第一章8 百合と交渉
浮気天珂と乳母翠を魔女探しを手伝って貰えるか聞きに行こうとしたら、結縁遊が近づいてきた。こいつは簡単に言うとレズだ。レズのため翠が好きすぎて、翠に近づく男を翠から遠ざけようとしている。翠はその事を知っているが、本人公認のブラックリストに載っているほど嫌われている。
「レズが何の用だ。用がないならそこを退いてくれ。」
「誰が退くもんですか。翠には近づかせないわよ」
「何で近づいちゃダメなんだよ。理由を聞かせろ。」
「理由ですって、そんなの一つしかないでしょ。あなたがいつ翠どんな事をするのか分からないからでしょう。」
「なんだそんな事か。俺がそんな事を出来る勇気があると思うか?そんな勇気があればとっくにしてるぞ。」
「確かにあなたが出来る勇気があるようにに見えないわね。だけどここは通さない。」
「この手だけは使いたなかったけど使うしかないか。結縁遊そこを退いてくれればお前の知らない翠の秘蔵写真を渡そうではないか。」
こんなんで素直に退いてくれわけないかとでも考えていたら素直に退いてくれた。
「交渉乗ってくれてありがとな。現物を持って来たら話しかけるからな。」
とだけ言って翠と天珂の後を追いかけた。