第一章1 為王龍魔王になるってよ!
見慣れない空、聴いたことのない音、触ったことのない感触。全てが新しく感じてしまった。
が、ここに来ることでこんな事になるとはその時は思っても見なかった。
俺の名前は勘解由小路為王龍どこにでもいつ普通の中学生だったはずだけれど、俺が入るところは魔界と呼ばれる世界。そしてなぜか魔王になっている。なぜ魔界に入るかって?それは今から1時間前のことだ。
俺はいつものように歩いていた。そしたら急に足元に、魔道(まどう)が現れ落ちてしまった。落ちた先が魔界だった。俺は顔を上げた、目線の先には、あなたは新しい魔王に選ばれましたと、書いてあったのだ。そしたらいつの間にか魔王になっていたのであった。
ここは魔王城またはベルダドス城の魔王王室の中
「どうして俺が魔王になったんですか?」
俺が聞くと秘書が言ってきた
「前魔王様がクジで決めたのですから文句があるのなら前魔王様にいってください」
と言ってきた。さっきから気になっていることが一つだけあるそれは、
「どうして俺の周りにいる奴らが全員俺の学校のクラスメートなんだ?」
と質問してみると、秘書が素顔を現した。遥だった。
「全部前魔王様が決めた事なんだから仕方ないじゃない!」
前魔王なにしてくれてんだよ!ともあれこれから俺は魔王として生活して行かなければいけなくなった。これからどう生活していけばいいのだろ。