第一章7 魔女探しの仲間一人目と考え事
教室に着いた俺達は自分の席に着いた。特にすることもなくぼーっとしていたら前の席の焼塩爽が話しかけてきた。
「為王龍も大変だよな、魔王に選ばれるなんて。」
「あっそうか、爽はあの時ベルダドス城に居たから知ってるのか。大変も何も魔女を探せだの、その魔女と結婚しろって言われるし、魔王に選らばれてから色々考えられる時間が少なかったからな。」
「解らないことや、手伝える事があれば頼ってくれよな。」
その言葉を聞いて為王龍は思った試しに魔女探しを手伝って貰えるか聞いてみることにした。
「早速で悪いのだけど一緒に魔女探しを手伝って貰えるか?」
「良いよ。俺もさぁ魔女がどんな人物か気になってた所だから一緒に探してやるよ。」
爽は直ぐに返事を返してきた。まずは一人目確保。 あと二人は魔女探しに手伝って欲しいな。あと頼めるのは乳母翠と浮気天珂位だな。二人に頼のみに行こうとしたらこのクラスの担任の潮凪百先生が教室に入ってきた。朝の会が始まった。どうせ聞かなくてもいいだろうと、思い先生の話しを聞かないで考え事をしていた。
〈魔女の正体が誰かと解っても俺はそいつの事が心の底から好きになり愛せる事が出来るのだろうか。〉
そんな事を考えていたら朝の会は終わっていた。