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みすていく、まいらいふ  作者: aoyama
5/10

リンカ

「怖すぎんだろここ…すげえ不気味だわ…」

俺とリンカは既に森の中に入っていた。

上空では鳥が鳴きながら羽ばたいたりしていて、ホラー映画的怖さを演出している。

「絶対お化けとか出てくるって…マスク被った血だらけのおっさんがチェーンソー持って追いかけてきたりするって…」

「安心してヨミ、出てくるのはリスか盗賊くらいよ!」

「2つ目が物騒すぎるわ!てか、俺の事は宗太って呼んでくれよ…その呼ばれ方はなんかなれなくて。」

俺がいきなり女になってからもう1日経った。

しかし、この身体にはまだ慣れない…

あと、ヨミって呼ばれるのにも慣れない…


俺達が談笑しながら森を歩き始めて、5分くらい経った頃だろうか。

いきなり、後ろから盗賊らしき集団が出てきた。

「おいお前ら!殺されたくなかったら、ここに有り金全部置いてきな!」

……ベタだなあ…。テンプレ的盗賊だよ、こいつら。

するとリンカが、特に怖がりもせずに、一歩前に出た。

「あんた達、まだこんなことやってるの?」

リンカの顔を見た瞬間、盗賊達の顔色が変わった。

「リ、リンカさん!?すいません、気付きませんでした!」

「いいわよ別に、次からは気を付けなさい。あと、この子ヨミっていうんだけど、この子は見かけたとしても絶対に襲わないでね。襲ったら……分かるわよね?」

「はっ、はい!絶対襲いません!神に誓います!」

なんだこれ…なんで盗賊達がリンカに忠実なんだ?

「なあ、リンカ?お前こいつらと知り合いなのか?」

「知り合いっていうか、この子達が所属してる盗賊団の元団長なのよ、私。」

「えっ、えええー!?」

こいつ、綺麗な顔して中々ヘヴィな奴だな…

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