世間に知られないように

隠していた。

 その魔法でと言うので

  「はい、これ!」

 ブレザーのポケットから生徒手帳を出して、

その生徒手帳を開けて枯れたオッサンに見せると

 「どちらだ?」

 写真に写っている光悦、リーウイの何方と

枯れたオッサンが聞いて来るので

  「両方よ! 明美には劣るけど」

 答えると、

  「1人に絞りなさい! 

    あぁ、私の娘は不良なんだ!

     テレビに出ている岩崎恭子みたいに

      清楚じゃないんだ!!」

 朝のワイドショーに学園の送迎スペースで

インタビューを受けている恭子を指して

枯れたオッサンが言うが、恭子は明美の眷属であり、

依頼の為なら状況しだいで身内でも殺すと

言われるくらい怖い女であり、勇太とやりまくってる

女が清楚と言われて何も知らないことは

罪と思いながら、枯れたオッサン! 私がゲートの

魔法で会社に連れて行く何時も時間は過ぎてるのに

会社に行くそぶりも見せないので大丈夫かと

思いながらテレビから流れる

 恭子の話に耳を傾けて……

 




 


 

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